あんなアプリがあったらいいのに…を簡単に実現できる!学生におすすめのSwiftについて解説Swiftとは?iOSアプリエンジニアを目指す学生必見!

最終更新日:2021年7月14日

Swiftは、Apple社製品のアプリを開発することができる現代的なプログラミング言語です。ITエンジニアを目指している学生であれば、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
この記事では、「Swiftで何ができるのか」「他のプログラミング言語と何が違うのか」などSwiftの特徴やメリット・将来性について、これから学習を始める初心者にもわかりやすく解説していきます。

1.  Swiftとは?

Swiftの概要とSwiftで開発できるものについて解説します。

Apple製品アプリ開発向けのプログラミング言語

Swiftは、iPhoneやMacを発売しているApple社が開発したプログラミング言語です。

これまで、Apple製品のアプリ開発には、Objective-Cという言語が使われるのが一般的でした。ですが、Objective-Cには弱点がありました。Objective-Cは名前の通り、C言語にオブジェクト指向を取り入れた言語です。1984年にリリースされ歴史が長いため、現代的なプログラミング言語よりも習得難易度が高く、初心者には取り組みにくい言語です。

そこで、iOSアプリ開発の公式言語として2014年にSwiftが登場しました。SwiftはObjective-Cよりも習得難易度が低く、初心者でもiOSアプリやMacOSアプリ開発に取り組みやすい言語です。

Swiftで開発できるもの

SwiftはApple製品のアプリ開発がメインの言語ですが、WebアプリケーションやWebサーバーも開発することができます。
Apple製品では、iPhone・iPad・MacBookなどのiOSやMacOSをはじめ、Apple WatchやApple TVのアプリ開発を行うことができます。Webアプリケーション開発に関しては代表的な実績がないのが現状ですが、実用化される日もそう遠くはないでしょう。

2. 他の言語にはないSwiftの特徴

Swiftの主な特徴について解説します。

直感的でモダンな言語

Swiftは直感的でモダンな言語です。モダンとは現代的という意味で、流行りのコードで読み書きがしやすいこと、可読性が高いこと、新しく普及されている機能を持つことを指します。

Swiftが登場する前までは、Apple製品のアプリ開発にはObjective-Cが使用されていましたが、コードの記述が独特で使い勝手が悪い言語と言われていました。その使い勝手の悪さを改善して、より簡単にアプリを開発できるようにしたのがSwiftです。

Playgroundでリアルタイムに実装を確認できる

SwiftではXcodeという開発ツールを使用して開発します。そのXcodeにはPlaygroundという実行環境があります。
Playgroundでは、ビルドを行うことなくリアルタイムでプログラムを実行して、実装を確認することができます。

コーディングしながらリアルタイムで確認できる利点は、修正するべき箇所がわかりやすくいため、開発時間の短縮につながる点です。

迅速かつ安定したパフォーマンス

Swiftは高速処理が可能なプログラミング言語です。
Objective-Cの処理速度と比較すると、最大で2.6倍もの速さだと言われています。この速さというのは「アプリになってから」の処理速度のことで、ユーザーにとっては非常に便利な特徴です。

そして速さだけではなく、不具合が起こりにくく安全であることもSwiftの特徴です。
他のプログラミング言語では記述の間違いによってバグやエラーが発生しやすかったところを、Swiftでは記述した時点でバグの原因となるコードを自動的に見つけ出してくれます。

Objective-Cとの互換性

SwiftはObjective-Cとの互換性があります。
同一アプリ内で、SwiftとObjective-Cのコードを共存させることが可能です。Swiftが登場する前にObjective-Cで開発されたアプリにも、Swiftで新規機能を追加できるため、障害なくプログラムの変更やバージョンアップが行えます。

3. Apple製品のアプリ開発ができるObjective-CとSwiftの違い

Swiftと同じく、Apple製品のアプリ開発ができるObject-Cとの違いについて解説します。

Objective-Cのメリットとデメリット

Objective-Cのメリットは以下の通りです。
 

  • ・長い歴史による多くの実績がある

    ・WindowsOSで使用が可能

    ・多数のノウハウや参考書が存在する


Objective-Cは、1984年にリリースされた歴史のある言語です。そのため、Apple製品のアプリ開発をメインとして長年使用されてきたという多くの実績があります。
その実績は、今後Objective-Cを使用して開発をする人にとって、バグの解決策やノウハウとなって受け継がれていきます。

そして、WindowsOSで使用ができる点も魅力的です。日本では、MacOSに限らずWindowsOSでのアプリケーションやシステム開発も多くあるため、Objective-Cを扱うことができると、どんなOSの開発にも柔軟に対応することが可能です。

一方でObjective-Cには以下のようなデメリットがあります。
 

  • ・学習コストが高く、プログラミング初心者に適していない

    ・コードの記述が独特である


Objective-CはC言語をベースに作られた言語であるため、Swiftと比較するとソースコードの記述が大きく異なります。オブジェクトの生成1つを例にとると以下のようになります。
 

Objective-C

// 現在の時間
NSDate *now = [[NSDate alloc] init];


Swift

let now = Date()


Objective-Cは、オブジェクトの生成を行う際に、[]でalloc()メソッドとinit()メソッドを括って表現していますが、Swiftは型名と引数だけのシンプルでわかりやすい表現です。
Objective-Cは現代的ではないことと、オブジェクト指向であることによって、学習するコストがかなり高くなります。

Swiftのメリットとデメリット

Swiftのメリットは以下の通りです。
 

  • ・モダンな言語であるため、Objective-Cと比べて簡易的な構文で記述できる

    ・学習コストが比較的低い


前述したように、Swiftはモダンな言語のため、Objective-Cと比べてかなり簡易的な構文でプログラムを記述することができます。
文末のセミコロンが不要なことや、メソッドの書式が簡略化されていることがあげられます。

一方でSwiftにもデメリットはあります。
 

  • ・Apple製品アプリしか作ることができない

    ・基本的にはMacOSでしか開発できない


Swiftは、Objective-Cに代わる言語としてiOSアプリ開発をするために作られた言語のため、Apple製品アプリ以外の開発では少々使い勝手が悪いです。

4. 学生がSwiftを学習するメリット

Swiftはプログラミング初心者の学生にもおすすめの言語です。ここでは、学生がSwiftを学習するメリットについて解説します。

コードがシンプルでプログラミング初心者におすすめ

Swiftはコードがシンプルで、読み書きしやすい言語です。そして、Playgroundという環境を用いてリアルタイムに実装を確認できるため、プログラミングが初めての人でも学びやすいでしょう。

希少価値の高いエンジニアになることができる

Swiftは2014年に開発された新しい言語のため、他の言語と比べて扱うことができるエンジニアが少ないのが現状です。
一方で、Swiftのスキルがあるエンジニアを求める企業はどんどん増えており、需要と供給のバランスが取れていません。

そのため、早いうちからSwiftを習得しておくと、希少価値の高いエンジニアとして就職の際に有利になる可能性があります。

5. Swiftはどんな人におすすめなのか?

Swiftの勉強を始める前に、Swiftはどんな人に向いているのかをチェックしておきましょう。

Apple製品が好きな人

プログラミング言語を初めて学習する人にとって、「途中で挫折してしまうのではないか」という不安はつきものです。
しかし「好きなものを作る」という要素があることで、モチベーションの維持につながり、挫折するリスクは低くなります。

将来ITエンジニアを目指していて、とにかくApple製品が好きという方は、Apple製品アプリ開発に特化したSwiftの勉強から始めてみるのがおすすめです。

アイディアを直感的に表現することができる人

普段スマートフォンを使用していて、「あんなアプリがあったらいいのに」と考えたことはないでしょうか。
Swiftを使用したアプリの開発は、Xcodeを使用して構築します。Xcodeでは視覚的にUIの要素を配置することができます。
ふと頭に思いついたアイディアを表現できる人は、作りたいアプリのイメージがしやすく、プログラムを組むことも楽しく続けられます。

6. Swiftの需要状況と将来性

Swiftの現状と将来性について解説します。

Swiftの現状

Swiftは、他の言語と比べて新しい言語ですが、Apple製品アプリの開発を強みとしていることで多くの企業が採用しています。
Swiftの経験年数によって年収は異なりますが、未経験やSwiftの経験年数が1~2年の平均年数は300~400万円です。

ただし、経験年数での年収はあくまでも目安であり、最も重要なのは「これまでどんな開発をやってきたのか」「他の人が持っていないような経験があるのか」というスキル面です。
学生のうちから、「実際に個人でアプリを1つ作った」などの実践的な経験があると、就職活動で大きくアピールすることができるでしょう。

Swiftの将来性

Apple製品のアプリを開発するSwiftは、Apple製品と深い関わりを持ちます。今後のサービスの拡大に伴って、ますますSwiftの需要も増加することが見込めます。
また、iOSアプリ開発を行う言語にはObjective-CやC#もありますが、シンプルで書きやすく、他言語との共存が可能なSwiftが積極的に使用されていくでしょう。

7. まとめ

Swiftは、Apple社製品全般のアプリ開発をすることができるプログラミング言語です。直感的にアイデアを表現することができる、かつ、高速で安定性のあるパフォーマンスでありながらも、コードがシンプルで初心者でも習得しやすい点が特徴です。2014年に開発された新しい言語のため、他の言語と比べて扱うことができるエンジニアが少なく、Swiftを学ぶことで希少価値の高いスキルを企業にアピールすることができるでしょう。

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