
そこで本記事では、デザイナー就活に身に着けておくべき経験やスキルとその習得方法に加えて、デザイナー就活のロードマップやおすすめの情報収集元などについて詳しくご紹介しています。
デザイナー志望で就活をしようと考えている方の参考になりましたら幸いです。
おすすめ記事:新卒採用でUIデザイナーに就職!未経験で採用されるためにやるべきことを紹介
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1.デザイナー就活で身に着けておくべき経験・スキル

デザイナー就活で身に着けておくべき経験・スキルには、下記の4つがあります。
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・扱えるデザイナーツールを増やす
・コミュニケーション能力
・タイムマネジメント能力
・プレゼンスキル
それぞれ詳しく解説します。
扱えるデザイナーツールを増やす
デザイナーとしての就活で大きなアピールポイントとなるのは、扱えるデザイナーツールの多さです。PhotoshopやIllustratorといった基本的なツールだけでなく、After EffectsやFigmaなど、多岐にわたるソフトウェアを使いこなせることは、あらゆる企業で通用する魅力となるでしょう。
最近では、UI/UXデザインやモーショングラフィックに対応できるスキルも重視されており、幅広いツールを習得することで、デザインの幅も広がります。就活までにできるだけ多くのツールに触れ、実践的なスキルを身につけておくことが、競争の激しいデザイナー就活では有利となるでしょう。
コミュニケーション能力
デザインは個人で完結するものではなく、クライアントやチームメンバーとの密なやり取りが必要です。特に、就活で重視されるのは、デザインの意図を分かりやすく伝える力や、フィードバックを柔軟に受け入れてよりよい作品を生み出す能力となります。
クライアントの要望を正確に理解し、適切に反映させるコミュニケーション能力がプロジェクトの成功を左右します。また、社内デザイナーとして働く場合、エンジニアやマーケティング担当者とも密に連携する場面が多いため、異なる専門分野の人々と効果的に協力する力も求められます。
就活では、デザインスキルに加えて、このコミュニケーション能力をアピールできると有利です。
タイムマネジメント能力
デザイナーは納期に追われることが多く、効率的に作業を進めるためにはタイムマネジメント能力が欠かせません。複数のプロジェクトを同時進行することもあり、優先順位をつけて業務を進めるスキルが就活でも重要視されます。
特に、デザインの支援会社ではプロジェクトごとに納期があるため、短期間で高品質なデザインを提供できる人材を求めています。そのため、過去のインターンシップやアルバイトで、どのように時間を管理し、成果を出してきたかを具体的にアピールすると良いでしょう。
タイムマネジメント力が備わっていることは、即戦力として評価されやすく、選考を進める際の大きな強みになります。
プレゼンスキル
デザインの仕事では、自分のアイデアや作品を効果的に伝えるプレゼンスキルも求められます。クライアントや上司にデザインの意図を説明する際、ただ見せるだけでなく、なぜそのデザインを選んだのか、どういった問題を解決するためのデザインなのかを論理的に伝える必要があります。
特に、競争の激しい就活の場では、面接やプレゼンテーションの際にこのスキルが問われるでしょう。自身の作品を魅力的にプレゼンできる能力は、他の応募者との差別化要素となり得ます。
デザインコンテストや学内のプロジェクトで積極的にプレゼンの機会を持ち、スキルを磨いておくことが重要です。
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2.デザイナー就活で役立つ経験や実績を積む方法

デザイナー就活で役立つ経験を積む際におすすめな方法は、下記の3つです。
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・副業でデザインの仕事を請け負う
・長期インターンシップに参加する
・デザインスクールに通う
それぞれ詳しく解説します。
副業でデザインの仕事を請け負う
就職活動を始める前に、実際のクライアントからデザインの依頼を受ける副業の経験は、実績を積む絶好の機会です。クラウドソーシングサイトや知人からの依頼を通じて、実際の案件に取り組むことで、業務フローを学び、クライアントの要望を形にするスキルが養われます。
報酬が発生する仕事は責任感が伴うため、時間管理やクオリティの高い納品に対する意識が高まるでしょう。また、実際のプロジェクトをこなすことで、自分の強みや改善すべき点も明確になります。
こうした経験は、就活でのポートフォリオに加えることで、実践的なスキルを持つことをアピールでき、企業からの評価を高めることが可能です。
長期インターンシップに参加する
長期インターンシップは、デザイナーとしてのスキルを実務環境で活かすチャンスです。大学で学んだデザインスキルを企業で試すことができるため、就職活動に向けた経験値を一気に上げることができます。
長期インターンシップは短期のものと比べ、企業文化やプロジェクトの進行をより深く理解できる点が大きなメリットです。また、社内のデザイナーや他の部署との連携を通じて、ビジネスの流れやチームワークの大切さも学ぶことができます。
インターンシップ中の実績は、そのままポートフォリオや面接でのアピール材料になるため、積極的に参加しておくことが重要です。
関連記事:ベンチャー企業の長期インターンシップのメリットは?探し方も解説
デザインスクールに通う
デザインの専門学校やスクールに通うことで、基礎的なデザインスキルや最新のツールを効率よく習得することができます。就職活動に向けてスキルを補強したい場合、実務経験を持つ講師から学べることは大きなメリットです。
授業を通して、現場で求められる実践的なスキルやトレンドに触れることができ、授業の課題はそのままポートフォリオの一部として活用できます。また、スクールではネットワーク作りの機会も多く、同じデザイナー志望の仲間や講師との人脈が、将来のキャリア形成にも役立つでしょう。
デザイン業界は日々進化しているため、定期的な学びの場としてもスクールは有効です。
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3.デザイナー就活のロードマップ

デザイナー志望の就活スケジュールは、通常の就活と概ね同じです。しかし、実務経験やポートフォリオが重要な評価対象になる分、就活は早めに動いて準備しておきましょう。
下記は、デザイナーとして就職するための就活ロードマップの一例です。
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・大学3年生の春~夏:自己分析・企業研究
・大学3年生の夏~冬:企業説明会・インターン参加
・大学4年生の春:インターン参加・本選考エントリー
・大学4年生の春~秋:内々定
上記のスケジュールで動いていけば、余裕を持たせつつ就活を進めることができます。
続いては、各フェーズについて詳しく紹介していきます。
関連記事:就活準備は何から始める?時期別のスケジュールややるべき対策を解説
大学3年生の春~夏:自己分析・企業研究
デザイナー就活では、まず自分の強みや興味を明確にすることが重要です。大学3年の春から夏にかけては、自己分析にしっかり取り組みましょう。
「どんなデザインが得意か」「どんな価値を提供したいか」などを言語化することで、自分に合った企業が見えてきます。並行して、気になる企業の制作実績や社風、採用方針を調べておくと、今後の活動がスムーズになります。
関連記事:就活の自己分析のやり方は?9つの方法と役立て方・行う際の注意点を解説
大学3年生の夏~冬:企業説明会・インターン参加
夏から冬にかけては、企業説明会やインターンシップに積極的に参加しましょう。デザイン系の職種は、実務を通してスキルや姿勢を見せる場が評価につながりやすいため、長期インターンへの参加経験は有利にはたらきます。
企業説明会では、採用担当者や現場のデザイナーと直接話す機会も多く、会社の雰囲気や実務内容を肌で感じられる機会です。この時期の行動が、本選考での志望動機や質問内容に具体性を与え、説得力のあるアピールにつながるでしょう。
関連記事:インターンシップに参加するメリットは?就活で有利にするための方法まで解説
大学4年生の春:インターン参加・本選考エントリー
大学4年生の春は、多くの企業が本選考をスタートする時期です。これまでに行ってきた自己分析やポートフォリオを元に、志望企業へエントリーを開始しましょう。
この時期は、インターンに参加して実務経験を深める最後のタイミングとなります。特に長期インターンは募集数が少なくなってくるため、デザイナーとしての実務経験やスキルをつけておきたいと考えている方は、本選考のエントリーと並行してインターンにも応募しておきましょう。
また、本選考では、作品の完成度だけでなく課題にどう向き合ったかや、どんな意図でデザインしたのかといった「思考の過程」も評価されます。
デザインに関する理論などのテクニカルな部分はもちろんですが、自分らしさを伝える姿勢を伝えるのもポイントです。
大学4年生の春~秋:内々定
春から秋にかけては、エントリーした企業の選考が進み、内々定が出始める時期です。内々定を得た後も、早く決めるか他社と比較して検討するかは人それぞれとなります。
自分の軸やキャリアの方向性を確認し、納得のいく選択を心がけましょう。また、選考が思うように進まない場合も焦らず、ポートフォリオのブラッシュアップや企業研究の見直しを行い、秋採用や追加募集に備えることが大切です。
関連記事:早期内定を獲得するコツ!早めに選考が始まる業界・企業とおすすめ対策
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4.デザイナー就活をするときにおすすめの情報収集元

デザイナー就活をするときにおすすめの情報収集元は、下記の3つです。
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・デザイナー専門の就活サイト
・スカウト型就活サイト
・デザイン系職種の合同企業説明会
・大学の就職課
それぞれ詳しく解説します。
関連記事:就活における情報収集の方法とは? 情報の海に溺れないためのポイント
デザイナー専門の就活サイト
デザイナー職に特化した就活サイトは、クリエイティブ系の求人やインターン情報が豊富で、志望業界に直結する情報を効率的に得られます。企業ごとのポートフォリオ提出ルールや選考フロー、過去の選考体験談なども掲載されているため、実践的な準備に役立ちます。また、職種別やスキル別に検索できる機能があるサイトも多く、自分の得意分野に合った募集が見つけやすいのも特徴です。特化型サイトは情報の質・深さが高く、非常に頼りになります。
スカウト型就活サイト
スカウト型の就活サイトは、登録したプロフィールやポートフォリオを埋めることで、企業側から応募や面接へのお誘いがかかるサイトのことです。
自分から企業を探す手間を減らしつつ、思いもよらない企業との出会いがあるのが魅力で多くの就活生に利用されています。スキルや作品に自信がある場合、思った以上に多くのオファーが届く可能性があるでしょう。
スカウト型就活サイトを利用することで、選考の入り口が広がるだけでなく、自分の市場価値を客観的に知る手段にもなります。デザイナー志望者にはぜひ活用してほしいサイトです。
デザイン系職種の合同企業説明会
デザイン系職種を対象とした合同企業説明会は、複数の企業と一度に接点を持てる効率的なイベントです。各企業のデザイン方針や業務内容を比較しながら、自分に合った職場の特徴を把握することができます。
また、現場のデザイナーが登壇するケースも多く、ポートフォリオの評価ポイントや業界のリアルな話を聞ける貴重な機会となるでしょう。企業と直接話せるブース形式の会も多く、自分の印象を残せる場としても活用することができます。
関連記事:就職セミナーとは?会社説明会の違いや種類、参加方法まで解説
大学の就職課
大学の就職課もデザイナー就活を進める上でおすすめの情報源となります。大学の種類課では、就活の基本的なサポートはもちろん、過去の卒業生がどの企業に就職したかの実績データや、就活講座、面接練習なども利用できます。
専門学校やデザイン系学部のある大学にはデザイン系の進路に詳しいアドバイザーが在籍している場合もあり、ポートフォリオのアドバイスや応募書類の添削といった選考対策をしてくれるところも多いです。
大学内であれば行きやすく卒業生とのつながりなども得られることから、デザイナー志望の学生にとっても利用は大きなメリットになります。
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5.受かるポートフォリオの作成方法

受かるポートフォリオの作成方法は、下記の3つの流れです。
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・①企業分析を行う
・②全体の構成を決める
・③デザインを決める
それぞれ詳しく解説します。
①企業分析を行う
ポートフォリオを作成する前に、応募する企業の分析を徹底的に行うことが重要です。企業ごとに求められるデザインのスタイルや方向性が異なるため、ターゲット企業がどのような価値観やビジョンを持っているのかを把握しましょう。
例えば、クライアントワークが多い企業であれば、顧客ニーズに対応した柔軟なデザイン力をアピールする必要が、プロダクトデザインに強い企業なら、製品の魅力を引き出すデザイン提案力が求められます。
企業のウェブサイトや、過去のプロジェクト事例をリサーチし、企業のカラーに合わせたポートフォリオを作ることで、採用担当者に「この人ならうちに合う」と感じてもらえる確率が上がります。
②全体の構成を決める
ポートフォリオは、ただ作品を羅列するのではなく、ストーリー性や論理的な流れを持たせることが大切です。
まずは、自己紹介やデザインに対する考え方、スキルセットを簡潔にまとめたプロフィールを冒頭に配置し、その後に代表的な作品を年代順またはプロジェクトごとに展開します。
作品の選び方にも注意が必要で、クオリティの高いものを中心に選びつつ、多様なスキルやスタイルを見せられるようにバランスを取ることが重要です。
最後には、各プロジェクトの成果や自分が担当した役割を明確に記載し、見た目のデザインだけでなく、プロジェクトの背景やコンセプトも伝えられるように工夫しましょう。
③デザインを決める
ポートフォリオそのものも、あなたのデザインスキルを示す重要なツールです。見やすさ、デザインの統一感、そして使いやすさに気を配る必要があります。
まず、色やフォントなどのデザイン要素は、自分の作風や作品に合わせたトーンで統一することが大切です。また、視覚的に魅力的なだけでなく、情報が整理されていて読みやすいレイアウトを意識しましょう。作品の画像サイズや配置、余白の使い方など、細かいデザインの工夫が全体の印象を大きく左右します。
さらに、デジタルポートフォリオの場合、操作性や読み込みスピードにも気を配ると、評価がさらに高まります。あなたのスキルを最大限に活かせるデザインを心がけましょう。
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6.【体験談】デザイナー就活で苦労したこと

ここでは、芸大からデザイナーになった人と、総合大学からデザイナーになった人と2つの例をご紹介します。
芸大からデザイナーになった人の例
Aさんは、芸術大学でグラフィックデザインを学んでおり、都内のIT系制作会社に就職をしました。就職活動は大学4年生になる前に始め、作成したポートフォリオを活用し、企業説明会などでフィードバックをたくさんもらっていたようです。
就活では、特に面接に苦労したようです。行きたい企業のOBやOGを行い、どのようなことを聞かれるかなどについて事前に聞いておいたといいます。実際の面接では、作品の作った背景や過程、入社後の展望などに関する質問がされたようです。
また、ポートフォリオは毎回新しいものを作成して持って行ったとのことでした。見せ方や紙質など、内容は同じでもデザイン面で改良を重ねながら試行錯誤していたようです。
7.総合大学からデザイナーになった人の例
Bさんは都内の私立大学で経営学部を学び、その後はSaaS企業に就職しデザインの仕事をしています。
就活では、これまでデザイン経験がないことから「僕でもデザイナーを目指してもいいのかな」と不安になったといいます。経営学部でこれまでデザインに関する実績がないことから、一度は諦めることも考えたようです。また、慣れないデザインツールの操作にも苦労していたとのことでした。
しかし、大学のゼミでデザイナーを目指している人がいたこと、デザインを戦略的に使っていけるデザイナーが必要という話を聞いたことでデザイナーとして就職したいという思いになったといいます。
エージェントからアドバイスをもらいながら、デザインツールを使い作品を仕上げたところ、企業からのスカウトをもらい本格的にデザイナー就活を始め、無事内定をもらったとのことです。
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8.まとめ
デザイナー就活は、通常の就活と違い、必要な能力や求められるスキルが異なります。なた、作品のポートフォリオを作成する必要があるため、早い段階から就活に向けた準備をしておく必要があるでしょう。
選考要素として大きいポートフォリオは、本記事でご紹介した作り方のコツなどを参考にしながら、実績やスキルが担当者に伝わるまとめ方が大切です。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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