適性検査の性格検査は正直に答えるべき?【IT就活の悩み一問一答】

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Q.性格検査は企業にあわせた回答にすべきでしょうか?正直に答えるのがよいのでしょうか?

先日、初めて適性検査を受けました。能力検査は事前に少し勉強したのですが、性格検査の回答がこれで良かったのか、いまいち分かっていません。

なんとなく「この会社は積極的な人を求めていそうだな」と感じたので、少しだけリーダーシップに関する質問で強めに回答してみたのですが、これって正しい戦略だったのでしょうか?

適性検査の性格検査って、正直に答えるのが基本だと聞きますが、企業研究で得た「求める人物像」に合わせて、回答を調整するのは効果的なんでしょうか?

もし調整する場合、やりすぎると結果に矛盾が出たりして、かえってマイナス評価になったりしないのか、気になります。

A.性格検査は正直に答えることが一番大切です。

初めての性格検査で回答に悩む気持ち、よく分かります。内定のために「企業が求める人物像」を演じるべきか、素直な自分を出すべきか、迷いますよね。

結論からお伝えします。性格検査は、「正直に答えることが一番大切」です。戦略的に回答を調整しようと試みるのは、むしろ危険であり、おすすめできません。

その理由を適性検査の仕組みと採用の観点から説明します。

回答の一貫性が最も重視される

一般的な性格検査(SPIなど)は、心理学的な信憑性を担保するための設問設計がされています。例えば、「あなたはリーダーシップを発揮することが好きですか?」という質問と、「あなたは集団の中で目立つことよりもサポート役に回ることを好みますか?」という質問が、表現を変えて複数回登場します。

企業が求める人物像に合わせようと回答を「調整」しようとすると、あなたの中で一貫性のない回答が生まれ、「虚偽回答の傾向がある」「回答に矛盾がある」と判定されてしまいます。この矛盾判定が出てしまうと、企業からの信頼度が下がり、不合格になるリスクがあります。

面接でのミスマッチを防ぐツール

性格検査は、あなたの性格そのものを評価するだけでなく、「その企業・チームの環境に馴染めるか、早期離職のリスクがないか」を見るための重要なツールです。

仮に企業が求める像に合わせて内定を得られたとしても、入社後にあなたの本当の性格と業務内容や社風が合わなかった場合、あなた自身が辛くなってしまい、早期離職につながってしまうかもしれません。

内定を得たい気持ちは分かりますが、企業にとっても、あなたにとっても、不幸な結果を招きかねないため、性格検査で企業にあわせた回答をすることはおすすめできません。

企業は「完璧な人間」を求めていない

IT企業は、多様な個性を持つメンバーでチームを構成したいと考えています。リーダータイプ、分析タイプ、サポートタイプなど、どのタイプもチームには必要です。

さらに、性格検査の結果は、入社後の配属先を決める際の参考に使われることもあります。例えば、あなたの性格が「慎重で分析的」という傾向が出れば、その特性を活かせる品質管理(QA)のチームや、安定性を重視するプロジェクトなどへの配属を検討されます。逆に、虚偽の回答をしてしまうと、配属先でのミスマッチを引き起こし、あなた自身の力を発揮できなくなる可能性が高まります。

性格検査は正直に回答し、あなたに本当にマッチする企業から内定をもらうことが、長期的なキャリア形成において最も大切です。

自信を持って、ありのままのあなたで回答してください!

この質問の回答者

二宮プロフィール

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