1.Go言語とは？
2.Go言語で開発できるもの
3.GO言語で開発された国内のサービス
4.GO言語の将来性
5.Go言語を活かせる職種
6.GO言語の学習方法
7.まとめ

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1.Go言語とは？

GO言語とは、Googleによって開発されたプログラミング言語です。登場したのは2009年と比較的新しい言語ですが、その使いやすさから様々な開発現場で使用されています。

コードがシンプルで分かりやすく、処理速度並列処理に長けていることが特徴です。そのため、大規模サイトの開発や複数人での開発に適しています。現在Goを採用しているサービスとしては、YouTubeやDropbox、メルカリやWantedlyなどが有名です。

サービスを問わず使える、万能型のプログラミング言語と言えるでしょう。

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2.Go言語で開発できるもの

ここでは、Go言語で開発できるサービスやプログラムについて詳しく解説します。

Webサービス

Go言語はコードの扱いやすさと開発環境を選ばないことから、多くのWebサービスの開発に使われています。特に、大規模サイトでは複数で同時開発しやすいGo言語の使用が好まれているようです。

また、処理速度の速さから大量のデータを処理するショッピングサイトの設計開発にも適しています。

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スマートフォンアプリ

Go言語のパッケージであるGo mobileやGo Cloudなどを利用することで、スマートフォンアプリの開発も可能となります。通常のスマートフォンアプリの開発と比較して、Go言語を利用することで生産性の向上が見込めます。その生産性の高さから、スマートフォンアプリの開発にGo言語を用いる事例も増えています。

Go言語を用いることで、ネイティブアプリの開発に加え、Go言語で作成したライブラリをSDKアプリとして利用することもでき、幅広い活用が可能です。

コマンドラインインターフェースアプリ（CLI）

コマンドラインインターフェース（CLI）とは、キーボード入力のみで画面を操作する画面のことです。定型業務の自動化など、業務効率化を図ることができます。

実際、オープンプラットフォームの「Docker」のコマンドツールもGo言語で開発されています。Go言語はOS問わず動作するため、様々なサービスの設計開発と相性が良いです。

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API

APIは、簡単に言えば異なるアプリ同士をつなぐためのインターフェースのことです。

Go言語は、開発環境を選ばない、かつ処理速度が早いため、APIでも広く使用されています。また、並列処理ができることなどもGo言語が採用される理由の一つです。

プログラミング言語のなかでも比較的柔軟性が高いGo言語は、開発領域を問わず人気の言語といえるでしょう。

ドローン制御システム

Go言語には「Gobot」と呼ばれるロボティクス、loT用のフレームワークがあります。

Gobotにより、Goのプログラミングだけでドローンを制御することが可能です。基本的な動作はもちろん、カメラ・動画撮影やバックフリップなどの挙動もプログラムできます。

ただし、元々Go言語は組み込み前提で開発されていないことに注意が必要です。あくまでも「組み込みは無理ではないが最適ではない」と認識してきましょう。

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3.GO言語で開発された国内のサービス

ここでは、Go言語で開発された国内のサービスについて詳しくご紹介しています。

メルカリ

メルカリは、日本を拠点とするフリマアプリです。Go言語を活用してバックエンドの開発を行っています。

非常に多くのモノが出品され、やり取りも活発なことから画像データや注文情報の高速処理が必要です。Go言語の軽量で効率的な処理は、決済などの大規模なトランザクション処理に適しています。

このように、Go言語はユーザー数が多く膨大なデータ処理が必要なサービスやアプリ開発に使用されることが多いです。

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クックパッド

クックパッドは、レシピの共有プラットフォームとして知られ、Go言語を使用してサーバーサイドの開発を行っています。元々は別の言語を使用していましたが、現在はGo言語に切り替えているようです。

Go言語の並行処理やシンプルな構文が、レシピの検索や投稿などの機能をスムーズに実現しています。特に、レシピでは画像が含まれるため高速処理に長けたGo言語と相性が良いといえるでしょう。

グノシー

グノシーは、ニュースやトピックスを配信する情報アプリです。Go言語を採用してサービスのバックエンドを構築しています。

ニュースはリアルタイムで更新され、そのデータは膨大となることから実装には高速かつ安定した環境が不可欠です。そのため、ユーザートラフィックの処理を効率よく進めるためにGo言語が採用されています。

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4.GO言語の将来性

Go言語は、シンプルな構文と高速処理、堅牢な並行処理サポートに期待できるため、今後ますます注目を集める言語と言えるでしょう。

クラウドネイティブなアプリケーションや分散システムの需要が増える中、Go言語はこれらの開発に適しているため、その将来性は非常に期待されています。

また、導入が進んでいる5G領域でもGo言語の使用が人気であるようです。5Gの高速処理を最大限に生かすため、従来の使用言語からGo言語に切り替える企業も増えています。

その他言語の将来について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

関連記事：C#とは？C言語との違いやメリット、将来性について学生向けに解説！
関連記事：JavaScriptとは？できることや将来性・勉強方法を解説

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5.Go言語を活かせる職種

Go言語を活かせる職種は、主に下記の4つです。

・サーバーサイドエンジニア

・アプリ開発エンジニア

・インフラエンジニア

・セキュリティエンジニア

ここでは、Go言語を取得しておくことで活かせる職種について詳しく解説します。

サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニアは、webアプリケーションなどのサーバー側においてシステムの設計や開発、保守などを担当する職種です。バックエンドエンジニアとも呼ばれます。

サーバーサイドでは、これまでPHPやJavaなどの言語が主流でした。しかし、Go言語は高性能でありながら扱いやすさが評価され、徐々に使用機会が増えてきています。

特に、高い同時処理能力が求められるウェブサービスのバックエンド開発において、需要が高まるでしょう。

関連記事：フロントエンドとバックエンドにある3つの違いについて解説｜必要なスキルは？

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、IT環境の基盤となるインフラストラクチャの設計や構築、管理を行う職種です。

Go言語はシングルバイナリを出力するため、システムのデプロイやコンテナ化に適しています。ITインフラの構築にGoを組み込むことで、信頼性の高いシステムを構築できるでしょう。

関連記事：就活生向け | ITインフラとは？概要や必要スキルを徹底解説

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セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアとは、社内のセキュリティ対策を計画、実行しウイルスなどの攻撃からデータや資産を守る職種です。

また、Go言語はメモリ管理に優れているため、セキュリティの脆弱性を低減できます。また、コードがシンプルなことから書き込む際のミスも少なくなるでしょう。

大規模なセキュリティ対策を実行する際は複数人で作業することが多いため、Go言語のシンプルさはセキュリティ上のメリットにもなります。

関連記事：新卒でセキュリティエンジニアに就職できるのか？

組み込みエンジニア

組み込みエンジニアは、自動車や家電などに組み込むシステムやデバイスなどの開発を担当する職種です。

Go言語にはフレームワークである「Gobot」を用いてドローン制御やloTに活用できます。そのため、他の職種ほどではないにしろ組み込みエンジニアでもGoを勉強しておいて損はないでしょう。

現段階でGo言語は組み込み領域で人気ではありません。しかし、今後改良が重ねられれば、更に使いやすくなり一気に広まる可能性もあります。

関連記事：組み込みエンジニアに新卒で就職するには？仕事内容や年収も紹介

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6.GO言語の学習方法

最後に、はじめてGo言語を学習する際におすすめの方法について紹介します。

書籍で学ぶ

プログラミング言語を学ぶ際に最も手軽に行えるのは書籍を利用する方法です。しかしながら、Go言語は新しい言語であることもあり、比較的出版されている書籍数は少なめです。

自分にあった書籍が見つからない場合は、後述するWeb上のチュートリアルサイトの利用やスクールの活用も検討するとよいでしょう。

関連記事：プログラミングを本で学ぶメリット！学生におすすめの本紹介

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Webのチュートリアルを活用する

Web上には様々なGo言語のチュートリアルサイトが存在します。上述の通り書籍数が少ないGo言語を学ぶ際にはWebのチュートリアルをうまく活用するとよいでしょう。

チュートリアルを行う際に気を付けるべきポイントは、学習の意識を高めて取り組むことです。手順に沿って課題をこなすチュートリアルは、気を付けないとただの作業となりがちです。チュートリアルの中で登場する記述方法やテクニックを理解できるように、頭の中で整理をしながら実施するとよいでしょう。

プログラミングスクールを活用する

特に新しい言語であるGo言語を独学で学ぶのはハードルが高いため、プログラミングスクールの利用もおすすめです。

ただし、Go言語の講座を開講しているスクールは少ないため注意してください。スクールに通うためには数十万円の費用がかかるため、評判や実績を確認するなど、慎重にスクールを選ぶことが大切です。

関連記事：ITスクールがプログラミング習得におすすめの理由と選び方を解説！

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7.まとめ

本記事では、注目されているGo言語について詳しく解説してきました。

Go言語は2009年に登場した比較的新しいプログラミング言語ですが、そのポテンシャルの高さから人気言語の一つとして注目されています。そのため、Go言語を扱えるようにしておくと、活躍の幅が一気に広がるでしょう。将来性がある言語のため、勉強されるか迷われている方は、ぜひ習得しておくことをおすすめします。

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