ITエンジニアが不足!?その理由と学生が知りたい今後の市場を解説
- 1. ITエンジニアが不足しているのは事実
- 2. ITエンジニアが不足している3つの理由
- 3. ITエンジニアの今後の市場と目指すメリット
- 4. 業界から求められる人材になるために必要なスキルと注意点
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1. ITエンジニアが不足しているのは事実
ITエンジニアが不足しているというのは事実で、経済産業省の調査レポートでは下記のような数値が出ています。
経済産業省の調べで2030年に約79万人の人手不足
2019年3月の経済産業省の調査「IT人材需給に関する調査(概要)」p.2によると、2030年頃には79万人ものIT人材が不足すると予測されています。(※1)
IT業界では人材の需要と供給の差が発生しており、年々その差が増大しています。今後の人材不足を補うためには、AIの活用や先端技術に対応した人材育成が必要であると指摘しています。
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2. ITエンジニアが不足している3つの理由
では、なぜITエンジニアが不足しているのでしょうか。その理由について、詳しく確認していきましょう。
理由1:業界の急成長と変化
1つ目は、業界の急成長と変化です。IT技術が急速に発展し、その技術を活用した製品・サービスは大きな広がりを見せています。例えば、AIを搭載した家電やSNS・ゲームなどのアプリはもちろん、アパレル業界や製造業においてもITテクノロジーが導入され、IoT化が加速しています。
Web業界やIT企業だけでなく、それら以外の業界の多くがITテクノロジーを取り入れるようになったことで、エンジニアの需要が大幅に拡大し、人材不足につながっています。
IT技術の急速な変化も、エンジニア不足の1つの要因です。例えば、今では生活の必需品となったスマートフォンは、初代のiPhoneが発売されてから10年以上が経っていますが、時代に合わせて目まぐるしい変化を遂げています。
このように、業界で必要とされる技術のアップデートの早さに加え、様々な業界のIT化により多くの人手が必要となり、慢性的に人材が不足しているのです。
理由2:少子高齢化による人材の不足
2つ目は、少子高齢化による人材の不足です。これはIT業界に限ったことではありません。少子高齢化が進む日本では、既存社員の高齢化と退職が進む一方で、新規の入職者が減少する厳しい現実に直面しています。
労働人口の減少に伴って、企業は定年の延長や再雇用などの対策を行っていますが、人材不足を解消できるほどの解決策にはなっていない状況です。
理由3:労働環境イメージの悪さ
3つ目は、労働環境イメージの悪さです。ネット上の書き込みなどから、エンジニアの労働環境は「きつい」「帰れない」「厳しい」というマイナスイメージを持たれるようになりました。
実際にそのような労働環境が存在したのは事実ですが、労働環境に関しては、他の業界と同じように企業ごとの文化や考え方、繁忙期などにより緩急があります。また、IT業界においても政府の働き方改革が進んでいるため、社員のワークライフバランスを尊重し、福利厚生を充実させている企業も多数存在しています。
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3. ITエンジニアの今後の市場と目指すメリット
ITエンジニアの今後の市場と、ITエンジニアを目指すメリットについて解説します。
ITエンジニアの今後の市場
IT業界は今後も売り手市場が継続され、将来性が期待できるでしょう。日本国内だけでなく、アメリカや中国・インドでは世界を牽引するIT企業が多く、今後も引き続き産業を支えていく存在であることは間違いありません。
また、幅広い業界でのITの需要が高まっていることも理由に挙げられます。
ITエンジニアを目指す3つのメリット
メリット1:IT技術の進歩とともにキャリアアップが図れる
IT業界は常に技術が進歩しています。エンジニアは新しい技術が登場するたびに、その技術に対応していかなければいけません。これは簡単なことではありませんが、新しいスキルを常に習得できるエンジニアは業界の中で重宝され、キャリアアップしていけるでしょう。
メリット2:ITスキルは専門性が高く、活躍できる場が多い
IT業界で培うスキルは専門性が高く、活躍できる場が多くあります。例えば、SIer・ITメーカー・コンサルティング企業・事業会社における情報システム部門です。
また、エンジニアとしてのスキルを習得すれば、ITコンサルタントに転職するなど、さまざまな職種にもチャレンジできます。
メリット3:他職種よりも年収が高い傾向にある
ITエンジニアの年収は、他の職種に比べると比較的高いと言われています。
経済産業省の調査「我が国におけるIT人材の動向」p.19によると、先端IT従事者で一番多い年収区分は「1,000〜1,500万円」で、先端IT非従事者の一番多い年収区分は「500〜600万円」という結果が出ています。
しかし、IT業界でよく目にする受発注形態として多重下請けがあります。多重下請けによって多くの企業が関わる結果、末端の企業で働くエンジニアの収入が高くない場合もあります。
働き方の選択肢がある
ITエンジニアは働き方の選択肢が複数あります。
1.会社員として働くエンジニア
2.派遣会社に登録して働くエンジニア
3.フリーランスとして働くエンジニア
実際に、柔軟な働き方を実現しているエンジニアも多いです。英語などの語学力を身に付けて海外で働く選択肢もあります。
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4. 業界から求められる人材になるために必要なスキルと注意点
ITエンジニアに興味を持つ学生に向けて、IT業界から求められる人材になるために必要なスキルと、就活の際の注意点について解説します。
ITエンジニアに必要なスキル
ITエンジニアはどのようなスキルが求められるのか、確認していきましょう。
プログラミングの基礎力
まずはプログラミングの基礎力です。論理的思考ができるかどうか、と言い変えることもできます。
何らかのプログラミングスキルを有していた方が企業から評価を受けやすいのは確かですが、社内研修制度が充実している企業も多いです。そのためプログラミングスキルがなくても、ものづくりが好きか、興味のある技術やモノがあるか、論理的思考ができるかということがプログラミングの基礎力として評価されます。
一方で、入社時には必須ではありませんが、技術の移り変わりが早い業界のため、日々自分でスキルをアップデートし続ける勤勉さがあるかという点も求められます。
コミュニケーション能力
IT業界のプロジェクトはチームで進めることがほとんどです。その中で必要となるのがコミュニケーション能力です。
プログラミングスキルについては、即戦力となるかもしれませんが、入社後に学習すれば比較的短期間で基礎的な技術は身につきます。
コミュニケーション能力は、学生時代の部活やバイト・サークル活動などの経験や、周囲の様々な環境によって時間をかけて蓄積されるものであり、スキルとして身につけるには時間がかかります。
そのため、仕事を円滑に進めるコミュニケーション能力があるかどうかを、プログラミングスキル以上に重視する企業が多いでしょう。
就活生が気をつけたい注意点
IT業界は、就活のスケジュールが他業界と異なる点に注意しましょう。
就活といえば、3月頃に説明会が始まり6月に内定出しが解禁されるというスケジュールが一般的ですが、「周りが始めていないからまだ就活をスタートさせなくていい」と考えている人は要注意です。
サマーインターンシップから就職活動を続けている層は、9月時点でサマーインターンシップ先の企業を上回るような魅力のある企業を探し始めています。企業側は11月までには母集団形成を終了させて、12月までに内定出しやクロージングを目指して動いています。
IT企業には早期から採用活動を始めている会社が多数存在しています。IT業界への就職を検討しているのであれば、周りとタイミングを合わせるのではなく、なるべく早めに就活をスタートさせましょう。
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