長期インターンとは?参加メリット・探し方・短期との違いを紹介

長期インターンとは?参加メリット・探し方・短期との違いを紹介
「長期インターンに興味あるけど、どんなことをするの?」「アルバイトとの違いは?」そんな疑問を抱えている大学生の方は少なくありません。ネットで検索すると、「長期インターンはやめとけ」「就活には意味ない」といったネガティブな意見も見つかるので、不安に感じることもあるでしょう。

しかし長期インターンは、目的意識を持って自分の就活の軸に合ったプログラムを選ぶことで、後悔のない就活を進めることに役立ちます。

本記事では、長期インターンについての基本的な定義から、参加するメリット・デメリット、そして自分に合ったインターンの探し方までを徹底解説します。数ヶ月〜数年単位で取り組むプロジェクトをじっくりと選び、後悔のない就活にするために、ぜひ最後までご覧ください。

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1.長期インターンとは?

長期インターンとは、学生が企業で長期間にわたって実務経験を積む就業体験プログラムです。一般に3ヶ月以上の期間で実施され、社員と同様の実務に携わりながら、学校では学べない実践的なスキルや知識を身につけることを目的としています。

単なる職業体験ではなく、企業の戦力として扱われることも多いため、高い責任感が求められますが、長期インターンならではの成長の機会を得られます。Yahoo!知恵袋などでは「長期インターンをやるべきかどうか」といった質問も多く見られますが、まずは長期インターンの基本的な特徴を理解しておきましょう。

長期インターンの期間・参加時期

長期インターンの期間は、一般的に3ヶ月以上、長い場合は1年以上におよぶこともあります。企業によっては、大学1・2年生から参加できるプログラムも用意しており、早い段階から将来の就活・キャリア形成を意識して取り組むことが可能です。参加時期に明確な決まりはありませんが、就活を意識し始める大学3年生の夏休みや冬休みからスタートする学生が多い傾向にあります。

しかし、大学1年生・2年生の低学年から参加することで、より多くの実務経験を積み、他の学生と差をつけることも可能です。長期インターンは週2〜3日、1日あたり4〜8時間程度の勤務が一般的で、学業と両立しながら続けられるように配慮されていることが多いです。

長期インターンと短期インターンの違い

長期インターンと短期インターンの最も大きな違いは、その目的と期間です。

短期インターンは、1日から数週間程度の期間で開催され、主に企業説明会やグループワークが中心です。業界や企業の理解を深めることが主な目的であり、実務に深く関わることは多くありません。一方で長期インターンは、3ヶ月以上の長期間にわたり、社員に近い立場で実際の業務を担当します。そのため長期インターンの方が、より実践的なスキルを身につけ、自身のキャリアについて深く考えるきっかけになります。

「短期インターンだけでは物足りない」「明確な志望業界・志望企業がある」という学生にとっては、長期インターンはより深い学びを得られる絶好の機会です。

長期インターンとアルバイトの違い

長期インターンとアルバイトは、どちらも給与を得ながら働くという点では共通していますが、その目的が大きく異なります。

アルバイトは、労働の対価として給与を得ることが主な目的です。飲食店やコンビニエンスストアにおけるマニュアルに沿った定型業務が多く、求められるのは指示された業務を正確にこなすことです。一方の長期インターンは、「経験を積み、成長すること」が学生にとっての最大の目的です。従業員の一員として責任のある業務を任され、時には自ら考えて行動することが求められます。

多くの長期インターンは有給でアルバイトと同じようにお金を稼ぐことができますが、それ以上に将来のキャリアにつながる貴重な経験を得られる点が本質的な違いです。

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2.長期インターンに参加するメリット

ここからは長期インターンに参加するメリットについて、以下の5つの観点からご紹介します。
 

  • ・実務経験を積むことができる

  • ・ビジネススキルを身につけられる

  • ・就活でアピールポイントになる

  • ・有給なら給料を得ながら成長できる

  • ・将来のキャリアが明確になる


SNSでは「長期インターンは意味ない」という意見を見かけることもありますが、それはインターン先とのミスマッチや、目的意識の欠如が原因であることがほとんどです。自分に合った環境で主体的に取り組めば、以下に挙げるような大きなメリットが手に入るでしょう。

実務経験を積むことができる

長期インターンに参加する最大のメリットは、リアルな実務経験を積めることにあります。プログラミングやデータ分析、顧客対応、マーケティングなど、企業の実際のプロジェクトに参加し、社員と同じような業務に携わることができるのが長期インターンの特徴です。学校の授業や独学で得た知識を実践の場でアウトプットして、フィードバックをもらうことで、現場で活かせる実践的なスキルを習得することができるでしょう。

こうした経験を通じて、自分が本当にその仕事に向いているのか、何に興味があるのかを見極めることにも役立ちます。座学では学べない、現場での試行錯誤を通じて得られる経験は、就活生にとっては貴重な財産となるでしょう。

ビジネススキルを身につけられる

長期インターンでは、専門的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力や問題解決能力、タイムマネジメントといった基本的なビジネススキルを実践的に学ぶことができるメリットもあります。上司への報告・連絡・相談(報連相)や、他部署との連携、クライアントとのやり取りなど、実際のビジネスシーンで求められる立ち振る舞いを学生のうちから経験することもできるでしょう。

最初はうまくいかずに後悔することもあるかもしれませんが、失敗から学ぶことで、社会人として必要な基礎スキルを着実に身につけることが可能です。これらのスキルは、どの業界・職種に進んでも役立つ一生もののスキルとなるため、長期インターンへ参加することには大きな意味があるのです。

就活でアピールポイントになる

長期インターンでの経験は、就職活動において強力なアピールポイントになります。多くの学生がアルバイトやサークル活動をガクチカ(学生時代に力を入れたこと)として語る中、長期インターン中の実務経験に基づいた具体的なエピソードは、採用担当者の目に留まりやすくなります。

「なぜその業界・企業を志望するのか」という問いに対して、インターンでの経験を交えて語ることで、志望動機に強固な説得力を持たせることもできるでしょう。また、インターンを通じて早期選考の案内を受けることもあり、現場での働きぶりや企業へのマッチ度が高いと評価されれば、そのまま内定に繋がるケースも少なくありません。

有給なら給料を得ながら成長できる

多くの長期インターンは有給であり、給料を得ながらスキルアップできる点も大きなメリットです。アルバイトと同じように収入を得られるだけでなく、将来のキャリアに直結する専門的な経験を積むことができます。これは時間を切り売りする感覚のアルバイトとは大きく異なる点です。

「お金を稼ぎたいけど、将来のために何か意味のあることもしたい」と考えている学生にとって、有給の長期インターンはまさに一石二鳥の選択肢と言えるでしょう。就活解禁に備えて貯金を増やし、学業や就活に集中して取り組めるようになることもメリットの一つです。

将来のキャリアが明確になる

長期インターンを通じて実際に働いてみることで、自分の将来のキャリアに対する解像度が格段に高まるメリットもあります。「楽しそう」という漠然としたイメージで業界を選び、入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するパターンは珍しくありません。

そうではなく、長期インターンに参加して仕事の楽しさや厳しさ、職場の雰囲気を肌で感じることで、自分が本当にやりたいこと、大切にしたい価値観が明確になります。もしくは逆に、「この仕事は自分には合わないかも」と早期に気づけることも、長期的なキャリア形成にとっては大きな利点になります。長期インターンを通じて得られる経験は、後悔のない就活を実現するための一助になるでしょう。

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3.長期インターンに参加するデメリット

長期インターンには多くのメリットがある一方で、次のようなデメリットも存在します。SNSやYahoo!知恵袋などで「長期インターンはやめとけ」という声が上がるのは、こうしたデメリットを乗り越えられなかったり、始める前に十分に理解していなかったりするケースが多いようです。
 

  • ・学業との両立が大変

  • ・社会人としての責任やプレッシャーがある

  • ・時間的な負担が大きい


貴重な大学生活の時間を費やすからこそ、ネガティブな側面もしっかりと理解して、自分にとって本当に参加する価値があるのかを判断するようにしましょう。

学業との両立が大変

長期インターンに参加する上で、最も多くの学生が直面する課題が、学業との両立です。週に数日、まとまった時間をインターンに充てることになるため、授業や課題、試験勉強とのスケジュール調整が必須になります。特に必修科目が多い大学1年生・2年生の時期や、研究室での活動が忙しくなる大学4年生の時期は、両立がさらに難しくなります。

長期インターンのシフトを増やすなど無理なスケジュールを組んでしまうと、学業がおろそかになり、単位を落として留年といった事態にもなりかねません。インターンに熱中するあまりに学業が疎かになっては本末転倒。自分のキャパシティを冷静に見極め、無理のない範囲で取り組む姿勢が求められます。

社会人としての責任やプレッシャーがある

長期インターンでは、学生気分のままではいられず、社会人としての責任とプレッシャーを負うことになります。インターン生は企業の戦力として迎えられるため、社員と同等の責任感が求められます。任された仕事には納期があり、成果を出すことが期待されます。時には自分のミスが、チームや会社に影響を与えてしまうこともあるでしょう。

こうした社会人としての責任・プレッシャーを負担に感じてしまう学生は少なくありません。「ただのインターン生だから」という甘えは通用しない環境で働くため、精神的に大きなストレスになる可能性もあります。このプレッシャーを成長の糧と捉えられるかどうかが、長期インターンの成功を決める鍵となります。

時間的な負担が大きい

長期インターンは、時間的な拘束が大きい点もデメリットです。勤務時間だけでなく、インターン先までの通勤時間や業務の準備・復習なども含めると、膨大な時間を費やすことになります。その結果、サークル活動や部活動、趣味の時間などが制限されてしまう可能性があります。

「インターンばかりで、大学生活らしい思い出が作れなかった」と後悔しないためには、ワークライフバランスを意識しながら長期インターンに取り組むことが重要です。何のためにインターンに参加するのかという目的を明確にしながら、自分の中で優先順位をつけつつ、限られた時間を有効活用しましょう。

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4.長期インターンに参加するまでの流れ

長期インターンに参加する際には、一般的には次のような流れで進めることになります。
 

  • ・自己分析を通じて興味・長所を明確にする

  • ・企業研究・業界研究に取り組んで志望業界や職種を絞り込む

  • ・企業HPや就活サイトを通じてインターン情報を調べる

  • ・長期インターンに応募

  • ・選考がある場合はエントリーシート(ES)提出・適性検査・面接

  • ・内定獲得・インターン開始


将来の本選考に取り組む時と同様の姿勢で、自己分析・企業研究に取り組み、自分に合った企業やプログラムを絞り込んだ上で、選考対策に取り組むのがポイントです。大手企業の人気インターンの場合、複数回の面接などの選考ステップを設けていることも多いので、書類選考・面接の対策にもしっかりと取り組んでおきましょう。

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5.自分に合った長期インターンの探し方

最後に、自分に合った長期インターンプログラムの探し方について、以下の3つの観点から解説します。
 

  • ・第一志望群にマッチした企業かどうか

  • ・興味・関心を活かせるプログラムかどうか

  • ・学業と両立できる勤務条件かどうか


「有名企業だから」「給料がいいから」といった理由だけで選んでしまい、ミスマッチを起こしてしまわないように、これらのポイントを踏まえて長期インターンに参加してみてください。

第一志望群にマッチした企業かどうか

参加する長期インターン選びでまずチェックしたいのが、その企業が自分のキャリアプランや志望業界・志望職種とマッチした「第一志望群」に当てはまるかどうかです。将来、自分が進みたいと考えている業界や、やってみたい職種に関連するインターンを選ぶことが原則です。

たとえばIT業界でWebエンジニアになりたいのであれば、Webサービスを開発している企業のエンジニア向けインターンに参加するのが理想的です。インターン経験を通じて、その業界の動向や仕事の進め方を肌で感じることで、入社後の解像度を高めることができるからです。憧れの企業や、第一志望として考えている企業群の中で長期インターンを探すことが、最もモチベーションを高く保ち、多くの学びを得るチャンスになるでしょう。

興味・関心を活かせるプログラムかどうか

企業の知名度や規模だけでなく、インターンのプログラム内容が自分の興味・関心と合致しているかもしっかりと確認しましょう。インターン生への裁量権が大きく、さまざまなことに挑戦させてもらえる環境もあれば、雑用ばかりでスキルが身につかない環境も存在します。Yahoo!知恵袋などでも「インターンに行ったけど、お茶汲みばかりだった」という相談を見かけることがあるかもしれません。

そうした後悔を防ぐためにも、過去のインターンプログラムについてリサーチしたり、面接の場で具体的な業務内容について質問したりして、仕事内容をできるだけ詳細に把握しておくと良いでしょう。自分にとって「おもしろそう」「成長できそう」と心から思えるプログラムを選ぶと、長期インターンの時間を有意義に過ごすことができるでしょう。

学業と両立できる勤務条件かどうか

どんなに魅力的な長期インターンでも、学業に支障が出てしまっては元も子もありません。自分の大学の授業スケジュールや、ゼミ・研究室の活動状況を考慮し、無理なく両立できる勤務条件のインターンを選ぶことが大切です。

週何日、1日何時間の勤務が必要か、シフトの柔軟性はどの程度か、リモートワークは可能かどうかといった点を事前に確認しておくと安心です。特に試験期間やレポートの提出が重なる時期に、休日や勤務時間の調整に柔軟に対応してもらえるかどうかは重要なポイントです。「忙しすぎて単位を落として卒業できなかった」という最悪の事態を避けるためにも、現実的に両立可能な長期インターンなのかを冷静に判断しましょう。

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6.まとめ

長期インターンは、一般的には3ヶ月以上の期間で参加する就業体験プログラムであり、実務経験やビジネススキルを得られる絶好の機会です。SNSやYahoo!知恵袋では「やめとけ」「意味ない」といったネガティブな意見もありますが、あくまでも他人の意見に流されることなく、自分自身の目的を明確にした上で、メリットとデメリットを踏まえつつ判断することが大切です。

この記事で紹介してきた長期インターンのメリット・デメリットや探し方を参考に、自分に合ったインターンを探して将来の就活に備えてみてください。

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