これから伸びる業界とその理由を解説!衰退する業界もまとめて紹介

これから伸びる業界とその理由を解説!衰退する業界もまとめて紹介
これから就職活動をする上で「安定した職業に就きたい」「IT化で消える可能性がある職業は避けたい」と業界に関する不安を感じている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、これから伸びる業界を9個ピックアップして紹介して行きますので、就職活動の参考にしてみてください。また、業界によっては衰退産業だけれども、ユニークな特徴を持っているがゆえに今後伸びることが想定される企業も存在します。そういった企業の見分け方まで解説して行きますので、ぜひ参考にしてみてください。

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1.これから伸びる業界9選

これから伸びる業界を9つ紹介します。今後の市場環境、人口動態、社会情勢から鑑みて業界全体の市場規模が上がり傾向にあるものをまとめて紹介しますので、参考にしてみてください。

IT業界

今後高成長が期待できるのがIT業界です。

IT業界といえども、IT業界という垣根がなくなるほど様々な業界・業種でITは必要不可欠なものとなっており、今後もその傾向は続くでしょう。先進的なIT企業でのIT活用はもちろん、従来IT化が進みづらかった業界でもIT化は進んでおり、例えば製造業におけるセンサーを利用したリアルタイム監視システムから、農業の作業ロボットまで、あらゆる業界でIT化が進められています。そのためIT業界は近年着実・持続的に成長してきており、今後の成長も確実視されています。

世界トップ企業にはIT関連の会社が多く、今後もIT業界の成長率は堅調に推移していくと予想されるでしょう。ITはさまざまな分野で応用が利くため需要が高く、常に人手を募集している状態です。ほかの職種と比べても、受け皿が広い業界だと言えます。

関連記事:IT業界とは?将来性や5つの業界、活躍する職種を紹介!|レバテックルーキー

エンタメ業界

今日、IT化が進んだことに呼応して成長が期待できる業界として、エンタメが注目されています。
エンタメ業界と一口にいっても多岐に渡り、ゲーム・旅行・動画・映画・音楽・コンサート・アニメなどの分野があります。リアルで体験できる娯楽のIT化から、そもそも体験自体をITで行うバーチャル空間における娯楽など、今後のIT×エンタメの可能性は無限に広がっています。例えば、VR空間上でゲームや友人と楽しめるサービスが出てきたり、映画や音楽といった娯楽をITを駆使することで楽しみを倍増させたりなど、さまざまなアイデア野本技術が活用されています。
インターネットが普及したことで、人々の消費はモノからコト(体験)へと移り変わりました。いつでも体験できるコト消費に飽きた層が、トキ(その瞬間だけの体験)消費へとシフトしています。コロナ禍で増えたオンラインライブなどもトキ消費の一つで、娯楽とITを組み合わせるエンタメコンテンツは、今後も需要の拡大が期待されるでしょう。

医療・ヘルスケア業界

厚生労働省によると、2025年までに団塊世代が75歳以上になると言われており、今後医療やヘルスケアを必要とする人の数はどんどん増えていきます。そのため医療・ヘルスケア業界も今後伸びる業界として注目されています。
経済産業省が2010年から地域ヘルスケア・健康サービスのビジネスモデル構築を支援している影響もあり、いろいろな企業がヘルスケア事業へと参入しています。医療介護関連業者に加え、公的保険外の保健サービス事業者や異業種からの参入も増えている状態です。
近年ではサプリメントや筋トレといった健康増進に関する市場も伸び続けており、高齢者のみならず若い人の間でもヘルスケアに対する意識は高まっています。そのため、大手企業を中心に様々な企業が新たにヘルスケア領域で事業を参入させているのです。

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介護業界

介護業界もこれから伸びる業界の1つです。内閣府の令和3年度版高齢社会白書によると、2070年には高齢化率は39%に到達すると言われています。高齢化率とは総人口に占める65歳以上の人口の割合ですので、おおよそ10人に4人が高齢者となる社会が到来します。
そうなると、介護を必要とする方の人口が増えることはもちろん、1介護士あたりが見なければいけない要介護者の数も増えてくるので、今の働き方のままだと成立しません。つまり、今後崩壊する可能性が高い社会課題なのです。
そのため、少ない人員で数多くの高齢者を介護するためのロボットやセンサーといったサービス・技術の開発が進んでおり、今後この開発競争は加速するでしょう。
介護業界全体でいずれぶち当たる社会課題を解決する必要があり、やりがいとしても今後伸びる市場規模と言う観点でも魅力的な業界となっています。

インターネット広告業界

近年インターネット広告費は増大傾向にあります。従来はテレビメディアの広告費がインターネットの広告費を上回っていましたが、2019年には逆転しました。今やテレビ広告よりもインターネット広告に使われているお金の方が多くなっているのです。電通社の調査レポート「2019年 日本の広告費」によると、インターネット広告は2019年時点で2兆円を超え、今後も伸びる業界として注目されています。
インターネット広告業界が伸びている背景として、インターネット広告に関する技術の発展が挙げられます。よりターゲット属性に合わせて広告を配信するターゲティングや広告配信技術が進化しており、届けたいユーザーに広告を配信する技術のレベルが上がってきています。
また、動画などの広告手法自体の増加や、インフルエンサーマーケティングといった広告方法の開発など、インターネット広告関連はさまざまな領域へ拡大しています。

物流業界

物流業界は、荷物を運搬、管理するインフラを担っており、例えばみなさんが普段郵送したりネットショッピングで購入した商品はこの物流業界の企業を通じて届きます。この物流業界で近年課題となっているのが運転ドライバーの不足です。コロナウイルスの影響で巣ごもり消費が増大し、物流業界が取り扱う商品数は増えたのに対して常に働き手が不足しており、今後生産年齢人口の低下も相まって物流業界の生産性向上が求められています。
最近だとAmazonが倉庫の管理を全てIT化しているなど、この物流業界でも鍵となるのがITです。IT×物流の組み合わせで業界全体の生産性を向上させるべく、よりスムーズに物流網を維持するための研究開発投資が加速しており、今後これから伸びる業界の1つとして挙げられます。

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農業業界

農業業界もこれから伸びる業界と言われている業界の1つです。農業の担い手の不足、空き地の増加、それに伴う食料自給率の低下などさまざまな課題があり、今後日本の農業の衰退を止めるためにもさまざまな企業がITを駆使して農業業界の生産性を上げるための投資を進めています。
ロボットを活用した農業生産性の向上や、都心部でも育てられるような農作物の研究開発など、様々な企業やベンチャー企業が設立されて盛り上がりを見せています。

電子部品・半導体業界

スマートフォンの普及に伴って注目を集めているのが、この電子・半導体業界です。テレビやパソコンなどさまざまな機器に使われている電子部品や半導体は、今後ITデバイスが増えてくるにつれて需要が高まってくる業界の1つです。
近年は電気自動車の普及に伴って電子部品や半導体の需要が高まっており、多くの半導体業界の企業の株価は上昇しています。特に今年エヌビディアの株価の上昇にも現れた通り、注目度はかなり高まっています。ITデバイスに電子部品や半導体が必要である以上、今後IT業界が成長するのに伴って同様にこれから伸びていくと見て良いでしょう。

宇宙開発業界

宇宙開発業界は、日本政府も投資を加速させているこれから伸びる業界の代表格です。まだまだアメリカやロシア、中国に一歩リードされている日本の宇宙産業ですが、今後宇宙基本計画では2030年の早いうちに8兆円(2020年地点で4兆円)まで市場規模を拡大させて世界に対して競争力を高めていこうとしています。
今年2024年1月には、JAXAが開発した小型月着実証機が月面着陸に成功した例もあり、2024年は宇宙開発元年と呼ばれることもあります。今後政府の強力なバックアップも相まって伸びる業界の1つでしょう。

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2.これから伸びる業界の特徴

少子高齢化が進んでいる日本では、どの業界も人手不足が深刻化しています。人手不足になる一方だからこそ、最低限の人数で現場を回すために、省人化を図る企業が増えています。業務の効率化が進めば、人間が行っていた作業をAIが代行するようになり、消える職種も出てくるかもしれません。

苦労して就職しても、自分の仕事が数年後AIに取って代わられてしまっては残念なことです。就職先を選ぶにあたり、将来性のある業界を見極める必要があります。

以下に今後伸びる業界の特徴について解説しますので、ご自分に適した仕事を探してみてはいかがでしょうか。

IT関連の仕事

労働人口の減少が止まらない日本では、IT関連の仕事の需要が高まっています。さらに、コロナ禍でテレワークを導入する企業が一気に増加したため、IT業界の市場は飛躍的に成長していくでしょう。

既に世界のIT支出は、2021年には3兆9,000億米ドルに達する見通しです。米国のGartner社の調査では、2021年のIT支出が前年比6.2%上昇するとの予測を公表しており、IT関連の需要は堅調に推移していることがわかります。

また、ガードナージャパンの調査によると、日本のIT支出総額も前年比2.6%増の27兆9,730億円に達する見通しだと発表されています。特に、国内のIT支出先として好調な動きを見せているのが教育業界で、成長率は6.8%と、GIGAスクール構想・ICT環境の整備が後押ししている状況です。国内外でIT業界の規模は拡大しており、世界規模でトレンドになっています。

AIに代替されない仕事

今後伸びる業界として、介護・保育士・医師・インストラクターなど、AIに代替させるのが困難で、人の手が必要となる職種も挙げられるでしょう。AIは年々進化しており、既に事務員・受付・レジ係といった仕事が代替され始めています。

医療や介護の分野でも、画像診断やケアプラン作成にAIを活用する試みが進んでいます。しかしこれらの分野では、あくまで補助的なAI活用にとどまるでしょう。こうした人に直接触れることが求められる業種の場合、AIがすべて取って代わるのは難しいと考えられるため、今後も安定した雇用が期待できます。

シニア・高齢者向けの仕事

超高齢化社会の日本では、シニア向けの仕事の需要が高まっています。少子化や核家族化が進んでいるので、老老介護は今や深刻な問題です。家族間で介護ができない世帯が増えているため、今後も高齢者向け施設やサービスの成長が見込めるでしょう。

厚生労働省の公表によると、2000年4月末時点での在宅・施設・地域密着型サービスの利用者は149万人でしたが、2017年4月末には488万人と3.3倍も増加しています。65歳以上の人口が減少に転じるまでは、少なくとも数十年先まで介護業界の需要は高まり続ける見通しです。

生活に関わる仕事

人々が生活を送るうえで欠かせない職種に就く人を「エッセンシャルワーカー」と呼びますが、生活に密接に関わる仕事は一定の需要があります。エッセンシャルワーカーに含まれるのは、小売り・物流・医療・福祉・行政・教育・保安・一次産業などです。コロナ禍を通して生活を支える職種がいかに大切か再認識されたため、今後もなくなることは考えにくいでしょう。

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3.これから伸びづらい、衰退しそうな業界

これから伸びてくる業界について解説してきましたが、逆にこれから伸びづらい、衰退に近づいていく業界についても知っておくようにしましょう。

テレビ業界

テレビ業界は、ネット広告の発展に伴い衰退している業界の1つです。Youtubeを見たり動画配信サービスを見たりする人も増えており、近年テレビ離れが加速している人は増えてきています。
先ほど紹介したように、広告費用はテレビよりもインターネット広告の方が上回っており、企業もテレビよりインターネット広告への予算比率を上げていっています。広告予算が減ると、テレビ業界も作れる番組の規模や種類が減ってしまい、今後面白いコンテンツや番組が生み出されづらい市場環境になっていくことが予想されます。

アパレル業界

アパレル業界は、昨今コロナウイルスの影響も相まって業界全体の売上が低下しつつある業界です。2019年は28億4600万点が供給されても13億7300万点しか売れず、想定される需要量を大幅に下回って供給量が低下し続けています。
ただ、アパレル業界の全ての企業が売上を低下させていると言われるとそうではなく、SPA(製造小売業)でうまく成功させている企業があったり、海外進出を果たしているブランドは売上を上げていたりと、うまくいっている企業とそうでない企業が二極化している構図になっています。

金融業界

金融業界もIT化に伴って今後伸びづらいことが予想される業界の1つです。例えば銀行の窓口業務はAIやロボットでも置き換えられる業務だったり、中には投資運用をロボットが行うことで人が行うよりも高い収益を上げている例もあったりします。つまり、金融業界では雇用がITに奪われる影響をダイレクトに受けやすい業界となっています。
金融知識に関するニーズは今後も一定数存在するため、専門的なスキルや知識を持った人材は残り続けることができますが、そうでない人は今後雇用され続けるのが難しくなってくるでしょう。

出版業界

雑誌や漫画・本の出版に携わる出版業界は今後伸びづらい可能性が高いです。その理由はひとえに、電子書籍の普及によりスマートフォンやパソコン、電子書籍機器で本を読む人が増えてきているためです。
従来は紙の本の編集や企画、印刷、発行などで収益を上げてきた出版業界ですが、電子書籍になると印刷や発行、編集といった作業が不要になり、すべてインターネット上でなされていくことになります。
現に全国出版協会が公開している情報を参考にすると、紙媒体の出版物販売金額は2019年から2023年まで4年連続で低下、紙+電子の出版物販売金額は2022年から昨年対比で低下しています。電子書籍の販売金額は増加しているものの、全体として低下しているのが出版業界の動向です。

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4.衰退産業でもこれから伸びそうな企業の特徴

衰退産業について解説してきましたが、衰退産業だから全ての企業が安定していないのかと言われるとそうではありません。中にはこれから伸びそうな企業も多数ありますので、そういった企業を見分ける際の特徴について紹介していきます。

ITを駆使して独自のサービスを展開している企業

衰退産業下でも伸び続けるであろう企業の特徴は、ITを駆使して生産性を高め続けている企業です。これまでなかったような製品やサービスをITを活用して提供したり、独自のサービスを提供できている企業は衰退産業の中でも伸び続けられます。実際、アパレル業界でもうまくEC化への以降を成功させた企業は売上を伸ばしていたり、出版業界でも電子書籍媒体に注力している企業は成長し続けています。
今後の市場動向をうまく観察しつつ、ITをうまく活用して独自のサービスを提供できる企業は今後も成長し続けられるでしょう。

直近数年の成長率が増加し続けている企業

直近数年の売上・利益成長率が増加し続けている企業も注目すべき企業です。衰退産業下でも売上を伸ばしているということは、それだけ顧客の需要を満たせている商品・サービスを提供できています。そのため、興味のある企業のIRや決算情報から直近の売上高を確認しつつ、伸びている場合は何が伸びている要因なのか、今後その傾向は続きそうかを自分の中で理解しておくようにしましょう。

コロナウイルスの影響下でも売上が伸びたかどうか

衰退産業下でも、コロナウイルスの影響を経て売上が伸びた企業は、今後も成長が期待できる企業です。コロナウイルスの影響によってこれまでの企業活動が大きく変更せざるをえなくなり、多くの企業はその波に乗れないまま売上高を低下させました。その中でも売上を増加させた企業は、今後何かしらの外的要因によって業界全体が危機に晒された際でもうまく乗り切れることが予想されるため、これから伸びていくことが期待できます。

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先述してきたように、少子高齢化が進む日本では急速にIT化が進められているため、ITエンジニアはどの業界においても重宝されています。
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今後伸びる可能性の高い業界について、近年の統計も参照しながら考察しました。IT、エンタメ、医療介護、農業、インターネット広告など、将来性のある業界の種類は幅広くあります。メリットはもちろん、注意点も十分考慮に入れたうえで、ご自分のスキルや長所を生かせる仕事を探しましょう。

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