面接で「学生時代に頑張ったこと」を魅力的に伝えるコツ!構成や締め方の参考になる例文も紹介

面接で「学生時代に頑張ったこと」を魅力的に伝えるコツ!構成や締め方の参考になる例文も紹介
就活の面接で企業からよく聞かれることとして、「学生時代に頑張ったことは何ですか?」という質問があります。面接対策でも必ず答えを用意しておきたい質問の一つであり、スムーズに受け答えすることで企業からの評価を高められる問いでもあります。しかし、どのような構成で、どんなことに気をつけながら話せば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。 そこで今回の記事では、面接で「学生時代に頑張ったこと」について質問された時の回答方法について、企業の質問意図や原稿を作る時の構成や締め方、注意したいNG例などとともに解説します。企業に好印象を持ってもらうための面接対策に力を入れたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

1.企業が面接で「学生時代に頑張ったこと」を質問する理由

就活において採用担当者から好印象を持ってもらうための鉄則として、「なぜ企業はその質問をするのか?」という視点を持つことが非常に重要です。「学生時代に頑張ったこと」の回答を考える時にも、企業側はこの質問を通じて何を知りたいと考えているのかを把握しておくと、ライバルに差をつける面接対策につながります。

ここではまず、企業が面接で「学生時代に頑張ったこと」を尋ねる質問意図について、以下の3つをご紹介します。
 

  • ・企業の求める人物像とのマッチ度を見るため

    ・わかりやすく伝える力をチェックするため

    ・入社後に活かせる学びを得ているかを知るため


一つひとつ順番に解説していきましょう。

企業の求める人物像とのマッチ度を見るため

企業は学生時代に頑張ったことについて面接で質問することで、自社の求める人物像に学生がマッチしているかどうかを調べたいと考えています。学生時代に頑張ったことを回答する時には、学業やアルバイト、部活動に取り組んだ経験をエピソードとともに説明するため、あなた自身の人柄や価値観が表れることが多いです。過去のエピソードから感じられる学生の人物性をもとに、自社に求める人物像とのマッチングを見ているのです。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

わかりやすく伝える力をチェックするため

ビジネスシーンでは、自分の考えや意見をわかりやすく相手に伝えるスキルは必須となります。そのため面接では、伝えるスキルの土台がある学生かどうかを「学生時代に頑張ったこと」の質問で見極めようとする意図もあります。学生時代に頑張ったことの回答として伝える内容はもちろんですが、話の組み立て方や表現方法、面接官からの質問への受け答えなどもチェック項目の一つです。現役の社会人と同じレベルで伝える力が求められるわけではありませんが、現時点でどのくらいのスキルが備わっているかが注目されます。

入社後に活かせる学びを得ているかを知るため

「学生時代に頑張ったこと」の回答を通じて、企業は入社後に活かせる学びをこれまでに得てきたかどうか、詳しく知ろうとする考えもあります。一例として、チームワークの重要性や、計画性を持って物事を進めることの大切さ、目標を達成することの喜びなどの経験が挙げられます。

たとえば、学生時代にアルバイトを頑張ってきた場合には、ほかのスタッフと協力しながら店舗の売上アップを目指したエピソードを紹介しながら、「この経験を通じて、私はチームワークを持って仕事に取り組むことの重要性を知りました。」と回答するなど。学生時代に頑張ったことを通じた学びを積極的にアピールできると、面接官から高く評価されやすくなります。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

2.面接で「学生時代に頑張ったこと」を魅力的に伝えるコツ

続いて、面接で「学生時代に頑張ったこと」を魅力的に伝え、面接官から好印象を持ってもらうためのコツについて解説します。
 

  • ・成果よりもプロセスを重視して伝える

    ・具体的なエピソードでオリジナリティを出す

    ・入社後の活かし方をまとめる

    ・専門用語は平易な表現も考えておく

    ・1分程度を目安に簡潔に伝える


これらのポイントを踏まえて、受け答えの練習や原稿の作成に取り組んでみましょう。

成果よりもプロセスを重視して伝える

企業が面接で「学生時代に頑張ったこと」を質問する時、重視しているのは成果よりもプロセスについてです。部活動の大会で好成績を収めたことや、長期留学を経験したことだけを伝えるのではなく、その成果に至るまでの過程を紹介することがポイントです。

企業は学生時代に頑張ったことのエピソードを通じて、あなた自身の人柄や価値観を詳しく知りたいと考えているため、できるだけ人物性が伝わるような話し方を心がけるのが大切です。輝かしい成果や実績をアピールするのであれば、自己PRについての質問の時に詳しく回答するのが効果的です。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

具体的なエピソードでオリジナリティを出す

面接で「学生時代に頑張ったこと」をアピールするときには、オリジナリティあるエピソードを紹介しながら伝えることも重要です。自分ならではの独自の経験を話すことにより、どこかで見聞きしたことのあるありきたりの受け答えではなく、面接官の興味を引く内容となるからです。

ただし華やかな実績や特殊な経験について無理やりアピールする必要はなく、あなた自身が経験した活動について、当時の感情や心情、場面描写を織り交ぜながら伝えるだけでも効果的です。「5W1H」を詳しく説明しながらエピソードを話すことも説得力を高める要因となるため、積極的に取り上げてみましょう。

入社後の活かし方をまとめる

学生時代に頑張ったことを伝える時には、ただ過去の経験について説明するだけで終わるのではなく、「その経験を入社後にどう生かすか?」という視点も盛り込むようにしましょう。入社後のビジョンについて具体的に伝えることで、業務内容や求められる役割など、深い企業研究でしっかりと理解していることをアピールできます。

学生時代に頑張ったことについて、そのまままとめて回答する学生が多い中で、入社後のビジョンについても示すことができると、ライバルとの大きな差別化につながるでしょう。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

専門用語は平易な表現も考えておく

ゼミや研究室での研究内容や、業界が異なるアルバイト経験など、面接官に対して伝わりにくいと予想される経験については、専門用語を平易な表現で伝える準備もしておきましょう。

たとえば、Pythonを使った機械学習を独学してきた経験について、非IT企業にそのまま伝えると、難解な内容となる可能性があります。その場合には「Pythonと呼ばれるプログラミング言語を使って、大量のデータをAIに学習させるプログラムについて学習しました。」のように、ITに詳しくない面接官でも理解しやすい表現を用意しておくと親切です。

ただし、IT業界でプログラミングにも詳しい面接官が相手となる場合には、平易な言葉に言い換えることなく専門用語を使って簡潔に話すなど、相手に応じて使用する言葉を使い分けるのが大切です。

1分程度を目安に簡潔に伝える

「学生時代に頑張ったこと」を適切なボリュームで効果的にアピールするためには、1分程度の回答で簡潔に伝えるのがおすすめです。人が1分間に話せる文字数は約300文字とされているため、原稿もそれに合わせて300文字前後で用意しておくと良いでしょう。

できるだけ詳しくエピソードを紹介したいからと、一人で長々と喋ってしまっては面接官にも飽きられてしまう可能性があります。エピソードの細部については、面接官からの深掘り質問があった時に回答する準備をしておくと効果的です。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

3.面接で「学生時代に頑張ったこと」を回答する時の構成・締め方

面接での頻出質問である「学生時代に頑張ったこと」について、事前に回答を用意しておくために原稿を書くのは非常に有効です。その際には、伝えたいことを効果的に面接官に届けるポイントとして、次のような構成や最後の締め方を意識してみると良いでしょう。

基本構成はPREP法をベースに

「学生時代に頑張ったこと」の回答は、PREP法の構成を参考にするのがおすすめです。PREP法とは、「結論→理由→具体例→結論」の順番で伝える表現方法のことを指します。最初に結論を伝えることで、面接官に対してこれから何を話すのかが伝わりやすくなります。続けて取り組んだ理由や具体的なエピソードを紹介することで、説得力を高められることもメリットです。

PREP法はビジネスシーンでも非常によく使われる構成なので、面接の際の回答で使うことにより、論理的に受け答えができる学生という印象を与えることができます。社会人として基礎的なビジネススキルである「論理的に伝えるスキル」が身に付いていると評価されやすくなるので、ぜひ活用してみてください。

入社後の意気込みや学んだことで締める

「学生時代に頑張ったこと」の回答の最後は、入社後の意気込みや活動から得た学びについて触れて締めると良いでしょう。

一例として、次のような締め方が考えられます。「以上の経験から、一人で努力するよりも、チームワークを発揮して課題に取り組む方が大きな成果につながると学びました。」「こうした経験から、仕事や課題に取り組む時には、事前に綿密な計画を立てて実行することが重要だと実感しました。」

これまでの経験から学びを得られる学生、入社後のビジョンを具体的に伝えられる学生は面接で高く評価されやすいので、回答の最後の締め方についても工夫してみましょう。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

4.面接で「学生時代に頑張ったこと」を質問された時の回答例文

ここからは面接で「学生時代に頑張ったこと」について質問された時の回答例として、学業・アルバイト・サークル活動のそれぞれのエピソードを紹介する回答を記載します。面接対策の原稿を考える時に、ぜひ参考にしてみてください。

学業がテーマの回答例文

私が学生時代に頑張ったことは、学業です。大学入試の際に受験勉強で失敗し、第一志望に合格できなかった経験から、入学後は一層勉学に励むことを目標にしました。

しかし私自身の性格から、明確な目標がなければ努力し続けることが難しいと考えました。そこで大学では各学期ごとに取得する資格を定め、資格試験の合格を目標として勉強に取り組むことにしました。その結果、ITパスポート試験、基本情報技術者試験、マイクロソフトオフィススペシャリスト試験などに合格し、勉強の習慣をつけるとともに志望するIT業界で役立つスキルを身につけることができました。

御社へ入社した際には、これまでに取得してきた資格を活かして働くことに加えて、目標を立てて勉強する習慣を継続し、エンジニアとしてスキルアップし続けたいと考えています。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

アルバイトがテーマの回答例文

私が学生時代に頑張ったことは、接客業のアルバイトです。私は大学時代の3年間、居酒屋のホールスタッフとして接客業務を担当してきました。そのアルバイトの経験から、人に何かを教えることの楽しさを実感しました。

アルバイトを始めて3年目になった時、スタッフの中でも職歴が最も長い先輩になり、バイトリーダーとしての役割が求められることも多くなりました。自然と後輩に頼られることも増え、自分が仕事を教えたりアドバイスをしたりして、後輩が成長していく姿を見るのが大きなやりがいとなりました。

そこで私は社会に出てからも、自分のスキルや知識を新人や後輩に伝え、チームの中でも頼られる存在となることを目指して働きたいと考えています。御社に入社した際には、1年目から周りに頼られるような営業スタッフになることを目標にしたいです。

サークル活動がテーマの回答例文

私は学生時代に、テニスサークルの活動に頑張って取り組んできました。高校時代から続けてきたテニス部の経験を活かして、大学から初めてテニスを始めた同級生や後輩を指導し、テニスの楽しさを体感してもらうことを目指してきました。

大学3年次には、部長とともに新入生歓迎会を企画したり、テニス初心者向けの教室を開催したりすることで、より多くのメンバーにテニスのおもしろさを実感してもらうことができました。当初はテニスに興味がある新入生を勧誘することに苦労しましたが、チラシ配りやSNSでの発信など、地道な広報活動によって多くの参加者を集めることに成功しました。

以上の経験から、自分が好きなものや自信を持って人に勧められるものは、地道に発信し続けることで多くの方に理解してもらえることを実感しました。御社の営業職として入社した際にも、お客様に自信を持って商品の魅力を伝え、多くの方に信頼してもらえるような営業スタッフになりたいと考えています。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

5.面接で「学生時代に頑張ったこと」を答える時の注意点・NG例

最後に、面接で「学生時代に頑張ったこと」を回答する時に、気をつけておきたい注意点をNG例とともに解説します。
 

  • ・成果や結果だけを話してしまう

    ・事実を誇張して伝えてしまう

    ・受動的な表現で回答してしまう


面接対策のための原稿を作る時には、これらの注意点についてチェックしながら作成してみましょう。

成果や結果だけを話してしまう

「学生時代に頑張ったこと」について面接で答える時には、頑張った活動や成果について伝えるだけで終わってしまわないように注意が必要です。この質問を通じて面接官が知りたいと思っているのは、あなた自身の人柄や価値観など、人間性の部分です。ただ取り組んできた内容について語るだけで終わってしまうと、あなた自身がどのように考えて行動してきたのかが伝わらず、面接での高評価にはつながりにくくなってしまいます。

学生時代に頑張ったことを話す時には、成果や結果等の事実を伝えるだけではなく、その時の自分の考えや具体的な行動についても触れるようにしましょう。深堀り質問でも、学業やアルバイトなどに取り組む時の思考・行動について詳しく聞かれることが多いので、事前に回答を準備しておくのがおすすめです。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

事実を誇張して伝えてしまう

「学生時代に頑張ったこと」の回答だけに限らず、面接やエントリーシートでは嘘や創作を盛り込むのはNGです。面接で合格を勝ち取りたいから、本来の自分よりも優秀なように見せかけてアピールすることは、入社後のギャップが生まれて早期退職につながるリスクを高めてしまいます。

たとえば、TOEICの点数を盛ってアピールし、英語力が評価されて入社したとします。しかし入社後、本来よりも英語力が低かったことがばれてしまい、会社の中で居場所がなくなってしまうというケースも考えられます。

資格や経歴をより良く見せようと嘘の内容を伝えてしまうと、経歴詐称にあたり内定取り消しにつながる危険性もありますので、面接やエントリーシートでは事実を誇張して伝えることなく、ありのままの自分をアピールするようにしましょう。

受動的な表現で回答してしまう

「学生時代に頑張ったこと」のエピソードとして、自分で考えて積極的に取り組んだ活動ではなく、人に言われて受け身で取り組んだ内容を伝えるのも避けたほうが良いでしょう。たとえば、親に言われたからと仕方なくプログラミングの勉強に取り組んだ経験や、就活で役に立つと言われて始めたボランティア活動などをアピールしても、熱意や本気度が面接官に伝わらず好印象につながりにくくなってしまいます。

あなた自身の本来の人柄や価値観を伝えるためにも、できるだけ自分で考え、自分で決断した活動についてアピールするのが大切です。たとえ成功には結びつかなかった経験だとしても、努力するまでの過程が高く評価されて、内定を勝ち取りやすくなるでしょう。

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

\15年超の実績を持つレバテックが運営/

ITエンジニア就活支援サービスに登録する

まとめ

就活の面接で「学生時代に頑張ったこと」を質問される背景として、企業はあなた自身の人物性をチェックして、自社の求める人物像とどれだけマッチしているかを知りたいという考えがあります。自分の経験をわかりやすく伝えるスキルがあるか、入社後に活かせる学びを得ているかどうかも、高く評価されるポイントとなっています。

そのため面接対策の原稿を作るときには、取り組んだことの成果よりもプロセスを重視して伝えたり、具体的なエピソードでオリジナリティーを出したりするのが効果的です。回答の基本構成はPREP法を参考にして、最後は入社後の意気込みを伝える締め方で終えると、好印象につながりやすくなります。

本記事で紹介してきた回答例文や注意点も参考にしながら、面接対策に取り組んでみましょう。

ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー

レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。

就活アドバイザーに相談してみる

レバテックカレッジ 就活まで支援するエンジニア志望学生のためのプログラミングスクール