
- 1.LPICが就活で有利に働く5つの理由
- 2.LPICが就活で役に立たないケースとは?
- 3.就活対策でLPICを取るべき人の特徴
- 4.就活におけるLPICとLinuCの違い
- 5.LPICを活かせる就職先・職種
- 6.まとめ
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
1.LPICが就活で有利に働く5つの理由
まずはLPICが就活で有利に働く理由について、下記の5つの観点からご紹介しましょう。
-
・Linuxの基礎知識が身についていると評価されるから
・インフラ分野への高い志望意欲をアピールできるから
・エンジニアとしての適性を伝えられるから
・資格を持たないライバルとの差別化ができるから
・経験不足を保有資格でカバーできるから
一つひとつ詳しく解説しますので、就活対策としてLPICを取得しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
Linuxの基礎知識が身についていると評価されるから
就活対策としてLPICを取得することは、Linuxを扱うための基礎知識が身についていると判断され、インフラエンジニアやサーバーエンジニアといった職種で高く評価されるメリットがあります。インフラエンジニアやサーバーエンジニアになるための就活対策では、入社後に必要とされる知識やスキルを学習するのが難しい傾向にありますが、LPICのような資格取得に取り組むことで、入社後に活かせる資格を増やしつつ、インフラ関連の業務で必要な知識を習得できるのです。
LPICの試験範囲には、Linuxの基本操作のほか、ネットワーク・セキュリティなど、インフラエンジニアに求められる知識が幅広く含まれています。そのためLinuxを扱う企業・職種に志望する場合だけではなく、ネットワークエンジニアやセキュリティエンジニアなど、インフラ分野で活躍するキャリアパスを歩みたい方におすすめです。
インフラ分野への高い志望意欲をアピールできるから
LPICを取得した上で就活に取り組むことで、インフラ分野に対する高い志望意欲をアピールできる効果もあります。LPICのような専門職向けの資格は、未経験から取得するためには長期的な学習スケジュールを立てて、腰を据えて勉強に取り組む必要があります。そうした姿勢がインフラ分野を志望する強い気持ちがあると判断され、志望意欲の高さが評価されやすくなるのです。
LPICのレベル1よりもレベル2を取得している方がこうした傾向は強まり、インフラ関連の企業からは多くの声がかかるようになるでしょう。
インフラ関連の企業への就活では、資格取得だけではなく、アルバイトやインターンでインフラ運用の現場などを体験しておくことが、就活では有利な経験として評価されます。そのため無理に高難易度のレベルを狙う必要はありませんが、志望意欲を伝える手段としてもLPICの資格を活用してみましょう。
エンジニアとしての適性を伝えられるから
就活対策としてLPICを取得することは、インフラエンジニアとしての適性があることを伝える手段にもなります。LPICの試験範囲を挫折することなく勉強し、試験に合格できるだけの資質があるため、資格を持っておらずインフラエンジニアの適性があるかどうかが判断できない他の就活生と比べて、選考で有利になる可能性が高いのです。
LPICのレベル1など、初学者向けのレベルであれば保有資格だけで選考が有利に進むことは少ないでしょう。しかしインフラエンジニアの適性があることを資格を通じて伝えられれば、ライバルと比べて学歴や自己PRの面で不利だったとしても、企業からは好印象を持たれやすくなるでしょう。
資格を持たないライバルとの差別化ができるから
未経験者を採用する新卒採用においては、LPICの資格を取ることで資格を持たないライバルとの差別化ができるメリットもあります。特に文系出身でIT系未経験からIT業界を志望する場合、周囲のライバルにはIT系の資格を持たない方や、IT業界での経験を持たない方が多くなります。
そうした応募者の中で、LPICなどの入社後の実務に直結する資格を持っていることをアピールできれば、ライバルとの大きな差別化を図ることができるのです。IT系未経験で、これまでエンジニアの仕事に興味・関心がなかった人ほど、就活対策でLPICなどの資格取得を目指すことをおすすめします。
経験不足を保有資格でカバーできるから
LPICはLinuxの基本的な操作をはじめとして、ネットワークや情報セキュリティなど、インフラエンジニアとして即戦力として活躍するために身につけたい知識・スキルを習得できる資格です。そのため新卒採用のような未経験者向けの求人においても、保有資格で実務経験の不足をカバーできるメリットがあります。
インフラエンジニアに限らず、IT業界では保有資格よりも過去の経験・実績が重視される傾向にあります。そのため就活対策においても、IT企業でのアルバイトやインターンに積極的に参加することが勧められることが多いです。そうした状況の中でも、LPICは実務に直結しやすい資格であることから、就活でおすすめの資格の一つとなっているのです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
2.LPICが就活で役に立たないケースとは?
LPICはインフラエンジニアの就活を有利に進められる資格ですが、中にはLPICを取得しても役に立たないケースもあります。具体的には、次のようなケースが挙げられます。
-
・Linuxを扱う機会が少ない現場に就職する場合
・実務経験が重視される企業に応募する場合
・実践的なスキルが伴っていない場合
それぞれ順番にご紹介しましょう。
Linuxを扱う機会が少ない現場に就職する場合
LPICが就活で役に立たないケースとして、Linuxを扱う機会が少ない現場に就職する場合が挙げられます。LPICはLinux技術者認定資格の一種であり、サーバーOSとしてLinuxを活用する現場で特に活かせる資格です。しかし就職した現場ではLinuxに触れる機会がなく、ITインフラに携わる場面も少ない場合には、LPICで身につけた知識やスキルを活かせる機会も限られてしまうでしょう。
LPICは確かに就活を有利に進められる資格の一つですが、すべての企業・職種で役に立つ資格というわけではありません。就活対策としてLPICの取得を目指すなら、入社後の業務でLinuxを扱うこと、もしくはLPICやLinuCなどの資格を持つ人材を歓迎していることをチェックしてから、試験対策に取り組むと良いでしょう。
実務経験が重視される企業に応募する場合
LPICが就活で役に立たないケースとして、実務経験が重視される企業に応募する場合も当てはまります。保有資格の有無よりも、これまでの開発経験や実績、人物面などを重点的に評価している場合には、LPICなどの保有資格をアピールしたとしても、企業からは好印象を獲得できない可能性が高いです。
こうした採用方針の企業へ応募する際には、LPICの資格取得のために時間を使うよりも、IT企業のアルバイトやインターンに応募して、実務経験を増やすことに力を入れた方が確実です。第一志望の企業がどのような採用方針なのかを調べる際には、企業の採用ホームページをリサーチしたり、「求める人物像」の項目をチェックしたりするのが有効なので、ぜひ試してみてください。
実践的なスキルが伴っていない場合
LPICを取得しても就活で有利にならないパターンとして、実践的なスキルが伴っていないことも挙げられます。いわゆる資格コレクターのような状態になってしまい、保有資格は多いが、インフラエンジニアの仕事内容に役立つスキルや経験を持っておらず、企業からの評価が得られにくいパターンです。
LPICは確かに実務経験をカバーして就活を有利に進められる資格ですが、実践的なスキルを磨こうとする姿勢をアピールできないと、面接官から好印象を得るのは難しくなってしまいます。保有資格だけで勝負するのではなく、スキルアップに向かう姿勢や実践的なスキルを磨くことにも力を入れてみましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
3.就活対策でLPICを取るべき人の特徴
ここからは就活対策としてLPICを取るべき人・おすすめな人の特徴についてご紹介します。
-
・未経験からインフラエンジニアを目指す人
・将来性あるスキルを身に付けたい人
・資格手当が充実した企業の選考を受ける人
一つひとつ順番に解説するので、自分にも当てはまる部分があるかどうかをチェックしてみてください。
未経験からインフラエンジニアを目指す人
未経験からインフラエンジニアの就職を目指そうとするなら、就活対策としてLPICを取ることには大きな意味があります。実務未経験からスタートしてサーバーエンジニアやネットワークエンジニアの求人に応募する際には、実務にも直結するLPICの資格が高く評価されるからです。未経験からLPICの資格を取得していることから、ITエンジニアとしての資質が備わっており、入社後は即戦力で活躍できる人物と評価されるメリットもあります。
実務未経験からインフラエンジニアになるための知識・スキルを独学するのは難易度が高いですが、LPICの試験範囲を中心として知識・スキルを身につけることで、無駄なく効率的にインフラ分野の知見を深めることができるでしょう。
将来性あるスキルを身に付けたい人
就活対策でLPICを取るべき人の特徴として、将来性あるスキルを身に付けたい人が挙げられます。LPICでスキルが問われるLinuxは、世界各国で高いシェアを誇るOSであり、安定した需要が見込まれます。ネットワークや情報セキュリティといったITインフラに関連するスキルも、今後高い注目が集まり、明るい将来性が期待できる分野です。
こうした将来性ある分野を広くカバーできるのがLPICであり、将来性重視でスキルを身に付けたい方に最適な資格となっているのです。
資格手当が充実した企業の選考を受ける人
資格手当が充実した企業の選考を受ける人にも、就活対策としてLPICの取得をおすすめします。LPICはIT業界では高い知名度を誇る資格であり、多くの企業が資格手当・報奨金を支給しています。LPICなどの資格保有者に対して手厚い資格手当を支給している企業に応募するなら、選考で面接官に好印象を与えられることに加えて、入社後すぐに収入アップの効果が得られます。
ただしLinuxを扱う機会が少ない企業や、資格よりも経験・実績を重視する企業の場合、LPICが資格手当の支給対象ではないことも考えられます。収入アップを兼ねた就活対策のためにLPICを取得するなら、事前に応募企業の福利厚生についてリサーチしておくことが大切です。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
4.就活におけるLPICとLinuCの違い
就活対策に役立つインフラエンジニア向けの資格として、LPICと同様のLinux技術者認定試験の一種である「LinuC」が挙げられます。LinuCは、LPICの試験をベースとして、日本市場向けに最適化した試験となっているのが特徴で、LPICは世界中で通用する国際資格ですが、LinuCは日本国内でのみ評価される資格となっています。
LPICは試験の日本語訳に違和感を抱える方も少なくありませんでしたが、日本国内向けのLinuCであれば読みやすい日本語での出題となるため、未経験から取得するのであればLinuCの方が合格難易度は低くなります。ゆくゆくは外資系企業や海外企業への入社を目指したい場合にはLPIC、そうでない場合はLinuCを優先的に取得して、就活に役立てることをおすすめします。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
5.LPICを活かせる就職先・職種
最後に、就活でLPICの資格を活かしやすい就職先・職種についてご紹介します。
-
・サーバーエンジニア・ネットワークエンジニア
・セキュリティエンジニア
・クラウドエンジニア
これらの職種を目指す場合には、特にLPICの資格が有用になるので、今後のキャリアプランの一つとして組み込んでみてください。
サーバーエンジニア・ネットワークエンジニア
インフラエンジニアの一種に分類されるサーバーエンジニア・ネットワークエンジニアは、どちらもLPICの資格を活かしやすい職種です。どちらも企業のITインフラを手掛ける職種で、Linuxを扱う機会も豊富なので、LPICで学んだ知識・スキルを活かして経験を積むことができます。サーバーエンジニア・ネットワークエンジニアは、インフラエンジニアの中でも未経験から挑戦しやすい業務が多く、新卒採用で求人を出している企業も多いです。就活対策としてLPICを取得しておけば、より内定を獲得しやすくなるでしょう。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、インフラエンジニアの中でも情報セキュリティを専門とする職種で、強固なセキュリティ対策を備えたシステムの開発や、企業全体のセキュリティポリシーの策定などの業務に携わります。セキュリティエンジニアの業務でもLinuxを扱う場面が多く、LPICで学べるネットワークや情報セキュリティの知識を活かしやすいメリットがあります。サーバーエンジニア・ネットワークエンジニアの経験を積んだ方がキャリアアップを目指す職種として、高収入・好待遇が期待できるので、ぜひキャリアプランに組み込んでみてください。
クラウドエンジニア
クラウドエンジニアとは、クラウド環境でITインフラの設計・構築・運用などを手掛ける職種です。サーバー機器・ネットワーク機器を扱う従来のオンプレミス環境ではなく、近年ではクラウド環境でITインフラを構築し、運用する企業も増えています。それに伴ってクラウドエンジニアの需要も上昇しており、今後の将来性が高い職種としても注目を集めています。クラウド環境でITインフラを扱うとしても、必要とされる知識・スキルはオンプレミス環境と変わらないため、LPICの資格を取得しておくと就職・転職でも有利に働きます。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
6.まとめ
LPICは就活を有利に進められる資格であり、インフラエンジニアやサーバーエンジニアの求人に応募する際には、特に高く評価される傾向にあります。LPICを取得することでLinuxを扱うスキルが身についていることをアピールできるほか、インフラ分野への志望意欲を伝えたり、エンジニアとしての適性をアピールできるメリットがあります。
一方で、Linuxを扱わない企業・職種に応募する場合や、資格よりも実務経験が重視される職場では、LPICの資格は評価されにくいこともあります。未経験からインフラエンジニアを目指したい人や、将来性あるスキルを身に付けたい人にもおすすめの資格となっているので、ぜひLPICの試験対策に取り組んでみてください。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
就活アドバイザーに相談してみる