ESで「挑戦したこと」を書く時のポイント解説!企業にチャレンジ精神が伝わるアピール方法

ESで「挑戦したこと」を書く時のポイント解説!企業にチャレンジ精神が伝わるアピール方法
就活のES(エントリーシート)では、課題に対してどんな向き合い方をするのかを見るべく、「学生時代に挑戦したこと」を尋ねることが多くあります。学生時代は、学業をはじめアルバイト・サークル・留学・インターンなど、自由な時間を活かしてさまざまな挑戦ができる期間でもあります。その時期にどのように過ごし、どんな挑戦を乗り越えてきたのかを知ることで、企業は自社にマッチした人材を見極めたいと考えているのです。 ですが、単に挑戦したことを伝えるだけのESや、挑戦した結果得られた成果ばかりをアピールするESでは、企業からの高評価は得られにくいことがあります。では、どのように書けば「挑戦したこと」を効果的に伝えることができるのでしょうか。 今回の記事では、ESで質問される「挑戦したこと」について、選考で有利になる書き方や全体の流れ、アピールする時の注意点などについてご紹介します。挑戦したことをどのように書いたらいいかわからず困っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

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1.企業がESで挑戦したことを聞く理由とは?

ESは企業にとって、選考の判断材料となる重要な書類です。その書類の中で、志望動機や自己PRに並べて「挑戦したこと」を尋ねているということは、それだけ企業が知りたいと思っている情報の一つなのです。具体的には、企業は「挑戦したこと」を通じて、以下のようなことを判断したいと考えています。

チャレンジ精神のある人材を見極めるため
課題解決力を判断するため
自社にマッチする人材かどうかを調べるため

挑戦したことを聞く具体的な理由について、順番に解説していきましょう。

チャレンジ精神のある人材を見極めるため

ESで「挑戦したこと」を聞く理由として、単純にチャレンジ精神を持った学生を採用したいからという背景が挙げられます。企業の社風として、新技術や新たな商品、新たな取引先などをどんどん開拓していこうとする雰囲気の場合には、チャレンジ精神が豊富な人材を強く求める傾向にあります。

ESの「挑戦したこと」で、人とは違ったことに挑戦していたり、さまざまな物事に積極的にチャレンジしていたりする姿勢が見えると、選考で有利になる可能性が非常に高いです。「挑戦したこと」をESで尋ねている時点で、チャレンジ精神のある人材を求めていることがうかがえるので、具体的なエピソードや体験談も交えながら積極的にアピールすると効果的です。

課題解決力を判断するため

ESの「挑戦したこと」を通じて、その学生の課題解決力を見ようとする企業も多いです。何か新しいことに挑戦する時には、必ず壁や課題に直面することとなります。これは社会人になって以降も同様で、仕事に取り組む中で課題にぶつかった時、どのように壁を乗り越えるかによって、その人の生産性や評価が決まります。

たとえば、一人で抱え込まずに積極的に周りに頼れることや、自分の中にある経験を活かして課題を乗り越えられることは、課題解決能力を重視する企業にとっては大きなプラス要素になります。一方で、挑戦したことが失敗に終わり、その失敗からも何も学べていないようであれば、課題解決力が低く意欲も少ない学生と判断されるため注意が必要です。

自社にマッチする人材かどうかを調べるため

ESの「挑戦したこと」のエピソードを踏まえて、自社にマッチする性格や人柄、価値観を備えた人物かどうかを確認したいという意図もあります。学生時代の挑戦を通じて、「課題にぶつかった時にこのようなアプローチができる学生なら、入社後にトラブルに直面しても同様のアプローチで解決できるだろう」という印象を持ってもらえれば、選考でも有利になるチャンスとなります。

こちらの観点では、挑戦したことの内容や実績というよりも、挑戦するまでのプロセスや課題を解決する過程が重視される傾向があります。そのためスキルや資格、経験などをアピールするのではなく、どのようなアプローチで挑戦してきたのかを具体的に伝えられると良いでしょう。

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2.ESで「挑戦したこと」を書く時のポイント

ESの「挑戦したこと」を書く時には、前述した企業のチェックポイントを踏まえながら、あなた自身の魅力を最大限引き出せるように書く必要があります。ここではESで「挑戦したこと」をより印象的に書くためのコツとして、以下の5つを解説します。

大学生時代のエピソードを取り上げる
企業が求める人物像に沿ったエピソードを選ぶ
なぜ「挑戦したこと」と考えたのかを伝える
直面した課題や解決方法を合わせて書く
自己PR・志望動機との一貫性を持たせる

上から順番にご紹介しましょう。

大学生時代のエピソードを取り上げる

ESの「挑戦したこと」で紹介するエピソードは、幼少期や中学時代、高校時代ではなく、大学生時代の体験談を紹介することが基本です。小学生や中学生の頃のエピソードを紹介されても、現在のあなた自身の特徴にそのまま当てはまるのか、入社後に働くイメージと重なるのかという疑問が残り、説得力が弱いESとなってしまうでしょう。子どもの頃の印象的なエピソードがあり、どうしても「挑戦したこと」で紹介したい場合には、あくまでも補足情報として紹介する程度にとどめましょう。

採用担当者の立場になれば、小学生や中学生の頃の学生の体験談にはあまり興味がなく、より現在の学生に近い大学生時代のエピソードを詳しく知りたいと考えるでしょう。「このエピソードを紹介することで、採用担当者の人に良い印象を持ってもらえるだろうか?」という観点で伝えるエピソードを選ぶと、選考に通過しやすいESを作成できます。

企業が求める人物像に沿ったエピソードを選ぶ

ESの「挑戦したこと」で伝えるエピソードは、あなた自身の性格や価値観が最もアピールしやすいものを選ぶのが基本ですが、それが企業が求める人物像にマッチしているかを確認するようにしてください。たとえば、企業が求める人物像として「一つの物事にコツコツと取り組める学生」と書いているにもかかわらず、資格の勉強・アルバイト・サークル活動などさまざまなことに挑戦してきたことをアピールしてしまうと、企業からの評価は上がりにくくなります。

企業がHPや求人サイトで公開している「求める人物像」は、「うちの会社はこんな学生が欲しい」という直接的なメッセージでもあります。無理に求める人物像に寄せて自分の良さを消してしまう必要はありませんが、少なくとも求める人物像と矛盾しない書き方を心がけましょう。

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なぜ「挑戦したこと」と考えたのかを伝える

ESの「挑戦したこと」で説得力を高めるためには、エピソードを選んだ根拠について伝えるのも効果的です。仮にアルバイトで工夫した経験を「挑戦したこと」で伝えると決めたのであれば、なぜその経験を挑戦だと捉えらのかという理由を説明できると、より説得力のあるESが完成します。

たとえばコンビニのアルバイトで、「社員の方に商品の仕入れについて提案した」というエピソードをを挑戦と捉えたとします。この場合、「これまで目上の人に提案することに苦手意識を感じていましたが、それを克服できた瞬間になりました。」という変化をセットで伝えることにより、あなた自身の成長や上昇志向を印象付けることができます。

周囲と比較すると平凡に見える挑戦であっても、根拠や自分自身の変化を伝えることによって説得力が増すので、ぜひ意識してみてください。

直面した課題や解決方法を合わせて書く

ESの「挑戦したこと」で重視されるのは、実績や成果ではなく、挑戦に至るまでのプロセスや壁を乗り越える過程にあります。そのため「挑戦したこと」の項目では、挑戦を通じて直面した課題や解決方法についても必ず伝えるようにしてください。

単に挑戦したことや大きな成果を得られたことだけをアピールしても、自慢話に聞こえてしまう可能性があります。華やかな実績で勝負しようとするのではなく、課題を解決するまでの思考や行動で、いかに採用担当者の興味を引けるかを意識してみましょう。

自己PR・志望動機との一貫性を持たせる

ESでは「挑戦したこと」以外にも、自己PRや志望動機などが合わせて質問されることが多いですが、これらの項目で伝えたいメッセージが矛盾してしまわないように気をつけましょう。たとえば、自己PRでは慎重な姿勢で物事を取り組めることを長所としてアピールしたにも関わらず、「挑戦したこと」では頭で考えるよりも先に手を動かして成功したエピソードを紹介してしまうと、大胆なのか慎重なのか伝わりにくくなってしまいます。

ES全体を通じて伝えたいことが矛盾すると、自己分析ができていない学生と思われかねません。一貫性がないESは、他の企業に提出したESを使い回しているのではないかという疑念にもつながります。そのためESが完成した時には、「挑戦したこと」を含めてES全体で矛盾が発生してないかを十分に確認しましょう。

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3.ESで「挑戦したこと」を書く時の基本的な流れ

続いて、ESの「挑戦したこと」を書く時に押さえておきたい、全体的な構成や流れについてもご紹介しましょう。「挑戦したこと」を書き始める前に、以下の5つの流れに沿って文章を組み立てることにより、説得力のあるESを作ることができます。
 

  • ・結論(挑戦した物事)

    ・背景(挑戦した理由)

    ・困難(直面した壁・課題)

    ・工夫(取り組みと結果)

    ・学び(挑戦を通じて得たこと)


一つひとつ順番に解説していきます。

結論(挑戦した物事)

ESの「挑戦したこと」の書き始めでは、結論として挑戦した物事をストレートに伝えましょう。ESのようなビジネス文書では、文章の最初で結論を述べて、その後に根拠や背景について伝える「結論ファースト」の書き方が好まれます。たとえば、「私が学生時代に挑戦したことは、●●です。」という文章から書き始めれば問題ありません。

結論ファーストの真逆に位置するのが、「時系列順」の書き方です。日記や感想文のような時系列順で「挑戦したこと」を書くのは、文章がわかりにくく稚拙な印象につながり、選考でも不利になるため気をつけましょう。

背景(挑戦した理由)

「挑戦したこと」の結論を伝えた後は、その行動を挑戦と捉えた理由や、挑戦しようと思った理由について書くと良いでしょう。結論の根拠となる理由や背景について説明することにより、結論の説得力を高める役割があります。「●●は過去に取り組んだことがなかったため、私にとって大きな挑戦でした。」など、自分にとって学生時代に挑戦したことと言える根拠について書いてみましょう。

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困難(直面した壁・課題)

続いて、挑戦する中で直面した壁や課題について伝えましょう。挑戦を続ける上で困難だったこと、自分にとって大きな課題であったことを伝えることにより、次に書くべき「工夫」「学び」の部分が際立ちます。壁にぶつかったエピソードや失敗談は、ESで積極的に書くのがためらわれる、という方も多いかもしれません。

しかし前述した通り、ESで企業が見ているのは、直面した壁をどう乗り越えるのかというプロセスの部分です。ぶつかった課題や失敗談そのものは重要ではないので、正直に伝えて問題ありません。

工夫(取り組みと結果)

「挑戦したこと」の項目で重要になるのが、一つ前で紹介した困難に対して、どのように工夫して乗り越えたのかという部分です。あなたが直面した課題を、どのような思考でどのように行動し、解決へと導いたのかをできるだけ詳細に伝えるのがポイントです。周りの人に頼ったこと、時間をかけて取り組んだこと、失敗を分析して成果につなげたことなど、アプローチ方法を詳しく書くことにより、企業からの評価を高めることができます。

ここでも、どれだけ大きな成果や目標を達成できたのかは重要ではなく、具体的な取り組みや工夫した内容が重視されていることを念頭に置いておきましょう

学び(挑戦を通じて得たこと)

最後に、「挑戦したこと」を通じてどんな学び・教訓を得たのかをまとめて文章を結びましょう。あなた自身が学んだと思うことを正直に書いて問題ありませんが、できればESの他の項目との一貫性があり、企業へ入社後も活かせる学びでもあるのが理想です。

「努力は必ず身を結ぶという信念をもとに、入社後も努力し続けたいと思います。」「当初の目標が達成できなかったとしても、その過程で得られた経験、そして一つのことをやり抜く力を仕事でも活かしていきたいと考えています。」といった書き方で、入社後のイメージを伝えられると良いでしょう。

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4.ESで「挑戦したこと」を伝える際の注意点

最後に、ESで「挑戦したこと」をアピールする時に押さえておきたい注意点をご紹介します。ESを書く前に知っておきたい基本的なビジネスマナーや、取り上げるエピソードの選び方についても解説しています。

挑戦の種類を統一する
計画性・協調性に欠けると思われないように注意
エピソードを盛りすぎない
自慢話だけに終始しない

上記の4つのポイントを、上から順番にご説明しましょう。

挑戦の種類を統一する

ESの「挑戦したこと」の項目では、一種類の挑戦に絞ってアピールすることが重要です。しかし就活生のESでは、複数の挑戦をアピールしてしまうケースが少なくありません。たとえば、新しいことに挑戦できることをアピールしている一方で、入社後は苦手なことにも挑戦したいとアピールしてしまうと、「新しいことへの挑戦」「苦手なことへの挑戦」が混在してしまいます。

このように挑戦の種類が統一されていないと、挑戦したことと入社への意気込みが矛盾しているように感じられ、印象に残らないESとなってしまいます。新しいことへの挑戦をアピールするのか、苦手なことへの挑戦をアピールするのか、もしくは諦めずに挑戦し続けることをアピールするのかといった、挑戦の種類は一つに絞って書くようにしましょう。

計画性・協調性に欠けると思われないように注意

ESで「挑戦したこと」をアピールする時には、計画性・協調性に欠ける人物であると評価されないように注意が必要です。「挑戦したこと」をアピールする中で、後先考えずに無鉄砲な行動を起こしてしまったり、周りとの連携を無視して独断専行してしまったりするイメージが結びつくことがあります。

そうならないためには、事前に目標を決め、その目標に向かって計画を立てながら行動したことをアピールするのが効果的です。周囲の協力を得ながら挑戦したエピソードや、周りの人への影響を考慮しながら慎重に行動したことをアピールできると、さらに魅力的なESとなるでしょう。

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エピソードを盛りすぎない

「挑戦したこと」をできるだけ魅力的に書きたいからと、エピソードを持ったり嘘の内容を書いたりするのは避けるべきです。ESで一時的に優秀な人材のように見せかけられたとしても、入社後のミスマッチやギャップにより、居心地の悪い経験をする可能性が高まるからです。虚偽の内容を書いて内定を勝ち取った場合、内定取り消しや解雇の原因となることもあります。

一つのエピソードを少しでも印象的に伝えたい場合には、その場の風景や心情を表現したり、具体的な数値を盛り込んだりするのが効果的です。ESを書くからといって背伸びすることなく、等身大の自分をアピールすることを心がけましょう。

自慢話だけに終始しない

ESの「挑戦したこと」の項目は、自分一人だけで書いていると読み手のことを考えない自慢話に終始してしまうことがあります。確かに華やかな実績や成果は、高いスキルを持った優秀な学生であるという印象につながることもあるでしょう。しかし、結果ばかりをアピールしてプロセス・過程がわからないESは、信頼性に欠けて説得力のない文章だと思われてしまいます。

前述した通り、ESで大切なのは挑戦した結果として得られた成果・実績ではなく、挑戦するプロセスの部分です。単なる自慢話だけで終わっていないか、友人や先輩などに読んでもらって添削を受けるのもおすすめです。

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まとめ

ESで「挑戦したこと」を質問されることには、企業側がチャレンジ精神を持った学生を見極めたいという意図や、課題解決力を持った人材かどうかを判断したいという背景があります。自社にマッチした人材であるかを確かめようとする企業も多いため、「挑戦したこと」を書く時には、企業が求める人物像に沿って書くことや、挑戦したと言える根拠・理由などとともに説明するのが効果的です。

ESで挑戦したことを書く時の全体の流れは、「結論・背景・困難・工夫・学び」の順番で、結果や実績よりも課題への取り組み方を重点的に書くのがおすすめです。ただし、挑戦の種類が統一されていないESや、計画性・協調性が欠けると思われるESはマイナス評価につながりやすいため、本記事で解説した注意点を踏まえながら「挑戦したこと」を書き進めてください。

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