
- 1.新卒の志望動機で企業が見ているポイント
- 2.新卒の志望動機を書くための事前準備
- 3.新卒の志望動機におすすめな基本構成・テンプレート
- 4.新卒の志望動機で好印象を与える例文
- 5.新卒の志望動機で興味を引きつける「書き出し」例文
- 6.新卒の志望動機を書く時の注意点
- 7.まとめ
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1.新卒の志望動機で企業が見ているポイント
新卒で就活を有利に進めるためには、企業が志望動機でどのような点を重視しているのかを把握しておくことが大切です。ここでは新卒の志望動機で面接官がよく見ているポイントを3つご紹介します。
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・自社に興味を持った理由
・自社の事業内容・風土への理解度の高さ
・将来活躍できるポテンシャル
それぞれ詳しく解説しましょう。
自社に興味を持った理由
新卒の志望動機では、自社に興味を持った理由を重視する企業が多いです。自社のどのような点に引かれたのか、なぜ興味を持つようになったのかを把握することで、応募者の性格・価値観について詳しく知ろうとする意図があります。新卒採用では、入社時点で持っているスキル・知識よりも自社とのマッチ度を重視する企業が多いため、一人ひとりの性格・価値観を重点的にチェックしています。
応募企業へ興味を持った理由は、応募者にとっても入社後のミスマッチを防ぐために重要な要素なので、就活に取り組む際には十分に自己分析しておくことが大切です。企業に対して見栄えの良い志望動機ではなく、自分の本心や本音が伝わるような志望動機が望ましいです。
自社の事業内容・風土への理解度の高さ
新卒の志望動機で企業が見ているのは、自社の事業内容・風土への理解度の高さです。就活を通じて、どれだけ深く企業研究できているのかが評価の対象となります。企業への理解が不十分なまま志望動機を提出してしまうと、志望度が低い応募者とみなされてしまったり、他社の志望動機の使い回しではないかと思われたりする可能性があります。
競合他社との違いや、応募企業ならではの強み・魅力について明確に伝えられると、高い志望意欲を持って応募している学生という印象を与えることができます。そのためにも、就活では徹底した企業研究に取り組むことが不可欠なのです。
将来活躍できるポテンシャル
新卒の志望動機では、将来自社で活躍するポテンシャルがあるかどうかも見られています。入社する段階では即戦力として活躍できるスキル・経験を求められることは少ない一方で、明確なキャリアプランを持っていたり、仕事に取り組む上で必要なビジネススキルが備わっていたりと、将来自社で活躍できるポテンシャルを持った人物は高く評価されるからです。
自社の業務に取り組む高いモチベーションや、これまでの部活動やアルバイトを通じた課題解決能力・コミュニケーション力などが、ポテンシャル採用では評価されやすいポイントです。これらの評価軸を踏まえて志望動機を作成すると、新卒採用でライバルと差をつけながら選考に臨めるでしょう。
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2.新卒の志望動機を書くための事前準備
エントリーシートや履歴書で新卒採用のための志望動機を書く時には、企業に評価されやすい内容をまとめるためにも、事前にアピール材料を用意しておく必要があります。ここでは新卒の志望動機を書くにあたって押さえておきたい事前準備として、下記の3つをご紹介します。
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・業界・企業を選んだ理由を明確にする
・応募企業の「求める人物像」を調べる
・入社後のキャリアプランを描く
志望動機を書き始める前に、まずはこれらの要素を洗い出しておきましょう。
業界・企業を選んだ理由を明確にする
新卒採用で魅力的な志望動機を書くためには、業界・企業を選んだ理由を明確にしておくことが大切です。たとえばIT業界のシステムエンジニアを目指して就活に臨むなら、「なぜIT業界なのか?」「システムエンジニアを選んだ理由は?」という問いに対して、明確に答えられる理由を用意するのが望ましいです。
明確な志望理由が思いつかない場合には、他業界・他職種との違いに焦点を当てながら考えてみると良いでしょう。他業界と比べた時のIT業界のメリット、営業職や事務職、プログラマーにないシステムエンジニアの魅力についてフォーカスしてみると、説得力のある志望動機を用意しやすくなります。
応募企業の「求める人物像」を調べる
新卒で提出する志望動機を書くために、事前に応募企業の「求める人物像」を調べておくことは欠かせません。求める人物像とは、その企業で活躍している社員の特徴をもとに作成されることが多く、応募企業との相性が良い人物の特徴が一覧になっています。求める人物像に沿って自分の強みをアピールすると、企業にとって魅力的な人物であると印象付けることができるのです。
求める人物像を把握しないまま、自分の強み・アピールポイントだけを並べて志望動機を提出してしまうと、企業研究が不十分で自社とマッチしない人物であると評価される可能性があるのでご注意ください。
入社後のキャリアプランを描く
新卒の志望動機を作成する前に、応募企業に入社した後のキャリアプランを描いておくのもおすすめです。内定獲得がゴールではなく、入社後の働き方や将来のビジョンについて明確に伝えられると、志望意欲の高い人物として評価されやすくなります。理想のキャリアプランを叶えるための企業選びをアピールできるので、説得力の高い志望動機を作りやすくなるでしょう。
また、長期的なキャリア形成を考える上でも、将来のキャリアプランを作っておくことは有利に働きます。自分にとっての理想の働き方を踏まえ、そのキャリアに役立つ企業・職種を選んだり、スキル・資格を身につけたりするのがおすすめです。
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3.新卒の志望動機におすすめな基本構成・テンプレート
新卒で志望動機を作成する時には、企業に評価されやすい志望動機の基本構成・テンプレートを押さえておくと書きやすくなります。企業にとっても読みやすい志望動機を作ることにつながるので、基本の書き方を身につけておきましょう。
志望動機の基本的な構成は、書き出し・本文・締めくくりの3部構成がおすすめです。
書き出し
「書き出し」では志望動機の結論について述べながら、面接官にとって興味が引かれる志望理由を伝えるのが効果的です。その企業を選んだ理由について、簡潔な表現で伝えて志望動機の要点を伝えましょう。
本文
「本文」では、企業を選んだ理由について、具体的な根拠とともに深掘りして書くのがおすすめです。その企業に魅力を感じた理由や就活の軸について、自分自身の価値観とともに伝えると、自分だけの志望動機を作ることができるでしょう。その際には、過去のエピソード・体験談を詳しく盛り込むようにすると、マニュアルやテンプレート通りではない独自性ある志望動機として、企業に評価されやすくなります。
締めくくり
「締めくくり」では、最後に入社後の働き方や目標、意気込みなどについて触れながら、志望動機全体をまとめると良いでしょう。入社後のキャリアプランが明確に定まっていることをアピールできれば、企業にとって応募者を採用するメリットを感じやすくなり、内定にも直結します。入念な企業研究をもとに、入社後の働き方のイメージを膨らませておきましょう。
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4.新卒の志望動機で好印象を与える例文
ここからは新卒の志望動機を作成する時の参考として、3つの例文をご紹介します。魅力を感じたポイント別にご紹介しますので、自分の志望動機を書く時のヒントとして活用してみてください。
社風・風土に魅力を感じた例文
私が貴社を志望したのは、社歴や役職に関わらず意見交換し、チームで団結してより良いサービスを開発する社風に魅力を感じたからです。私は大学2年生の頃に居酒屋のアルバイトで働いていた時、力を入れたい新メニューの売り上げアップのためにどのようにPRしたら良いかをアルバイトのメンバーで意見を出し合いながら考える経験をしました。意見交換を通じてLINE登録特典として新メニューのクーポンを配布した結果、目標の販売数をクリアしてスタッフ全員がボーナスを受け取ることができました。この経験を通じて、社会人になってからもお互いの意見を出し合いながら、より良いサービスや商品作りに取り組みたいと考えたので、今回応募いたしました。
事業内容に魅力を感じた例文
子育て世帯向けの写真共有アプリの開発に取り組んでいることに魅力を感じ、貴社を志望しました。私は日本の少子高齢化という課題を解決するために、子育て世帯向けのITサービスの開発に取り組みたいと考えており、IT業界の中でも子育て世帯向けのサービス開発に積極的な貴社に魅力を感じました。単なる写真共有アプリの開発にとどまらず、世界中の家族にとってのインフラを構築しようとするミッションに共感し、ぜひそんな理念を掲げる職場で働きたいと考えています。内定をいただいた際には、学生時代に独学で取り組んできたiOS向けアプリ開発の知識・経験を活かして、現場の最前線で活躍したいと思っています。
制度・条件に魅力を感じた例文
私は「人財を育む」ことをコンセプトとした教育制度に魅力を感じ、貴社に応募しました。私はこれまで独学でプログラミング学習に取り組み、インターンではWebアプリの開発にも携わってきました。しかし一人前のプログラマーとしてはまだ実力不足であると感じているため、自主的なスキルアップを支援する環境で仕事にも勉強にも取り組みたいと考えています。大学のプログラミング研究会で徹夜でWebアプリの開発に取り組んだ頃と同じ熱意でスキルを磨き、一刻も早く貴社の業績アップに貢献できるようなIT人財になりたいと思います。
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5.新卒の志望動機で興味を引きつける「書き出し」例文
ここまで新卒向けの志望動機の例文についてご紹介してきましたが、志望動機を作るにあたって多くの方が難しいと感じるのが、「書き出し」の部分です。志望動機の最初の入りをどのように書けば良いのか思いつかず、手が止まってしまう方は、次の5つのパターンの書き出しを参考にしてみてください。
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・社風・風土に注目するパターン
・企業理念に注目するパターン
・将来のビジョンに注目するパターン
・過去の経験に注目するパターン
・自分の強みに注目するパターン
上から順番にご紹介します。
社風・風土に注目するパターン
「貴社の○○な社風に魅力を感じ、私の●●という強みを活かして働きたいと考えました。」
「私は会社説明会で○○さんの話をうかがい、●●な組織文化があることに興味を引かれて応募しました。」
企業理念に注目するパターン
「貴社の○○というミッションに共感し、ぜひ●●として活躍したいと考えて志望しました。」
「私が貴社を志望したのは、企業理念に掲げる○○の考えのもとで働きたいと考えたからです。」
将来のビジョンに注目するパターン
「貴社でなら私が理想とする○○なシステムエンジニアになれると考え、志望しました。」
「貴社で活躍する○○さんのようなキャリアを歩みたいと考え、応募しました。」
過去の経験に注目するパターン
「私は幼少期から○○に興味を持っていたため、●●を扱う貴社で働きたいと考えました。」
「私はアルバイトで働く時に○○という経験をしたことをきっかけに、●●を手掛ける貴社を志望しました。」
自分の強みに注目するパターン
「私の○○という強みを活かして働きたいと思い、●●に携わる貴社を志望しました。」
「貴社の○○な組織文化であれば、自身の●●という長所を活かせると考え、応募しました。」
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6.新卒の志望動機を書く時の注意点
最後に、新卒の志望動機を書くにあたっての注意点をご紹介しましょう。
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・結論ファーストで伝える
・具体的なエピソードや数値を入れる
・履歴書とESとの重複を避ける
面接官の印象に残りにくい志望動機、または悪印象を与えてしまう志望動機にならないためにも、これらのポイントを踏まえて履歴書・エントリーシートを作成してみてください。
結論ファーストで伝える
志望動機を含めた履歴書・エントリーシートを作成する際には、必ず結論ファーストで伝えることを心掛けましょう。志望動機であれば、応募した理由について最初に伝え、その理由を盛り込む流れがおすすめです。結論ファーストではなく、最後まで読まなければ結論がわからない書き方にしてしまうと、それを読む面接官にとってアピールしにくい志望動機になってしまいます。
また、結論ファーストはビジネスの現場で欠かせない書き方でもあるため、基礎的なビジネススキルが備わっていないと判断される危険性もあります。志望動機を書き終えた際には、結論ファーストで書けているかを必ずチェックするようにしましょう。
具体的なエピソードや数値を入れる
効果的な志望動機をアピールするためには、具体的なエピソードや数値、固有名詞などをなるべく盛り込むのがおすすめです。抽象的な表現ばかりではなく、自分しか経験していないような独自のエピソードを入れることにより、面接官の印象に残りやすい志望動機を作ることができます。
特別な経験・経歴がなかったとしても、オリジナリティあるエピソードを盛り込むだけで面接官の興味を引くことができるので、ぜひ実践してみてください。
履歴書とESとの重複を避ける
新卒で志望動機を書く場合、履歴書・エントリーシートで2箇所記入する欄があります。この2つで同じ内容を書いてしまうと、手抜きの応募書類と思われてしまうため注意が必要です。履歴書では企業の社風・風土に関する志望動機、エントリーシートでは応募職種のやりがいについての志望動機など、それぞれ異なる内容で埋めるのが効果的です。
またはエントリーシートに書いた志望動機の要約を履歴書の欄に記入するのも有効なので、入力欄に合わせて読みやすくなるように工夫しながら記載してみましょう。
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7.まとめ
新卒向けの志望動機では、企業は自社に興味を持った理由や事業内容・風土への理解度について重点的に評価しています。これらの企業が見ているポイントを踏まえて、業界・企業を選んだ理由や応募企業の「求める人物像」をもとに志望動機を作成してみると良いでしょう。
本記事で解説してきた志望動機の基本構成・例文、迷うことが多い「書き出し」の例文も参考にしながら、自分自身の魅力が企業に伝わる志望動機を作成しましょう。
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