
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.「学生時代に最も打ち込んだこと」はプロセスが重視される頻出質問
「学生時代に最も打ち込んだこと」への回答方法やエピソード選びに迷ってしまう学生は少なくありません。その原因として挙げられるのが、華々しい実績がなければ意味がないと思い込んでしまっているケースです。サークルで代表や副代表を務めた経験、バイトリーダーを任された経験、難関国家資格を取得した経験でなければ、企業に評価されないと思っている方が非常に多いです。
しかし実際には、「学生時代に最も打ち込んだこと」の回答で企業が重視するのは、目標や課題に取り組むまでのプロセスの部分です。何に取り組んだのか、どんな実績が得られたのかはあまり重要ではなく、なぜ取り組んだのか、どのように取り組んだのかが見られているのです。5W1Hで言えば、最も評価されるのはWhyとHowの2要素です。
そのためエントリーシートや面接の回答を考える時にも、結果ではなくプロセスを意識しながら考えてみることをおすすめします。
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2.企業が「学生時代に最も打ち込んだこと」を質問する意図
企業がエントリーシートや面接で投げかける質問には、それぞれ明確な意図が存在します。学生の回答を通じて企業は何を知りたいのかを押さえておくことで、好印象を持ってもらえるチャンスが高まるのです。では、「学生時代に最も打ち込んだこと」の質問の背景には、どのような意図があるのでしょうか。
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・モチベーションの源泉を知りたい
・課題・困難への向き合い方を知りたい
・人柄・性格が社風とマッチするかを知りたい
ここでは上記の3つの質問意図について解説します。
モチベーションの源泉を知りたい
「学生時代に最も打ち込んだこと」を質問する背景として、学生のモチベーションの源泉を知ろうとする意図が挙げられます。どのような原動力で行動するタイプの人物なのか、具体的なエピソードを通じて知りたいと考えているのです。たとえば、個人で作業するよりもチームでプロジェクトに取り組む方が高いモチベーションを保てるのであれば、チームワークを重視する企業で高く評価されることになります。
褒めて伸ばす社風がある企業では、周囲に認められることがモチベーションにつながるタイプの学生が求められるでしょう。企業が発信している「求める人物像」などを参考に、企業が求めるモチベーションタイプに合わせてアピールすることにより、選考を有利に進められるようになります。
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課題・困難への向き合い方を知りたい
「学生時代に最も打ち込んだこと」の質問では、課題・困難に対してどのような姿勢で向き合うのかを知ろうとする狙いもあります。企業に入社して社会人として働くようになれば、課題や困難に毎日のように直面することになります。学生時代の経験を通して、直面した壁に対してどのようにアプローチしてきたのかは、入社後の働き方にそのまま反映されることが多いです。そのため企業側も、入社後の働き方を予測する材料として、学生がこれまで課題へ取り組んできた姿勢を重視しているのです。
たとえば、部活の大会で負けてしまった経験や、どれだけ勉強しても成績が伸びない経験は誰にでもあるはずです。そうした課題に直面した時、どのように練習方法や勉強方法を工夫して、苦しい時期をどう乗り越えたのかをアピールするのがポイントです。周囲と協力しながら取り組む協調性や、失敗した原因を特定して克服しようとする分析力をアピールできると、なお良いでしょう。
人柄・性格が社風とマッチするかを知りたい
「学生時代に最も打ち込んだこと」のエピソードで現れてくる人柄・性格をもとに、自社の社風とマッチした学生かを判断する企業も多いです。新卒採用では学生のスキルや経験よりも、人物や価値観を評価して内定を出す企業は少なくありません。自社の社風にマッチした学生であれば、今後長く働き続けて企業の利益に貢献してくれると見込まれるからです。
そのため「学生時代に最も打ち込んだこと」を回答する時には、あなた自身の人柄・性格を正しく伝えられるようにアピールするのが大切です。ほかの就活生と比べて目立った実績を残したわけではなかったとしても、課題への取り組みを通じて人柄・性格を伝えて企業の社風とのマッチングをアピールできれば、高く評価してもらえる可能性も高まります。
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3.「学生時代に最も打ち込んだこと」のエピソードの選び方
「学生時代に最も打ち込んだこと」の回答では、学生時代に取り組んだことであればテーマは自由なので、どのエピソードを選んだら良いのか迷ってしまうことも多いでしょう。あなた自身がこれまで体験してきたエピソードの一つひとつによって、就活でのアピールのしやすさは異なってきます。
エントリーシートや面接でより評価されやすいエピソードを選びたい場合には、以下の3つの基準で探してみることをおすすめします。
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・大学・大学院時代のエピソードから選ぶ
・スキルや学びを得られたエピソードを選ぶ
・大きな成功や失敗を経験したエピソードを選ぶ
それぞれ順番に解説していきましょう。
大学・大学院時代のエピソードから選ぶ
大学卒業を控えた就活では「学生時代に最も打ち込んだこと」のエピソードは大学・大学院時代から選ぶようにしましょう。中学時代や高校時代のエピソードを選んだ場合、大学時代に打ち込んだことがないのではないかという印象につながるからです。何年も前のエピソードになると、あなた自身の人柄や性格が今とは異なることもあるので、企業にとって合否の判断材料になりにくい回答となってしまいます。
なお、中学時代から続けている部活や、高校時代から働いている業界のアルバイトなど、長期間取り組んでいることをアピールするのであれば、エピソードを取り上げても問題ありません。
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スキルや学びを得られたエピソードを選ぶ
「学生時代に最も打ち込んだこと」でアピールするエピソードは、その体験を通じて何か学びを得たものであるほど有効です。プログラミングやWebデザインなど、入社後に役立つ専門スキルを身につけたエピソードなら、なお評価されやすいでしょう。学生時代に最も打ち込んだことから得られた学びを伝えることは、その体験からあなた自身がどのように成長したのかをアピールするチャンスにもなります。
たとえば、「アルバイト経験を通じて、売上を伸ばすために工夫・検証することの楽しさを学びました。」のように伝えることが効果的です。チームワーク・協調性・継続力・計画性などは、さまざまな体験でアピールしやすく、企業からも高く評価されやすい学びになりますので、これらを学んだエピソードを中心に伝えてみると良いでしょう。
大きな成功や失敗を経験したエピソードを選ぶ
これまでに大きな成功、または失敗を経験したエピソードであるほど、「学生時代に最も打ち込んだこと」のテーマとして書きやすくなります。大きく成功できたエピソードは、壁を乗り越えて成功を手にするまでのプロセスがアピールしやすいほか、失敗したエピソードでも物事に取り組む姿勢を伝えられれば好印象になるチャンスがあります。
たとえば、「2年次の部活の大会で敗退してしまった後、練習方法を工夫して練習時間を増やし、試合に負けた原因を分析しながら次の大会に臨みましたが、2回戦で敗れてしまいました。」のようなエピソードを伝えるのも効果的です。結果的には失敗経験ではありますが、壁を乗り越えるためのプロセスがアピールできるので、採用担当者から高く評価されやすくなるでしょう。
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4.「学生時代に最も打ち込んだこと」を効果的に伝えるコツ
エントリーシートや面接で「学生時代に最も打ち込んだこと」を効果的に伝えるためには、以下の3つのコツを押さえて回答を考えるのがポイントです。
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・ガクチカのフレームワークをベースに構成を組み立てる
・課題・困難を乗り越えたプロセスを説明する
・入社後の活かし方を見据えながら伝える
それぞれの伝え方のコツについて、順番に解説していきます。
ガクチカのフレームワークをベースに構成を組み立てる
「学生時代に最も打ち込んだこと」をアピールする時には、全体の流れにガクチカのフレームワークを活用してみるのがおすすめです。ガクチカの回答では、効果的なアピールにつなげるために以下の流れに沿ってアピールすることが定番です。
結論
動機・根拠
目標・課題
取り組み・結果
学び
学生時代に最も打ち込んだことを回答する時にも、この流れに沿って構成を組み立てながら、取り組んだ理由や背景、具体的な取り組みの内容、得られた学びなどについてアピールしてみましょう。なお、「学生時代に最も打ち込んだことは何ですか?」と質問された時には、「私が学生時代に最も打ち込んだことは、飲食店でのアルバイトです。」のように、最初に質問の直接的な回答を端的に伝えることを心がけるようにしてください。
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課題・困難を乗り越えたプロセスを説明する
「学生時代に最も打ち込んだこと」を回答する時に最も重要なのは、5W1Hで言うWhyとHowの部分です。つまり、なぜその課題に取り組もうと思ったのか、どのように壁を乗り越えたのかを伝えることが高評価を得るコツになります。そのためにもエントリーシートや面接での回答を作る時には、課題・困難を乗り越えたプロセスを重点的にアピールしましょう。
課題に取り組む中で苦労したことや大変だったこと、困難を乗り越えるための方法や工夫について、具体的に伝えられるのが理想的です。たとえば「部長として練習の新メニューを作ったものの、当初は部員に受け入れてもらえませんでした。そこでコーチや先輩・後輩からの意見を取り入れながら練習メニューを見直し、より効果的かつ部員が積極的に取り組めるメニューを実現しました。」のようなエピソードを伝えられると、あなた自身の課題への向き合い方や考え方についてアピールしやすくなります。
入社後の活かし方を見据えながら伝える
「学生時代に最も打ち込んだこと」を回答する時には、過去のエピソードだけを詳しく描写するのではなく、その活動から学んだことを入社後にどう活かすかという視点を盛り込むことで、効果的なアピールが可能になります。イメージとしては、「過去」のエピソードから得られた「現在」の学び、そして「未来」への活かし方という、3つの時間軸で考えるのがコツです。
たとえば、「部活の経験から自分の頭だけで考えるのではなく、周囲の意見を取り入れながら企画を考える方が、より優れた内容が生まれることを学びました。この経験を貴社への入社後でも活かしながら、チームワークや協調性を重視して働きたいと考えています。」のように書く流れが挙げられます。入社後のビジョンについても触れることで、より一貫性のある学生という印象を持ってもらえるでしょう。
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5.「学生時代に最も打ち込んだこと」がない場合の探し方
「学生時代に最も打ち込んだこと」について書くように求められたが、具体的なエピソードが思い浮かばずに困ってしまう方も多いでしょう。ここではアピールできる体験談がないと感じる方向けに、学生時代に最も打ち込んだことを探す方法について3つ解説します。
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・学生時代に最も時間を使ったことを振り返る
・強い感情が伴った経験を考える
・周囲の友人や家族に尋ねてみる
一つひとつ詳しくご紹介しますので、具体的なエピソードを探すヒントとして活用してみてください。
学生時代に最も時間を使ったことを振り返る
「学生時代に最も打ち込んだこと」を考える時には、学生時代に最も時間を使ったことを振り返ってみるのが効果的です。高校生や大学1年の頃から取り組んでいることがないか、どんな活動に長く取り組んできたかを連想することにより、打ち込んだと言えるエピソードが見つかることが多いです。
より長く時間を使ってきたテーマほど、具体的なエピソードも豊富で切り口も見つけやすい傾向にあります。手書きで年表を用意して、これまでに時間を使ってきた活動を洗い出してみましょう。
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強い感情が伴った経験を考える
「学生時代に最も打ち込んだこと」を探す時には、強い感情が伴った経験を思い出してみるのもおすすめです。これまでで一番嬉しかったこと、悲しかったこと、悔しかったことなど、感情が強く揺さぶられた経験では、エピソードのオリジナリティや説得力が増し、強力なアピール材料となることも多いです。
プラスの感情だけではなくマイナスの感情も候補の一つで、悲しかったからこそ努力したエピソード、悔しかったからこそ工夫して乗り越えたエピソードを伝えることも好印象につながります。成果や実績を基準に探すのではなく、感情の振れ幅を基準に探すことにより、テーマが見つかりやすくなるでしょう。
周囲の友人や家族に尋ねてみる
「学生時代に最も打ち込んだこと」がどうしても見つからない場合、周囲の友人や家族に質問する「他己分析」を利用するという方法もあります。自分の頭で考えていては見つからなかったエピソードも、第三者に質問してみることで思い出せるケースは多いです。
他己分析で教えてもらったエピソードは、あなた自身にとっては当たり前のことであり、就活でアピールするほどではないと感じるかもしれません。しかし友人や家族にとって強く印象に残っているということは、あなた自身の強みや長所が無意識に活かされているエピソードと判断できます。第三者から評価されている強みを就活でもアピールすることで、より魅力的な回答を作ることができるでしょう。
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6.「学生時代に最も打ち込んだこと」を伝える時の注意点
最後に、「学生時代に最も打ち込んだこと」についてエントリーシートや面接で伝える時に気をつけたい、4つの注意点についてもご紹介しましょう。ビジネスマナーに違反した学生と思われないためにも、これらの注意点を踏まえて回答を作成するようにしてください。
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・伝えるエピソードは一つに絞る
・企業の求める人物像からかけ離れないように
・嘘や創作を盛り込まない
・社会的にマイナスイメージのある体験は避ける
それぞれ順番に解説していきます。
伝えるエピソードは一つに絞る
「学生時代に最も打ち込んだこと」でエピソードを伝える時には、複数の体験を同時にアピールするのではなく、一つのエピソードに絞って回答するようにしてください。複数のエピソードを盛り込んでしまうと、話が途切れ途切れになり、何をアピールしたいのかわからない回答になりやすいからです。採用担当者にとっても理解しにくいアピールとなってしまい、ネガティブな印象を与えてしまいかねません。
一つのエピソードについて、しっかりと文字数や時間をかけてアピールした方が、選考では有利になりやすくなります。そのため「学生時代に最も打ち込んだこと」の回答で伝えるエピソードは一つに絞り、別のエピソードを伝えたい場合には自己PRなどの項目で盛り込むようにしてください。
企業の求める人物像からかけ離れないように
「学生時代に最も打ち込んだこと」について考える時には、企業が発信している求める人物像からかけ離れていないことを重視しましょう。たとえば、企業がチームワークを大事にできる人物を求めているにも関わらず、一人で作業することが得意で個人としての成長意欲が高いことをアピールしてしまうと、企業側はミスマッチを防ぐためにも採用を見送ろうとする心理となります。
求める人物像に寄せすぎてあなた自身の強みが引き出せていない回答にも注意が必要ですが、回答を考える時には、まず企業の求める人物像をはじめとする企業研究に取り組むようにしてください。
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嘘や創作を盛り込まない
「学生時代に最も打ち込んだこと」が思い浮かばない場合、嘘や創作を盛り込んでアピールしても良いのか気になる方は多いでしょう。しかし就活の回答では、嘘や創作を混ざったエピソードは絶対に避けるべきです。嘘がバレた時にマイナス印象になることに加えて、本来の自分よりも優れた人物としてアピールしたとしても、入社後にミスマッチを感じる可能性が高まるからです。
たとえば、プログラミングの勉強に打ち込んだことを創作でアピールし、即戦力としての活躍を期待されてIT企業に入社したが、嘘がバレて周囲からの期待に応えられなかったとしたら、大きなプレッシャーになることは想像しやすいでしょう。その結果、早期退職して就活を再開することになれば、選考で不利になることは避けられません。
あくまでも事実を誇張せずに伝えることを心がけ、ありのままのあなた自身を評価してもらえるようにしましょう。
社会的にマイナスイメージのある体験は避ける
「学生時代に最も打ち込んだこと」のテーマとして、ギャンブルや水商売のアルバイトといった、社会的にマイナスイメージが持たれやすい体験は避けるようにしてください。仮にパチンコに打ち込んだことについて、目標や手法を確立させながら、検証を重ねて利益を生み出してきた経験であれば、そのプロセスを高く評価する企業は現れることでしょう。
しかし採用担当者の中には、ギャンブルに長期間取り組んでいたという事実だけで、採用するのにリスクがあると判断するケースも多いです。そのため不要なマイナス評価を避けるためにも、社会的にネガティブなイメージを持たれている活動は積極的にアピールしないようにしましょう。
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まとめ
「学生時代に最も打ち込んだこと」についての質問は、エントリーシートや面接での頻出質問であり、成果や実績よりもプロセスが重視される項目でもあります。この質問を通じて企業側は、どのようなモチベーションで動く人物なのか、困難や課題にどのような姿勢で向き合うのかを知りたいと考えています。
学生時代に最も打ち込んだことについて効果的に伝えるためには、ガクチカの回答を作るためのフレームワークを活かし、「未来」を含めて3つの時間軸でアピールすることが効果的です。ただし、一つの質問で答えるエピソードは一つだけに絞り、嘘や創作は混ぜないように注意して作成しましょう。
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