
本記事では、そんなインターンシップに関するあらゆる疑問に答えるため、インターン定義や種類、参加するメリット、自分に合ったプログラムの探し方や参加後の行動などを解説します。ぜひ最後まで読み進め、これからのキャリア形成に役立ててください。
- 1.インターンシップとは?
- 2.【期間・時期別】インターンシップの種類
- 3.インターンシップに参加する4つのメリット
- 4.自分に合ったインターンシップの探し方
- 5.インターンシップに参加する時の注意点
- 6.インターンシップの参加後にやるべきこと
- 7.まとめ
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1.インターンシップとは?
そもそもインターンシップとは、学生が企業・組織で一定期間、自らの専攻や将来のキャリアに関連した就業体験を行う制度のことです。単に仕事を体験するだけでなく、企業文化や業界の動向を肌で感じ、働くことへの理解を深めることを目的としています。
近年ではインターンシップに関する新たな定義として、従来の1dayインターンは「オープン・カンパニー」という呼称になり、従来の長期インターンは「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」「高度専門型インターンシップ」として分類されるようになりました。企業はインターンにおける学生情報を採用活動に活用することも可能になり、インターンシップの重要性はより一層高まっていると言えるでしょう。
この記事では、そんなインターンシップの基本から、その価値を最大限に引き出すための方法についても詳しく解説していきます。
インターンシップとアルバイトの違い
インターンシップとアルバイトは、どちらも企業で働き、対価として給与を得る場合がある点で共通していますが、その目的と役割には明確な違いがあります。アルバイトが労働力を提供し、その対価として賃金を得ることであるのに対し、インターンシップは就業体験を通じて、社会や企業、仕事内容への理解を深め、自身のキャリア形成に役立てることを目的としています。
アルバイトではマニュアル化された定型業務を任されることが多いですが、インターンシップでは社員の指導のもと、より実践的で責任のある業務に挑戦する機会が与えられます。また、勤務期間も異なり、5日以上の短期から数ヶ月にわたる長期まで、さまざまなプログラムが存在するのがインターンシップの特徴です。
インターンシップは給料がもらえる?時給の相場は?
「インターンシップに参加すると給料はもらえるの?」という点は、多くの学生が気になるところでしょう。結論から言うと、給料が支払われるインターンシップと、支払われないインターンシップの両方が存在します。
一般的に、社員と同様の実務をこなすことが多い長期インターン(1ヶ月以上)では、給料が支払われる有給インターンが主流です。時給の相場は、地域や職種によって異なりますが、おおむね1,000円から1,500円程度で、アルバイトと同等かそれ以上のケースもあります。
一方で数週間以内に完結する短期のインターンでは、会社説明会やグループワークが中心となるため、給料が発生しない無給インターンが多い傾向にあります。ただし無給の場合でも、交通費や昼食代が支給されるケースが多いです。
インターンシップに参加する意味・目的とは?
インターンシップに参加する意味は、単に就業を体験するだけにとどまりません。その最大の目的は、将来のキャリアプランを具体化するための自己分析・企業研究の「解像度」を上げることです。
インターンシップを通じて、Webサイトや説明会だけでは分からない、企業のリアルな雰囲気や文化、働き方を肌で感じることができます。これにより入社後のミスマッチを防ぎ、自分に本当に合った企業かを見極める判断材料を増やすことができます。また、実務経験を通じて、専門的なスキルや実践的なビジネスマナーを身につけられる点も大きなメリットです。学生時代に社会人としての基礎を築くことで、入社後もスムーズに業務に馴染むことができるでしょう。
このように明確な目的意識を持って参加すれば、インターンシップは就活対策の土台となり、キャリア形成を有利に進めるための強力な武器となり得るのです。
インターンシップへの参加時期は大学3年生から
インターンシップへの参加を考える際、多くの学生が悩むのが「いつから参加すべきか」というタイミングの問題です。一般的に、インターンシップへの参加が活発になるのは、大学3年生の夏休みからとされています。多くの企業がこの時期にサマーインターンを実施し、就活を意識し始めた学生向けに多様なプログラムを提供するからです。その後、秋から冬にかけてオータムインターンやウィンターインターンが開催され、大学3年生の3月には、翌年度の採用選考に関する情報が解禁される流れとなります。
しかし、近年では就活の早期化に伴い、大学1、2年生から参加できるインターンシップも増えています。特に実務経験を重視する長期インターンは、学年を問わず通年で募集されていることが多いです。早いうちから参加することで、より多くの経験を積み、じっくりと自分のキャリアと向き合う時間を確保できるでしょう。
インターンシップには何社参加するべき?かぶってしまったら?
インターンシップに何社参加すべきか、という問いに正解はありません。重要なのは数ではなく、一社一社の経験から何を学び、次にどう活かすかという点にあります。
ただし、複数の企業のインターンシップに参加することには大きなメリットがあります。異なる業界や企業文化に触れることで、それぞれの特徴を比較検討でき、より客観的な視点で自分の適性や興味を判断できるようになるからです。初めは2〜3社を目安に、興味のある分野のインターンシップに応募してみるのがおすすめです。
一方で、複数の選考を受けていると、参加日程が重なってしまうケースも出てくるでしょう。その際は、まず両立が可能なスケジュールかどうかを再確認し、調整が難しい場合は、どちらか一方を辞退する必要があります。辞退を決めたら、できるだけ早く、電話で誠意をもって担当者に連絡を入れましょう。無断で欠席することは、社会人としてのマナーに反し、企業の心証を損ねるだけでなく、大学の評判にも影響しかねません。正直に理由を伝え、丁寧に対応することが大切です。
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2.【期間・時期別】インターンシップの種類
インターンシップは、開催される期間や時期によって、その内容や目的が大きく異なります。ここでは以下の7つの分類ごとに、インターンシップの種類・内容・特徴をご紹介します。
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・長期インターン
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・短期インターン(1dayなど)
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・サマーインターン
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・オータムインターン
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・ウィンターインターン
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・スプリングインターン
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・オンラインインターン
それぞれのインターンシップについて理解を深め、自分にぴったりのプログラムを見つける参考にしてください。
長期インターン
長期インターンとは、一般的に1ヶ月以上、長いものでは1年以上にわたって、企業の一員として実務経験を積むプログラムを指します。長期インターンの最大の魅力は、社員と同じような責任と裁量を持って、実際の業務に深く関われることにあります。企画立案から実行、効果測定まで、一連のビジネスプロセスを体験できるため、業界や職種に関する専門的な知識・スキルが身につきます。長期間働くことで、企業の文化や価値観、職場の人間関係といった、外からは見えにくい部分まで深く理解できるでしょう。
給与が支払われる有給インターンがほとんどで、学生生活と両立しながら安定した収入を得られる点もメリットです。一方で、長期にわたるコミットメントが求められるため、学業との両立に苦労する方も多いです。将来やりたいことが明確で、学生のうちから実践的なスキルを磨き、即戦力として活躍したいと考えている意欲的な学生に特におすすめのインターンシップです。
短期インターン(1dayなど)
短期インターンは、1日から長くても数週間程度の期間で開催されるプログラムで、特に「1dayインターンシップ(オープン・カンパニー)」は多くの企業で実施されています。その主な目的は、学生に自社の事業内容や業界について知ってもらい、企業理解を深めてもらうことです。
プログラム内容は、会社説明会、社員との座談会、グループワーク、職場見学などが中心です。長期インターンと比べて、実際の業務に深く関わる機会は少ないですが、短期間で様々な企業の雰囲気に触れることができるのが大きなメリットです。まだ志望業界や職種が定まっていない学生にとっては、視野を広げ、自分の興味関心を探る絶好の機会となるでしょう。
サマーインターン
サマーインターンは、大学3年生の夏休み期間(7月〜9月)を中心に開催される、インターンシップの中でも最大級のイベントです。多くの企業がこの時期に多様なプログラムを用意するため、学生にとっては選択肢が最も豊富で、参加しやすいメリットがあります。
プログラム内容は、短期間の企業説明会形式のものから、数週間にわたるプロジェクト型のものまでさまざまです。この時期のインターンシップは、本格的な就活を始める前の準備段階と位置づけられており、学生は業界研究や企業理解を深めることを主な目的として参加します。企業側にとっても、早い段階で優秀な学生と接触し、自社の魅力をアピールする絶好の機会です。まだ志望業界が固まっていない学生も、まずは興味のある分野のサマーインターンに積極的に参加し、視野を広げてみることを強くおすすめします。
オータムインターン
オータムインターンは、その名の通り、大学3年生の10月〜11月ごろの秋シーズンに開催されるインターンシップを指します。夏に開催されるサマーインターンに比べると、実施する企業の数は少なくなる傾向にありますが、その分、より実践的で専門性の高いプログラムが多くなるのが特徴です。サマーインターンで業界や企業への理解を深めた学生が、さらに特定の分野での経験を積むために参加するケースが多いです。
また、企業側も、サマーインターンで接触できなかった優秀な学生層にアプローチする目的や、より志望度の高い学生を見極める目的で実施することが多いです。そのため参加学生の意欲も高く、質の高い学びとフィードバックを得られる可能性があります。
ウィンターインターン
ウィンターインターンは、大学3年生の12月〜2月ごろ、冬休みや学期末の期間を利用して開催されるインターンシップです。この時期は、企業の採用広報活動が解禁される3月を目前に控えており、インターンシップの内容も本選考を強く意識したものになります。企業説明会のような形式は少なくなり、より実践的な業務体験や、具体的な課題解決に取り組むプロジェクト型のプログラムが増える傾向にあります。
ウィンターインターンの場合、インターンシップでの評価が、そのまま早期選考や内定に直結する可能性が高いことがメリットです。企業側も、採用したい学生を見極める場としてウィンターインターンを活用しており、参加学生にとっては、入社意欲をアピールする絶好の機会となります。就活の総仕上げとして、これまで培ってきた知識やスキルを試し、志望企業への最終的な意思決定を行うための重要なステップと位置づけられています。
スプリングインターン
スプリングインターンとは、主に大学3年生の2月〜3月ごろ、春休み期間中に開催されるインターンシップのことです。この時期は、企業の採用広報活動が解禁される前後の時期(いわゆる就活解禁)にあたり、就活を目前に控えた学生にとっては最後のインターンの機会になります。スプリングインターンのプログラムは、より実践的なグループディスカッションや、選考を意識したワークショップなどが組まれることが多いのが特徴です。
スプリングインターンに参加しておくと、優秀な学生向けの早期選考に案内されるケースもあります。まさに就活の「前哨戦」とも言えるでしょう。サマーインターンやオータムインターンに参加できなかった学生にとっては、本選考前に企業と接点を持てる最後のチャンスです。
オンラインインターン
オンラインインターンは、インターネットを活用し、自宅など遠隔地から参加できるインターンシップの形式です。新型コロナウイルスの感染拡大を機に、多くの企業で導入が進みました。オンラインインターンの最大のメリットは、場所に縛られずに参加できることです。地方在住の学生でも、首都圏の企業のインターンシップに気軽に参加でき、交通費や移動時間の負担もありません。
プログラム内容は、オンライン会議システムを使ったグループワーク、チャットツールでの社員とのコミュニケーション、eラーニングによる研修など多岐にわたります。ただし対面でのコミュニケーションに比べて、企業の雰囲気や社員の人柄が掴みにくく、活発な交流が生まれにくいといったデメリットも存在します。そのためオンラインインターンに参加する際は、チャットや仮想オフィスなどを活用し、より積極的なコミュニケーションを心がけることがポイントです。
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3.インターンシップに参加する4つのメリット
インターンシップへの参加は、時間や労力がかかる一方で、それを上回る多くのメリットを得ることができます。ここではインターンシップに参加しておくメリットとして、以下の4つをご紹介します。
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・企業・業界への理解が深まる
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・入社後に役立つ実務経験・スキルが身につく
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・人脈が広がり、キャリアの選択肢が増える
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・内定直結のインターンもある
これらのメリットを踏まえて、インターンシップに参加するかどうかを判断してみてください。
企業・業界への理解が深まる
インターンシップに参加する最大のメリットの一つは、企業や業界に対する理解が飛躍的に深まることです。企業のWebやパンフレット、説明会で得られる情報は、どうしても良い面ばかりに偏り、表面的な内容になりがちです。しかし、インターンシップでは、実際に社員が働く現場に身を置き、その企業ならではの文化や価値観、仕事の進め方、職場の人間関係といった「生きた情報」を肌で感じることができます。入社後に「思っていたのと違った」というミスマッチを防ぎ、心から納得できる企業選びをするために、インターンシップで得られる深いレベルでの企業・業界理解は不可欠なのです。
入社後に役立つ実務経験・スキルが身につく
インターンシップ、特に実務に深く関わる長期インターンでは、入社後すぐに役立つ実践的なスキルを身につけることができます。また、社員の指導を受けながら仕事を進める過程で、ビジネスマナーや報連相(報告・連絡・相談)の重要性、効率的なタスク管理の方法など、社会人としての基礎スキルが自然と身につくことでしょう。学生のうちから実務経験を積むことは、ライバルの学生との差別化を図り、自信を持って社会人生活をスタートさせるための大きなアドバンテージとなるのです。
人脈が広がり、キャリアの選択肢が増える
インターンシップは、社会人や他の学生との新たな出会いの宝庫であり、人脈を大きく広げる絶好の機会です。現場で指導してくれるメンター社員や、プロジェクトを共にするチームメンバー、人事担当者など、企業のさまざまな立場の人と関わる中で、仕事に対する価値観やキャリアパスについて、リアルな話を聞くことができます。また、同じ志を持つ他の大学の学生との出会いも大きな財産です。共に課題に取り組む中で互いに刺激し合い、高め合える仲間ができるだけでなく、インターンシップ終了後も情報交換を続けることで、就活を共に乗り越える心強い存在になるでしょう。
内定直結のインターンもある
近年ではインターンシップは、採用選考の一環として位置づけられるケースが増えており、参加することが内定への近道となる場合があります。特に「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」や「高度専門型インターンシップ」に分類されるプログラムの場合、企業が取得した学生の評価を採用活動に活用することが正式に認められました。これによりインターンシップでの活躍が、早期選考への案内や、本選考での一部プロセス免除、さらには内定に直結する可能性がこれまで以上に高まっています。もちろん、すべてのインターンシップが内定に繋がるわけではありませんが、志望度の高い企業のプログラムに真摯に取り組むことで、周囲の学生に先駆けて内定を獲得するチャンスが得られるでしょう。
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4.自分に合ったインターンシップの探し方
自分に合ったインターンシップを見つけるためには、やみくもに応募するのではなく、明確な軸を持って探すことが大切です。ここでは以下の3つの観点から、応募するインターンシップを絞り込むコツをご紹介します。
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・エンジニア向けなどプログラム内容で検索する
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・興味のある企業・業界から絞り込む
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・自分のスケジュールに合った開催時期で選ぶ
これらの探し方を参考に、自分なりの優先順位を考えながら、インターンシップを探してみてください。
エンジニア向けなどプログラム内容で検索する
自分に合ったインターンシップを探す上で、最も重要な軸の一つが「プログラム内容」です。自分がインターンシップを通じて何を得たいのか、どんな経験をしたいのかを明確にし、それが実現できるプログラムを探しましょう。たとえば、将来エンジニアとして活躍したいのであれば、実際の開発現場でコーディングに挑戦できるプログラムが最適です。プログラムを通じて得られるスキル・経験が、自分のキャリアプランや興味関心と合致しているかを見極めることが、ミスマッチのないインターンシップ選びの鍵となります。
興味のある企業・業界から絞り込む
すでに行きたい企業や興味のある業界が明確になっている場合は、そこを起点にインターンシップを探すのが最も効率的です。まずは、志望企業のWebサイトや採用ページを直接チェックしてみましょう。企業は自社サイトで最も早く、詳細なインターンシップ情報を公開する傾向にあります。また、IT業界ならIT専門の求人メディアといったように、業界に特化した就活サイトを活用するのもおすすめです。
自分のスケジュールに合った開催時期で選ぶ
学生にとっての本文である学業、サークルや部活動などとインターンシップの両立は、大きな課題です。そのため、自分のスケジュールに合った開催時期からインターンシップを選ぶというアプローチも有効です。長期インターンに挑戦したい場合は、授業のコマ数が少ない時期を狙ったり、オンラインで参加できるプログラムを探したりと、柔軟な働き方が可能かどうかを事前に確認することが不可欠です。無理のないスケジュールで参加できるインターンシップを選ぶことが、心身ともに余裕をもって、プログラムに集中するための鍵となります。
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5.インターンシップに参加する時の注意点
インターンシップは、学生気分を捨て、一人のビジネスパーソンとして企業の一員となる貴重な機会です。その機会を最大限に活かすために、以下の注意点を押さえた上で応募に進むようにしましょう。
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・明確な目的意識を持って参加する
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・基本的なビジネスマナーを守る
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・積極的にコミュニケーションをとる
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・服装や髪色などにも気を付ける
これらの注意点を事前に理解しておくことで、これから参加するインターンシップ経験は、より一層価値のあるものになるはずです。
明確な目的意識を持って参加する
インターンシップに臨む上で最も重要なのは、「この経験を通じて何を学び、何を得たいのか」という明確な目的意識を持つことです。ただ漠然と参加するだけでは、日々の業務をこなすだけで終わってしまい、深い学びや気づきを得ることは難しいでしょう。「〇〇業界のビジネスモデルを理解したい」「△△というスキルを実践で使えるレベルにしたい」など、具体的で測定可能な目標を設定することが大切です。
基本的なビジネスマナーを守る
インターンシップに参加する学生は、企業の担当者から「学生」としてではなく、「未来の同僚候補」として見られています。そのため、社会人として必須となる基本的なビジネスマナーを遵守することが強く求められます。時間を守ることは絶対で、挨拶も基本中の基本です。上司や先輩社員に対しては、尊敬語や謙譲語を正しく使い分け、丁寧なコミュニケーションを徹底しましょう。服装や身だしなみも、企業の指示に従い、清潔感を第一に考えることが大切です。
積極的にコミュニケーションをとる
インターンシップの学びを最大化する鍵は、積極的なコミュニケーションにあります。不明な点や疑問に思ったことがあれば、決してそのままにせず、勇気を出して社員の方に質問しましょう。多くの場合、企業は学生の成長をサポートするためにメンター制度などを設けており、質問されることを歓迎しています。「こんな初歩的なことを聞いてもいいのだろうか」と躊躇する必要はないので、学習意欲の高さをアピールするためにも、積極的に手を挙げてみましょう。
服装や髪色などにも気を付ける
インターンシップに参加する際の服装や髪型、髪色といった身だしなみは、あなたの第一印象を決定づける重要な要素です。基本的には参加する企業からの案内に従い、「服装自由」や「私服でお越しください」と記載されている場合でも、Tシャツにジーンズといったラフすぎる格好は避け、オフィスカジュアルを基本としましょう。髪型や髪色についても、清潔感を第一に考え、過度に派手なスタイルは避けるべきです。社会人としてTPOをわきまえた適切な身だしなみを心がけることが重要です。
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6.インターンシップの参加後にやるべきこと
インターンシップは、プログラムが終了したらそれで終わり、というわけではありません。プログラムが終了した後には、ぜひ次のようなアクションに繋げてみましょう。
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・プログラム内容の振り返りを残しておく
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・他のインターンシップにも参加して比較する
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・自己分析・企業研究に活用する
一つひとつ順番に解説しますので、インターンシップ参加後の戦略を立てる時の参考にしてください。
プログラム内容の振り返りを残しておく
インターンシップが終わったら、記憶が新しいうちに、できるだけ早く経験の振り返りを行いましょう。ノートやドキュメントに、「学んだこと」「感じたこと」「成功したこと」「失敗したこと」などの項目を立てて、自分の言葉で具体的に書き出していくのがおすすめです。この振り返りの記録は、就活が本格化した際に、自己PRや志望動機を作成するための強力なアピール材料となります。たとえ面倒に感じても、この一手間を惜しまないことが、将来の自分への投資となります。
他のインターンシップにも参加して比較する
もし時間に余裕があれば、一つのインターンシップ経験だけで満足せず、ぜひ他の企業のプログラムにも参加してみることをおすすめします。複数の企業を比較検討することで、より客観的で多角的な視点から、業界や企業を評価できるようになるからです。一つの経験だけでは、それがその業界や職種の「当たり前」であるかのように感じてしまう危険性があります。複数の視点を持つことで初めて、それぞれの企業や働き方の特徴が浮き彫りになり、より本質的な企業選び、仕事選びが可能になるのです。
自己分析・企業研究に活用する
インターンシップでの経験は、自己分析と企業研究を深化させるための絶好の材料です。振り返りの記録をもとに、「自分はどのような作業にやりがいを感じたか」「どんな時に楽しいと感じ、どんな時にストレスを感じたか」を分析することで、自身の強みや弱み、価値観を明確にしてみましょう。また、インターンシップで感じた疑問点や、もっと知りたいと思ったことをさらに深掘りして調べることで、企業研究の質も格段に向上します。「なぜあの企業は〇〇という戦略をとっているのだろう?」といった問いを立て、自分なりの仮説を検証することで深い企業理解に繋がり、志望動機の説得力を高めることにも役立つでしょう。
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7.まとめ
この記事では、インターンシップの基本的な定義から、期間・形式ごとの種類についてご紹介してきました。参加するメリットや探し方、そして参加前後の注意点に至るまでを取り上げているので、インターンシップ参加前のハンドブックとしても役立つ内容となっています。
インターンシップとは、単なる就業体験や就活の一環にはとどまりません。社会という広い世界に触れ、働くことのリアルを知り、自分自身の新たな可能性を発見するための唯一無二の機会です。Webサイトの情報だけでは決して得られない、企業の生きた文化や仕事の面白さ、そして厳しさを肌で感じることで、あなたのキャリアに対する考え方は、より具体的で深みのあるものになるでしょう。
この記事を参考に、ぜひ勇気を出して第一歩を踏み出してみてください。
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