夢中になれることが成長の原動力。「好き」でスキルを磨き、株式会社ヴァル研究所のエンジニアに

株式会社ヴァル研究所で、自社商材やパートナー開発に携わるエンジニアとして活躍する平久江さん。学生時代から交通に興味を持ち、同社が提供する『駅すぱあと』もよく利用していた。また、ゲーム作りにも熱中し、大学でのサークル活動を通じてプログラミングの技術を磨いていった。好きなことに没頭するうちに自然とスキルが身に付き、それが今の仕事にも繋がっているという。入社後も顧客からの要望に応える中で、さらにスキルを磨き続けている平久江さんに、これまでのキャリアや、将来の展望について伺った。

■企業紹介
公共交通機関の経路や運賃情報の検索サービス『駅すぱあと』を提供する企業。近年ではMaaS事業として複合経路検索サービス『mixway』を展開し、シェアサイクルなどの多様な移動手段を組み合わせた経路検索を推進している。また、交通事業者のDX支援や、地域特性に応じたモビリティの提案など、移動に関する課題解決にも取り組む。
■お話を伺った方
職種 エンジニア
名前 平久江 知樹(ひらくえ ともき)
経歴 明治大学 理工学研究科 基礎理工学専攻を卒業後、2018年に株式会社ヴァル研究所に新卒入社。MaaS事業部で、C向け自社商材や大手交通事業者向けMaaS案件のパートナー開発に従事し、『駅すぱあと API』を活用した専門サービスの構築・保守運用を担当する。また、学生向けの開発インターン企画や新人研修の技術講師も務め、後輩の育成にも力を入れている。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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オフィスツアーが入社の決め手。開発現場の雰囲気の良さに惹かれて
――学生時代はどのように過ごしていましたか?
平久江 高校生のころはゲーム作りに夢中になっていましたね。当時は個人サイトの全盛期だったので、私もサイトを作ってその中で自作のゲームを発表していました。単にゲームを作って終わりにはせず、サイト内に掲示板を設置するなど、人が集まるような場所づくりにも力を入れていましたね。
サイトを運営することで、自分が作った場所に人が集まってくる楽しさを実感しました。自分の作ったゲームを遊んだ人からいろいろな感想や意見をもらえると、自分の努力を認めてもらえたような気がして嬉しかったです。この経験から、もっと本格的なゲーム作りがしたいと考えるようになり、大学進学のときは理系を選択しました。
――大学進学後はどのような活動を?
平久江 大学ではエレクトロニクス研究会というサークルに入り、3年間は高校時代から引き続きゲーム制作に没頭していました。ただ、高校時代とは変わった部分もあって、高校時代はゲーム制作の専用ツールを使ってゲームを作っていたので、自分で一からプログラミングすることはなかったんです。
ですが、大学ではDXライブラリ(コンピューターゲーム開発用の関数ライブラリ)とC言語を使ってゲームを作るようになりました。サークル活動をきっかけにはじめてプログラミングに触れましたが、自分で一から構築するとなると、ちょっとした処理でもこんなに作るのが難しいんだと改めて感じましたね。
――言語は独学で習得されたんですか?
平久江 サークル内で先輩に教わりながら勉強しました。学部ではC言語を学ぶ講義もあったのですが、先輩から言語のいろはを教えてもらって、簡単なゲームを作ってみることが一番の勉強になりましたし、プログラミングスキルの上達にも役立ちましたね。
高校時代よりも本格的な作り方をするようになって、制作の難易度は上がりましたが、その分プログラミングの面白さもより深く知ることができたので、ゲーム制作を続けることができました。
――どんなところに面白さを感じましたか?
平久江 プログラミングは、書いた通りにアウトプットに反映されるので、自分があらかじめ想定していたイメージと違った動きをした時に、それを微調整しながら少しずつ思い通りの完成形に近づいていくところが、ゲームをクリアする感覚と似ていて面白かったです。
――大学4年目からは何に注力していたんですか?
平久江 大学4年生と大学院時代には、Twitter(当時)の書き込みを分析し、マイナーな観光地を発見するという研究を行っていました。この研究を始めようと思ったきっかけは、大学3年生のときに受けた、Webプログラミングの講義でした。そこでWebの持つ大きなポテンシャルに魅力を感じ、自分にとって未知の情報を引き出せる点を活かした何かがしたくなったんですよね。
また、その講義の中で、自分の作ったアプリが他のパソコンでも動いたことにも感動しました。やや大げさに聞こえるかもしれませんが、それまでの私は自分のPC上でのみ動くものを作ってきたので、この時は本当に衝撃を受けたんですよ。この経験がきっかけで、Web開発を専門とする研究室に所属し、より深く学んでいくことにしました。
――研究のテーマはどのように決めたのですか?
平久江 「Twitterを使ってマイナーな観光地を発見する」という研究テーマは、一から自分で設定しました。当時はTwitterのAPI(Application Programming Interface)が無料で取得できたんですね。そこからジオタグと呼ばれる、位置情報を付与した書き込みを取得すれば、新たな発見があるのではないかという仮説を立てました。そこに私自身が旅行好きなことも加え、このようなテーマに決定しました。
――研究の中で苦労したことなどはありますか?
平久江 意外な点かもしれませんが、発見した観光地が本当にマイナーなのかという判断に一番苦労しました。マイナーと思われる観光地自体は比較的容易に見つけられ、ある程度目星をつけられたんですが、果たしてそれが珍しい観光地を発見できたことになるのかという、定量的な評価基準を定めるのに苦労しましたね。「こんなことをやってみたい」という気持ちだけで研究を始めてしまったので、評価方法をあらかじめ考えた上で始めればよかったなと思います。
その他にも、研究にあたって様々なツールを組み合わせることに難しさを感じましたが、その反面、今まで使ったことのない言語やツールに触れることができたので、それはすごくいい機会になったなと思いますね。ちなみに研究の成果は、情報処理学会とDEIM(データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム)の2つの学会で発表することができました。
――サークルや研究以外にも、何か力を入れたことはありますか?
平久江 大学に入学してからはじめたデータ入力のアルバイトですね。国土交通省で無料公開されている、各種雨量データなどをまとめる作業を担当しました。集計のやり方は任されていたので、同期のアルバイトと一緒にExcel VBAを使って、積極的に自動化を進めました。
どのような形でデータを取得して成形するのがベストなのかを考えながら、毎日工夫の連続でしたね。その日々の中で、アルバイト仲間たちと改良方法を話し合いながら、いろいろと試行錯誤できたのは本当に面白かったです。
――続いて就活中のお話を伺いたいのですが、企業選びで大切にしていた軸はありますか?
平久江 「プログラミングができること」「ゲーム制作ができること」「旅行や交通関係の仕事」の3つを軸にしていました。エンジニアの道に進むことはすでに決めていたので、「プログラミングができること」が必須で、あとは残り2つのどちらかを満たせればいいなという感じでした。
ヴァル研究所は「プログラミングができること」「旅行や交通関係の仕事」の2つを叶えていたので、第一希望として考えていました。
――株式会社ヴァル研究所はどのように知ったのですか?
平久江 『駅すぱあと』のことは子供の頃から知っていていたのですが、それをヴァル研究所が作っていることを就活中に知って、そこから一気に興味を持ちました。実は子供の頃から経路検索アプリが好きで、行ってみたい場所への経路をよく調べていたので、そうしたサービスに携われるのは楽しそうだなと思ってエントリーしました。
――入社の決め手は何でしたか?
平久江 社員の雰囲気の良さが決め手でした。同業他社もたくさん見た中で、ヴァル研究所が一番雰囲気が良いと感じましたね。他の企業の場合、採用担当の人と会議室で話すだけで終わることが多かったんです。でもヴァル研究所は違って、会社説明会の中でオフィスツアーを実施してくれて、執務室の中で社内の雰囲気をしっかり見せてくれました。
ヴァル研究所ではアジャイル開発を採用しているチームもあるので、オフィスの色々なところに社員が集まり、みんなでわいわい議論している光景が見られました。それがすごく印象に残りましたし、「面白そうな会社だな」と感じましたね。
コロナ以降はリモートワークが多くなり、対面で集まる機会は当時より減ってしまいました。ただ、Miro(※)を活用するなど工夫しながら、各々がフランクにアイデアを出し合うといった手法は変わらず続けています。
環境がアナログからデジタルに変わっただけで、開発手法や雰囲気などは今も健在ですね。そのような社内の雰囲気の良さにずっと魅力を感じていたので、内定をいただいたと同時に、「これでもう就活は終了しよう」と思えるくらい、入社への迷いはありませんでした。
(※リモートで共同編集できるオンラインホワイトボードサービス)
――就活の軸にゲーム制作の仕事もありましたが、こちらの道を選ばなかった理由はなんですか?
平久江 就活中にゲーム会社の方のお話を聞く機会があり、ゲーム制作ではどうしても、企画の人は企画だけ、開発の人は開発だけ、といった専業制になってしまうと聞いたんです。ゲームを作る人は上からの指示でプログラムするだけ、という実態を知ったんですね。
私は自分で考えたゲームを作りたいという想いがあったので、この話を聞いてゲームを自分の仕事にするのはちょっと違うなと思いました。それならゲーム制作は趣味にとどめておき、交通系の仕事に携わろうと考えました。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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顧客からの高い要求にも少数精鋭で応える。乗り越えた先に得られた喜びとは
――入社後の流れについて教えてください。
平久江 配属後から現在にかけて『駅すぱあと for web』という経路検索アプリの開発と運用保守を担当しています。それと『mixway』というシェアサイクルなども含めた経路検索ができる経路案内サービスの運営も任されました。お客さまと密に連携し、不具合や改修の要望があれば対応するのが主な業務です。
1〜2年目は今話したような自社プロダクトのみを担当していましたが、3年目からはパートナー開発も並行して受け持つようになりました。パートナー開発ではこれまでに、大手携帯キャリアのサイトの運用保守や、空港の保安検査に間に合うような経路を案内する航空会社プロダクトの、運用保守や機能改修も担当していました。
特に航空会社は企業の性質上、時間にはとてもシビアだったり、性能としてもう一段上を求められたりと、要求のハードルは高かったです。このプロジェクトには3人という少数メンバーで取り組んだので、ミスなく遅滞なく進めることがより一層難しかったですね。しかしハードだった分、自分の能力もかなり磨かれたので、結果的に良い経験になったなと思います。
――開発はどのように進めたのでしょうか?
平久江 このプロジェクトではアジャイル開発を採用していたので、はじめは小さく作って、そこから顧客の要望に応じて新しい機能をどんどん追加していく形で進めていました。
その中で、顧客と折衝して要件を詰めたり、実現が難しい箇所について代替案を提案したりするなどの交渉も、私自身で行いました。その後の実装も自分で行ったので、全行程ではないですが、このプロジェクトに関してはほぼ一貫して担当したと思います。
――1つの顧客の案件で長く開発をしていく形なのでしょうか?
平久江 そうですね。少なくとも航空会社のプロジェクトでは、もう5〜6年ほど同じ顧客と一緒に仕事をしています。時にはご迷惑をおかけすることもありましたが、顧客が望むものを迅速に納品することで、これまで貢献できたと自負しています。
また、長く継続して取引することで、顧客が求めるものの傾向が徐々に掴めてきたので、最近ではそれを先読みして、顧客が喜びそうな提案を先回りして用意するといった立ち回りができるようになりました。このような気付きや成長が得られるのも、同じ顧客を長く担当するからこそだなと感じています。
――開発以外の業務では、どんなことをされていますか?
平久江 3年目あたりからは、新人向けプログラミング研修の講師を毎年担当しています。最近ではDocker(コンテナ型のソフトウェアプラットフォーム)を使ったコンテナ技術などを教えています。講師をする以上、どんな質問にも応えられるように準備しておく必要があるので、技術の習得という意味では自分にとっても勉強になり、良い機会だなと思っています。
プログラミングを教えるのは、大学のサークル内での講師や、院生時代のティーチングアシスタントで経験していたので、そのときのノウハウが活きていますね。また、研修を通じて新入社員のレベルが年々上がってきているのを実感していますし、優秀なエンジニアがヴァル研究所に集まっているのを見るとなんだか嬉しくなります。
講師のほかに学生インターンの企画に携わることもあって、主に技術選定やインターンのお題決めなどに力を入れていました。
――講師やインターン企画については、平久江さん自ら手を挙げて参加されたんですか?
平久江 そうですね。新人向け研修の講師もインターン企画も、自分から立候補してやらせてもらっています。それ以外にも月一で開催している社内のLT(Lightning Talks)大会では、なるべく自分から発表するように心がけています。
例えば視聴アニメの管理アプリや、Notion(クラウド型ワークスペース)を使った旅行記録アプリを作って発表したり、外部イベントに参加したときのレポートをまとめて発表したりしています。最近だと、出社して自分の部署を紹介するようなより大規模なLT大会も開催されるようになり、会社全体で意見交換できる機会が増えてきているので、今後も積極的に発言していきたいですね。
――これまでの業務で、一番大変だったことは何ですか?
平久江 受託案件のリリース直前が、一番大変だったと思いますね。期限があり時間が限られつつも妥協が許されない状況で、修正案がどんどん上がってきて修正内容がかなりの量に膨れ上がったんです。すべての修正を期日内に終わらせないといけないうえに、こちらの人数も限られていたので、かなり苦労したのを覚えています。
――かなり厳しい状況だったと思うのですが、どうやって乗り越えたんでしょうか?
平久江 メンバーの経験値に合わせて、分担するポイントを変えました。具体的にはコア部分のロジックなど重要なところは先輩に任せて、私は外部の連携やテストを書く方に集中することで乗り越えました。
そのとき一緒に仕事をしていたメンバーのことは、今では戦友のように思っています。少数精鋭だったこともあって、彼らと一丸となって大きな局面を乗り越えたのは自分にとっての誇りですし、本当に良い経験になりました。
――逆に、一番嬉しかったことは何ですか?
平久江 一番大変だったことの裏返しでもあるのですが、難しいプロダクトがその後無事に完成して、顧客から感謝されたときですね。「ヴァル研究所のおかげでこのプロジェクトを成し遂げることができました」と、正式にお礼をいただいたときは本当に嬉しかったですし、達成感もありました。
それから、『駅すぱあと』でエイプリルフール企画を実施したときも、SNS上でいろいろな反応がダイレクトに返ってきたので、やっていて楽しかったですね。当初は誰もプレイしないんじゃないかと予想していた隠しモードを用意していたのですが、それもちゃんと発見してしっかりクリアしてくれる人がいて。それに気付いたときは「ここまで遊んでくれているんだ」と少し興奮しました。
――ヴァル研究所だからこそできた経験はありますか?
平久江 航空会社と一緒に仕事ができ、相手の重要なサービスを作る機会をいただけたことですね。航空会社の裏側も少し知れたりして、交通好きの私としては好奇心が満たされる経験ができました。もちろん、完成したプロダクトが世に出たときの達成感も得られ、ヴァル研究所に入社して良かったなと思える経験でした。
――入社してから成長できたと思えるポイントはありますか?
平久江 一番はコミュニケーション能力だと思います。特に顧客と円滑にコミュニケーションを取る力が鍛えられたと自負しています。ただ単に顧客から言われた通りに作るのではなく、顧客の真意を汲み取り、ベストな着地点を見つける力が身に付きました。これはなかなか言語化しにくいスキルですし、短期間で簡単に身に付くようなスキルでもないので、長く継続してきたからこそ習得できたのだと思いますね。
技術面では、AWS(Amazon Web Services)上でのインフラ構築に関する知識が身についたのが一番の成長だと思います。入社前はAWSを使う機会がなかったのでクラウド環境における環境構築に関する学びを深めることが出来ました。インフラ構築だけでなく、バックエンドやフロントエンドの構築まですべて1人でやることが多いので、一貫した流れの中で多様なスキルが磨かれたと思います。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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目指すはスペシャリストの最高峰。先輩に憧れ、技術を極める道へ
――将来の展望について伺いたいのですが、まず最初に直近で達成したい目標はありますか?
平久江 直近の目標としては、パートナー開発のパッケージ化ですね。現在の受託案件は機能改修がメインになっているので、共有化したライブラリを用意しておくことで、ゼロから作らずになるべく工数を削減したいと考えています。一部案件ではすでにパッケージ化が実現できているものもあるのですが、もっと最適化できるだろうと考えているので、今後も改善を進めていきたいですね。
そこで浮いた工数は、今後内部開発に注いでいきたいと考えています。内部開発ではC向け商材の開発など複数のプロジェクトが進行しているのですが、パートナー開発中心であまり手が回らない状況が続いているので、そちらにももっと注力していきたいですね。
内部開発では私たちエンジニアが考えた企画をそのまま世の中に出すことができますし、一般ユーザーからのフィードバックもダイレクトに返ってくるので、より力を入れたいなと思っています。それ以外にも、今動いている社内のシステムがかなり古くなってきているので、そのあたりの改修もしたいという想いがあります。
――長期的な展望についても教えてください。
平久江 パートナー開発の脱属人化ですね。現状では仕事の進め方が複雑化し、限られた人にしか分からなくなっているので、マニュアル化を進めることで、後輩にも徐々に自分の仕事を任せられるようにしていきたいです。
脱属人化によってみんなが少しずつ1つの案件に関われるようになることで、誰か一人に負荷が集中することを避けられますし、同時に複数のプロダクトに携わることで、それぞれの成長も促進されるのではないかと思っています。それに誰もがプロダクトを回せる状況の方が、プロダクトのあり方として健全だとも考えています。
――今後のキャリアプランはどのように考えていますか?
平久江 今後は、さらに技術を磨いてスペシャリストとして活躍していきたいと思っています。コアな部分や高い要求にも応えられるようなエンジニアになりたいですね。実はこのような将来像は、航空会社の案件で一緒に仕事をした先輩がロールモデルになっているんですよ。この先輩はほとんど1人でコア部分や複雑なロジックを構築した方で、私もそれくらいの技術やスキルを持つエンジニアを目指したいです。
ちなみにヴァル研究所は、「スペシャリスト制度」というものが用意されています。「あなたには1年間、このような仕事をして、こういう結果を目指してほしいです」という目標を設定して、年単位で契約するといった制度です。
専門性が特に高いとされている人に向けた制度で、エンジニア職でこの制度を利用している人は、現在約10名ほどいらっしゃいます。社内でも貴重な存在でとても頼りにされるので、私もいずれはそこを目指したいと考えています。
――ヴァル研究所に向いてると思う人物像はありますか?
平久江 技術に対して貪欲な人が向いていると思います。いろいろな技術に対して興味関心があって、知識を自分のものとして積極的に取り入れていく姿勢をもつ人が良いですね。あとはマストではないですが、交通の分野に関して興味があると、仕事をする上でちょっとしたアドバンテージになるかもしれません。
――これからエンジニアを目指す学生へ、伝えたいことはありますか?
平久江 まずは何か1つ成果となるもの、例えばアプリなどを作ってみて、自分でアウトプットしてみることが大事だと思います。成果物があれば、就活中に企業へ見せることができますし、それをきっかけに面接でも話を広げられます。私のおすすめは、自分1人でアプリを作ってそれをリポジトリで公開することですね。
プログラミング経験がまだない場合は、何か1つゲームを作ってみるのがおすすめです。なぜゲーム作りかというと、程よい難易度の中で作る楽しさを感じられるので、楽しく技術を学ぶという側面でとても良いと思いますよ。
――ありがとうございます。最後に、ヴァル研究所を目指す学生に向けてメッセージをお願いします。
平久江 ヴァル研究所は、小さい会社だからこそ上流から下流まで一貫して携われるところが魅力だと思います。また、交通事業者さんと近い距離で一緒に仕事できるのが楽しいですし、個人的にはそこが一番の醍醐味ですね。
もし少しでも興味を持ってもらえたら、ヴァル研究所がどのようなことをしているのか、ぜひ事前に調べてみてください。もっと言うと、例えば『駅すぱあと』を自分で実際に使ってみて、「こういうところを改善したい」「こんなシステムを作ってこういうことをやりたい」といったイメージを言語化できるようにしておくとプラスになるはずです。ヴァル研究所に入社した後の夢を持てたら一番良いですね。みなさんのエントリーをぜひお待ちしています。
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