
- 1.「学生時代に力を入れたことがない」と感じる原因とは?
- 2.「学生時代に力を入れたことがない」人は私生活や習慣から考えるのがおすすめ
- 3.学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)で企業が評価するポイント
- 4.「学生時代に力を入れたことがない」人が私生活をもとにアピールするコツ
- 5.「学生時代に力を入れたことがない」時に参考になる私生活テーマの例文
- 6.学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)を作る時の注意点
- 7.まとめ
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1.「学生時代に力を入れたことがない」と感じる原因とは?
「学生時代に力を入れたことがない」と感じる方は、就活生の中で非常に多いです。学生時代に圧倒的な成果を出したことを問われているわけではないので、本来であればあなた自身が「この活動に力を入れた」と考えたエピソードをそのまま書けば問題ありません。しかし、「それではライバルに負けるのではないか?」「企業の印象に残らないのではないか?」という不安から、ガクチカの候補を自分で消してしまっているのが実情です。
そもそも「学生時代に力を入れたこと」の質問では、学生の華やかな成果や輝かしい実績を知りたいと企業が考えているわけではありません。そうした結果よりもむしろ、学生が課題や目標に対してどのような姿勢で取り組むのかという「プロセス」が重視される傾向にあります。
そのため、必ずしも成功体験をアピールする必要はなく、むしろ失敗体験のエピソードを具体的な改善案や対策とともに伝えることで、強力なアピール材料となることも多いのです。このようにガクチカのエピソードを考える時には、成果や実績にこだわることなく、あなたの人柄や価値観が伝わるような「プロセス」をアピールすることを重視して、改めて過去の経験について振り返ってみることをおすすめします。
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2.「学生時代に力を入れたことがない」人は私生活や習慣から考えるのがおすすめ
「どうしても学生時代に力を入れたことがない」と感じる方は、ガクチカで定番の学業・アルバイト・サークルなどのテーマではなく、私生活や習慣、趣味などのプライベートでの取り組みをアピールしてみるのも効果的です。たとえば、早起きや自炊、ダイエットなど。あなた自身が自分で課題・目標を設定し、それを達成するために努力してきた過程を伝えることができれば、採用担当者からの高評価を受けることができるでしょう。
過去に長い時間を使ってきたことがガクチカになる
学生時代に力を入れたことをアピールするコツは、過去に長い時間を使ってきた活動を振り返ってみることです。中学時代や高校時代を含めた長いスパンで考えてみても良いですし、一日のスケジュールの中で何に時間を使っているかという短いスパンで考えるのも効果的です。
たとえば、高校時代からずっと趣味でファッションについて研究してきた方であれば、トレンドのリサーチや芸能人のファッションの傾向などを論理的に分析したエピソードをアピールすることで、立派なガクチカとして成立します。一日の時間をゲームで遊ぶことに費やしてきた学生の場合も、徹底的に情報収集して仮説・検証を繰り返してきたプロセス自体が、強力なアピール材料となることがあります。
学生時代に力を入れたことを質問する企業は、成果よりもプロセスを重視してエントリーシートを見ていますから、テーマや題材にこだわるのではなく、あなた自身が力を入れてきたと感じるエピソードを振り返ってみるのがおすすめです。
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人に話してみることでアピール方法が見つかることも
学生時代に力を入れたことを考える時におすすめなのが、あなた自身の経験を人に話してみることです。自分の中で考えていては見つからなかった強みや学びが、人と話しているうちに見つかるケースはよくあります。
たとえば、学生時代にプログラムを書いて公開した経験について、自分では取るに足らないと感じていたとしても、友人に話すと「すごく頑張ったんだね」という反応が返ってくることがあります。自分の中でアピールポイントにならないと感じている経験でも、こうして他人からのリアクションを見ることによって、自分だけのアピールポイントになることに気付けたりするのです。
自分史やモチベーショングラフを作成するのも有効
これまでに自分が取り組んできたことについて、他人に話すのが難しいと感じる場合には、過去の経験を客観的に見つめ直す工夫をしてみましょう。たとえば、簡単な年表を作って自分史を作り、過去にどんな出来事があったのかを洗い出してみるのもおすすめです。自分史を作る時には、どの時期にモチベーションが上がり、どの時期にはモチベーションが下がったのかという「モチベーショングラフ」を組み入れるのも効果的です。
自分史やモチベーショングラフを作ることで印象的な出来事が出てきたら、そのプロセスを振り返ってみるとガクチカにアピールできるエピソードが見つかるかもしれません。
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3.学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)で企業が評価するポイント
そもそも学生時代に力を入れたことの質問では、企業はどのような点を評価しているのでしょうか。ここではガクチカを考える時の参考になる、企業の質問意図や評価基準について以下の3つをご紹介します。
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・行動の源泉となるモチベーションについて
・壁を乗り越えるまでの姿勢について
・自分の意見をわかりやすく伝える力について
採用担当者がチェックしているポイントを踏まえて、ガクチカを作成していきましょう。
行動の源泉となるモチベーションについて
学生時代に力を入れたことを質問することで、企業は学生のモチベーションのタイプについて知りたいと考えています。つまり、周りに期待されると高い実力を発揮できるのか、それともプレッシャーが少ない方が実力を発揮できるのかといった、行動のタイプを知ろうとする狙いがあるのです。企業の社風や価値観が学生のモチベーションのタイプとマッチする場合には、今はスキルや経験が少なくとも自社で活躍してくれると考え、内定を獲得できるチャンスが高まります。
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壁を乗り越えるまでの姿勢について
学生時代に力を入れたことの回答を通じて、企業は課題・目標を乗り越える姿勢に着目しています。得られた成果や結果よりも、どのような姿勢で物事に取り組めるのかを重視しているのです。なぜなら、学生時代に課題にどう取り組んだのかは、社会人になってから業務にどう取り組むのかにそのまま反映される傾向があるからです。たとえば学生時代に計画性を持ってアルバイトに取り組んでいた学生は、入社後も計画性を持って業務に取り組むだろうと評価されます。
自分の意見をわかりやすく伝える力について
自分の経験や取り組みについて、相手にわかりやすく伝える能力があるかどうかを知りたいという企業の意図も考えられます。自分の意見や提案について誰かにわかりやすく伝えるスキルは、社会人には必須の基礎スキルです。エントリーシートはビジネス文書ですし、面接は取引先との面談にもよく似た場です。選考を通して、自分の意見をわかりやすい言葉で伝えられる力がある学生は、それだけで高評価を獲得することができます。
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4.「学生時代に力を入れたことがない」人が私生活をもとにアピールするコツ
ここまでの企業の質問意図を踏まえて、「学生時代に力を入れたことがない」という人が私生活での取り組みをアピールするコツについて解説していきましょう。
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・具体的な行動を描写しながら書く
・できるだけ数値を盛り込む
・WhyとHowの部分を深掘りする
それぞれのポイントを踏まえて、エピソードを作成してみましょう。
具体的な行動を描写しながら書く
学生時代に力を入れたことのエピソードでは、創作や作り話ではないオリジナリティあるエピソードの方が印象に残りやすくなります。自分のエピソードでオリジナリティを出すためには、紹介する場面についてできるだけ具体的に描写するのがコツです。たとえばダイエットについての取り組みをアピールする時には、「これまで続けていた部活を引退した大学生活では、高校時代と比べて10キロも体重が増えてしまい、大学進学時に購入したシャツのボタンが2番目までしか留められないほどでした。」のように伝えると効果的です。細部まで具体的に描写することで、採用担当者にとってもイメージしやすいエピソードとなります。
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できるだけ数値を盛り込む
学生時代に力を入れたことを伝える時には、客観的な数値を盛り込むのもおすすめです。「私は3ヶ月にわたって一日2食に制限するダイエットに取り組んだ結果、体重をマイナス5キロまで減量できました。」のように、期間・回数・重量などの数値をアピールすることで、客観的な事実をもとにアピールできるため、エピソードの説得力を高めることができます。
「私は長い間ダイエットに取り組んで、体重を減らすことができました。」と、数値を使わないでアピールした場合の例文と比較すると、どちらが説得力ある文章に感じられるかは明白でしょう。
WhyとHowの部分を深掘りする
学生時代に力を入れたことを魅力的に書くためには、5W1Hの中でもWhyとHowについて深掘りすると良いでしょう。たとえば、ガクチカを始めようと思ったきっかけは何だったのか、どのようにガクチカに取り組んだのかをアピールすると、あなたの人柄や価値観が企業に伝わりやすくなります。ダイエットの例であれば、なぜそのダイエット方法を選んだのか、どのように失敗経験を乗り越えたかをエピソードに盛り込むのも効果的です。
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5.「学生時代に力を入れたことがない」時に参考になる私生活テーマの例文
続いて、学生時代に力を入れたことの回答を、私生活についてのテーマで作成した場合の例文についてご紹介します。日常生活の一コマを切り取ったエピソードでも、採用担当者に響くアピール材料になることの参考として、ぜひ活用してみてください。
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・早起きをテーマとしたガクチカ例文
・自炊をテーマとしたガクチカ例文
・ダイエットをテーマとしたガクチカ例文
以下でそれぞれの例文を記載します。
早起きをテーマとしたガクチカ例文
私が学生時代に取り組んだのは、朝4時に早起きする習慣を身につけることです。
私が尊敬する公認会計士の先輩が、学生時代に朝4時に起床して勉強していたという経験談を聞き、先輩のようになりたいと考えたのがきっかけでした。
しかし私は高校時代まで夜型の生活スタイルであり、朝早く起きるのが苦手なタイプでした。早起きに取り組もうと考えた時にも、気を抜いたら夜型のスタイルに戻ってしまうと考え、朝5時から活動するオンライン上の朝活グループに参加しました。
朝活グループでは、事前申告なく参加が遅れるとペナルティがあり、それを避けるために早起きを頑張ることができました。現在までに1年以上、欠かさず朝4時に起きる生活を続けています。
この早起きに取り組んだ経験から、チームで取り組むことによって、一人では難しい目標も達成できるという学びが得られました。この学びを入社後にも活かし、一人での作業にこだわるよりも、チームで仕事に取り組むことを心がけていきたいと思います。
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自炊をテーマとしたガクチカ例文
私は学生時代、時短につながる栄養バランスに優れた料理作りに取り組みました。
大学進学を機に一人暮らしを始め、自炊をしなければならなくなった時、私は料理のスキルは今後一生のパフォーマンスを支えてくれると考え、栄養バランスに優れた短時間で作れる料理を研究し続けました。
動画サイトや料理本でレシピを集めることはもちろん、時には友人に料理を振る舞ってフィードバックをもらいながら、料理スキルを高めることに力を入れてきました。栄養バランスを重視すると料理に時間がかかり、料理時間を短くすると栄養バランスが崩れてしまうなど、両立が難しい課題でしたが、3年間毎日自炊を続けたことで友人からも評判の料理の腕を身につけることができました。
この経験から私が学んだのは、目的を持って課題に取り組むことにより、一見すれば両立が困難に思えるような要素も実現できるということです。この学びを胸に、入社後も目の前の課題に対して多角的にアプローチしながら、壁を乗り越えつつ働いていきたいと考えています。
ダイエットをテーマとしたガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたのは、マイナス5キロを3ヶ月で達成したダイエットです。
これまで続けていた部活を引退した大学生活では、高校時代と比べて10キロも体重が増えてしまい、大学進学時に購入したシャツのボタンが2番目までしか留められないほどでした。
そこで私は、3ヶ月にわたって一日2食に制限するダイエットに取り組んだ結果、体重をマイナス5キロまで減量することができました。さまざまなダイエット方法の中でも、短期間で結果を出したいという性格にマッチした方法を選び、3ヶ月という期間に絞って集中的に取り組んだことが、ダイエットに成功した理由だと考えています。
このようにダイエットを成功させた経験から、学業でも仕事でもパフォーマンスを最大化するためには、期限を設定して自分に合ったやり方で課題に取り組む計画力が重要であることを実感しました。貴社に入社した際にも、これまでの経験を通じて身につけてきた計画力を活かしながら、毎日の業務にコツコツと取り組んでいきたいと思います。
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6.学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)を作る時の注意点
最後に、学生時代に力を入れたことをアピールする時に押さえておきたい注意点について、以下の3つをご紹介します。
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・ガクチカからの学びや活かし方を必ず伝える
・自己PRや志望動機との重複を避ける
・複数のエピソードをアピールしない
ガクチカを作成した後に、これらのチェックポイントを参考に見直してみましょう。
ガクチカからの学びや活かし方を必ず伝える
学生時代に力を入れたことを伝える時には、過去のエピソードだけを書くのではなく、ガクチカから得た学びや入社後の活かし方もしっかりと記載するようにしてください。「過去」の時間軸だけではなく、そのエピソードから「現在」学んだこと、そして入社後の「未来」に活かそうという姿勢を伝えることにより、将来のビジョンを持った学生という印象を与えることができます。未来の時間軸でもガクチカをアピールできる学生は少なく、ライバルとの差別化にも効果的です。
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自己PRや志望動機との重複を避ける
学生時代に力を入れたことで使ったエピソードは、自己PRや志望動機などの項目と重複しないように注意しましょう。同じエピソードを使い回してしまうと、それ以外に学生時代に取り組んだことがないと受け取られてしまったり、手抜きのエントリーシートで熱意が低い学生とみなされたりするリスクがあります。仮に同じエピソードを使うとしても、自己PRでは入社後に活かせるスキルを伝え、ガクチカでは物事に取り組んだプロセスを伝えるなど、切り口を変えてアピールするようにしてください。
複数のエピソードをアピールしない
学生時代に力を入れたことの質問の中では、複数のエピソードを取り上げないことも重要です。一つの回答の中でいくつものエピソードを書いてしまうと、何が言いたいのかわかりにくく、採用担当者にとって印象に残りづらいエントリーシートとなってしまうからです。いくつもの経験談を伝えたいからと、自分の都合でエピソードを詰め込むのは避けるべきです。複数のエピソードを書きたい場合は、自己PRや志望動機など、ほかの質問への回答で使うことをおすすめします。
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7.まとめ
「学生時代に力を入れたことがない」と感じる方は少なくありませんが、多くの場合は無意識にガクチカのエピソードのハードルを上げてしまい、日常での小さな取り組みや努力が見えなくなってしまうことが原因です。ガクチカでは、得られた成果よりも取り組んだプロセスの方が重視されるため、どんなテーマを題材に選んでも問題ありません。
たとえば、早起き・自炊・ダイエットなども、課題に取り組んだ過程をアピールできれば、立派なガクチカとなります。これらのテーマでガクチカを作成する場合には、具体的な行動を描写したり、できるだけ数値を盛り込みながら書くとより効果的です。本記事で解説してきた例文や注意点も参考にしながら、採用担当者に好印象を与えるガクチカを作成しましょう。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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