面接のガクチカで評価される話し方のコツ!深掘り質問への対策も解説

面接のガクチカで評価される話し方のコツ!深掘り質問への対策も解説
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)についての質問は、エントリーシートだけではなく、面接でも頻出質問の一つです。面接ではエントリーシートの内容を踏まえて、ガクチカをさらに深掘りするように質問されることが多い傾向です。そのため説得力あるエピソードを用意するだけではなく、深掘り質問への対策にも力を入れる必要があります。 今回の記事では、面接で評価されるガクチカの話し方や回答の作り方のコツとともに、深掘り質問への対策について詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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1.エントリーシートと面接でのガクチカの違い

学生時代に力を入れたことについての質問、いわゆる「ガクチカ」は、エントリーシートでも面接でも聞かれることの多い質問です。エントリーシートと面接の大きな違いとして、文字数制限と深掘り質問の有無が挙げられます。

エントリーシートでは、ガクチカを400文字前後でまとめるよう文字数が指定されていることが多く、決められたルールの中でアピールすることが重視されます。一方の面接では、厳格な文字数やアピール時間の決まりはありませんが、エントリーシートで書いたガクチカに対してさらに深掘りするような質問がされることが多いです。深掘り質問にもしっかりと対策しておかなければ、どれだけエントリーシートの完成度が高くても、面接でマイナス評価を受ける可能性が出てきます。

そのためガクチカをまとめる時には、想定される深掘り質問についてもしっかりと回答を用意しておくことが大切です。

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2.企業が面接でガクチカを質問する意図とは?

企業がエントリーシートや面接でこれだけガクチカを重視している背景には、ガクチカの回答を通じて以下のような点を確認したいという狙いが存在します。
 

  • ・自社にマッチする人材かどうかを知るため

    ・学生の人柄・性格を把握するため

    ・入社後に活かせるスキル・経験を見るため


これらの質問意図を踏まえてガクチカを作ることで、面接官の評価を高めることができますので、ここで企業の狙いについて押さえておきましょう。

自社にマッチする人材かどうかを知るため

ガクチカの質問を通じて企業は、自社にマッチする人柄や価値観を備えた学生かどうかを判断しようとする狙いがあります。ガクチカのエピソードでは、学業・アルバイト・サークルなどの活動を通じて、課題や困難に向き合った経験や壁を乗り越えるまでの姿勢を重点的にチェックしています。その上で、考え方や働くスタイル、個人と組織のどちらを重んじるのかを把握しながら、自社の価値観とマッチするかどうかを判断しているのです。

自社の価値観に沿った学生を採用したいと考えている企業では、どれだけ学生と企業で目指す方向が一致しているかが高評価のポイントとなります。たとえばチームワークを重視するか個人としての成長を重視するか、指示された仕事を正確にこなすことを重視するか自主的に動けることを重視するかなど。それぞれの企業によって大切にしている価値観は異なるため事前に深く企業研究しておくことが欠かせません。

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学生の人柄・性格を把握するため

ガクチカの質問を通じて、面接官は今後一緒に働きたいと思える人柄・性格かどうかを判断しようとする意図もあります。面接官にとって一緒に働きたくないと思える人物だった場合、どれだけスキルが高かったとしても採用後にミスマッチを起こし、早期退職につながる可能性が高まります。

早期退職に至ってしまうと、企業にとっては1年間の採用活動にかけたコストが失われてしまうため、入社後のミスマッチはできるだけ避けたいと考えます。そこで学生のガクチカを通じて学生の内面を深く理解し、自社で長く活躍してくれる人物なのかを見極めようとしているのです。

入社後に活かせるスキル・経験を見るため

ガクチカのエピソードを通じて、入社後に活かせるスキル・経験をチェックしている企業もあります。たとえばIT企業でのアルバイト経験がある学生は、同じようにIT業界に属する自社で即戦力として活躍してくれることを期待します。学生時代にバイトリーダーや部長、サークルの代表を務めた学生であれば、将来の幹部候補を採用したい企業にとって好印象に映ることでしょう。

ただし、学生の強みやスキルを重視するのは、どちらかと言えば自己PRの質問になります。ガクチカでは、取り組んだ活動で得たスキルや経験よりも、協調性やチームワーク、計画性といった学びを得たプロセスを重視する傾向にあります。そのため華やかな成果をアピールする必要はなく、あなた自身の人柄・価値観を正確に伝えることがポイントです。

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3.面接でガクチカをアピールする時の基本構成

エントリーシートや面接でガクチカについてアピールする時には、全体の流れをイメージしながら作ることが大切です。ガクチカをアピールする流れとしては、以下の5つのステップが基本です。
 

  • ・結論(取り組んだ内容)

    ・根拠(なぜ取り組んだのか)

    ・目標・課題(直面した壁や困難について)

    ・工夫・取り組み(課題に対してどのように取り組んだのか)

    ・学び・ビジョン(その出来事から何を学び、社会に出てからどう活かすか)


人柄や価値観が重視されるガクチカでは、「なぜ取り組んだのか」という根拠の部分や、「課題に対してどのように取り組んだのか」という工夫・取り組みの部分が重点的にチェックされます。企業の質問意図を踏まえながら、これらの構成に沿った回答を作ってみましょう。

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4.面接のガクチカで評価される話し方の3つのコツ

ガクチカについて面接でアピールする時には、文章で伝えるエントリーシートとは別に、以下のようなポイントを踏まえて話すことが大切です。
 

  • ・話の流れを整理してから伝える

    ・面接官の反応を見ながら話す

    ・面接官が質問したくなる要素を入れる


面接での受け答えがスムーズに進められるように、これらのコツを実践してみてください。

話の流れを整理してから伝える

ガクチカについて話す順番として、前述した5つのステップを念頭に置きながら、流れを整理しつつ伝えるようにしましょう。最初に結論を伝え、続けて根拠や具体的なエピソードについて触れることにより、面接官にとって言いたいことが伝わりやすいガクチカとなります。一方で、いきなり具体的なエピソードから話し始めたり、大学に入学した時点からの時系列順で話し始めたりすると、最後まで聞かなければ何が言いたいのかがわかりにくいガクチカとなってしまいます。

そのためガクチカの面接対策として、話す順番をしっかりと整理してから面接に臨むようにしましょう。

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面接官の反応を見ながら話す

面接でガクチカをアピールする時には、事前に暗記したエントリーシートの内容をそのまま話すのは避けた方が良いでしょう。全体の流れはエントリーシートを土台にしながらも、強調したい部分ではエピソードを膨らませ、面接官からの質問に答えながら話すのがポイントです。エントリーシートを丸暗記して面接でもそのまま話してしまうのは、面接の時間の無駄に感じられてしまい、印象が悪化する原因となります。

面接ではエントリーシートに書ききれなかった細かなエピソードや場面描写もアピールできるチャンスとなりますので、丸暗記した文章の棒読みとならないように意識しながら話しましょう。

面接官が質問したくなる要素を入れる

ガクチカをアピールする時のテクニックとして、面接官がつい質問したくなるポイントを狙って用意することが効果的です。ほかの学生が経験していない珍しいエピソードや、具体的な金額・人数・期間などの数値などはインパクトが伝わりやすいポイントになりますので、深掘り質問が集中しやすくなると予想が立てられます。それを想定して、より詳細なエピソードについてまとめるなどの対策をしておくと、面接での受け答えがスムーズになりやすいです。

相手がどんなポイントで質問したくなるか、興味を掻き立てられるのかは、友人を相手に面接のシミュレーションをしながら考えてみるのがおすすめです。

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5.魅力的なガクチカをアピールするための回答の作り方

次に、面接で魅力的なガクチカをアピールするために、どのような点に注意して回答を作れば良いのかを解説します。
 

  • ・取り組んだ成果よりもプロセスを重視する

    ・求める人物像に合わせて強みを伝える

    ・過去だけではなく未来の時間軸でもアピールする


エントリーシートを作成する時にも役立つポイントですので、ぜひ参考にしてみてください。

取り組んだ成果よりもプロセスを重視する

企業に評価されやすいガクチカを作成するためには、取り組んだ成果よりも取り組む過程、つまりプロセスを重視した書き方が効果的です。学生時代の課題に向き合うまでのプロセスは、社会人になって業務に取り組むプロセスと共通しやすく、ガクチカと同じように入社後も活躍してくれると考えるからです。

たとえば、アルバイト経験を通じてメニュー改善や売り場改良のための提案ができた学生は、入社後も売上向上や業務効率化に向けて、自主的に提案できる人物と評価されます。入社後にも活かせるプロセスをガクチカの中でアピールすることが、選考を有利に進めるためのコツです。

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求める人物像に合わせて強みを伝える

ガクチカの回答を書く時には、企業の求める人物像に沿って書くことを意識しましょう。求める人物像に合わせた学びや強みについて、説得力のあるエピソードとともに伝えられれば、しっかりと企業研究ができている自社にマッチした学生という印象を持ってもらえます。たとえば、積極性のある人材を求めていると企業が発信している場合には、アルバイトで積極的に店長に提案したり、サークル活動では自分から代表の役職に立候補したりと、積極性が伝わるエピソードを伝えられるのが理想です。

提案するためにどのような分析・準備をしたのか、なぜ立候補しようと考えたのかという背景についても紹介することにより、就活用に用意したエピソードではなく、あなた自身の人柄や価値観からくるエピソードという印象を与えることができます。そのため就活対策を始める時には、しっかりと求める人物像を確認するようにしましょう。

過去だけではなく未来の時間軸でもアピールする

ガクチカを書く時に多くの学生は、過去のエピソードについて重点的に書く傾向がありますが、そこから一歩進んで未来のビジョンをアピールできると、より高い評価につながります。学生時代の経験を詳しく書くことも大切ですが、その経験から得られた学びを将来どう活かすか、入社後はどのように活躍したいのかを伝えるのがコツです。

企業の利益に貢献しようとする姿勢や、入社後に取り組みたい具体的な業務について伝えるのも良いでしょう。将来のビジョンをアピールする時にも、入念な企業研究は欠かせません。その企業に入社した後にどのような業務を担当し、どのように社内で働くのかというイメージを膨らませながら、ガクチカを書き始めてみましょう。

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6.面接でガクチカについて聞かれる深掘り質問と対策

続いて、面接でガクチカについてアピールした時に聞かれる「深掘り質問」の代表例をご紹介します。それぞれの質問に対してどのように答えれば良いのか、具体的な対策とともに解説しますので、ぜひ参考にしてください。
 

  • ・「なぜそれに取り組もうと思ったのですか?」

    ・「その出来事で困難だったことは何ですか?」

    ・「具体的にどのような行動を取ったのか教えてください」

    ・「その出来事からどんな学びを得られましたか?」

    ・「その学びを今後の社会でどう活かしたいですか?」


これらの深掘り質問を対策とともに解説していきます。

「なぜそれに取り組もうと思ったのですか?」

ガクチカのテーマとして選んだ活動について、取り組んだ理由について深掘りする質問です。大学生活では学業(履修科目)をはじめ、アルバイトやサークルなどは、学生が自由に選んで参加することができます。学生の選択には、学生の人柄や価値観が現れていると判断しますので、取り組んだ理由について詳しく知りたいという心理が働くのです。

「友達に誘われたから」「たまたま目についたから」といった消極的な理由よりも、「将来に向けて接客業の経験を積みたかったから」「比較検討した結果、先輩の人柄が決め手になったから」のような積極的な理由の方が好印象につながりやすいです。

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「その出来事で困難だったことは何ですか?」

こちらはガクチカで直面した課題・困難について、より詳しく知ろうとする深掘り質問です。企業はガクチカをチェックする時に、課題や困難へ取り組むプロセスを重視しますから、どのような目標を設定したのかを詳しく知りたいと考えます。その困難や課題があまりに低すぎるものだった場合、たとえ達成できたとしても大きな魅力にはならないからです。

たとえば、「部活動の朝練のために早起きするのが課題だった」というエピソードよりも、「部活動の大会で2回連続で2回戦負けを喫してしまい、実力の壁を感じた」というエピソードの方が、乗り越えるために大きな努力を必要とするため、面接官の興味を引きやすくなります。

「具体的にどのような行動を取ったのか教えてください」

ガクチカの課題・困難に対し、具体的にどのような行動を取って乗り越えたのかを問う深掘り質問です。直面した壁を乗り越えるプロセスには、学生の人柄や価値観が現れやすいため、企業側も行動した内容について特に注目しています。この質問への回答として、具体的な取り組みや工夫について具体性を持たせてアピールできることがポイントになりますが、難しい専門用語や固有名詞は避け、面接官に伝わりやすい表現を心がける必要があります。

ただし、IT企業に対してIT業界でのアルバイト経験をアピールするなど、聞き手が十分な知識を持っている場合には、専門用語を使うことに問題はありません。どんな企業の面接でも一律で専門用語を減らすのではなく、聞き手の立場になって言葉遣いを選びましょう。

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「その出来事からどんな学びを得られましたか?」

この質問は、ガクチカを通じて学生の人柄を把握し、過去からどのように学びを得ているのかを知るための深掘り質問です。学生時代に取り組んだことについて事実だけを紹介して終わるのではなく、その経験から何を学んだのかを伝えることが、企業から高評価を得るコツです。学びの内容については企業の求める人物像に沿ったものが理想的で、チームワークの重要性や計画的に課題を進めることの効率性などがアピールしやすいでしょう。

なお、プログラミングスキルや営業スキルの習得などの「スキルを学ぶ」ことは、ガクチカではあまり重視されません。ガクチカで重視されるのは専門スキルではなく、人物性や基礎的なビジネススキルに分類される、「ソフトスキル(ヒューマンスキル)」なのでしっかりと区別しましょう。

「その学びを今後の社会でどう活かしたいですか?」

ガクチカを通じて得られた学びを、入社後にどのように活かすビジョンを持っているのかについても、頻出の深掘り質問です。入社後の働き方について明確なビジョンをアピールできると、企業研究が十分な学生であることをアピールできるほか、面接官にとって一緒に働くイメージを膨らませやすくなるメリットがあります。

ガクチカで得られた学びが活かされた別のエピソードを紹介できると、学びの活かし方がより説得力あるものとなります。たとえばガクチカを通じて学んだ協調性が、アルバイトやサークル活動でも活かされた経験を伝えられると、学びを本当に自分のものにできている印象を与えられるでしょう。

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まとめ

面接でガクチカをアピールする時には、エントリーシートをただ丸暗記して読み上げるのではなく、具体的なエピソードについて詳細に描写するのが効果的です。ガクチカを作成する時には、成果よりもプロセスを重視してエピソードを伝え、企業の求める人物像に合わせて強みや学びを伝えるのがポイントです。

また、面接でのガクチカの回答では、どの企業でもよく質問される深掘り質問が存在します。本記事で解説してきた深掘り質問への回答を準備しておき、スムーズに受け答えができるよう面接対策に取り組みましょう。

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