プログラマー選考の適性検査とは?CAB/GAB/SPIの対策方法

プログラマー選考の適性検査とは?CAB/GAB/SPIの対策方法
IT業界やエンジニア職の適性検査は、一般的な就職活動で使われる適性検査とは異なる特徴をもっています。暗号解読や法則性の発見、命令表の理解など、プログラミングに必要な論理的思考力を測る問題が多く出題されるため、事前の対策が欠かせません。

本記事では、プログラマー選考で行われる適性検査の基本情報から、主要な検査の種類、そして落ちる人の特徴や具体的な対策方法まで、詳しく解説します。プログラマー適性が高い人の特徴も紹介しますので、自分の適性を確認する際にも参考にしてみてください。
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1.プログラマーの選考で行われる適性検査とは?

プログラマーの採用選考では、一般的な職種とは異なる特別な適性検査が実施されることも少なくありません。ここではプログラマー向けの適性検査の基本情報について詳しくお伝えします。

プログラマー向け適性検査の目的

プログラマー向けの適性検査は、一般的な適性検査と同様に、応募者が自社の仕事内容や風土にマッチしているかどうかを測ることに加えて、プログラミングやシステム開発の仕事に適した能力・特性を持っているかを把握することを目的としています。適性検査を通じて企業は、論理的思考力・問題解決能力・情報処理能力など、プログラマーに必要な資質を客観的に測定しようとしているのです。

プログラミングの現場では、複雑な問題を論理的に分析し、効率的な解決策を見つけ出す能力が不可欠です。プログラムのコードを読み解く力や、規則性やパターンを見抜く力も重要となります。適性検査では、これらの能力をさまざまな問題形式を通じて調べ、入社後に活躍できる人材かどうかを評価しています。

また、適性検査は未経験者・初心者でもプログラマーとしての素質があるかを判断するために活用されます。過去にプログラミング経験がなくても、論理的思考力・問題解決能力が高い人なら、研修や実務を通じて成長できる可能性が高いと判断されます。未経験者採用も多い新卒採用では、企業は適性検査を通じて高いポテンシャルを備えた人物かどうかを見極めているのです。

選考フローにおける適性検査の位置付け

プログラマーの採用選考においては、適性検査は通常、書類選考の後、面接の前のタイミングで実施されます。選考フローの中で、応募者を効率的に絞り込むためのスクリーニングツールとしての役割を果たしているのです。

適性検査の結果は、書類選考・面接での評価と合わせて総合的に判断されます。仮に適性検査の結果があまり良くなくても、面接で人物像や意欲をしっかりアピールできれば、内定につながる可能性は出てきます。逆に、適性検査の結果が良好でも、面接でのアピールが思うようにいかなければ、結果的に不合格となることもあるでしょう。

なお、企業によっては、適性検査の結果を配属先の決定に活用する場合もあります。プログラマーとしての適性が高い人は開発部門に、システム全体を見渡す能力が高い人はシステムエンジニア(SE)として配属されるなど、適性に応じた配置が行われることがあります。そのため自分をよく見せようとして嘘の回答をしてしまうと、入社後のミスマッチで苦労する可能性が高まることに注意が必要です。

SPIなど一般的な適性検査との違い

プログラマー向けの適性検査は、SPIなど一般的な適性検査とは出題内容や評価ポイントに違いがあります。特に注意が必要なのは、プログラマー向けの適性検査では論理的思考力・問題解決能力といった能力をより深く測定している点です。

一般的な適性検査であるSPIでは、言語能力(国語)と計数能力(数学)を中心に、基礎的な学力を測定します。問題の内容も、長文読解や四則演算、推論問題など、幅広い分野から出題されます。これはどの業界・職種にも共通して必要な基礎能力を測るためのものです。

一方、プログラマー向けの適性検査では、暗号解読、法則性の発見、命令表の理解など、プログラミングに直結する論理的思考力を測る問題も多く出題されます。「CAB」という適性検査では、暗号問題や命令表問題が出題され、コードを読み解く能力やアルゴリズム的思考力が評価されます。

問題の難易度も異なり、プログラマー向けの適性検査は、一般的な適性検査よりも制限時間が短く、1問あたりにかけられる時間が限られています。これはプログラマーに求められる素早い情報処理能力を測定しようとする目的があり、十分な対策に取り組まなければ最後まで回答するのも難しくなるかもしれません。

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2.プログラマー向け適性検査の種類

プログラマーの採用選考で用いられる適性検査としては、主に以下5つが挙げられます。
 

  • ・CAB

  • ・GAB

  • ・ATPP

  • ・SPI

  • ・玉手箱


それぞれの適性検査の特徴について、順番にご紹介しましょう。

CAB

CABは、IT職やシステムエンジニア、プログラマー向けに特化した適性検査で、最もプログラマー適性を測定するのに適した検査とされています。日本エス・エイチ・エルが開発した検査で、多くのIT企業で採用されています。

CABの特徴は、暗算・法則性・命令表・暗号という4つの分野から出題される点です。暗算問題では四則演算を素早く正確に解く能力が測定され、法則性の問題では図形や記号の変化パターンを見つけ出す能力が評価されます。

命令表の問題は、CABの中で最もプログラミングに近い内容です。与えられた命令表に従い、最終的な結果を求める問題が出題されます。これはプログラムのコードを読み解く能力を測定するもので、論理的な処理の流れを追う力が試されます。

暗号問題では、ある規則に従って暗号化された文字列を解読する問題が出題されます。たとえば、「A→C」「B→D」という規則があった場合、「CAB」は何に変換されるかを答えます。このタイプの問題は、規則性の発見とその応用能力を測定します。

CABの所要時間は、ペーパーテスト形式で約95分、Webテスト形式で約120分です。

GAB

GABは、総合職の採用に広く使われる適性検査ですが、IT企業でも採用されることがあります。言語理解と計数理解を中心に、総合的な知的能力を測定します。

言語理解の問題では、長文を読んで論理的な正誤判断を行う能力が測定されます。計数理解の問題では、図表やグラフを読み取り、数値計算を行う能力が評価されます。

GABは、ペーパーテスト形式で約90分、Webテスト形式で約80分です。いずれも性格検査を含みますが、Webテスト形式では性格検査の時間制限が設けられていないのが特徴です。

ATPP

ATPPは、プログラマーとしての適性を専門的に測定するために、IBM社によって設計された検査です。算数・数列と、さまざまな文字を含んだ5×5のマトリクスという3つの科目で出題されます。

ATPPは過去問が公開されていないため、実際に出題される問題は確認できないものの、CABと類似の問題が多くなると推測できます。たとえば「2、4、8、16、32、?」と並ぶ数列の法則性を問う問題などです。(答えは64)

ATPPは、プログラマーとしてのポテンシャルを重視する企業で使用されることが多く、未経験者の採用にも活用されています。所要時間は約60分程度です。

SPI

SPIは、日本で最も広く使われている適性検査で、IT企業でも多く採用されています。SPIの問題は、能力検査と性格検査の2つの部分で構成されています。

能力検査では、言語分野と計数分野から問題が出題されます。言語分野では、語彙力、文章理解力、論理的思考力が測定され、計数分野では、数的処理能力、推論能力、図表読解力などが評価されます。プログラマー向けに特化した内容ではありませんが、基礎的な学力と論理的思考力を測定するために使用されます。

性格検査では、約300問の質問に答えることで、受検者の性格特性や行動傾向が分析されます。チームワーク、ストレス耐性、責任感など、仕事に関わるさまざまな特性が測定されます。

SPIの所要時間は、Webテスト形式で約65分です。多くの企業で使用されているため、対策本や練習サイトも充実しています。

玉手箱

玉手箱は、日本エス・エイチ・エルが提供する適性検査で、大手企業を中心に採用されています。問題の難易度は一定で、解答スピードが重視される点が特徴です。

玉手箱では、言語、計数、英語の3分野から問題が出題されます。言語分野では、長文読解や論理的推論の問題が中心です。計数分野では、四則演算・図表読解・推論など、さまざまな形式の問題が出題されます。

特徴的なのは、1問あたりの制限時間が非常に短いことです。たとえば四則演算の問題では、50問を9分で解く必要があり、1問あたり約10秒しかありません。このため問題パターンを事前に把握し、素早く解答する練習が不可欠です。

玉手箱の所要時間は、科目の組み合わせによって異なりますが、通常40分から60分程度です。企業によって実施される科目が異なるため、受検案内を確認しておくことが重要です。

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3.プログラマー向け適性検査で落ちる人の特徴

プログラマー向けの適性検査で不合格となってしまう人には、いくつかの共通点があります。ここでは、どのような人が不合格になりやすいのかを詳しくご紹介します。
 

  • ・基本的な対策、練習が不十分

  • ・企業の求める人物像とのミスマッチ

  • ・プログラマー適性が極端に低い


これらの特徴を踏まえて、プログラマー採用の適性検査を乗り越えましょう。

基本的な対策・練習が不十分

プログラマー向け適性検査で落ちる最も大きな原因は、基本的な事前対策・練習が不足していることです。特にCABやATPPなど、独特な問題形式の検査では、初見で解くのは非常に難しく、対策の有無が結果を大きく左右します。

CABなら命令表の問題や暗号問題は、問題形式に慣れていないと、何を問われているのか理解するだけで時間がかかってしまうことがあるでしょう。事前に問題集などで練習しておくだけでも、問題文を見た瞬間に解法の方向性が見えるため、大幅な時間短縮につながります。

複数の適性検査の違いを理解していないことも、失敗の原因になりえます。名称はよく似ていますが、「CAB」と「GAB」では出題内容が全く異なるため、「CABを受験するのにGABの対策をしていた…」ということになれば、本番での失点は避けられないでしょう。漠然と「適性検査の勉強」をするのではなく、具体的にどの検査を受けるのかを確認し、その検査に合わせた準備をすることが重要です。

企業の求める人物像とのミスマッチ

適性検査の結果が悪くなくても、企業が求める人物像とのミスマッチが原因で、不合格となることがあります。特に性格検査において、企業の価値観や社風と合わない回答をしてしまうと、マッチ度が低いと判断されやすくなります。

たとえば、チームワークを重視する企業に対して、一人で黙々と作業することを好むパターンの回答をすると、ミスマッチな学生であると判断される可能性があるのです。

ただし、企業の求める人物像に寄せて、適性検査で嘘を回答するのは避けるべきです。性格検査には一貫性・信頼性をチェックする仕組みが組み込まれており、矛盾した回答をすると評価を下げる原因になるからです。

プログラマー適性が極端に低い

論理的思考力や問題解決能力など、プログラマーに必要な基礎的なスキルが欠けており、募集職種への適性が極端に低い場合、適性検査で不合格となる可能性が高まります。適性検査は、未経験から活躍できるポテンシャルをもった人材かどうかを判断するためのツールでもあるため、あまりにも適性が低いと内定が見送られるケースが多くなるのです。

CABやATPPなどの検査での正答率・回答率が低いばかりか、パソコン操作に不慣れでWebテストにうまく対応できていない場合などは、適性検査で落ちるのも不自然ではありません。

なお、プログラミング未経験であることが、直接の不合格理由になることは少ないです。新卒採用においては、多くの企業で経験よりもポテンシャルを重視する傾向があるため、適性検査で論理的思考力や学習意欲が認められれば、プログラマー未経験でも採用される可能性は十分にあります。

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4.プログラマー向け適性検査のための練習・対策方法

ここからはプログラマー向けの適性検査のためにできる、実践的な練習・対策方法を3つご紹介します。
 

  • ・各適性検査の出題形式、受検方法に慣れておく

  • ・論理的思考力を鍛えておく

  • ・制限時間を意識して模擬テストを受ける


これらの対策に取り組みながら、適性検査での評価アップを目指しましょう。

各適性検査の出題形式・受検方法に慣れておく

プログラマー向け適性検査の対策として有効なのは、各検査の出題形式に慣れておくことです。CAB、GAB、ATPPなど、それぞれの検査は独自の問題形式・出題パターンをもっているため、受検する検査ごとに対策を行う必要があります。

まず、自分が受検する可能性のある検査を特定しましょう。第一志望の企業の採用ホームページなどをチェックして、適性検査があるのかどうか、あるなら何という種類の検査を実施するのかをリサーチすることが大切です。検査が特定できたら、その検査に特化した問題集を購入して練習しましょう。

ただし、知名度の低い適性検査の場合、問題集などが販売されていないことも考えられます。その場合には、適性検査全般の対策としてSPIの問題集を用いる、もしくはIT系の適性検査の代表格としてCABの問題集で代用するのがおすすめです。

論理的思考力を鍛えておく

プログラマー向け適性検査では、プログラミングの現場では欠かせない「論理的思考力」が重点的に測定されます。いわゆるロジカルシンキングを鍛えるため、日頃から論理的に物事を考える習慣をつけることが大切です。たとえば、論理パズルや数学のパズル問題を意識的に解くようにしてみるなどが効果的でしょう。

時間に余裕があるなら、実際にプログラミングの基礎を学んでおくのもおすすめです。プログラミング言語を学び、実際にコードを書く経験は、論理的に物事を考える習慣をつける上での助けとなります。無料のオンライン学習サイトやプログラミングスクールの体験講座などを利用して、HTML/CSSやJavaScriptなどの入門レベルを学んでみましょう。

制限時間を意識して模擬テストを受ける

プログラマー向け適性検査の大きな特徴は、その制限時間の短さにあります。検査本番になって焦ってパフォーマンスを落としてしまわないよう、事前に本番と同じ時間制限で模擬テストを受けておくと安心です。

問題集を使って練習する際にも、必ずタイマーを使って時間を計りましょう。本番のテストで1問あたりに使える時間を逆算して、問題集を解く時にも1問ごとの時間制限を設けて解いてみるのが効果的です。

テスト全体を俯瞰して、時間配分のコツを掴むことも重要です。全ての問題を完璧に解こうとするのではなく、解ける問題を確実に解答し、難しい問題は一旦飛ばして次に進むなどが求められます。制限時間が短い検査では、完璧主義にならずに効率的に得点を積み重ねることが、成功のカギとなるからです。

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5.プログラマー適性が高い人の3つの特徴

最後に、適性検査において有利な結果になりやすい、プログラマー適性の高い人の特徴についてもご紹介しましょう。
 

  • ・パソコン操作が得意

  • ・継続的な学習意欲、成長意欲がある

  • ・チームで協力しながら作業できる


自分にも当てはまる項目がないか、ぜひチェックしてみてください。

パソコン操作が得意

プログラマーに向いている人の特徴として、パソコン操作が得意であることが挙げられます。プログラマーの仕事は、ほぼ全ての時間をパソコンの前で過ごすため、基本的なパソコンスキルは必須です。

なお、ここでいう「得意」とは、現役プログラマーほどの高度な技術は必要なく、タイピングがある程度速い、ファイル管理ができる、情報検索ができるといった基本スキルがあれば十分です。

また、パソコンに対する苦手意識がないことも重要で、新しいソフトウェアやツールを恐れずに試す姿勢があれば、プログラマーとしてのポテンシャルが高い人物と評価されます。デジタル機器をよく使う人、新しいアプリを試すのが好きな人は、プログラマーへの適性があると言えるでしょう。

継続的な学習意欲・成長意欲がある

プログラマーに向いている人の2つ目の特徴は、継続的な学習意欲と成長意欲を持っていることです。IT業界は技術の進歩が非常に速く、常に新しい知識やスキルを学び続ける必要があるため、学習意欲・成長意欲が不可欠です。

プログラミング言語やフレームワークは数年単位で新しいものが登場し、今使っている技術が数年後には古くなっている可能性もあります。そのため、プログラマーは生涯にわたって学び続ける姿勢が求められるのです。

また、より効率的なコードを書きたい、より複雑なシステムを設計したいといった向上心があれば、自然と技術力は向上していきます。効率性・合理性を重視するタイプの方なら、プログラマーとしての資質は十分と言えるでしょう。

チームで協力しながら作業できる

プログラマーというと一人で黙々とコードを書くイメージがありますが、実際の現場ではチームで協力しながら作業することが一般的です。そのため協調性やコミュニケーション能力も、プログラマーとしての重要な適性の一つです。

現代のシステム開発は規模が大きく、より複雑化しており、一人で全てを作り上げることは困難です。プロジェクトマネージャーやデザイナー、システムエンジニアなど、さまざまな役割の人と協力してプロジェクトを進める必要があるのです。そうした環境の中で、チームワークを重視して働ける人物なら、たとえプログラミングの知識を持たなかったとしても好印象を抱かれやすいのです。

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6.まとめ

プログラマー選考では、CAB、GAB、SPI、玉手箱など、論理的思考力や問題解決能力、プログラミング適性を測る多種多様な適性検査が実施されます。

なかでもIT業界に特化したCABは、「暗算・法則性・命令表・暗号」の4分野から構成され、エンジニアとしての素養を直接的に測定します。問題形式が極めて独特なため、初見での対応は困難ですが、形式に慣れることで得点を伸ばしやすいのが特徴です。

未経験者であっても、出題パターンの把握と反復練習を早めに行えば十分に突破可能です。まずは各検査の特徴を理解し、志望企業の傾向に合わせた対策を進めることが、内定獲得への重要な一歩となります。

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