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1. GitHubの概要や、習得するメリットとは
まず、GitHubとはどういったツールなのかを解説します。GitHubが多くの企業で使われている理由や、GitHubのスキルを習得するメリットについても見ていきましょう。
GitHubとは?
Gitとは、ソースコードを管理するためのツールです。そのGitをより便利に利用できるようにしたサービスがGitHubです。GitHubは世界最大級のコミュニティであり、2021年時点で7,300万人もの開発者に利用されています。(※1)
GitHubの基本知識や関連用語に関しては以下の記事で詳しく解説しています。先に確認しておくことで、本記事がより理解しやすくなるでしょう。
関連記事:GitHubとは?読み方や使う前に知りたい機能をわかりやすく解説
※1参考:What makes developers and teams perform better, be more productive, and have a great developer experience?
GitHubが企業で使われる理由
GitHubを導入することで、ファイルやソースコードの共有・管理がしやすくなります。GitHubではファイルを変更するたびに履歴が記録され、元に戻したいときにはすぐに戻すことが可能です。また、大規模開発では多くのエンジニアが関わり、誰がいつ編集したかが分かりにくくなるため、履歴を記録して責任の所在を明らかにすることは重要です。
さらに、1つのファイルに対して変更Aと変更Bを作成できるため、意図しない上書き保存をしなくて済み、チームでの共同作業がしやすくなります。そのほか、無料でプライベートリポジトリ(チームのソースコード保管場所)を無制限に作れる点や、Code Scanning(コードのセキュリティ上の脆弱性を検出できる)などの開発に役立つ機能が豊富である点も、人気の理由と言えるでしょう。
GitHubのスキルを習得するメリット
GitHubは多くの企業で使われるため、スキルを持っていると役立つ可能性が高いです。また、GitHubを学ぶ過程では、サービスの安全なリリースのためにどのようなソース管理をすべきか、ソース管理の手段や考え方が身につきます。加えて、GitHubのIssueでタスクを進める方法についても理解しておくと、多くの企業で取り入れられているアジャイル開発に馴染みやすくなるでしょう。
GitHubのスキルは選考でのアピールポイントにもなります。面接ではGitHubのスキルを通じて、どのように企業に貢献できるかを具体的に伝えましょう。GitHubのスキルをどのようにアピールすべきか分からない場合は、レバテックルーキーへの登録がおすすめです。レバテックルーキーでは、就職活動のプロがES添削や面接対策などのサポートを手厚く行っています。就職活動に不安を抱える方は、ぜひ登録してみてください。
また、GitHubに保管したソースコードを外部に公開し、ポートフォリオとして選考時にプログラミングスキルなどをアピールすることも可能です。GitHubはチーム間で使う場合は非公開設定にするのが基本ですが、任意で外部への公開もできます。
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2.【初心者向け】GitHubの基本的な使い方
続いて、GitHubの基本的な使い方について確認していきましょう。GitHubでリポジトリを作成し、ファイルをプッシュするところまでを解説します。
STEP1:会員登録を行う
まず、GitHubの会員登録を行います。GitHubのトップページから「サインアップ」を選択します。ユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力し、セキュリティ認証の質問に回答して「Create account」を選択すると、GitHubから登録したメールアドレス宛にメールが届きます。メールに記載された「verify your email address」のリンクをクリックすれば会員登録は完了です。
STEP2:リモートリポジトリを作成する
次に、リモートリポジトリを作成します。リモートリポジトリは、チームで共有するファイルの保管場所のことです。トップページから「Create repository」を選択すると、リポジトリ作成画面に遷移するため、リポジトリ名とリポジトリの説明を記入します。リポジトリを公開したい場合はPublic、公開したくない場合はPrivateを選択しましょう。必要事項 を入力して「Create repository」を選択すると、リポジトリが作成できます。
STEP3:ローカルリポジトリを作成する
続いて、ローカルリポジトリを作成します。ローカルリポジトリは、個人のファイルの保管場所です。まず、自分のローカル環境にテスト用のフォルダを作成します。次に、コマンドプロンプトを起動させます。cdコマンドを使ってテスト用のフォルダに移動し、「git init」と打つとローカルリポジトリを作成できます。
STEP4:インデックスに追加する
GitHubでは、自分専用のローカルリポジトリに更新ファイルを保存し、その後チームで共有されるリモートリポジトリに反映させるのが基本です。ただし、ローカルリポジトリに保存する前に、一旦インデックスにファイルを保存する工程が必要となります。インデックスを間に挟むことで、フォルダ内の更新していないファイルまでコミットされることで、履歴が無駄に増えてしまうトラブルを防げます。
まずは、ローカルリポジトリ内でテスト用のファイルを作成してみましょう。「git add 【ファイル名】」とコマンドを打つと、テスト用のファイルがインデックスに追加されます。
STEP5:コミットする
続いて、インデックスに追加したファイルをコミットします。ローカルリポジトリにファイルを登録することをコミットと呼びます。「git commit」とコマンド打つことで、インデックスに追加したファイルをすべてコミットできます。
STEP6:プッシュする
最後に、ファイルをプッシュして完了です。リモートリポジトリにファイルを登録することをプッシュと呼びます。まず、「git remote add origin 【リモートリポジトリのURL】」とコマンドを打ち、リモートリポジトリの情報を登録する必要があります。登録後、
「git push origin master」と打つと、ファイルがプッシュされます。これでファイルがリモートリポジトリにも反映され、チームに共有されました。
TIPS1:ファイルの状態を確認する
GitHubを使っている途中でファイルの状態を確認したい場合があります。正しくファイルがインデックスに追加されたか確認したい場合や、ファイルをコミットしたか忘れてしまった場合などです。「git status」と打つと、ファイルの現在状態を確認できます。ファイルの状況に応じて次のようにコメントが表示されます。
ファイルがインデックスされていない⇒「Untracked files…」
ファイルがインデックスされている⇒「Changes to be committed…」
ファイルがコミットされている⇒「nothing to commit…」
TIPS2:ファイルの差分を表示する
ファイルの変更箇所のみを取り出したい場合があります。部分的にテストを行いたい場合や、上司にコードレビューしてもらいたいときなどです。ファイルの差分を取得する際はdiffコマンドが使えます。次のように、取得したい内容に応じてオプションを追加します。
インデックス前とインデックス後の差分を取得したい⇒「git diff」
インデックス後とコミット後の差分を取得したい⇒「git diff –cached」
インデックス前とコミット後の差分を取得したい⇒「git diff HEAD」
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3. GitHubのブランチの使い方
GitHubでブランチを作成し、作成したブランチにファイルをプッシュする方法を解説します。ブランチはGitHubのなかでもよく使う機能の1つです。
ブランチとは?
ブランチはファイルを枝分かれさせて記録できるGitHubの機能であり、1つのファイルに対して変更Aと変更Bを作成できます。ブランチを作ることで、1つのファイルを複数人で同時編集しやすくなります。また、ブランチごとに履歴が残るため、不具合発生時にどの変更が原因なのかを調べやすく、責任の所在を明らかにできます。
STEP1:ブランチを作成する
まずは、ブランチ(枝分かれする保管場所)を作成する必要があります。「git branch 【ブランチ名】」とコマンドを打つとブランチが作成されます。また、「git checkout 【ブランチ名】」と打つとそのブランチに切り替えることができ、作業を開始できます。
STEP2:ブランチで作業を行う
続いて、ブランチでファイル保存作業を行います。先程同様に「git add」でファイルをインデックスに追加、「git commit」でコミットします。
STEP3:ブランチにプッシュする
最後に、ブランチにファイルをプッシュします。リモートリポジトリの情報は先程登録したため、今回は登録不要です。「git push origin 【ブランチ名】」と打つと、該当するブランチにファイルをプッシュできます。
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