- 1. ITエンジニアの仕事内容
- 2. プログラミング資格がなくてもITエンジニアを目指せる
- 3. 大学生でプログラミング資格を取得する5つのメリット
- 4. 大学生におすすめのプログラミング資格5選
- 5. 大学生でプログラミング資格を取得する3つの学習方法
- 6. まとめ
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1. ITエンジニアの仕事内容
ITエンジニアは、複数あるIT技術職の総称です。ここでは、ITエンジニアの主要3職種であるシステムエンジニア、インフラエンジニア、プログラマーの仕事内容を解説します。
システムエンジニアが担当するのは、顧客とのコミュニケーションです。顧客の要望をヒアリングして、システムの仕様に反映させたり、構築後の最終テストをしたりする作業を担います。
インフラエンジニアとは、構築するシステムのインフラに携わる職種です。インフラを構成するハードウェアやOS、ミドルウェアの設計から構築、運用までを担当します。
プログラマーの仕事は、プログラミング言語を使って、顧客の要望を反映した仕様に沿ったシステムを構築することです。プログラマーはITエンジニアの登竜門のような職種で、新卒でも目指しやすいといわれています。
ITエンジニアとして活躍するためには、IT技術はもちろん業務や経営について、幅広い知識と経験が必要です。そのため、ITエンジニアとしてキャリアを築くには、数年程度かかると考えておくとよいでしょう。
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2. プログラミング資格がなくてもITエンジニアを目指せる
IT業界において、新卒に対してプログラミング資格を必須とする企業は多くありません。なぜなら、多くの企業は入社前の能力ではなく、入社後に貢献してくれるかどうかといった将来性や人柄を重視しているためです。
一方で、大学生の場合は新卒時にプログラミングスキルをアピールしにくいため、資格を保持していると就活で有利に働くケースもあります。資格を取得すれば、スキルの証明になるだけでなく、主体性や行動力をアピールすることにもつながるでしょう。
IT関連の資格は難易度別に分かれていることが多く、実務経験がない場合は、難易度が低い資格から挑戦してみてください。試験対策や準備をしっかりしておけば、大学生のうちに取得できる資格もあります。
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3. 大学生でプログラミング資格を取得する5つのメリット
ITエンジニアを目指すなら、大学生のうちに資格を取得しておくのがおすすめです。ここでは、大学生がプログラミング資格を取得する5つのメリットについて解説します。
学習時間を確保しやすい
大学生は比較的自由に使える時間が多くあるでしょう。そのため、プログラミング資格のための学習時間を確保しやすいメリットがあります。実際に、社会人になると思うように学習時間を確保できず、途中で挫折してしまう人も少なくありません。
また、資格取得に向けて学習に取り組むことで、自分がプログラミングに向いているかどうか早めの判断もできるでしょう。
試験を受けるためには、学習時間だけでなく受験費用もかかります。時間とお金をかけたからといって、必ず試験に合格するわけではありません。就活や入社後の仕事で役立つ資格をしっかりと見定めて、計画的に取り組むことが大切です。
プログラミングスキルを身につけられる
大学生のうちに資格を取得すると、就職前にプログラミングスキルを身につけられるメリットがあります。
一般的には、就職してからプログラミングスキルを身につける人の方が多いといえるでしょう。そのため、大学生のうちからスキルを身につけ資格をもって証明できることで、就活の場における周りとの差別化につながります。
プログラミングの資格は初級から上級までレベルが分かれているものが多く、試験勉強を通してスキルアップを図れるのも特徴です。
高時給のアルバイトやインターンを選べる
プログラミングの資格があれば、大学生のうちから高時給のアルバイトやインターンを選べるメリットがあります。大学生でも資格があれば、プログラミングの知識やスキルを客観的に証明できるため、アルバイトやインターンを探すときに有利になるでしょう。
プログラミングの仕事は、アルバイトやインターンであっても、ほかの仕事の平均相場に比べて給与が高い傾向にあります。プログラミングの資格を取得することで、大学生のうちから稼ぐスキルを身につけられるのが魅力です。
就職活動で資格をアピールできる
大学生のうちにプログラミングの資格を取得しておくと、就活を有利に進められる可能性があります。近年は、IT人材の採用に積極的な企業が多いため、就活では資格を積極的にアピールしましょう。
また、就活で資格を活かす方法として、自己PRや志望動機のエピソードとして取得するまでの努力や成長した過程を伝えるのも効果的です。
実際に、プログラミングの資格がどれほどのアピールにつながるかは、保持している資格の種類や応募先の企業によって異なります。資格があるからといって、必ずしも内定に有利となるわけではない点を理解しておきましょう。
働き方の選択肢を増やせる
資格を取得できるほどのプログラミングスキルが身につけば、ITエンジニアとして働き方の選択肢を増やせます。
プログラミングは実用的な専門スキルです。そのため、大学生のうちからスキルを活かしてフリーランスとして働いたり、起業したりもできるでしょう。
ITエンジニアは、経験を積めば積むほど仕事の幅を広げられます。大学生のうちから実務経験を積んでおくことで、卒業後も企業に勤めるだけではなく、多様な働き方を選択していけるでしょう。
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4. 大学生におすすめのプログラミング資格5選
IT関連の資格には、国家資格と民間資格があります。初心者から資格取得を目指すのであれば、まずはプログラミングの資格に挑戦してみましょう。なぜなら、プログラマーはITエンジニアの登竜門の位置付けで、新卒でも目指しやすいためです。
ここでは、プログラミングを中心に大学生におすすめの資格を5つ解説します。
これらの資格に優劣はありません。自分の興味や関心に合わせて、資格の取得を目指してください。
情報処理技術者試験
情報処理技術者試験とは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が認定する国家資格です。以下で解説するITパスポートと基本情報技術者試験を含む、12種類の情報処理技術者試験と情報処理安全確保支援士試験の計13の試験で構成されています。
ITパスポート
ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識を証明できる初心者向けの国家資格です。試験では、経営全般に関する知識やシステム開発、数学、プログラミング言語の分野などが問われます。
試験時間は120分で、受験料は7,500円(税込)です。ITパスポートの合格率は直近で50%台を推移しており、およそ2人に1人が合格しています。
ITパスポートは、ITスキル標準(ITSS)のレベル1に該当する資格です。ITスキル標準(ITSS)は、ITに関する能力を評価する指標で、レベル1から7までの7段階で1が最も易しいとされています。
ほかの国家資格と比べて難易度は低めで、IT初心者や大学生でも取得しやすい資格だといえるでしょう。
関連記事:ITパスポートは就活に有利?組み合わせてアピールできる関連資格とは
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITパスポートの上位に位置付けられ、連続性がある試験内容です。主に、ITに関する基本的な知識と技術、ITシステムの設計や開発、運用に関する知識が問われます。
試験時間は全190分で、受験料は7,500円(税込)です。ITスキル標準(ITSS)のレベル2で難易度は中級レベルだといわれています。直近の合格率は20%〜40%台と、ITパスポートに比べて試験内容もむずかしくなりますが、ITパスポートの取得後に挑戦しやすい資格です。
関連記事:基本情報技術者試験は新卒の就職に有利?ITパスポートとの違いも解説
PHP7初級試験
PHP7初級試験は、PHP技術者認定機構が運営する能力試験制度で、初級は初心者向けの最も簡単なレベルにあたります。
PHPは主にWebページを作成するときに使われます。構文が比較的シンプルなスクリプト言語で学習のハードルも低いため、初心者が習得するにはおすすめの言語だといえるでしょう。
試験概要
PHP7初級試験では、PHPプログラミングの基本知識が問われます。試験時間は60分で、受験料は13,200円(税込)です。
出題形式
出題形式は40問の選択式(複数または単一選択)で、試験はCBT(Computer Based Testing)方式で実施されます。
CBT方式とは、CBT試験会場でコンピューターを使って実施する試験方法です。受験者は、表示された試験問題に対してマウスやキーボードを使用して解答します。
出題範囲
主な出題範囲は、次の通りです。
-
・PHPの特徴
・テキストと数の操作
・ロジック:判定と繰り返し
・データのグループ:配列の操作
・ロジックのグループ:関数とファイル
・データとロジックの結合:オブジェクトの操作
・ユーザとの情報交換:Webフォームの作成
詳細は公式Webで確認できます。出題範囲は予告なく変更される場合があるため、受験前には公式サイトで確認しましょう。
難易度
難易度は、ITスキル標準(ITSS)のレベル1に該当し、難易度は低めの資格です。合格するためには、スコアの70%を獲得する必要があります。
Javaプログラミング能力認定試験3級
Javaプログラミング能力認定試験は、サーティファイ情報処理能力認定委員会が運営する能力試験制度です。3級は3つあるグレードの中で初級者向けにあたります。
JavaはIT業界で非常に多く使われているプログラミング言語で、汎用性の高さが特徴です。
試験概要
試験では、Javaに関する基本的な知識が問われます。試験時間は60分で、受験料は5,200円(税込)です。簡単なプログラムが書けて、オブジェクト指向に関する基本的な概念を理解する必要があります。
出題形式
テーマ別に大問6問の筆記試験(多肢選択解答形式・マークシート形式)が行われ、プログラミングの知識と技能に関する出題構成です。試験方法は、プログラムコードの空欄を補完する形式で実施されます。
出題範囲
主に、Javaの基礎や扱うデータ、演算子、制御文、クラスとメソッドからの出題です。
難易度
階級ごとの合格率は公表されていませんが、2021年度の平均合格率が59.4%と、IT関連の資格試験においては比較的易しいといえるでしょう。合格するためには、スコアの60%を獲得する必要があります。
Python3エンジニア認定基礎試験
Python3エンジニア認定基礎試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が運営する能力試験制度です。この試験には、より上級者向けのPython3エンジニア認定データ分析試験があります。
PythonはAIや機械学習などで使われるプログラミング言語です。そのため、今後も需要は増していくと予想されます。将来性が見込まれていて、大学生が資格を取得するのにおすすめの言語の一つです。
試験概要
Python3エンジニア認定基礎試験では、主にPythonの文法基礎が問われます。試験時間は60分で、受験料は一般11,000円(税込)学割5,500円(税込)です。
出題形式
出題は40問の選択式で、試験はCBT方式で実施されます。
出題範囲
主教材であるオライリー・ジャパン「Pythonチュートリアル第3版」の内容および一般的な知識からの出題です。
難易度
IT関係の資格試験の中では比較的易しいレベルで、合格するためには、スコアの70%を獲得する必要があります。
Ruby技術者認定試験Silver
Ruby技術者認定試験Silverは、一般財団法人Rubyアソシエーションが運営する能力試験制度です。この試験には、より上級者向けのRuby技術者認定試験 Goldがあり、Silverは基礎的なレベルに該当します。
Rubyは日本発のプログラミング言語で、記述のしやすさから初心者にもおすすめです。また、近年はWebサイト構築などで世界的な広がりも見せています。日本語で書かれた参考書が多く、大学生にとって学びやすい言語だといえるでしょう。
試験概要
試験では、Rubyの文法知識やRubyのクラスとオブジェクト、標準ライブラリの知識、基本的な技術レベルが評価されます。試験時間は90分で、受験料は一般16,500円(税込)、学割8,250円(税込)です。
出題形式
出題は50問の選択式で、試験はCBT方式で実施されます。
出題範囲
主な出題範囲は、Rubyの文法や組み込みライブラリ、オブジェクト指向です。
難易度
IT系資格試験の中では比較的易しいレベルだといえるでしょう。合格するためには、スコアの75%を獲得する必要があります。
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5. 大学生でプログラミング資格を取得する3つの学習方法
大学生がプログラミングの資格を取得するためには、どのような学習方法が効果的なのでしょうか。ここでは、資格取得のための勉強方法として、独学、スクール、通信講座の3つについてそれぞれの特徴を解説します。
独学でスキルを身につける
手軽に始められる学習方法としてまず挙げられるのが、独学でスキルを身につける方法
です。独学は、参考書や学習サイトを活用して、自分のペースで学習を進められるメリットがあります。
試験によっては、過去問を公式Webサイトからダウンロードして活用することも可能です。試験日から逆算して、無理のない計画を立てる必要があります。
プログラミングスクールに通う
自分一人で学習を進めるのが不安な場合は、プログラミングスクールに通うのがおすすめです。エンジニア経験者から直接指導を受けたり、わからないことがあればすぐに聞いて解決できたりするメリットがあります。
また、独学と比べてより実践的なプログラミングスキルが身につくカリキュラムが魅力です。プログラミングの試験対策を網羅したコースもあるので、いくつか比較しながら自分にあったスクールを選びましょう。
通信講座を活用する
スクールに通う時間がない場合や、近くに通えるスクールがない場合でも活用しやすいのが、通信講座です。インターネット環境があれば、テキスト教材を使って自宅で学習できるため、独学と比べて効率よくスキルを身につけられます。
決められた期間で必要な学習を進めるため、自分で計画を立てるのが苦手な人でも継続的に取り組めるでしょう。
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6. まとめ
新卒でITエンジニアを目指す場合であっても、プログラミングの資格は必須ではありません。しかし、大学生のうちにプログラミングの資格を取得しておくことで、スキルを客観的に証明できるためアピールにつなげやすいメリットがあります。
プログラミングは、ITエンジニアの基本スキルの一つです。大学生のうちに基本的なスキルが身についていれば、就活を有利に進められる可能性が高くなります。おすすめのプログラミング資格を参考に、ぜひスキルの習得を目指してください。
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