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1.就活で聞かれる「高校時代に頑張ったこと」は好印象を残すチャンス
「高校時代に頑張ったこと」の質問は、いわゆるガクチカの高校生版と言えます。ガクチカでは、物事への向き合い方が企業にマッチするかどうかが重視されますが、高校時代に頑張ったことの質問では、加えて過去への向き合い方が評価されるのが特徴です。アピールする内容は自由に選ぶことが可能で、文化祭や体育祭、受験勉強、部活、趣味などさまざまなテーマの中から伝えることができます。
また、重視されるのは高校時代にどれだけ成果を出せたのかという点ではなく、どのように課題に向き合い、過去をどう捉えているかという点にあります。そのため成功体験だけに限る必要はなく、高校時代に頑張ったものの成果には結び付かなかったエピソードもアピール材料となります。
たとえば、受験勉強に失敗した経験をバネにして、大学時代では学業に専念したというストーリーを伝えることにより、過去への向き合い方がはっきりと企業に伝わる回答を作ることができます。
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2.「高校時代に頑張ったこと」を質問する企業の意図とは?
大学時代に力を入れたこと(ガクチカ)ではなく、高校時代に頑張ったことをあえて聞く理由には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは企業の質問意図について、以下の3つを解説していきます。
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・学生のバックグラウンドを知るため
・過去の自分への向き合い方を知るため
・受験などの課題をどう乗り越えたのかを知るため
それぞれ詳しくご紹介しましょう。
学生のバックグラウンドを知るため
「高校時代に頑張ったこと」を質問することにより、企業は学生のバックグラウンドについて詳しく知りたいと考えています。人の人格形成では、大学時代だけではなく幼少期からの経験が大きく関わっています。その中でも比較的思い出しやすい高校時代のエピソードを尋ねることにより、あなたが根本的にどのような人物なのかを知ろうとする狙いがあるのです。
就活でよくある質問として、「幼少期はどんな子どもでしたか?」「中学生の頃はどのように過ごしていましたか?」などがありますが、これらも学生のバックグラウンドを知り、人柄や価値観について深く知りたいという意図に根差しています。そのため「高校時代に頑張ったこと」の回答を考える時には、高校時代のエピソードだけを伝えるのではなく、あなたがどのように考え、どのような環境に身を置いてきたのかを具体的に伝えることが大切です。
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過去の自分への向き合い方を知るため
「高校時代に頑張ったこと」を質問することにより、学生が過去の自分をどう捉えているかを把握しようとする狙いもあります。高校時代の自分を必要以上に悲観的・楽観的に捉えるのではなく、事実にもとづいて客観的に向き合えているかが重視されるポイントです。たとえば、部活で全国大会に出場したこと自体は頑張った出来事と言えますが、実際には自分は補欠であり、全国大会に出場できたのはチームメイトのおかげだったとすれば、自分が頑張ったエピソードとは呼べないでしょう。
そうではなく、誰が聞いても高校時代に頑張った出来事だと判断できるような、客観的な向き合い方をアピールすることが重要です。過去の自分を客観的に捉えられる学生は、自分の強み・弱みを正確に把握して、自分の特性を活かして働ける人材であると判断されます。企業に入社しても活躍できる可能性が高く、選考で高評価を受けやすいのです。
受験などの課題をどう乗り越えたのかを知るため
高校時代には、受験勉強や定期試験、部活の大会をはじめとするさまざまな課題に直面することとなります。「高校時代に頑張ったこと」の回答を通じて、そうした課題への乗り越え方を知ることにより、あなたがどんな人物なのかを詳しく知ろうとする狙いもあります。課題への向き合い方は、そのまま入社後の業務への向き合い方に共通することが多く、採用後の働き方のイメージを予測するのに役立つからです。
たとえば受験勉強への向き合い方についても、「不合格にならないように努力した」という人と、「将来はこの職業に就きたいから努力した」という人であれば、物事へ向き合う姿勢が大きく異なります。つまり、受験勉強でどれだけ成果を出せたのかは重要ではなく、どのような価値観を持って受験勉強に向き合ってきたのかがチェックされているのです。
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3.「高校時代に頑張ったこと」で高評価を得るアピールのコツ
「高校時代に頑張ったこと」をエントリーシートや面接でアピールする時には、以下のようなポイントを押さえて回答することにより、採用担当者から高評価を受けやすくなります。
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・頑張ったことの結論を簡潔に伝える
・具体的なエピソードや経験談を説明する
・高校時代の頑張りを通じて得た学びをまとめる
・大学時代との差別化を心がける
・挫折・失敗を乗り越えた経験をアピールする
上から順番にアピールのコツを解説していきましょう。
頑張ったことの結論を簡潔に伝える
就活での受け答えの基本として、「高校時代に頑張ったこと」について聞かれた時には、頑張ったことの結論について簡潔に伝えることを心がけましょう。たとえば、「私が高校時代に頑張ったのは、バレー部の活動です。」のように結論から入るのが望ましいです。一方で、「私は小学生の頃からスポーツに興味があり、さまざまな部活を経験してきました。中学時代では個人競技のテニス部に入りましたが、高校時代ではチームスポーツを始めたいと考え、バレー部に入部しました。」のように、具体的なエピソードから書き始めてしまうと、採用担当者にとって何が言いたい回答なのかが伝わりにくくなってしまいます。
エントリーシートや面接でわかりやすく伝えるためには、結論ファーストで始めることが大切です。最初に結論について簡潔に述べた後に、具体的なエピソードや体験談を続けていく流れを心がけましょう。
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具体的なエピソードや経験談を説明する
「高校時代に頑張ったこと」の回答で説得力を持たせるためには、できるだけ具体的なエピソードや体験談を盛り込むことがポイントです。
たとえば、「私は部活動を頑張りました。」と回答するだけで終わるのではなく、「私はバレー部に所属し、全国大会へ出場するためにチーム一丸となって練習に取り組んできました。高校3年生の時には主将を任され、練習メニューを考えたり、部員の適性をもとに役割を割り振ったりと、マネジメントにも力を入れてきました。」というように、当時の場面や状況を詳しく描写しながらアピールするのが効果的です。
オリジナリティのあるエピソードを紹介できると、回答の説得力が高まり、あなた自身の人柄や価値観を評価してもらいやすくなります。逆に、抽象的な表現ばかりではライバルと差がつきにくくなるため、できるだけ具体性を持たせることを意識しましょう。
高校時代の頑張りを通じて得た学びをまとめる
「高校時代に頑張ったこと」のエピソードを通じて、どのような学びを得られたのかをまとめることも重要です。企業が詳しく知りたいのは頑張った結果の成果ではなく、物事にどう向き合い、どのような学びを得たのかという部分です。過去の経験を冷静に分析しながら、現在や将来に活かそうとする姿勢をアピールできると、選考でも高評価を得やすくなります。
たとえば、「私はこの部活動での経験から、チームを率いるためのリーダーシップの大切さを学びました。」などと、得られた学びを素直にアピールするようにしてください。
得られた学びを伝える時には、応募する企業の求める人物像を参考にしながら、企業で求められている要素をアピールするのも効果的です。もしチームワークを重視する企業に応募するのであれば、協調性やコミュニケーション力についての学びを中心的に伝えると良いでしょう。
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大学時代との差別化を心がける
「高校時代に頑張ったこと」について尋ねられている質問では、大学時代に力を入れたこととの差別化を意識することにより、魅力的な回答を作ることができます。たとえば、アルバイトやボランティアの経験は、高校ではなく大学でも積むことができるでしょう。一方で受験勉強や文化祭・体育祭といった出来事は、高校時代でしか体験できないものです。ガクチカや自己PRなどとエピソードが重複することを避けるためにも、高校時代ならではのエピソードを優先的に選ぶのがコツです。
もし高校時代のアルバイトについて取り上げるのであれば、大学時代のアルバイトと差別化するため、学業との両立や初めて社会で働いた瞬間などを深掘りしながらエピソードを紹介すると良いでしょう。
挫折・失敗を乗り越えた経験をアピールする
「高校時代に頑張ったこと」をアピールする時に重要なのは、挫折・失敗を乗り越えた経験を盛り込むことです。高校時代の経験を通じて、あなたがどれだけ成長できたのかをアピールすることが、採用担当者から好印象を持ってもらうコツになります。そのため成功体験だけにこだわる必要はなく、失敗した経験から何を学び、将来に向けてどう活かせているのかを伝えることも、強力なアピール材料になります。
たとえば、高校時代に簿記2級の資格を取得しようと頑張ったが、不合格に終わってしまったエピソードを紹介するとします。ここで失敗した事実だけで終えることなく、計画性を持って勉強することの大切さを実感したこと、勉強方法を工夫して一年後にリベンジして合格を勝ち取ったことを紹介することにより、魅力的な回答を作ることができます。
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4.「高校時代に頑張ったこと」としてアピールできるテーマ一覧
「高校時代に頑張ったこと」について質問されても、具体的なエピソードが思いつかずに困ってしまう方は多いでしょう。そんな時には、いきなり回答を作ろうとするのではなく、まずは以下のようなテーマの中から書きやすいものを選び、それぞれのエピソードについて書き出してみることをおすすめします。
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・受験勉強
・資格取得に向けた勉強
・体育祭
・文化祭
・修学旅行
・部活
・学級活動
・委員会活動
・生徒会活動
・アルバイト
・ボランティア
これらの学業・行事・課外活動では、成功体験や強力なインパクトのあるエピソードだけを選ぶ必要はありません。「定期試験に向けた勉強スケジュールをどのように工夫して作成したか」など、日常生活の一コマを切り取ってアピール材料とすることもできるので、得られた学びや取り組んだプロセスを重視しながらテーマを選択しましょう。
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5.「高校時代に頑張ったこと」が思いつかない場合の対策
「高校時代に頑張ったこと」のエピソードや回答がどうしても思いつかない場合には、以下のような対策に取り組んでみることをおすすめします。
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・一番長く時間を使っていた活動から考える
・高校時代のアルバムを振り返る
・高校時代の友人や家族に聞いてみる
一つずつ詳しく解説していきます。
一番長く時間を使っていた活動から考える
「高校時代に頑張ったこと」としてアピールしやすいのは、高校時代に最も長い時間を費やしてきた活動です。一日のほとんどを費やしてきた学業はもちろん、部活動やアルバイト、趣味などをテーマとすることにより、物事の向き合い方や失敗の乗り越え方についての切り口を用意しやすく、好印象を持ってもらえるエピソードを回答しやすいメリットがあります。
取り上げるエピソードは、必ずしも成功体験である必要はありません。アルバイトに励む中で失敗して店長に注意されてしまった経験や、部活動で大会に敗退してしまった経験であっても、そこから大きな学びを得られたのであれば魅力的なアピール材料となります。
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高校時代のアルバムを振り返る
高校時代に取り組んだ出来事を思い出せない場合には、当時の卒業アルバムを振り返ってみることにより、新たな気づきがあるかもしれません。委員会活動で教師に褒められた経験や、体育祭でリーダーシップを発揮した経験、受験勉強では友人と集まってわからないところを教える講師役を務めた経験など。自分にとって大きな学びを得られた出来事を思い出し、アピール材料につなげられるかもしれません。
自分の頭の中で思い出そうとするよりも、卒業アルバムの写真から当時の状況を振り返りながら思い出す方が、具体的なエピソードを連想しやすくなりますので、ぜひ試してみてください。
高校時代の友人や家族に聞いてみる
「高校時代に頑張ったこと」が出てこない時には、当時の自分について家族や友人に質問してみる「他己分析」も有効です。第三者の立場から見て、自分がどんな人物だったのかを教えてもらうことで、より客観的に過去を振り返ることができるメリットがあります。自分にとっては当たり前のように取り組んでいた経験であっても、周囲の人からすると誰も真似できない長所だと受け取られていることがあります。
たとえば、自分では普通に受験勉強に取り組んだつもりだったとしても、周りの人からすれば明確な目標と綿密なスケジュールを設定し、自分に嘘をつくことなく淡々と努力できる人物として映っているかもしれません。高校時代の出来事をうまく思い出せない時は、こうした他己分析をヒントにしてみましょう。
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6.「高校時代に頑張ったこと」でアピールに失敗しやすいNG回答
最後に、「高校時代に頑張ったこと」のアピールで採用担当者に悪印象を与えかねないNG回答について、例文とともに解説していきます。
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・抽象的な表現にとどまっている
・事実を羅列しただけの回答になっている
・エピソードに誇張・創作が含まれる
これらの注意点を、エントリーシートや面接の回答を見直す時のチェックポイントとして活用してみてください。
抽象的な表現にとどまっている
「私が高校時代に頑張ったのは、アルバイトです。アルバイトを通じてお金を稼ぐことの大変さを実感したので、社会に出てからもお金を大切にしながら働きたいです。」
こうした抽象的で具体性がない表現は、「高校時代に頑張ったこと」の回答としてはマイナス評価につながりかねません。どんな企業にも使い回せる内容であり、あなたの人物性や価値観がまったく見えてこない内容だからです。採用担当者が知りたいと考えているのは、高校時代に頑張ったことの具体的なエピソードやプロセスについてです。抽象的な表現だけで回答してしまうと、企業側の意図を汲み取れていない人物と評価され、選考で不利となってしまいます。
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事実を羅列しただけの回答になっている
「私は高校時代に部活動を頑張りました。私が所属したのは野球部で、2年生の頃には県大会に出場することができました。3年生になるとレギュラーに定着し、主に3番の打順を任されました。」
このように事実を羅列しただけの回答も、企業から高評価を受けるのは難しいです。企業が詳しく知りたいと考えているのは高校時代の成果ではなく、物事に取り組む姿勢の部分だからです。そのため部活動についてアピールするとしても、県大会で敗退して悔しかった経験、その経験をバネにして日々の練習に打ち込んだ経験などを取り上げると、より魅力が伝わりやすい回答となるでしょう。
エピソードに誇張・創作が含まれる
「私が高校時代に頑張ったのは、部活動です。3年生の時にキャプテンを任され、部員全員に慕われる頼りがいのあるリーダーとして、チームをまとめてきました。」
こうしたエピソードは就活でもよくみられる回答ですが、もし実際にはキャプテンを務めたわけではないにも関わらず、キャプテンや部長、副部長を任された経験をアピールするのは、誇張・創作が含まれる回答としてネガティブな評価を受ける可能性があります。「昔のことだし、バレないだろう」と思って回答したとしても、面接の時の深掘り質問でうまく答えられず、嘘がバレてしまうリスクが非常に高いです。
リーダーシップを強みとして採用されたが、実際に働き始めてみると受け身な姿勢であるなど、入社後のギャップが激しい場合にも、就活のアピールが嘘だと判断されて解雇されるリスクにつながります。このように大きなリスクが考えられるため、就活の回答で嘘や誇張・創作を混ぜることは避けるようにしてください。
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まとめ
大学卒業を控えた就活では、エントリーシートや面接で「高校時代に頑張ったこと」を質問されることがあります。その質問の背景として、企業は学生の生い立ちを詳しく知り、過去への向き合い方を知ることで、人物性や価値観について判断しようとする狙いがあります。そうした質問意図を踏まえて回答を作成することにより、選考を有利に進められるようになります。
高校時代のエピソードをアピールする時には、具体的な出来事を描写しながら得られた学びを伝えたり、大学時代との差別化を意識したりするのが効果的です。もし当時のエピソードが思い浮かばない場合には、卒業アルバムや他己分析を活用して、アピール材料のヒントを探してみましょう。
ただし、事実を羅列しただけの回答や嘘・誇張が混ざった回答はマイナス評価を受けることがあるので、十分に注意しながら作成しましょう。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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