インターンの志望動機で悪い例を7つ紹介!ダメな例文・NGワードも徹底解説

この記事では、インターンの志望動機でやりがちな悪い例を7つ挙げながら、なぜそれがダメなのかを具体的に解説します。避けるべきNGワードや、業界・文字数別の良い例文も紹介するので、あなたの志望動機をブラッシュアップするための参考にしてください。

- 1.インターンの志望動機で企業が見ているポイントとは?
- 2.インターンの志望動機で悪い例を7つ紹介
- 3.インターンの志望動機で避けるべきNGワード
- 4.【業界別】インターン志望動機の良い例文
- 5.【文字数別】インターン志望動機の良い例文
- 6.まとめ
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1.インターンの志望動機で企業が見ているポイントとは?
悪い例を学ぶ前に、まずはおさらいとして、企業が志望動機で何を見ているのかを理解しておきましょう。インターンのESに書く志望動機では、企業は次のようなポイントをチェックしています。
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・明確な応募理由
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・社風とのマッチ度
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・企業研究の深さ
これらのポイントを踏まえながら、企業側の心理を理解しておきましょう。
明確な応募理由
採用担当者が志望動機で最も知りたいのは、「なぜ数ある企業の中で、うちのインターンに応募したのか」という点です。業界全体への興味だけでなく、その企業独自の強みや理念、事業内容にまで言及し、自分とその企業との接点を見つけ出せているかが評価されます。「この会社でなければならない」という明確な応募理由を示すことで、本気度の高さが伝わり、採用担当者の心に響く志望動機となるのです。
社風とのマッチ度
企業はインターンシップを、将来の社員候補と出会う場と捉えています。そのため学生のスキルや能力だけでなく、価値観や人柄が自社の文化、つまり「社風」に合っているかを慎重にチェックしています。たとえば、チームでの協調性を重んじる社風の企業に対し、個人での成果ばかりを強調する志望動機の学生は、マッチ度が低いと判断されるでしょう。企業のホームページやSNS、社員インタビューなどを通じて社風を理解し、自分の強みをその中でどう活かせるかをアピールすることが求められます。
企業研究の深さ
志望動機を読めば、その学生がどれだけ真剣に自社について調べてきたかをすぐに判断できるものです。企業の公式ホームページに書かれている情報をなぞるだけでは、他の学生との差別化はできません。プレスリリースや過去のニュース、競合他社との比較など、一歩踏み込んだ企業研究に基づいた内容をアピールできれば、志望度の高さを効果的に伝えることができるでしょう。徹底した企業研究を通じて、その企業でなければならない理由・根拠を伝えることができれば、志望動機の説得力を格段に高めてくれます。
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2.インターンの志望動機で悪い例を7つ紹介
続いて、具体的にどのような志望動機が「悪い例」と判断されてしまうのか、例文とともにご紹介します。
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・応募理由があいまい
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・受け身姿勢である
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・企業研究が不足している
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・自己分析が不十分
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・わかりにくい・読みにくい文章
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・自己アピールしか書かれていない
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・明らかにコピペ・AIによる文章である
自分の志望動機がこれらのパターンに当てはまっていないか、チェックしながら読み進めてみてください。
応募理由があいまい
【悪い例】「IT業界は将来性があると感じており、中でも業界をリードする貴社に興味を持ちました。」
この志望動機は、IT業界に対する志望動機は書かれているものの、なぜその企業なのかという理由が全く述べられていません。「IT業界に興味がある」というだけでは、他のIT企業でも良いということになってしまいます。これでは、採用担当者に「うちの会社でなくてもいいのでは?」と思われて当然です。その企業のどんなサービスに惹かれたのか、どんな技術力に魅力を感じるのかなど、企業に対する具体的な理由を自分の言葉で語ることが不可欠です。
受け身姿勢である
【悪い例】「貴社のインターンシップに参加し、マーケティングの知識を勉強させていただきたいです。」
「勉強させていただく」「教えていただきたい」といった表現は、一見謙虚に見えますが、企業側からは「受け身で意欲が低い」と捉えられてしまうNG表現です。企業はインターンを、学生のための学校とは考えていません。自ら積極的に学び、何かを吸収しようとする主体的な学生を求めているのです。だからこそ「〇〇というスキルを、貴社の実践的な環境で試したい」「△△という課題に対し、自分なりに解決策を考えてみたい」といった、主体的な表現を選ぶことが大切です。
企業研究が不足している
【悪い例】「人々の生活を支えるという貴社の理念に共感しました。」
多くの企業が掲げるような一般的な理念に言及するだけでは、企業研究が浅いことを見抜かれてしまいます。その企業理念が、具体的にどのような事業やサービス、社会貢献活動に反映されているのか踏み込んで語らなければ、説得力は高まりません。企業のホームページを少し見ただけで書いたような薄い内容は、採用担当者に悪印象を与えてしまいます。そうした事態を防ぐためにも、競合他社との違いを明確に述べられるレベルまで、企業研究を深めることが重要なのです。
自己分析が不十分
【悪い例】「私はコミュニケーション能力が高いので、貴社の営業職インターンで活躍できると思います。」
自分の強みをアピールすることは大切ですが、その根拠となる具体的なエピソードがなければ、空虚な自慢話に聞こえてしまいます。どのような経験を通じてその強みが培われたのか、そしてその強みをインターンでどのように活かしたいのかをセットで語る必要があります。たとえば、「サークルの新歓イベントでSNS広報を担当し、参加者を前年比1.5倍に増やした経験から、課題解決能力には自信があります」など。自己分析を深め、自分の過去の経験と、応募するインターンの業務内容とを結びつけながら、一貫性のあるストーリーとして表現することがポイントです。
わかりにくい・読みにくい文章
【悪い例】「私は大学で経営学を専攻しており、マーケティングの授業で消費者行動について学んだことがきっかけで、貴社のインターンシップに興味を持ち、実際に企業のマーケティング戦略を体験することで、将来のキャリアに活かしたいと考えているため、貴社のインターンシップに参加させていただきたいと思います。」
内容がどれだけ良くても、文章が読みにくければ、その魅力は半減してしまいます。採用担当者は多くの応募書類に目を通すため、分かりにくい文章は最後まで読んでもらえない可能性すらあります。一文は60文字程度を目安に区切って短い文章を心がけ、PREP法などの構成を意識して論理的な流れを作りましょう。一度声に出して読んでみて、詰まらずにスムーズに読めるかを確認するのも効果的です。
自己アピールしか書かれていない
【悪い例】「私はサークル長として50人のメンバーをまとめ、イベントを成功させました。このリーダーシップを活かしたいです。」
自分の強みや実績をアピールすることにばかり意識が向いてしまい、「なぜその企業なのか」「インターンで何を学びたいのか」という肝心な部分が抜け落ちているパターンもNGです。これでは企業側は、「なぜうちに応募してきたのだろう?」と疑問に感じてしまいます。自己PRはあくまで企業への貢献意欲やマッチ度を示すための材料であり、企業への応募理由を軸に志望動機を書くようにしてください。
明らかにコピペ・AIによる文章である
【悪い例】「貴社の企業理念に深く共感し、自身のスキルを向上させながら、社会に貢献したいと考えております。学生時代に培った経験を活かし、貴社の一員として成長していきたいです。」
インターネット上の例文の丸写しや、生成AIが出力した文章をそのまま使うのは絶対にNGです。これらの文章には、あなた自身の経験や熱意、個性が全く含まれていません。採用担当者は、紋切り型の文章を何百通と見てきているため、コピペやAIによる文章はすぐに見抜かれます。もし発覚すれば「思考力がない」「誠実さに欠ける」と判断され、即不合格になる可能性が非常に高いです。志望動機は必ず自分の言葉で、自分の想いを表現しましょう。
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3.インターンの志望動機で避けるべきNGワード
志望動機では、意図せず評価を下げてしまう「NGワード」が存在します。
たとえば、「勉強させていただきます」「成長したいです」という言葉は、前述の通り受け身な印象を与えます。「貴社でしかできない経験」というフレーズも、多用されすぎて陳腐に聞こえがちです。本当にその企業でしかできない経験なのか、具体的な根拠がなければ説得力に欠けます。
また、「コミュニケーション能力」「リーダーシップ」といった抽象的な言葉を、具体的なエピソードなしに使うのも避けましょう。ほかにも「なんでもやります」「全部のコースに興味があります」のような、やりたいこと・興味があることが一貫していないように見える表現も避けたほうが安心です。
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4.【業界別】インターン志望動機の良い例文
悪い例を学んだところで、今度は良い例文を見ていきましょう。ここではIT業界や広告業界などの業界別に、志望動機の良い例文を紹介します。各業界のESで志望動機を書く時の参考にしてみてください。
IT業界
貴社の「テクノロジーで教育格差をなくす」という理念に共感し、その実現に貢献したいと考え志望しました。私はNPOで学習支援ボランティアをしていますが、地域による教材の質の差に課題を感じています。貴社の製品〇〇が、個別最適化された学びを安価に提供している点に感銘を受けました。インターンでは、ユーザーの学習データを分析し、サービス改善に繋げる手法を学びたいです。
金融業界
私が貴社のインターンシップを志望する理由は、徹底した顧客目線でのコンサルティング営業を肌で感じたいからです。私は飲食店のアルバイトで、常連のお客様一人ひとりの好みを把握し、最適なメニュー提案を心がけた結果、前年同月比130%の売上向上に貢献できました。この経験から、顧客との信頼関係構築の重要性を学びました。数ある金融機関の中でも、特に顧客との長期的な関係性を重視する貴社で、私の強みである傾聴力と提案力を活かしてみたいです。
広告業界
人々の心を動かし、行動をデザインする広告クリエイティブの裏側に迫りたく、貴社インターンを志望します。大学の広報誌制作で、読者アンケートを基に特集記事を企画し、発行部数を前年比20%増に繋げた経験があります。貴社が手掛けた〇〇の広告キャンペーンは、ターゲットの深層心理を的確に捉えており、データと感性の融合を体現していると感じました。本インターンでは、企画が生まれるプロセスを体験し、論理的思考力と創造性を磨きたいです。
商社業界
「異なる文化をつなぎ、新たな価値を創造する」という商社の仕事に魅力を感じ、若手のうちから世界を舞台に挑戦できる貴社を志望します。私は1年間の留学経験で、多様な価値観を持つ人々と協働してプロジェクトを進める難しさと面白さを学びました。貴社のインターンでは、国ごとに異なるニーズを汲み取り、ビジネスを構築していくプロセスを体感したいです。私の強みである異文化理解力と行動力を、ぜひ貴社で試させてください。
公務員
住民一人ひとりの生活に寄り添い、長期的な視点で地域の未来に貢献する仕事がしたいと考え、〇〇市役所のインターンシップを志望します。私の祖父母が暮らすこの〇〇市では、高齢者の移動手段確保が課題です。大学で都市交通システムを学ぶ中で、貴市が導入したコミュニティバスの成功事例を研究し、感銘を受けました。本インターンシップでは、政策立案の現場を体験し、多様な住民の意見を調整するプロセスを学びたいです。
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5.【文字数別】インターン志望動機の良い例文
志望動機の文字数指定がある場合には、その指定された文字数の中で要点を的確に伝える必要があります。ここでは、文字数別に良い志望動機例を紹介します。文字数が少なくなるほど、情報を取捨選択し、簡潔にまとめる能力が問われることに注意しながら、作成してみてください。
100文字
貴社の顧客第一主義を現場で体感したく志望します。接客アルバイトの経験から、顧客との信頼関係の重要性を学びました。社員の方々の顧客への向き合い方を学び、私の強みである傾聴力を活かしたいです。(94字)
200文字
人々の暮らしを根幹から支える社会インフラ事業に貢献したく、業界をリードする貴社を志望します。大学で防災まちづくりを学ぶ中で、災害に強い都市設計の重要性を痛感しました。貴社が〇〇プロジェクトで実現したレジリエンスの高い街づくりに感銘を受け、そのノウハウを学びたいと考えています。インターンでは、事業の最前線を体験し、社会への貢献性とやりがいを肌で感じたいです。(179字)
300文字
「まだ世にない、新たな食の常識を創る」という貴社の挑戦的な姿勢に強く惹かれ、志望いたします。私は大学で食品科学を専攻し、微生物の働きを利用した新たな保存技術の開発に取り組んできました。常識を疑い、仮説と検証を繰り返す粘り強い研究活動は、貴社が常に業界の先駆けとなる製品を開発する姿勢と通じるものがあると感じています。数ある食品メーカーの中でも、特に機能性表示食品など健康志向の製品開発に力を入れる貴社であれば、私の持つ研究知識を製品開発の初期段階から活かせると確信しております。本インターンシップでは、優れた技術を市場に届けるためのマーケティング戦略と開発部門の連携を学び、事業に貢献したいです。(298字)
400文字
私が貴社のインターンシップを志望する理由は、最先端のAI技術を用いて社会課題を解決するビジネスモデルに強く惹かれたからです。私は大学でプログラミングを学び、地域の高齢者向けに買い物支援アプリを個人で開発した経験があります。開発当初は操作が難しいという声が多くありましたが、高齢者の方々に直接ヒアリングを重ね、フィードバックを基にUI/UXを改善した結果、「これなら毎日使える」という言葉を頂戴し、課題解決の大きなやりがいを感じました。貴社は、特に「〇〇」という社会課題に対し、独自のAI技術で具体的な解決策を提示するスピードと影響力の大きさに大変魅力を感じております。本インターンシップでは、実際のビジネスの現場で、高度な技術がどのようにユーザーから受け入れられるサービスへと昇華されていくのかを学びたいです。そして私の持つ課題発見能力を活かし、貴社のさらなる事業成長に貢献したいと考えております。(399字)
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6.まとめ
インターンシップの志望動機で「悪い例」とされるものには、応募理由の曖昧さや受け身の姿勢、企業研究不足といった共通点があります。これらの失敗を避けるためには、まず企業が志望動機の何を見ているのかを正しく理解し、自己分析と企業研究を徹底することが不可欠です。コピペやAIに頼るのではなく、あなた自身の言葉で、具体的なエピソードを交えながら熱意を語ることが何よりも重要です。
この記事で紹介した悪い例・良い例を参考に、自分の志望動機を客観的に見直し、採用担当者の心に刺さるようなあなただけの志望動機を完成させてください。
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