秋インターンとは?時期、参加メリット・注意点や夏・冬との違いも解説

秋インターンとは?時期、参加メリット・注意点や夏・冬との違いも解説
秋インターンとは「オータムインターン」とも呼ばれ、大学3年生の秋頃10月〜12月に開催されるインターンのことを指します。夏インターン・冬インターンの合間に位置しており、就活解禁を控えて企業側・学生側も本格的に活動をスタートする時期なので、参加する価値が非常に大きいインターンとなっています。

しかし、秋インターンが具体的にいつからスタートするのか、夏・冬のインターンと何が違うのかがわからず、不安に感じている方も多いでしょう。そこで本記事では、秋インターンの基本情報から参加するメリット・注意点、そして選考を通過するための具体的なポイントまでを徹底解説します。

秋インターンへの参加を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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1.秋インターンとは?

秋インターンとは、主に大学3年生を対象に、10月〜12月頃にかけて開催されるインターンシップのことです。夏休み期間中に開催される夏インターンに比べ、大学の授業と並行して参加するケースが多くなります。そのため、1日から数日程度の短期プログラムが中心ですが、中には数週間にわたる実践的なプログラムを実施する企業もあります。

この時期のインターンは、企業側は採用選考の一環として位置づけていることが多く、参加することで早期選考による内定、または本選考での優遇を受けられる可能性が高いのが大きな特徴です。就活生にとっては、夏インターンで得た経験を活かして、より志望度の高い企業へアピールできる機会であり、企業にとっては優秀な学生を早期に囲い込むための重要な採用活動の場となっています。

秋インターンの特徴

秋インターンの最大の特徴は、夏インターン以上に「選考」の要素が強まる点にあります。年末・年度末に向けて多くの企業が新卒採用の準備を本格化させる中で、インターン参加者を本選考の候補者として評価しています。そのため、グループワークやプレゼンテーションといった実践的な課題が多く、学生のスキルやポテンシャルをじっくり見極めようとする傾向があります。

また、夏インターンに比べて秋インターンは、募集をかける企業の数は減り、学生の応募数も落ち着くため、倍率が比較的低くなるケースが多いです。その結果、夏では手が届かなかった人気企業や大手企業のインターンにも参加できるチャンスが広がる可能性があります。

秋インターンは学業と両立しながらの参加となるため、オンライン形式での開催や、土日を活用したプログラムが増えるのも、この時期ならではの特徴と言えるでしょう。

秋インターンと夏・冬インターンとの違い

秋インターンは、夏と冬のインターンの中間に位置し、それぞれとは異なる目的と特徴を持っています。

まず夏インターンは、企業の広報活動やブランディングの一環として開催されることが多く、幅広い学生に自社を知ってもらうことを目的としています。そのため業界説明会や簡単なワークショップが中心で、参加のハードルも比較的低い傾向にあります。

一方の冬インターンは、採用活動が本格化する直前に行われるため、より選考に直結する内容が多いです。早期選考・早期内定を出す企業も増加し、学生側も本選考を見据えて企業選び・選考対策へと取り組むことになります。

秋インターンは、この両方の側面を併せ持っており、夏インターンの経験者や、より志望度の高い学生が集まるため、企業は採用候補者を見極める場としても活用しています。学生にとっては、より実践的な経験を積み、冬に向けて選考対策を本格化させるための重要なステップとなるのです。

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2.秋インターンはいつから?主な日程と流れ

秋インターンのスケジュールは企業によって異なりますが、一般的には9月頃から情報解禁・募集が始まり、10月から12月にかけて開催されるケースが主流です。夏インターンが終了する8月下旬頃から、一部の企業ではすでに秋インターンの案内を開始しているため、早めの情報収集が欠かせません。

具体的な流れをまとめると、次の通りです。
 

  • ・9月〜10月:エントリー受付

  • ・10月中旬〜11月:ES提出・Webテスト・面接

  • ・11月〜12月:秋インターン開始


人気企業のプログラムでは学生からの応募が殺到し、すぐに定員が締め切られてしまうことも少なくありません。大学の授業も本格化する時期なので、計画的にスケジュールを管理し、秋インターンに乗り遅れないように注意しましょう。

複数の秋インターンの選考が同時進行することも考えられるので、自己分析・企業研究などの準備は、夏休みの時期から少しずつ進めておくのが理想的です。

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3.秋インターンに参加するメリット

秋インターンに参加する上でのメリットに挙げられるのは、以下の3つです。
 

  • ・夏インターンよりも選考を通過しやすい

  • ・企業理解を深めて志望度を高められる

  • ・早期選考・早期内定の機会を得られる


それぞれ順番に解説しますので、秋インターンへの参加を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

夏インターンよりも選考を通過しやすい

秋インターンは、夏インターンと比較すると選考を通過しやすいというメリットがあります。というのも、夏インターンよりも応募者の数が落ち着く傾向にあるためです。夏休み期間中に開催される夏インターンには、多くの学生が「とりあえず参加してみよう」という気持ちで応募する傾向にあり、人気企業では非常に高い倍率に達することもあります。

しかし、秋インターンは大学の授業と並行して参加する必要があるため、より意欲の高い学生に絞られるのです。また、夏インターンに参加していた方であれば、その時の経験・反省を活かせる点も大きなアドバンテージです。ES・面接ではライバルよりも魅力的な自己PRに取り組み、他の学生と差をつけることができるでしょう。

企業理解を深めて志望度を高められる

秋インターンは、企業の採用活動が本格化する中で行われるため、より実践的で深い内容のプログラムが多くなります。夏インターンのような業界全体の紹介や企業説明といった初歩的な内容よりも、実際の業務に近い課題に取り組む機会が増えるでしょう。その結果、企業の事業内容はもちろん、社風や働く社員の雰囲気、仕事の進め方などを肌で感じることができます。

就活サイトやSNSの情報だけでは得られない「リアルな情報」に触れることで、その企業が本当に自分に合っているのかを判断する貴重な材料になります。また、具体的な業務を体験することで、漠然としていた自分のキャリアプランが明確になることも多いでしょう。入社後のミスマッチを防ぎ、「この会社で働きたい」と本心から思える企業を見つけるためにも、秋インターンを積極的に活用しましょう。

早期選考・早期内定の機会を得られる

秋インターンに参加する最大のメリットの一つに、早期選考や早期内定に繋がる可能性が高いことが挙げられます。多くの企業では、秋インターンは単なる就業体験の場としてではなく、優秀な学生を早期に発見し、囲い込むための「採用直結型のイベント」として位置づけています。

インターン期間中のパフォーマンスが高く評価されれば、本選考の一部が免除されたり、通常とは別の早期選考について案内されたりすることがあります。時にはインターン参加者限定の座談会や、リクルーターとの面談が設定されるケースもあるかもしれません。こうした機会を通じて、他の就活生よりも有利な立場で選考を進められるチャンスがあるのも、秋インターンの魅力です。

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4.秋インターンに参加する時の注意点

自分に合った秋インターンを選び、将来の就活に活かすためには、次のような注意点を押さえておく必要があります。
 

  • ・学業との両立が負担になる

  • ・応募締切が早めに設定されている

  • ・ES・面接対策が必要になる


一つひとつ詳しく解説しますので、秋インターンの応募に進む前に、これらをしっかり理解しておきましょう。

学業との両立が負担になる

秋インターンに参加する上で、最も大きな課題となるのが学業との両立です。夏休み期間中に開催される夏インターンとは異なり、秋インターンは大学の授業やアルバイトなどと並行して進める必要があります。特に複数日程のプログラムや、事前課題・事後課題が課されるインターンの場合、想像以上に時間を確保するのが困難になることもあります。その結果、学業がおろそかになって単位を落としてしまっては元も子もありません。

秋インターンに参加する際は、自身の履修状況や今後の課題の量を正確に把握し、無理のないスケジュールを組むことが不可欠です。移動時間や空きコマを有効活用してESを作成したり、土日に集中して面接対策を行ったりと、計画的に時間管理することが秋インターンを成功させるコツです。もし学業との両立に不安がある場合は、1dayの短期インターンや、オンラインで完結するプログラムから参加するのも一つの手です。

応募締切が早めに設定されている

秋インターンは、夏休みが終了して間もない9月頃から募集が始まるケースが少なくありません。時には他の企業の夏インターンの最中に、秋インターンの募集が開始していることもあります。人気の企業・インターンは早々に応募を締め切ることも多いので、「気づいた時にはもう終わっていた」という事態に陥ることもあります。

そうならないためには、常に志望企業・志望業界の秋インターンについてアンテナを張り、早めに情報収集することが大切です。夏休み中から就活情報サイトや企業の採用ページを定期的にチェックし、気になる企業のスケジュールは手帳やカレンダーアプリに登録しておく習慣をつけましょう。応募したい企業が見つかってから慌てて選考対策を始めるのではなく、自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)など、多くの企業で共通して問われる項目については、事前に準備を進めておくと良いでしょう。

ES・面接対策が必要になる

秋インターンは、夏インターン以上に「選考」としての色合いが濃くなるため、エントリーシート(ES)や面接対策の重要性が高まります。企業側も採用候補者となり得る学生を見極めようと、より鋭い質問を投げかけてくる傾向にあります。「なぜこの業界なのか」「なぜ当社なのか」「インターンで何を学びたいのか」といった問いに対して、夏インターンの時よりも深く、説得力のある回答を用意しておくのが理想的です。

夏インターンを経験した方なら、その経験を通じて何を学び、どのような成長を遂げたのかを具体的に語れるようにしておきましょう。初めてインターンに応募する場合にも、自己分析を徹底し、自身の強みや価値観を正確に伝える準備が不可欠です。就活サイトのアドバイザーからES添削を受けたり、友人同士で模擬面接を行ったりして、本選考さながらの準備を進めておきましょう。

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5.自分に合った秋インターンの選び方

秋インターンは実施する企業によってプログラムの内容はさまざまであり、自分に合った内容かどうかをじっくり見極めながら応募先を選ぶ必要があります。ここでは自分に合った秋インターンの選び方について、以下の3つの観点からご紹介します。
 

  • ・志望業界・職種で選ぶ

  • ・インターンの期間・形式で選ぶ

  • ・企業規模や知名度で選ぶ


これらの判断基準を取り入れながら、後悔のない秋インターン選びを目指しましょう。

志望業界・職種で選ぶ

自分に合った秋インターンを選ぶ上で最も重要なのは、志望する業界・職種をある程度絞り込んでおくことです。やみくもに多くのインターンに応募するのではなく、まずは自己分析を通じて自分の興味・関心や得意なこと、将来のキャリアプランを明確にしましょう。その上で「IT業界でプロダクト開発に携わりたい」「金融業界の営業職に興味がある」など、具体的な方向性を定めることが大切です。

志望業界が決まれば、その業界のリーディングカンパニーからニッチな優良企業まで、視野を広げて情報収集を行うことができます。さらに職種で絞り込むことができれば、より専門的なスキルや知識が身につく実践的なプログラムを見つけやすくなります。まだ志望業界が明確になっていない場合は、複数の業界の短期インターンに参加してみるのも良いでしょう。

インターンの期間・形式で選ぶ

インターンには、1dayの短期的なものから数週間にわたる長期的なものまで、さまざまな期間や形式があります。自分の目的や学業とのバランスを考えながら、最適なプログラムを選びましょう。たとえば、「まずは業界の雰囲気を知りたい」「複数の企業を比較検討したい」という場合は、1dayや数日間の短期インターンが適しています。

一方で「特定の職種の実践的なスキルを身につけたい」と考えるなら、長期インターンがおすすめです。実際の業務に深く関わることで、仕事のやりがいや大変さをリアルに体験できるでしょう。また、対面形式かオンライン形式かも大きな選択基準です。地方在住の学生や、移動時間を節約したい場合はオンライン形式が便利ですが、実際にオフィスを訪れて社風を肌で感じたいなら対面形式を選ぶなど、重視する条件に合わせて期間・形式を選択しましょう。

企業規模や知名度で選ぶ

秋インターンを選ぶ際には、企業の規模や知名度を判断基準にするのも良いでしょう。大手企業・有名企業の秋インターンは、夏インターンほどではないもののやはり倍率が高く、選考通過は決して容易ではありません。しかし、その分プログラムの質が高く、採用直結型である可能性も高いため、通過できれば早期選考の大きなアドバンテージを得られます。また、学業との両立を考慮したオンライン形式や土日開催のプログラムも多く、参加しやすいのも特徴です。

一方で中小企業やベンチャー企業の秋インターンは、比較的選考倍率が低く、「夏は大手企業で落ちてしまったが、秋にリベンジしたい」という学生にとっては狙い目になるでしょう。少人数制で社員との距離が近いため、より深い企業研究に繋がり、社員の方個人との関係性を深められる環境でもあります。中小規模のフットワークの軽さを活かし、実際の業務に近い実践的な体験ができるケースも多いので、短期間のプログラムでも濃密な学びを得られるチャンスがあります。

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6.秋インターン選考通過のためのポイント

最後に、秋インターンに参加する上で欠かせない、書類選考・面接の対策方法についてもご紹介します。
 

  • ・自己分析を通じて強み・エピソードを用意する

  • ・志望動機・参加目的を早めに準備する

  • ・業界研究・企業研究を徹底する


これらのポイントが秋インターンの選考通過にも直結するので、ぜひ実践してみてください。

自己分析を通じて強み・エピソードを用意する

秋インターンの選考通過のためには、自己分析を徹底し、自分の「強み」を裏付ける具体的なエピソードを用意しておくことが鉄則です。「私の強みはコミュニケーション能力です」とだけ伝えるのではなく、サークル活動やアルバイトでの経験を交え、「どのような状況で、どのように考え、行動した結果、チームにどう貢献できたのか」をストーリー形式で語れるように準備しましょう。そうすることでアピールする強みに説得力が生まれ、採用担当者の印象に強く残る人物となります。

また、自己分析は自分の弱みや課題を把握するためにも有効で、弱みを正直に認めた上で、それを克服するためにどのような努力をしているかを伝えることができれば、誠実さや成長意欲をアピールすることにも繋がります。本選考に備えて弱点・欠点を克服する戦略を立てることもできるので、ぜひ取り組んでみてください。

志望動機・参加目的を早めに準備する

「なぜ数ある企業の中から、当社を志望するのか」「このインターンシップを通じて何を得たいのか」といった志望動機・参加目的を明確にしておくことも欠かせません。これらの問いは、選考で必ず問われる質問でもあるからです。説得力のある志望動機を語るためには、その企業の事業内容、企業理念、業界内での立ち位置などを深く理解する企業研究がベースになります。企業のホームページや採用ページだけでなく、OB・OG訪問や説明会に参加して、社員の生の声を聞くことも有効です。

また、インターンへの参加目的を伝える時には、「スキルを身につけたい」という漠然とした目的ではなく、「貴社の〇〇という業務を体験し、△△のスキルを□□のレベルまで高めたい」と具体的なゴールを語ることで、高い志望意欲を持った学生という印象を与えることができるでしょう。学習意欲の高さと主体性を示すことができます。

業界研究・企業研究を徹底する

秋インターンでは採用直結の意味合いが強いため、夏インターンよりもさらに深い企業理解が求められます。限られた時間の中で効率的に準備するためには、まず志望企業の最新の事業内容や企業理念をチェックして、事業の柱となる分野や今後のビジョン・戦略を把握しておきましょう。業界内での立ち位置を理解するため、主要な競合3社程度の特徴も併せて調べておくと効果的です。

面接では「なぜ他社ではなく当社なのか」と必ずと言って良いほど質問されるので、その企業独自の強みや魅力を具体的に説明できるように準備しましょう。企業のニュースリリースや社員インタビュー、メディアによる取材記事などをもとに最新の取り組みを調べておき、「貴社の○○事業に興味があり、自分の△△という経験を活かしたい」と具体的にアピールできるレベルにまで整理しておくと、好印象を獲得できるでしょう。

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7.まとめ

秋インターンとは、大学3年生の10月〜12月ごろに実施されるインターンのことを指し、夏インターンに比べて選考要素が強まり、学業との両立も求められるため、計画的に参加する必要があります。いつからエントリー受付が始まるかは企業によっても異なりますが、夏休み中〜9月頃までには応募に進めるよう、自己分析・企業研究に取り組んでおくことをおすすめします。

秋インターンは、夏インターンよりも選考を通過しやすく、早期選考・早期内定の機会が得られるなどのメリットがあります。一方で、開催時期の都合で学業との両立が負担になることや、ES・面接対策に力を入れる必要があることに注意しましょう。

ここで解説してきた秋インターンの選び方や選考対策も踏まえながら、秋インターンに参加してみてください。

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