プログラミングにおすすめのPCとは?OSやスペックについて

プログラミングにおすすめのPCとは?OSやスペックについて
IT企業に就職するためにプログラミングスキルを身につけたいけれど、どんなPCを購入すべきか分からず、学習を進められない方もいるのではないでしょうか。また、「WindowsとMacはどっちが良い?」「どのくらいのスペックが必要?」など疑問点が多く、PCの購入に不安を覚える方もいるはずです。そこで本記事では、プログラミングにおすすめのPC、PCを選ぶポイントや注意点、プログラミングに必要なPCのスペックなどについて解説します。本記事を読むことで、どのようなPCを購入すべきか分かり、プログラミング学習を始めるための第一歩を踏み出すことができるでしょう。

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1. プログラミングに必要なものとは

最初に、プログラミングを行う際に必要となるものについて解説します。開発するものにもよりますが、ここではWebアプリケーションの開発を前提として進めます。
まず必要となるのが、PC・ブラウザ・エディタ・FTPソフトの4つの準備です。

PC

プログラミングは携帯電話ではなく、デスクトップPCやノートPCを使って行います。

ブラウザ

ブラウザはプログラムの実行内容の確認のために使います。Chrome・Firefoxなど、使うブラウザはどれでも基本的には問題ありません。

エディタ

エディタはソースコードを記述するために使うものです。エディタには多くの種類があり、Visual Studio CodeAtomvimなどさまざまなエディタがあります。使用するプログラミング言語に応じて選んだり、一度試用し、好みで選んだりすると良いでしょう。

FTP

FTP(File Transfer Protocol、ファイル転送プロトコル)は、ファイルを転送するための通信ルールのことです。ファイルをサーバーにアップロードする際は、このルールに従ってサーバーとPCが通信を行っています。FTPを使ったファイル転送はコマンド入力でもできますが、FTPソフトを使うほうが簡単なため、ソフトのダウンロードを推奨します。FTPソフトとして代表的なものにはFFFTPWinSCPがあります。

以上4つがプログラミングには必要です。PC以外のブラウザ・エディタ・FTPは、公式サイトなどから無料でダウンロードできるため、試しに使用し、合わなければ別のソフトを使うと良いでしょう。

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2. プログラミングに必要なPCのスペック

続いて、プログラミングに必要なPCのスペックについて解説します。プログラミングを行う場合、CPU・メモリ・ストレージの3つについてどの程度の性能が必要なのかを解説します。

CPU

CPU(Central Processing Unit、中央演算処理装置)とは、コンピュータの制御を行う部品のことで、コンピュータの脳であるとたとえられます。CPUはキーボードなどの入力装置からデータを受け取り、PC内の各ソフトウェアの制御・演算処理を行うのが主な役割です。CPUのスペックが高いほど制御・演算処理が速くなり、作成したプログラムも処理が速くなるため学習がスムーズになります。ただし、近年のCPUはCeleronやCore i3でもスペックはそれなりに高く、初心者なら十分です。本格的なプログラミングを行う場合はCore i5以上がベストでしょう。

メモリ

メモリとは、コンピュータ内で使われるデータを一時保存するための部品のことです。CPUと直接受け渡しを行っており、CPUが処理するデータを一時保存して、すぐに使えるようにしておくのが主な役割です。メモリが大きいほどデータの読み込みをスムーズに行うことができます。プログラミングを行う際は、8GB以上のメモリを搭載したPCが推奨されます。また、仮想環境を構築して開発を行う場合は16GB以上あると良いでしょう。

ストレージ

ストレージとはコンピュータ内に保存されるデータを格納するための部品のことです。保存したファイルやダウンロードしたアプリケーションのデータはストレージに格納されます。ストレージの容量が大きいほど多くのデータを格納することが可能です。また、PCのストレージには大きくHDD(Hard Disk Drive)とSDD(Solid State Drive)の2種類があります。基本的にはHDDでも問題はないですが、よりスムーズに開発を行いたいのであればHDDよりも高速なSSDが良いでしょう。

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3. PCはデスクトップとノートどちらが良い?

デスクトップPCとノートPCのメリット・デメリット、それぞれのPCがおすすめな人の特徴をまとめました。

デスクトップPCのメリット・デメリット

メリット

キーボードが壊れた場合にキーボードだけ取り替えたり、ストレージを増設したりすることが可能です。また、本体が大きい分、ノートPC取材よりも多くの機能が搭載されていることもあります。

デメリット

外への持ち運びができないため、自宅以外でプログラミング学習を行いたい場合は不便です。また、停電などで電源が確保できないと使えなくなってしまいます。

ノートPCのメリット・デメリット

メリット

二つ折りにできるため、どこにでも持ち運べます。また、バッテリーが内蔵されており充電が長時間持つため、コンセントがない場所でも使用可能です。

デメリット

デスクトップPCのようにキーボードの買い替えはできません。万が一キーボードに水などをこぼしてキーが反応しなくなった場合、本体ごと買い替えなくてはいけない可能性もあります。また、画面とキーボードが一体のため、姿勢が悪くなりやすい点もデメリットです。

こんな人はデスクトップPCがおすすめ

デスクトップPCは以下に該当する方におすすめです。

・PCのカスタマイズを自分で行いたい方
・自宅以外でプログラミングを行う予定がない方
・PCの機能面を重視したい方

こんな人はノートPCがおすすめ

ノートPCは以下に該当する方におすすめです。

・自宅以外でもプログラミングが行いたい方
・机の上が狭い方(横に書籍を置いて勉強しやすい)
・PCのカスタマイズを行う予定のない方

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4. PCのOSはWindowsとMacどちらが良い?

PCを選ぶ際、OSをWindowsとMacのどちらにすべきか迷う方も多いでしょう。
まず、OSとはコンピュータ上で基本的な機能を担当するソフトウェアであり、PCはOSによって分類されることが多いです。OSのなかでもWindowsとMacは高いシェアを誇ります。2022年7月時点でWindowsのシェアは43.72%、Macは7.14%となっています。(※)
ここでは、それぞれのOSについて、購入の判断材料となる情報を解説します。

※1参考:Statcounter「Operating System Market Share Japan」

Windowsとは?

WindowsはMicrosoft社が販売・提供しているOSです。2022年7月時点で43.72%とシェアが高く、Windowsで使えるアプリケーションも多くあります。また、平均販売価格がMacよりも安く、手軽に購入しやすいのがメリットです。

Macとは?

MacはApple社が販売・提供しているOSが搭載されたPCです。特にMacBook(MacのノートPC)は、操作性が高くプログラミングにも適しています。また、iOSアプリ開発やiPhoneアプリ開発を行う場合、選択する開発言語によってはMacが必須となることがあります。ただし、Windowsと比べるとシェアが低いため、対応するアプリケーションは若干少ないです。

こんな人はWindowsがおすすめ

Windows OSのPCは以下に該当する方におすすめです。

・幅広いソフト、またはWindowsにしか対応していないソフトを使いたい方
・価格を重視する方

こんな人はMacがおすすめ

MacOSのPCは以下に該当する方におすすめです。

・iOSアプリ開発やiPhoneアプリ開発を行いたい方
・Linux環境を手軽にPCで使いたい方
統合開発環境(IDE)の動作の軽快さを求める方

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5. プログラミング向けのPCを選ぶ5つのポイント

実際PCを選ぶ際には何をポイントに選ぶべきでしょうか。ここではプログラミング向けのPCを選ぶポイントについて解説します。これらの5つの基準を知っておくことで、快適にプログラミングができるPCを探しやすくなります。

ポイント1:開発したい分野に合わせたものを選ぶ

開発したい分野に合わせた種類やスペックのPCを選びましょう。たとえば、人工知能開発などでは膨大な計算処理を行わせる必要があるため、CPUなどのスペックが高いPCが望ましいです。また、iPhoneアプリやMacアプリを作りたい場合は、MacOSをおすすめします。

ポイント2:画面サイズや重量も考慮する

学習スタイルに合わせて、画面サイズや重量も考慮すると良いです。外で作業を行う場合は、重量が軽いほうが持ち運びしやすく便利です。一方で、画面サイズが大きいPCのほうがプログラミングは快適に行えます。

ポイント3:中古を購入する方法もある

なるべく安くプログラミング環境を整えたい場合は、中古PCを購入する方法もあります。中古であれば5万円以下で購入できるものもあります。PC専門店でチェックしてみてください。

ポイント4:ノングレア液晶は長時間での使用におすすめ

ノングレア液晶とは、外光の映り込みを抑えてくれる液晶のことです。目の負担を減らすことができるため、学習時間が長くなる方はノングレア液晶のPCがおすすめです。

ポイント5:バッテリー駆動時間も確認する

ノートPCの場合は、PCのバッテリー駆動時間も確認しましょう。バッテリーが長持ちするPCであれば、コンセントがない場所での作業がしやすくなります。最近では、駆動時間が20時間以上のPCも多くあります。

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6. 【2022年】プログラミングにおすすめのPC

続いて、プログラミングに活用できるおすすめのPCを5つ紹介します。これらのPCは比較的低価格なうえに、CPU(Core i5、Ryzen 5以上)、メモリ(8GB以上)など性能面でも優れています。価格はキャンペーンの有無などによって変動するため、あくまで目安として参考にしてください。

Surface Laptop 4

Surface Laptop 4は、Microsoft社が販売するWindows PC(価格150,480円〜)です。タッチスクリーンには冷却機能が搭載されており、長時間快適に作業できます。また、顔認証機能とInstant On(電源を完全にオフにはせずにすぐ利用できる状態にすること)機能を搭載しており、勉強したいと思ったときにすぐに始められるのもメリットです。さらに、バッテリー駆動時間が長く、外での作業にもおすすめです。

ThinkPad E15 Gen 3

ThinkPad E15 Gen 3は、レノボ社が販売するWindows PC(価格89,980円〜)です。低価格ながらパフォーマンスに優れており、プログラミングにも使えます。落下テストなど厳しい品質チェックが行われており、長持ちしやすいのも特徴です。

New Inspiron 15 3000 AMD プレミアム

New Inspiron 15 3000 AMD プレミアムは、デル社が販売するWindows PC(価格72,964円〜)です。快適なタイピング角度でプログラミングしやすいように設計されているうえに、タッチパッドが大きく操作しやすいです。長時間見続けていても目が疲れにくい画面になっています。

mouse X4-R5 (プレミアムモデル) 

mouse X4-R5 (プレミアムモデル) は、マウスコンピューター社が販売するWindows PC(価格72,964円〜)です。6コア12スレッドの優れた並列処理能力を持つマルチコアCPUが採用されています。プログラムの処理速度が速くなり、快適にプログラミングができるでしょう。また、バッテリー動作時間も約10時間と長めです。

LIFEBOOK AHシリーズ

LIFEBOOK AHシリーズは、富士通社が販売するWindows PC(価格104,280円〜)です。AIノイズキャンセリング機能を搭載しており、PCで会話するときにノイズを消してくれます。さらに、長時間プログラミングをしても疲れにくいように調整されたキーボードも魅力です。

MacBook Air

MacBook Airは、Apple社が販売するMac PC(価格164,800円〜)です。WindowsよりもMacが好きな方におすすめです。最大2TBの高速SSDが搭載されています。また、Touch IDと呼ばれる指紋認証に対応しているなど、ロックの解除や認証がスムーズに行えます。

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7. PC購入後のプログラミング学習方法について

最後に、プログラミング学習方法について解説します。PC購入後にどのような手順でプログラミングを学べば良いか分からない方は参考にしてください。

学習する言語を決める

まずは、学習するプログラミング言語を決めます。プログラミング言語ごとに開発できるものは異なるため、自分が学びたい分野に合わせて選択します。できればPC購入前に学習言語を決めておくと良いです。先述した通り、OSの種類によっては開発できないものもあるためです。

言語にはさまざまな種類がありますが、Webアプリケーション開発に興味がある方にはPHPがおすすめです。PHPは人気が高く、2022年1月時点でサーバー側プログラミング言語のなかで77.5%(※)のシェアを獲得しています。

学習環境を整える

続いて、プログラミングの学習環境を整えます。自分のPCでプログラミングを行うには、実行環境のインストールが必要です。実行環境とは、プログラミング言語で書かれたプログラムを機械語に翻訳して、コンピュータに読み込ませるためのソフトウェアです。実行環境のインストール方法は言語によって異なるため、参考書や学習サイトを見ながらインストールしましょう。ただし、実行環境のダウンロードページが更新されるなど、インストール手順が変わる場合があるため、最新の情報を参照してください。

プログラミングの文法を学ぶ

プログラミングの文法を学ぶには、スクールの活用も検討してみると良いでしょう。たとえば、レバテックカレッジは大学生・大学院生を対象にしたプログラミングスクールです。3ヶ月間で、未経験でもWebアプリケーションが開発できるレベルまで成長できます。また、カリキュラムの終盤では、講師にサポートしてもらいながらオリジナルアプリを開発するため、実践的なスキルを身につけることが可能です。

※参考:W3Techs - extensive and reliable web technology surveys

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