ITエンジニアの年収はいくら?職種別の平均年収や年収を上げる方法について解説!

ITエンジニアの年収はいくら?職種別の平均年収や年収を上げる方法について解説!
ITエンジニアは需要が高く人気のある職種です。ITエンジニアを目指して、これから就職活動を始めるという学生も多いでしょう。専門的なスキルが求められるため「エンジニアは高給」というイメージがあるかもしれませんが、実際の年収がどれくらいなのか、将来性はあるのかといったことまでははっきりわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 本記事では、ITエンジニアとしての就職を目指す学生向けに、ITエンジニアの仕事内容、職種やスキルレベルごとの年収、年収アップに効果的な方法などについて解説します。

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1.ITエンジニアの平均年収は592.2万円!

経済産業省の「IT人材に関する各国比較調査」によると、ITエンジニア(プログラマー)の平均年収は592.2万円(スキルレベルは3.2)となっています。この「スキルレベル3.2」というのは「独立して仕事できる中堅人材レベル」なので、エンジニアとして10年~15年前後のキャリアをもっている人のイメージです。
また、エンジニアの年収は職種、年代、スキルレベルによって変わってきます。次の章からそれぞれの年収について解説していきます。

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【職種別】ITエンジニアの平均年収

ここでは、ITエンジニアやIT人材の平均年収を職種別に紹介します。エンジニアになった後にITコンサルタントやプロジェクトマネージャーなどの職種に転向していく人もいるので、エンジニアだけではなく、IT人材全体の職種を紹介します。

職種 平均年収 ※高い順
ITコンサルタント 928.5万円
プロジェクトマネージャー 891.5万円
ITエンジニア(基板設計・ITアーキテクト) 778.2万円
IT技術スペシャリスト(DB・NW・セキュリティ分野など) 758.2万円
IT教育(講師・インストラクター) 651万円
IT運用・管理(情報システム構築等) 608.6万円
ITエンジニア(組み込みソフトウェア開発) 603.9万円
ITエンジニア(顧客向けシステム開発) 593.7万円
IT保守(システムの保守・サポート) 592.2万円
ITエンジニア(web系開発) 592.2万円
ITエンジニア(ソフトウェア開発) 568.5万円
※スキルレベルは3~4想定

企業のITコンサルタントやプロジェクトマネージャーなど、プロジェクト全体を管理・推進していく役割をもつようになると年収も高くなっていきます。新卒でプログラマーからキャリアをスタートさせた後に職種を変更して、さらに年収アップをしていく例も多くあるので、自分のキャリアは広く考えておくのが良いでしょう。

一方、職種を変更しなくても、特定の領域の知識や能力を極めてスペシャリストになっていくというのも年収アップにつながります。自分がどのようなキャリアを歩みたいのかは仕事をするなかで考えていきましょう。

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【年代別】ITエンジニアの平均年収

年代別のITエンジニアの平均年収は経済産業省の「IT人材に関する各国比較調査」によると、20代が413万円30代が526万円40代が646万円50代が754万円となっています。

年代 平均年収(年収相場)
20代 413万円(350万〜450万円)
30代 526万円(350万〜650万円)
40代 646万円(450万〜750万円)
50代 754万円(450万〜950万円)
出典:経済産業省「IT人材に関する各国比較調査

また、この調査によると各年代での最高年収はそれぞれ、20代が1250万円、30代が1250万円、40代が1750万円、50代が2250万円となっています。実力があれば20代でも1000万円以上を狙うことができるのがIT人材の強みだとわかります。
一方で、年功序列の風習は比較的薄いので、キャリアの中でしっかりと実力をつけていかないと40代や50代になった時に自分よりも若い世代と年収が同じくらいになってしまうこともあるので、注意しましょう。キャリアにおいては常にチャレンジをしていって、実力や経験を付けていくのが良いでしょう。

【スキル別】ITエンジニアの平均年収

ITエンジニアは個人個人で能力差が大きいことから、スキルにレベルが設けられています。経済産業省の「IT人材に関する各国比較調査」では個人のスキルレベル別の平均年収を調査していますが、このグラフから個人のスキルレベルが上がれば上がるほど年収も上がっていくことがわかります。
また、この調査を見るとレベル1からレベル3までの給与の上り幅に比べて、レベル4からレベル6~7の方が上昇幅が大きくなっています。レベル4以上はより組織における影響力や責任範囲が大きい役職をもつようになるので、必然的に年収の上り幅も大きくなっているからと考えられます。

出典:経済産業省「IT人材に関する各国比較調査

新卒未経験でエンジニアになる場合はスキルレベル1からのスタートになるので、目の前の仕事を1つ1つクリアしていき、少しずつ着実に経験を積み重ねていきましょう。

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2.ITエンジニアが年収1000万円以上いくには?

結論、ITエンジニアで年収1000万円以上稼ぐことは可能です。ただし、エンジニアとして普通に働いていれば次第に1000万円に近づいていくわけではありません。前章で紹介したように、エンジニアは特に個人の能力差がわかりやすい職種でもあるので、実力のある人により難易度の高い仕事が任され、それに伴って年収も上がっていくような構造となっています。

ITエンジニアが年収1000万円以上を目指す上では以下のようなポイントを抑えておくことが重要です。

▼ITエンジニアが年収1000万円以上を目指す時のポイント

  • ・年収のベースが高い大手・優良企業に入社する

    ・フリーランスになる

    ・プロジェクトマネージャーなどの役職にチャレンジする

年収のベースが高い大手・優良企業に入社する

年収は自分自身に能力があれば必ず上がっていくものではありません。年収を大きく決めるのは、その会社の規模や取り扱っている商材の売上などです。そのため、どんなに自分に能力があっても、会社全体の平均年収の相場を大きく上回ることはあまりありません。
自分よりも能力が低いと感じる人でも、働いている会社の平均年収が高い場合は自分よりも年収が高いというケースは多く発生します。そのため、できるだけ平均年収が高い業界や会社を選ぶのが良いでしょう。

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フリーランスになる

年収1000万円以上を目指す場合は、独立してフリーランスになるというのも1つの手段です。フリーランスは自分の能力で勝負ができる世界なので、これまでの経験やスキルを高く評価してもらえれば担当案件の単価もアップします。
一方で、フリーランスにはまず相当な経験やスキルが必要であり、自分で営業をして案件をとってこなければいけません。そのため、会社員よりもよりチャレンジングな環境なので、プログラミングの作業だけが好きな人は向いていないでしょう。

プロジェクトマネージャーなどの役職にチャレンジする

案件の上流部分を担当するプロジェクトマネージャーは、会社によっては年収1000万円を超えることがあります。プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体を管理する役割なので、エンジニアとしての高度なスキルや経験だけではなく、プロジェクト全体を束ねるコミュニケーション能力も重要になります。より難しく責任のある職種になるので年収も高くなります。

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3.新卒ITエンジニアの年収は高い?平均年収は?

一般的に、新卒の場合でもITエンジニアの年収は、ほかの職業と比べると高いと言われています。しかし、すべてのITエンジニアが高収入を得られるというわけではありません。

レバテックルーキーのサイトに掲載されている新卒エンジニア求人を参照すると、新卒ITエンジニアの年収幅は216万円〜500万円とかなり広いことがわかります。これは、企業規模や業務内容によって年収が異なるためです。

ITエンジニアの年収は、職種・経験・スキルによって差が生まれるため、同じ時期に仕事を始めた場合でも差が出てしまうことがあります。また、地域によっても年収が変わってくるため、就職先を探す際に地域ごとの年収も比較してみるとよいでしょう。

ITスキル次第で新卒でも年収1000万円を提示する企業も

近年はAIやデータサイエンスなど、より高度なIT知識やスキルをもつ人材を企業は求めています。そのような人材は中途採用でもなかなか獲得できないため、新卒の時点で能力があると企業が判断すれば、通常よりも高い年収で内定がもらえるケースもあります。

新卒でも1000万円以上を提示した事例として、NECがAI等の分野で大学時代の論文が高い評価を得た新卒者を対象に年収1000万円以上を提示した例や、DeNAがAIシステム部独自の人事制度として年収600万~1,000万円を提示した事例などがあります。
※参考:経済産業省の「我が国におけるIT人材の動向

日本の新卒採用文化ではいまだに一律初任給・年功序列の風習が強いですが、IT業界ではその風習が変わりつつあるということがわかります。

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4.新卒ITエンジニアが年収アップを実現させるコツ

ITエンジニアが年収をアップさせるにはコツが必要です。ここでは、新卒からITエンジニアとして入社後、仕事に取り組む際に押さえておくべきコツを6つ紹介します。

▼新卒ITエンジニアが年収アップを実現させるコツ

  • ・上流工程を経験する

    ・ニーズに合ったスキルを身につける

    ・マネジメントスキルを上げる

    ・同じITエンジニアでも職種を変える

    ・転職を見据えて実績を積む

    ・評価基準がはっきりしている企業を選択する

上流工程を経験する

年収アップにつながる経験やスキルを磨くためには、システムにおける開発全体の流れを把握することが大切です。
システム開発には、システム設計や要件定義などさまざまな工程があります。未経験ではまずは実際のプログラミング業務がメインとなりますが、それに慣れてきたら徐々にシステム設計などの上流工程にもチャレンジしていくのが良いでしょう。多くの工程に関する経験やスキルを身につければ、より高い年収を得られるITエンジニア職種へキャリアアップすることができます。また、将来的には、役職に就くことも視野に入ってくるでしょう。役職に就けば、役職手当などで年収アップを期待できます。

ニーズに合ったスキルを身につける

市場のニーズに合ったスキルを身につけておくことで、年収アップを目指せます。たとえば、ビッグデータやAIなどは将来性や希少価値が高く、ニーズが高い分野です。実際に最近は新卒採用の時点でも、ビッグデータやAIに知見がある学生をより高い年収で採用するということも増えており、IT業界ではより実力重視な採用を行われています。
これらのスキルを学生時代から磨いておけば、就職活動でも有利になり、同世代よりも高い年収で内定がもらえる可能性があります。

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マネジメントスキルを上げる

プロジェクトマネージャーやITコンサルタントなど、マネジメントを行う職種は年収が高い傾向にあります。実際に、経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果(アーカイブ先:国立国会図書館)」には、「IT人材の給与水準に与える影響の大きさ」の中で「コミュニケーション能力(マネジメント能力含む)」が2番目にランクインしています。

出典:経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果
実際にマネージャーや事業部長などの役職を持つことは、組織からより高い成果を求められる重要なポジションになるので、それに伴って年収も上がっていきます。
新卒でITエンジニアとしてのキャリアをスタートさせたい方は、将来的にマネジメント役割も担えるように意識的にコミュニケーションスキルを磨いていきましょう。

同じITエンジニアでも職種を変える

同じITエンジニアでも職種(仕事内容や責任範囲)によって年収は変わってきます。そのため、より高収入が期待できるITエンジニア職種へのキャリアアップ・転職を目指すのもおすすめです。
アプリ領域ではアプリケーションエンジニア、インフラ領域ではセキュリティエンジニアのようにさまざまな職種があります。たとえば、セキュリティエンジニアやクラウドエンジニアは、アプリケーションエンジニアよりも年収が高い傾向があります。
エンジニアには様々な種類がありますので、気になる方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:エンジニアの種類と年収を紹介!適性や将来性も解説します

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転職を見据えて実績を積む

年収アップをするにはより良い条件を提示してくれる会社に転職するというのも手段の一つです。しかし、転職活動では多くの場合、「現職でどんな実績を残したのか」「現職でどんな役職・責任をもっていたのか」などの成果面をみられます。
そのため、今後転職する可能性もあるのであれば、職務経歴書に記載できるような実績をつんでいくのが良いでしょう。過去の実績が評価されれば、転職後の年収アップも期待できるでしょう。そうしたことを念頭に置き、日々の業務に取り組むのも、年収アップを実現させるコツの一つです。

評価基準がはっきりしている企業を選択する

賃金制度で職能給を取り入れ、はっきりとした評価基準を設けている企業を選択するのも年収をアップさせるコツです。同じITエンジニアであっても、職能給や職務給などの基準が企業によって異なるため、就職する企業で生涯年収に差が生じます。職能給は、個人の経験や能力に対する評価に応じた収入です。仕事の成果が報酬に反映されたり、技術力やマネジメント能力に対してきちんと評価されたりする制度が整っている企業を選ぶことで、年収を上げることができます。

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5.まとめ

ITエンジニアは需要が高く、学生にも人気のある職業です。年収も職種によっては全職種の平均よりも高いものもあり、キャリアアップをすることにより年収アップも可能です。AIやクラウドなど、最新の技術に関するスキルを身につけたり、マネジメントスキルを向上したりすることで、年収アップにつながるでしょう。

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