今後も伸びる10の業界をデータから解説!取得すべき資格も紹介

今後も伸びる10の業界をデータから解説!取得すべき資格も紹介
変化の激しい社会のなかで、「どの業界に入れば比較的安泰であるか」について気になる方は、多くいらっしゃるかと思います。 特に、今キャリアについて考えている方は「どの業界を選べば間違いないと言えるのか分からない」といった悩みを抱えているのではないでしょうか。 そこで本記事では、研究機関のデータをもとに今後も伸びる10業界についてご紹介します。また、伸びる業界で働くために取得すると良い資格や求められる能力などについても詳しく解説していますので、参考になれば幸いです。

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1.今後も伸びる業界10選とその理由

下記の10業界は、今後も伸びる可能性の高い業界となります。
 

  • ・IT業界

    ・EC業界

    ・インターネット広告業界

    ・webエンタメ業界

    ・物流業界

    ・MaaS業界

    ・フードデリバリー業界

    ・医療・介護業界

    ・農業業界

    ・宇宙開発業界


各業界と伸びる理由についてご紹介します。

IT業界

デジタル化が進む現代社会において、企業や組織はITシステムの導入と活用が不可欠なものとなっています。

あらゆる産業のDX化が叫ばれているように、今後は全ての産業を網羅する形でIT化が進み、利便性が高まっていくでしょう。AIやブロックチェーンなどの新たな技術の進化も、IT業界が伸びる追い風となっています。

三井住友銀行が発表した「グローバル経済と主要産業の動向 2024年3月」によると、2022年の国内での情報サービスの売り上げ高は前年と比較して伸びており、ソフトウェア投資額前年度比でも約14%伸びていることが分かります。

産業天気図でも情報サービスは晴れマークであることから、今後も堅調な伸びになることが予測できるでしょう。

EC業界

IT業界と同様、EC業界もオンラインショッピングなどの高まりによって、今後も伸びていく業界の一つです。

経済産業省の「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2022年におけるEC業界の市場規模は前年比で約10%の伸びとなっています。

特に、 旅行や飲食などのサービス系分野の市場規模は、前年から約2兆円高くなっていることが特徴です。これは、コロナ禍を抜け個人消費が回復してきているという理由もあるでしょう。

ECプラットフォームやオンラインマーケットプレイスに加え、モバイル決済や物流の改善により、EC業界の成長は加速しています。また、AI技術やビッグデータ解析の導入が進むことでより効果的なマーケティングが可能となり、EC企業の競争力が向上しています。

また、これまでEC化されていなかった地方メーカーや職人が、自らECサイトで商品を販売できるようになっていることもこの業界が伸びていく背景にあるでしょう。

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インターネット広告業界

インターネット広告は、インターネットが普及するに従い急速に伸びている業界です。

経済産業省の「令和5年版 情報通信白書」によると、2022年におけるインターネット広告の市場規模は3兆912億円となっています。テレビや新聞など従来メディアの市場規模は2兆3,985億円であり、両者が逆転した2021年以降もこの差は開いていくと予想されています。

また、NHKの「国民生活時間調査 2020」によると、2015年と2021年ではテレビを見る人が6%減少しているとのことです。特に、16~19歳では1日のうちテレビを見る人の割合が5割を下回っていることが示されています。

今後も広告業界は、より人の目があるインターネットを中心に投資を進めていく傾向にあるでしょう。

webエンタメ業界

動画配信サービスやインターネットゲーム、アニメなどのwebエンタメ業界も、インターネットの普及やコロナ禍を経て伸びている業界の一つです。

経済産業省の「令和5年版 情報通信白書」によると、2021年におけるコンテンツ市場は約12兆円です。そのうちインターネットを経由した通信系コンテンツは5兆4,184億円となっており、依然として通信系コンテンツの割合が大きくなっていることが指摘されています。

ライブやコンサートのオンライン配信、メタバースなど多様な楽しみ方も普及していることから、webエンタメは今後も成長していく業界となるでしょう。

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物流業界

EC化やコロナ禍などの影響により、物流業界も大きな伸びを見せています。

株式会社矢野経済研究所の「物流17業種市場に関する調査を実施(2023年)」によると、2022年度の市場規模は24.6兆円で、これは前年度から6.1%増となります。

また、EC市場の成長も物流業界の伸びに直接影響しています。国土交通省の「物流を取り巻く動向について(2020年7月)」によると、宅配便の取扱件数は過去5年間で約6.7億個の増加と大きな伸びです。

一方で、トラックドライバーを始めとした労働環境や人材不足が深刻になっています。需要に対して担い手が足りていない業界でもあるといえるでしょう。

MaaS業界

MaaS(Mobility as a Service)は、いくつかの交通手段の組み合わせを最適化し、検索から決済までを一括で行えるようにしたサービスのことです。代表的な例として、タクシー配車サービスなどがあります。

国土交通省による「国土交通白書 2020」によると、MaaSの市場規模は2024年で約2兆円、2030年で約6兆円になるとの予測です。2050年までに世界の市場規模は900兆円ほどになるのではという見方もあり、今後急速な伸びていく業界であると考えられるでしょう。

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フードデリバリー業界

飲食店が提供する料理や飲み物を配達するサービスを提供するのが、フードデリバリー業界です。コロナ禍における外出自粛により、一気に注目を集めた業界ですが、市場規模でみても伸び率が高くなっています。

エヌピーディー・ジャパン株式会社の「外食・中食 調査レポート」によると、2023年の市場規模は8,603億円で、前年から約11%の増加になるとの試算が出ています。これは、コロナ禍である2020年からみても約6%の伸びで、今後も成長していく市場であることがうかがえるでしょう。

医療介護業界

医療介護業界は、少子高齢化が深刻な国内において、需要の高まりから市場規模が伸びると予測されています。

みずほ銀行の「みずほ産業調査 日本産業の中期見通し—向こう5年(2024–2028年)の需給動向と求められる事業戦略—」によると、医療業界の市場規模は2023年で約48.2兆円です。これは前年比で2.9%の増加となっており、2028年までに年率1.4%で拡大していくと見込んでいます。
また、介護業界の市場規模は2023年で11.8兆円です。これは前年比で3.8%増加となっており、2028年まで年率で2.6%拡大していくと見込んでいます。

医療介護業界は、毎年の薬価の引き下げなどがあるものの、、医療需要の高い75歳以上の後期高齢者割合が増えているため市場規模が増えている業界です。

物流業界と同様、人材不足などが喫緊の課題となっていますが、市場規模でみれば今後も伸びる業界の一つでしょう。

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農業業界

日々の食卓に欠かせない農業は、その不可欠さとテクノロジーの発達によって今後も伸びる可能性の高い業界です。

農林水産省の「令和2年度 食料・農業・農村の動向」によると、農業総産出額は1985年から減少しているものの、近年はほぼ横ばいで推移しています。

一方で、テクノロジーの導入による生産管理の効率化や、TPPにより農業の輸出量が増えることで、市場規模の縮小に歯止めがかかるとの見方もあるでしょう。また、「農地改正法」の施行により、民間企業による農業への参入が活発になっています。

新興国などの食料需要が高い地域に進出している種苗企業もあり、今後の動向に注目すべき業界の一つといえるでしょう。

宇宙開発業界

宇宙開発は、今後最もその成長に期待されている業界の一つです。日本でも、国家の安全や経済、科学を担う戦略的分野であるとされ、国家戦略として位置づけられています。

財務省の「日本の宇宙産業の発展に向けて」によれば、2016年における宇宙産業の市場規模は、約9兆円です。2050年には、35兆円まで伸びると予測されています。

また、経済産業省の「宇宙産業の発展に向けて ―我が国宇宙産業の国際競争力強化を目指して―」によれば、日本の課題として研究開発や実証機会などがあげられており、今後予算投下が大きくなると予想される領域となるでしょう。

宇宙開発業界は、国全体としてその発展に期待されているため、今後伸びていく業界の一つとなります。

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2.今後伸びる業界で働くためにおすすめの資格



今後伸びていく業界で働くためには、下記3つの資格を取っておくと良いでしょう。
 

  • ・IT系資格

    ・士業系資格

    ・英語系資格


各資格について、詳しくご紹介します。

IT系資格

IT業界をはじめ、テクノロジー分野で働くことを考えているのであれば「ITパスポート」や「基本情報技術者」といった資格の取得がおすすめです。

これら2つの資格はIT未経験でも取得しやすく、IT業界内であればあらゆる職種でアピール材料になります。学んだ知識は、実践でも役に立つものです。

ただし、資格を取得したからといって確実に希望企業に就職できるわけではありません。あくまでも、一定の知識や熱意があると示すものという認識で受けた方がよいでしょう。

関連記事:ITパスポートは就活に有利?組み合わせてアピールできる関連資格4選
関連記事:基本情報技術者試験とITパスポート試験の違いと取得するメリット

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士業系資格

公認会計士や中小企業診断士などの士業系資格は、あらゆる業界で役立ち必要とされる資格です。

伸びる業界は、優秀な人材の獲得競争が激しくなることが予想されます。客観的にみても優秀であることを示せる士業系資格は、キャリアを考える上で選択肢を大きく広げることができるためおすすめです。就職を希望するときにも、大きな強みになります。

英語系資格

TOEICやTOEFLなど、英語系の資格も伸びる業界を目指す上で取っておくとよい資格試験です。

伸びる業界の特徴として、海外展開をしている企業が多いということがあげられます。国外に商機があれば大きな利益になる可能性が高いため、今後も積極的な海外進出が求められるようになるでしょう。

そのため、英語能力が高ければ貴重な人材として活躍できます。英語圏で就職する機会にもチャレンジできるので、海外就職を考えている方は絶対に受けておきたい試験です。

目安として、TOEICであれば800点、IELTSであれば6.5以上は取れるようにしておきましょう。

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3.今後伸びる業界で求められる能力・姿勢



今後伸びる業界で求められる能力・姿勢は、下記4つです。
 

  • ・コミュニケーション能力

    ・論理的思考力

    ・主体的行動力

    ・成長意欲


それぞれ詳しく解説します。

コミュニケーション能力

今後も伸びる業界では、コミュニケーション能力が非常に重要になります。

IT業界をはじめ、ビジネス環境のグローバル化が進んでいるため、多様な文化や価値観を持つ人々とのコミュニケーションが重要視されるようになっていくでしょう。

また、チームでの協力やクライアントとの円滑な関係構築のためにも、コミュニケーション能力が高い人材は活躍できます。

論理的思考力

論理的思考力は、今後伸びる業界で必須の能力の一つです。

AIやツールの進歩により、膨大なデータを短時間で処理することができるようになりました。収集したデータから利益につながるアクションを導き出すためには、論理的思考力が求められます。

筋の通った解は、確度の高い施策に落とし込めるだけでなく、プレゼンの際にも役立つでしょう。納得のいく根拠や解釈を示すことができれば、受注確度も上がります。

関連記事:ロジカルシンキングとは?鍛え方や手法・フレームワークを紹介

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主体的行動力

今後伸びる業界では、主体的に行動してイノベーションを起こす能力も求められます。

伸びる業界は、それだけ変化の激しい環境であることも多いため、新たなアイデアやビジネスモデルを提案し実行することが重要です。主体的に行動する人材は、新しいチャンスを見つけ、業界のリーダーシップを築くことができるでしょう。

マネジメントスキルを付ける上でも、主体的に行動することは大切な姿勢です。

成長意欲

変化の激しい時代の中、伸びる業界では常に学び続け、自己成長を追求する姿勢が求められます。成長意欲が高い人材は、新しい挑戦にも果敢に取り組み、自らのキャリアを築き上げることができるでしょう。

未経験の領域にチャレンジしていくにあたり、辛さを感じるときもあるかと思います。コンフォートゾーンを出ることによる抵抗もありますが、「それを乗り越えてでも成長したい」と考える姿勢が大切です。

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4.納得できる業界・企業を決めるためのポイント



業界や企業、職種を選ぶ上で、「将来的に伸びる業界であるかどうか」は重要な判断指標になるでしょう。

しかし、それだけでは理想的なキャリアを送れる可能性は低いです。仕事はあくまでも自分が幸せになるための手段であるため、仕事に何を求めるのかを言語化しておくことが大切です。

そこで、納得のいく業界・企業を決めるためのポイントとして、下記の3つをご紹介します。
 

  • ・「興味関心」と「苦でない作業」を整理する

    ・説明会やインターンに参加する

    ・周りの人やエージェントに相談する


「興味関心」と「苦でない作業」を整理する

仕事を選ぶとき、まずは自分の「興味関心が何か」を明確にしておく必要があります。

仕事している時間は、人生の大半を占めるものです。そのため、興味が湧かない仕事の場合は辛くしんどい時間がただ過ぎるだけになってしまいます。楽しめる領域を軸に仕事を決めれば、スキルや収入は後からついてくるようになるでしょう。

また、「苦でない作業は何か」を言語化しておくことも大切です。あらゆる仕事は、つきつめると一つ一つの“作業”の連続になります。業界や職種ごとに作業は大きく異なるため、苦しくなく続けられる作業の特徴やその具体例を洗い出しておきましょう。

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説明会やインターンに参加する

就職に向けて、情報の多くはインターネットから収集することができます。

しかし、情報は“足で取りに行く”ことも大切です。企業説明会やインターンでは、ネットからだけでは分からない情報や企業の雰囲気を感じ取ることができます。

また、インターンでは実務経験を積める機会であることも多いため、気になる企業や職種のインターンがあれば積極的に参加してみましょう。

関連記事:インターンシップの募集・参加時期はいつ? 参加方法やメリットを解説
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周りの人やエージェントに相談する

仕事探しは、周りの力も借りて進めることがおすすめです。1人で進めるよりも、様々な意見はアドバイスを受けることができ方向性が定まりやすくなります。

履歴書や職務経歴書、ポートフォリオなどは第三者から見てチェックしてもらうと良いでしょう。また、機会があれば面接の相手をしてもらうことで、本番でも臆せず言葉を出せるようになります。

特に、仕事探しやキャリアカウンセリングのプロである転職エージェントを使えば、効率的に就職活動を進めることが可能です。

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5.ITエンジニアを目指すなら

先述してきたように、少子高齢化が進む日本では急速にIT化が進められているため、ITエンジニアはどの業界においても重宝されています。
ITエンジニアに就職を検討しているなら、ITエンジニア専門の就活エージェント「レテバックルーキー」をぜひご利用ください。非公開求人・ベンチャー企業の紹介も行っており、自分に合った職場選びができます。悩んでいる人は就活アドバイザーにご相談ください。

今後伸びる可能性の高い業界について、近年の統計も参照しながら考察しました。IT、エンタメ、医療介護、農業、インターネット広告など、将来性のある業界の種類は幅広くあります。メリットはもちろん、注意点も十分考慮に入れたうえで、ご自分のスキルや長所を生かせる仕事を探しましょう。

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