受かるガクチカの答え方は?質問の意図やNGパターンを紹介!

受かるガクチカの答え方は?質問の意図やNGパターンを紹介!
ガクチカはエントリーシートや面接でよく聞かれる質問ですが「ガクチカは何ですか?」と聞かれてすぐに答えられない学生も多いです。 特に就活を始めたばかりは、ガクチカがまとまっていないため「どのエピソードがよいのか」「どのように答えれば印象に残るのか」といった疑問や悩みが出てくるでしょう。 そこで本記事では、ガクチカの例文や企業が見ている評価基準、NGパターンなどについて詳しく解説します。

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1.ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)とは?

ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」を略した言葉であり、アルバイトや部活、サークル活動、学業など自由なテーマの中から自分ががんばってきた活動をアピールできる質問です。エントリーシートでは、400文字前後のボリュームで詳しく記述できるように文字数が指定されていることも多く、具体的なエピソードや体験談とともにアピールするのが一般的です。

ガクチカに取り組んだ時期について特に指定されていない限り、いつ取り組んだ活動を取り上げるのかも自由に選ぶことができます。高校時代にがんばったことや受験勉強で苦労を乗り越えたエピソードのほか、就活を始めてから取り組み始めたアルバイトやインターン、資格取得の勉強などもアピール材料となります。

ガクチカでは、あなた自身の「人となり」が現れやすいため、企業側も学生の個性や価値観をより深く知るために、エントリーシートや面接で尋ねることが多い質問です。

ガクチカと自己PRの答え方の違い

エントリーシートや面接では、ガクチカとともに自己PRについて聞かれることも多いですが、この2つははっきりと区別して回答する必要があります。どちらも自分自身についてアピールすることは共通していますが、ガクチカは個性・価値観を見るために物事に取り組む「プロセス」が重視される一方で、自己PRでは学生を採用するメリットを見極めるために物事に取り組んだ「結果」が重視されます。

ガクチカの文章でありがちなのが、自己PRとの書き分けができておらず、部活動での実績やアルバイトで褒められた経験などの成果ばかりアピールしてしまう回答が挙げられます。自分自身の強みを伝えることも大切ですが、学生の「人となり」が見えてこないガクチカの回答を書いてしまうと、企業側の質問意図を読み取れていないと判断されて、選考で不利になる可能性もあるので注意しましょう。

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2.ガクチカの例文3選

ここでは、アルバイト・部活・ゼミの3パターンに分けたガクチカの例文をご紹介します。

おすすめ記事:【テーマ別】ガクチカ例文10選!選ぶエピソードごとのメリット・デメリットも解説

アルバイトの経験を伝える場合

私が学生時代に力を入れたのは、塾講師のアルバイトです。下宿先のアパートの近くで経営している中学生向けの個別指導塾にアルバイトとして応募し、以前から興味があった人に教える仕事の経験を積むため、力を入れて取り組んできました。

アルバイトに取り組む中で、自分が無意識に使っている知識や考え方を、まだ知らない中学生に対してどのように伝えれば良いのかが大きな課題でした。言葉だけで伝えるのが難しいと感じた時には、イラストや図を書いて説明したり、動画編集アプリを使いながら動画とスライドで説明したりすることで、生徒の理解度を深める工夫を行ってきました。その結果、受け持った生徒の多くが成績を伸ばすことに成功し、親御さんからも感謝の言葉をいただくことができました。

これまでのアルバイト経験から、人に教える時にはさまざまな方法を駆使し、一人ひとりに適した説明で伝えることが、理解度を深めるための近道であると実感しました。貴社が手掛けるプログラミングスクール事業でも、塾講師としてのアルバイト経験を活かして活躍するメンターになりたいと考えています。

関連記事:ガクチカでアルバイト経験をアピールするコツ!印象的な回答を書くためには?

部活の経験を伝える場合

私が学生時代に力を入れたのは、サッカー部での活動です。小学生の頃から続けてきたサッカーを大学でも取り組み、全国大会への出場を目標として日々練習してきました。

私が所属したサッカー部では、チームが一丸となって試合に臨む伝統があり、厳しい上下関係よりもフラットな人間関係で、チームとしての成長を重視しながら活動してきました。私が上級生になった際にも、後輩とのフラットな関係性を築くことを心がけ、本音で話し合えるチームメイトとして一緒に活動してきました。残念ながら全国大会への出場を果たすことはできませんでしたが、これまでサッカーを続けてきた中で、最も充実した時間を過ごせた部活動だったと感じています。

今後社会に出てからもサッカーを趣味として続けながら、大学のサッカー部で学んだフラットな人間関係の重要性を活かして、チームメンバーと協力しながら仕事に取り組むことを目指したいです。

関連記事:ガクチカで部活動をアピールするコツ!役職なしでも企業に評価される回答方法

ゼミの経験を伝える場合

私は学生時代、経営学のゼミ活動に最も力を入れてきました。高校時代に取得した簿記の資格をきっかけに、企業会計をはじめとする経営学に興味を持ち、将来の経営者視点を養うために役立つと考えて研究に取り組みました。

ゼミ研究のテーマとして選択した、老舗企業におけるWEBマーケティングについての研究では、新潟県と宮城県で本社を構える老舗企業に取材を申し込み、経営者の方からの話を伺いながら、WEBマーケティングを取り入れる是非についての卒業論文を制作しました。現場で働く方々の話を聞くうちに、書籍やWEBメディアの情報だけでは得られない知見に触れることができ、その道のプロから積極的に学ぶ姿勢が重要であると実感しました。

こうした実感は、アルバイトやインターンでも活かされており、わからないことが出てきた時には積極的に先輩に相談することを心掛けることで、大きなミスを未然に防ぎながら素早く成長できたと感じています。貴社に入社した後の働き方でも、まずは先輩や上司の方から積極的に技術を学び、一日でも早く現場の最前線で活躍できるエンジニアになりたいと考えています。

関連記事:ガクチカでゼミ活動をアピールするポイントとは?コツや構成について解説

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3.企業が就活でガクチカを質問する理由

業界・業種を問わず、企業に応募する時には必ずと言っていいほどガクチカが質問されます。では、企業はなぜガクチカを重点的に質問しているのでしょうか。ここでは企業がガクチカを質問する意図として、次の3つをご紹介します。
 

  • ・学生の人柄や価値観を知るため

    ・求める人物像とマッチ度を確認するため

    ・基礎的なビジネススキルが身についているかを調べるため


それぞれ詳しく解説しましょう。

学生の人柄や価値観を知るため

選考でガクチカについて質問することで、企業は学生の人柄・価値観について深く知りたいという意図があります。どれだけスキルや経験が豊富で優秀な人材であっても、自社の社風・価値観と合わなければ、早期退職につながるリスクがあると考えるからです。企業にとっては、せっかく採用して研修・教育した社員がすぐに辞めてしまうことは、採用コスト・教育コストの損失につながるため、できるだけ避けたいと考えます。

だからこそガクチカでは、アルバイトや部活動といった活動に取り組んだ結果よりも、どのように考え、どう行動したのかというプロセスが重視されるのです。

求める人物像とマッチ度を確認するため

採用担当者は学生のガクチカを読むことにより、自社の「求める人物像」とどれだけマッチしているかを調べたいという意図もあります。企業が採用サイトなどで発信している求める人物像は、その企業で活躍している社員の共通点や特徴をまとめたものを指します。つまり、求める人物像に近い学生ほど、自社とのマッチ度が高く、長く活躍してくれる人材と予想が立てられるのです。

ガクチカが見つからない時の探し方や、ガクチカを効果的にアピールするためのコツとして「求める人物像を参考にする」ことが推奨されますが、その背景にはこうした理由があることを覚えておくと良いでしょう。

基礎的なビジネススキルが身についているかを調べるため

ガクチカは400文字前後のまとまった文章量で回答を求めることが多く、自分の考えをわかりやすくまとめて文章化するスキルがチェックされることもあります。ビジネスシーンでは、取引先との商談や上司とのメールのやり取りなど、伝えたいことを端的にまとめて表現するスキルが必要とされます。そうした基礎的なビジネススキルが身についているかどうかを判断するために、ガクチカの回答を見ているのです。

そのため何が言いたいのかよくわからないガクチカや、誤字・脱字の多いガクチカは、どれだけ内容が優れていたとしてもマイナス評価につながる原因となります。

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4.ガクチカの質問で企業が見ている評価基準

次に、企業がガクチカへの回答でチェックしている評価基準についてご紹介します。採用担当者は学生のエントリーシートや面接を通じて、以下のようなポイントに注目しています。
 

  • ・成果を得るまでにどのようなプロセスを踏んだのか

    ・過去の経験から学びを得ているか

    ・具体的なエピソードで人柄・価値観が伝わってくるか


それぞれ具体的にご紹介しましょう。

成果を得るまでにどのようなプロセスを踏んだのか

ガクチカの回答で重視されるのは、成果そのものよりも、成果を得るまでのプロセスの部分です。たとえば、部活動の大会で優勝したことをアピールするのであれば、優勝した事実を強調するのではなく、優勝に至るまでのストーリーを伝えることが重要となります。前回の大会で敗退して悔しかったこと、勝ち進むために思考を変えたこと、練習メニューを工夫したことなど。

課題や困難に直面した時に、あなた自身がどのように考え、行動したのかを伝えることで、それを読んだ採用担当者が「この学生は入社後も、同じように考えて行動してくれるだろう」という予測を立てられるようになります。入社後の業務でも部活動のエピソードと同じようなプロセスで取り組んでくれると期待するからこそ、内定を出す判断につながりやすくなるのです。

過去の経験から学びを得ているか

企業がガクチカを読む時には、学生が過去の経験からどのような学びを得ているかを重視しています。物事に取り組む中で、壁にぶつかった経験や困難を乗り越えた経験から学びを得て、成長できる人物ほど入社後に活躍できる見込みがあると判断されるからです。

たとえば、アルバイトの仕事中にミスを犯してしまい、お客様や職場に迷惑をかけてしまったというエピソードを伝え、その後ミスを繰り返さないためにどのような取り組みを行ったのかをアピールする。それを踏まえて、「どんなに気をつけていてもミスは発生するものなので、二度とミスを繰り返さないための仕組みづくりに力を入れました。」と表現することにより、入社後もミスを繰り返さない意識を持って働いてくれる人物と判断され、高評価につながるでしょう。

具体的なエピソードで人柄・価値観が伝わってくるか

企業はガクチカで書かれているエピソードをチェックすることで、人柄・価値観が伝わってくることを重視します。その学生の強みやスキルについては、履歴書の資格欄や自己PRの回答を読むことで知ることができるため、ガクチカでは学生の人物性について詳しく知りたいと考えます。その際に具体的なエピソードがあると、高い説得力のあるガクチカとして高く評価されやすくなるのです。

取り組んだ内容や学びについて、具体例を出さずに抽象的に書かれたガクチカは、採用担当者にとっては「実は作り話なのではないか」「ほかの企業の応募で使いまわしているガクチカではないか」という印象につながることがあります。そのためガクチカを書く時には、自分自身が体験した独自のエピソードをできるだけ具体的に表現し、人物性が伝わるように工夫するのがポイントです。

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5.ガクチカで高く評価されるための書き方のコツ

続いて、ガクチカの回答で採用担当者から高評価を得るための、エントリーシートの書き方のコツを解説します。
 

  • ・結論ファーストで書き始める

    ・具体的なエピソードで説得力を高める

    ・活動から得られた学びと再現性を伝える


これらのポイントを踏まえて、選考を通過できるエントリーシートを完成させましょう。

関連記事:ガクチカの書き方・探し方を徹底解説!ESで選考を有利に進める5つのステップ

結論ファーストで書き始める

ガクチカだけではなくエントリーシート全体に言えることですが、回答の文章は結論ファーストで書き始めることを徹底しましょう。たとえば、「学生時代に力を入れたことは何ですか?」と問われたのであれば、「私は学生時代にアルバイトに力を入れました。」という書き出しから始めることが重要です。

結論ファーストの書き方はビジネスシーンでも好まれる書き方であり、最後まで読まなければ結論がわからない文章や、時系列順に説明するような文章は避けられる傾向にあります。エントリーシートもビジネス文書の一つですので、結論ファーストで採用担当者にとって読みやすい書き方を心がけましょう。

具体的なエピソードで説得力を高める

ガクチカで取り組んだ活動についてアピールする時には、できるだけ具体的なエピソードを盛り込んで説得力を高めることも重要です。「アルバイト先で注文の取り方について上司に注意されたことをメモに書き、二度とミスをしないように心がけました。」のように、当時の状況が鮮明にイメージできるようなエピソードを伝えることにより、単に「ミスをしないように気をつけました。」と書く場合と比べて、説得力が大きく高まります。

ただし、ガクチカの文字数が100文字〜200文字と限られている場合には、端的にエピソードを紹介するにとどめ、具体的な状況や取り組みの内容については面接の場で話すのが効果的です。文字数が400文字〜800文字と多めに指定されている場合には、エントリーシートの中で詳細にエピソードを描写してみましょう。

活動から得られた学びと再現性を伝える

ガクチカの回答でライバルと差をつけ、採用担当者から高く評価されるためには、ガクチカの活動を通じて得られた学びや再現性を盛り込むことも重要です。アルバイトや部活動、学業にどのような姿勢で取り組み、その結果どのような学びを得られたのか。そしてその学びを入社後にどのように活かしたいのかをアピールすることで、自分を採用するメリットを強く感じてもらえるようになります。

特にガクチカを通じた学びを入社後にどう活かすかという「再現性」の部分は、企業の事業内容や入社後の業務内容を深く理解していなければ、正確に書くことは難しいです。そのため「これまで培ってきた傾聴力を、貴社が手掛ける基幹システム導入の官公庁営業にも活かしていきたいと思います。」のように、具体的な職種・業務内容とリンクさせて書くと効果的です。

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6.ガクチカでよくあるNGパターン

ガクチカでよくあるNGパターンは、下記の3つです。
 

  • ・企業が求める人物像とズレている

    ・行動の背景にある考えや思いに触れていない

    ・文字数が指定の80%以下


それぞれ詳しく解説します。

企業が求める人物像とズレている

ガクチカで陥りがちな失敗の一つが、企業の求める人物像と合わない内容を書くことです。どれだけ自分が努力したり成果を上げたりした経験を記載しても、それが企業の期待するスキルや価値観に結びついていなければ、高く評価されることは難しくなります。

たとえば、チームワークを重視する企業に対して、個人の成果を強調したエピソードを書くとミスマッチになってしまうでしょう。事前に企業の求める人物像をよく確認し、自分のエピソードがその方向性と一致するかを見極めることがポイントです。

行動の背景にある考えや思いに触れていない

「ガクチカ」のエピソードを記載する際、行動そのものにだけフォーカスして背景や理由を省略してしまうのも、よくある失敗です。

たとえば、「アルバイトで売上を伸ばした」という結果だけを述べても、それがどんな思いからの行動だったのかが分からなければ、企業は学生の価値観や考え方を評価できません。「なぜその活動に取り組んだのか」「その行動を選んだ理由は何か」を明確に伝えることで、エピソードの説得力が大幅に高まります。

行動の背景を記載することで、あなたの行動力や思考力、そして価値観が企業にしっかりと伝わるでしょう。

文字数が指定の80%以下

エントリーシートの指定文字数を大幅に下回るのもNGです。文字数が不足していると、「内容が薄い」「自己分析ができていない」といった印象を与えかねません。

また、指定文字数の80%未満では情報量が不足し、読み手に伝えたいポイントがぼやけてしまいます。たとえば、500文字が上限の場合、最低でも400文字以上を目安に記載することを心がけましょう。

まずは書きたい内容を箇条書きにして整理し、そこから肉付けをして文章を展開すると書きやすくなります。余白を埋めるために無駄な表現を足すのではなく、具体性や詳細を加えて補足する形で文字数を調整することも重要です。

関連記事:ガクチカの文字数は400文字前後がおすすめ!不足する時の対処法や注意点を解説

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7.ガクチカのアピール材料が「本当にない」と感じた時の対策

エントリーシートでガクチカについて問われているが、アピールできるような経験やエピソードが見つからずに困ってしまう方は少なくありません。ガクチカがないと感じる時には、以下のような対策で過去の経験を洗い出してみるのが効果的です。
 

  • ・企業の求める人物像を参考にする

    ・過去の失敗経験から考える

    ・他己分析を活用する


一つひとつ詳しく解説していきましょう。

関連記事:「ガクチカが本当にない」と感じた時に絞り出す方法を解説!よくある勘違いと今から作るコツも

企業の求める人物像を参考にする

企業から評価されやすいガクチカを見つけるために効果的なのが、企業の「求める人物像」をヒントに過去の経験を棚卸しすることです。企業が発信している求める人物像は、「こんな条件の学生を採用します」というメッセージでもあるため、その条件に合った経験をアピールすることで高評価につながるガクチカが完成します。

たとえば、「自ら考え行動できる自走型人間を求めます」と書かれた企業に応募する時には、これまでのアルバイト経験の中で、人に言われることなく自ら率先して取った行動がないかを探してみるなど。入社後の業務内容や求める人物像を調べながらエントリーシートを書くことは、自然と企業研究を深めることにもつながるのでおすすめです。

過去の失敗経験から考える

ガクチカのアピール材料となるのは、過去の成功体験だけではありません。過去の失敗経験や挫折した経験なども、そのプロセスをアピールすることでライバルと差がつくガクチカが完成します。たとえば、学業で成績を落としてしまったエピソードを紹介しながら、なぜ成績が低下したのかを分析し、その原因を解決する方法を考え、実践に移したことをアピールすることにより、失敗経験から魅力的なガクチカを作ることができます。一例として、次のようなアピール方法が考えられます。

「大学2年次には苦手教科の一つで単位を落としてしまったことがありました。当時はTOEICの勉強にも並行して取り組んでいたため、学業に取り組む時間が不足してしまったことが原因だと考えました。そこで新学期からは、1年間の定期試験のスケジュールを事前に確認し、そのスケジュールをもとに資格の取得やインターンに参加する時期を調整することで、学業との両立に成功しました。」

他己分析を活用する

ガクチカに書くための魅力的なエピソードが思い浮かばない場合に、「他己分析」を活用するのもおすすめです。他己分析とは、友人や家族、アルバイト先の上司などに対して、自分がどんな人物なのかをインタビューして意見を聞くことを言います。第三者からの客観的な意見を聞くことにより、これまで自分では見えていなかった強みや印象的なエピソードが見つかることもあります。

就活のために他己分析を行う際には、家族や古くからの友人といった関係性が深い人だけではなく、大学時代に知り合った友人やアルバイト先の先輩などの関係性の浅い人にも意見を聞いてみるのが効果的です。印象に残っている思い出についても尋ねてみると、ガクチカでアピールできるエピソードが見つかるでしょう。

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8.まとめ

ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」を略した言葉で、就活では頻出の質問の一つです。自分自身についてアピールするという意味では自己PRとよく似ていますが、それぞれで企業の評価基準は異なるため、採用担当者の質問意図を正確に把握してからエントリーシートを書くことが重要です。

もしガクチカのアピール材料が見つからずに困ってしまう場合には、企業の求める人物像をヒントにしたり、成功体験ではなく失敗経験を選んだりするのも効果的です。ただし、成果や実績だけを長々とアピールしたり、嘘や創作を混ぜたりすることはNGですので、十分に注意しながらガクチカを作成しましょう。

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