WEBエントリーシートならではの書き方とは?|紙にはない特徴を解説

WEBエントリーシートならではの書き方とは?|紙にはない特徴を解説
オンラインで作成・提出できるWebエントリーシートは、手書きと比べて短時間で効率的に仕上げられ、郵送の手間やタイムラグも不要という大きなメリットがあります。文字数や誤字脱字をツールで確認でき、字の美しさによる不利もなく、多くの就活生にとって強力な味方です。ただ一方で、容易に仕上げられる反面、入力制限や通信環境による不具合といったリスクも存在します。

本記事では、Webエントリーシートの書き方や紙のエントリーシートとの違いについて解説していきます。
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1.WEBエントリーシートの特徴

まず初めに、Webエントリーシートの特徴について見ていきましょう。

コピー&ペースト利用で手書きよりも効率的に作成できる

手書きで書く場合と比べてWEBエントリーシートでは、効率的に文章を作成できることが多いです。パソコンのキーボード入力に慣れている方はもちろん、スマホのフリック入力や音声入力、コピー&ペーストを活用すれば、手書きよりも数倍高速に文章を書ける方がほとんどです。

一枚一枚の作成スピードが上がることで、エントリーシートに書く内容をじっくりと考える余裕が生まれます。面接対策により多くの時間を割くことも可能なので、結果として内定を勝ち取れる確率を大幅に高めることができるでしょう。

郵送の時間・手間が不要

WEBエントリーシートは、オンラインでエントリーシートの提出ができるため、郵送の手間や費用、労力を必要としません。

手書きのエントリーシートを郵送する場合、送付状や添え状を用意したり、書類の提出日を投函日に揃える必要があったりと、さまざまなマナーを守って提出する必要がありました。WEBエントリーシートの場合にはそうした手間が不要で、エントリーシートの作成だけに集中することが可能です。

逆に言えば、送付状や添え状を作成して丁寧に郵送することで評価アップを狙いたいと考えていた方にとっては、やや不利な提出方法と言えるかもしれません。

複数のエントリーシートを用意しやすい

WEBエントリーシートは下書きをテキストで用意することができるため、氏名・住所・学歴といったコピペが可能な項目を素早く埋められるメリットがあります。志望する業界や職種が似ている企業であれば、エントリーシートの全体的な流れや具体的なエピソードを一部コピペして再利用することも可能でしょう。

ただし、エントリーシート全体または一部の項目をすべてコピペして使い回すことは、企業からの評価を大きく下げることになるため、避けましょう。

文字数がわかりやすい

文字数の制限や指定がある場合にも、WEBエントリーシートであれば文字数を調整しやすく、作成の手間や時間を短縮できるメリットが生まれます。Microsoft WordやGoogleドキュメントをはじめ、メモアプリには文字数カウント機能が標準搭載されていることが多く、下書きを作成する時にも簡単に文字数を確認できます。

手書きの場合は一文字一文字手作業で数える必要がありましたが、WEBエントリーシートなら文字数制限があるフォーマットでも落ち着いて作成できるでしょう。

字が汚いことが不利にならない

WEBエントリーシートはパソコンで作成・提出することになるため、手書きの文字の美しさに自信がない方にとっても大きなメリットがあります。

手書きのエントリーシートでは、文字の美醜は選考に大きく影響しないとはいえ、文字が綺麗な人とそうでない人とでは、第一印象が異なってしまうのは仕方ありません。WEBエントリーシートでは、すべての学生が同じ文字スタイルを使用するため、文字が汚いことが選考で不利になる確率は0%です。

一方で、丁寧な文字で書くことでエントリーシートの印象アップを狙っていた方にとっては、WEBエントリーシートはやや不利になると言えるでしょう。

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2.WEBエントリーシートと手書き・紙のエントリーシートの共通点と違い

続いて、Webエントリーシートと紙のエントリーシートの共通点と違いについて見ていきましょう。

Webエントリーシートと手書きエントリーシートの共通点

  • ・志望動機や自己PRなど、質問内容は基本的に同じ

  • ・文章構成力や論理性が評価される

  • ・誤字脱字や表現の丁寧さが重視される

  • ・自分の強みをエピソードで裏付ける必要がある


Webでも手書きでも、企業が確認するのは応募者の考え方や伝え方の質、文章の作り方の論理構成などです。そのため、志望動機や自己PRといった質問内容は共通しており、設問に対して論理的に答えられているかが評価されます。もちろん、誤字脱字はどちらの形式でもマイナス評価につながるため、丁寧なチェックが必須です。

提出方法が異なっても中身で何を伝えるか、という伝える内容の本質は同じであり、両者とも説得力ある文章を組み立てることが重要です。

Webエントリーシートと手書きエントリーシートの違い

  • ・Webはコピー&ペーストで効率的に作成可能、手書きは一字ずつ記入が必要

  • ・Webは改行や字数制限が自動管理、手書きは自分で調整が必要

  • ・手書きは文字の丁寧さや字の雰囲気が評価対象になる、Webは文章そのものが評価されやすい

  • ・Webはオンラインで即提出可能、手書きは郵送など物理的な手間がかかる


両者の最大の違いは見られるポイントと作成・提出の手間にあります。

Webエントリーシートは効率的に文章を作れる反面、文字の印象は伝わらないため、内容の論理性や簡潔さが一層重視されます。反対に手書きのESは、筆跡の丁寧さや清潔感が伝わるため、人柄や誠実さを間接的に示すことが可能です。

また、Webでは改行や字数がシステムで制御されますが、紙では自分でレイアウトを調整する必要があります。提出方法も異なり、Webはクリック一つで完了するのに対し、紙は印刷や郵送といった時間的コストがかかります。

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3. WEBエントリーシートならではの書き方

続いて、webエントリーシートだからこそ意識しておきたい書き方について紹介します。紙のエントリーシートとは異なる点を意識して書くようにしましょう。

文字数・スペースの8割以上書く

WEBエントリーシートでは、一つの項目あたりの文字数・行数が指定されていることが多いです。「400文字以内」「400文字程度」などと指定がある場合には、少なくとも8割以上、つまり320文字以上のボリュームで書くことが重要です。指定の文字数に足りず、余白が目立つWEBエントリーシートは、選考で不利になる原因となります。

ただし「400文字以上」と最低ラインの指定がある場合には、8割ではなく400文字を超える文字数で書く必要があるので注意しましょう。

改行できない場合は記号挿入か1文字空ける

WEBエントリーシートはシステムによって改行が反映されない場合があります。その際は「・」「/」などの記号を挟んだり、一文字空けて区切ることで視認性を高める工夫が必要です。長文が一続きになると読み手の負担が増し、要点が伝わりにくくなります。

紙と異なり余白での調整ができないため、文中で自然に区切りを作る意識を持つと、採用担当者が内容をスムーズに把握しやすくなります。

記号や箇条書きはシンプルにする

WEBエントリーシートでは特殊な記号や丸数字が文字化けする可能性があります。そのため「・」「-」「1. 2.」といったシンプルな記号・文字を使うことが基本です。

また、過剰に箇条書きを多用すると逆に読みづらくなるため、文章全体の流れを壊さない範囲で活用するのが理想です。採用担当者は大量の応募をチェックするため、誰が読んでも整った見た目になるように意識しましょう。

強調を構成で表現する

紙のエントリーシートでは下線や囲み文字で強調できますが、WEBではそうした装飾ができません。そこで、冒頭に結論を置き、その後に理由や具体例を展開する「結論ファースト」の構成をとることで、自然に伝えたい部分を際立たせることができます。また、一文を短めに区切ると要点が引き立ちやすくなり、スクリーン上でも読みやすい流れになります。

スクロールしても見やすい構成にする

WEBエントリーシートは画面をスクロールしながら読むため、一目で全体を把握しにくいのが特徴です。そのため一段落を長くしすぎず、適度に改行や区切りを入れることで読みやすさを確保しましょう。

また、各段落に小さな結論を置くと、読み手が途中で区切って読んでも要点が理解しやすくなります。視線の流れを意識した構成にすることで、最後まで読まれる確率が高まります。

Webエントリーシートの例文

上記の注意点を盛り込んだ形で記載したエントリーシートの例文を見ていきましょう。

「私が学生時代に最も力を入れたことは、学園祭実行委員として広報活動を主導した経験です。目的は『来場者数を前年の1.5倍に増やすこと』であり、私はSNS運用を中心に企画を立案しました。

具体的には、

  • ・ターゲット層を明確化(高校生・地域住民)

  • ・イベント情報を小出しに発信

  • ・写真や動画を活用して拡散力を高める

という三点を実行しました。

結果として来場者数は前年の約2倍となり、学園祭終了後には『情報がわかりやすかった』と多くの声をいただきました。この経験から、相手の立場に立って情報を整理し、分かりやすく伝える力を磨くことができました。今後はこの強みを活かし、貴社においても顧客に伝わる提案を実現したいと考えています。」

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4. WEBエントリーシートならではの見直しポイントや注意点

WEBエントリーシートを作成・提出する時には、手書きのエントリーシートとは違った点に注意しながら作業を進める必要があります。

誤字脱字・変換ミスを必ず確認

WEBエントリーシートは入力やコピー&ペーストが中心になるため、誤字脱字や変換ミスが発生しやすいです。特に人名や企業名を間違えると、大きなマイナス評価につながります。

提出前には必ず声に出して読み上げたり、第三者に確認してもらうなど複数の方法でチェックしましょう。細かなミスでも注意力が不足していると判断される可能性があるため、慎重さが求められます。

文字化け防止のために特殊な記号や文字は使わない

WEBエントリーシートではシステム環境によって、丸数字や特殊記号、絵文字などが文字化けする可能性があります。採用担当者が読めなくなってしまうと内容が伝わらず、評価に不利に働く恐れがあります。そのため「・」「-」「()」など汎用的で崩れにくい記号に統一するのが安全です。文章は装飾に頼らず、構成力や表現力で読みやすさを工夫しましょう。

証明写真のアップロード方法を確認しておく

WEBエントリーシートでは、志望動機や自己PRなどの項目とは別に、証明写真のアップロードを求められることがあります。オンラインで画像をアップロードする場合には、事前に証明写真をデータとして保存し、WEBエントリーシートを作成するパソコンに転送しておく必要があります。

場合によってはファイルの拡張子を変更したり、画像の容量やサイズを圧縮したりする必要が出てくるため、証明写真の準備は早めに進めるようにしてください。WEBエントリーシートの作成を始める前に、証明写真のアップロードに関する説明に目を通しておくと安心です。

提出後もコピーを保存する

WEBエントリーシートで提出した内容は、前述した通り面接などの今後の選考でも使うことになります。しかしWEBエントリーシートを提出してしまった後では、清書したものを保存できないことがあります。事前に誤変換や誤字・脱字をチェックした完成版の下書きを用意できるのが理想ですが、WEBエントリーシートを作成する際に修正・変更した場合には、画面のスクリーンショットを撮影して保存しておくのがおすすめです。

力を入れてWEBエントリーシートを作成して面接に進めたにも関わらず、面接でエントリーシートの内容をスムーズに受け答えできずに減点されることがないよう、最終選考が終わるまでエントリーシートの下書きは手元に置いておくようにしましょう。

安定したインターネット環境を用意する

WEBエントリーシートの作成・提出でトラブルを防ぐためにも、安定したインターネット環境を準備しておくことも大切です。スマホの4G回線のテザリングでWEBエントリーシートを作成したり、調子が悪い自宅のWi-Fiを使ってWEBエントリーシートを提出したりした結果、思わぬトラブルになる可能性もあります。

可能な限り、光ファイバーを使った固定回線につないだ使い慣れたパソコンにて、WEBエントリーシートの作成・提出を進めるのが理想です。街中のフリーWi-Fiや、OSが更新されていない古いパソコンを使うことは避けるようにしましょう。

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5. WEBエントリーシートを作成するまでの流れ

最後に、WEBエントリーシートの下書きを用意し、オンライン上で提出するまでのおおまかな流れについて解説します。初めてWEBエントリーシートを利用する方や、WEBエントリーシートの提出方法に不安がある方は、ぜひ参考にしてください。

下書きをもとにWEB上で記入

WEBエントリーシートの提出は、指定の会場やパソコンを使ってCBT試験のように作成するものではなく、自宅のパソコンを使って自由に提出できる仕組みです。そのため事前に自宅のパソコンの中に下書きを準備しておき、その下書きからコピペする形でWEBエントリーシートを作成することが可能です。

手書きのエントリーシートと同様に、事前に内容を考える時間が十分にあるため、プレッシャーを感じることなく作成に臨むと良いでしょう。提出用のWEBサイトは、準備する企業によって形式が異なることはありますが、直感的に提出できる設計になっていることがほとんどなのでご安心ください。

証明写真をアップロード

オンライン上でWEBエントリーシートの作成が完了したら、提出の前に証明写真をアップロードします。WEBエントリーシートの下書きと同じように、証明写真はデータとして自宅のパソコンに転送しておく必要がある点に注意しましょう。

証明写真のデータ化については、街中にある証明写真機で撮影することにより、QRコードを使用してデータをダウンロードすることができます。スマホアプリを使って証明写真用のデータを撮影することもできるため、急いで準備する必要がある方は利用してみると良いでしょう。

誤字・脱字をチェックして提出

WEBエントリーシートの作成が完了し、証明写真のアップロードが完了したら、誤字・脱字や誤変換がないかをよく見直して、提出完了です。WEBエントリーシートに記入した内容は下書きとして保存、もしくは提出画面をスクリーンショットで撮影して、手元の残しておくことを忘れないようにしましょう。

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6. まとめ

WEBエントリーシートは、手書きに比べて作成効率が高く、郵送の手間や字の巧拙を気にする必要がない点が大きなメリットです。一方で、入力時間の制限がある場合も多いため、事前に入念な下書きを準備しておくことが欠かせません。

魅力的な内容にするためには、指定文字数の8割以上を埋めるボリューム調整や、PC環境での適切なフォーマット確認が効果的です。また、初めて利用する際は証明写真のアップロード方法を事前に把握し、面接対策として送信した内容のコピーを必ず手元に保管しておきましょう。

効率性を活かしつつ、下書き作成から提出後の管理まで丁寧に行うことが、Web選考を突破し内定を勝ち取るための重要な鍵となります。

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