UIデザインの独学におすすめな5つの勉強法!未経験からUIデザイナーになるコツ

UIデザインの独学におすすめな5つの勉強法!未経験からUIデザイナーになるコツ
UIデザインは、WebサイトなどのITサービスにおいて、ユーザーが目にするページや操作するボタンのことを指します。ユーザーにとって使いやすいWebサービスを実装するために欠かせないのがUIデザインであり、WebデザイナーやWebエンジニアが活躍するために習得しておきたいスキルとなっています。

UIデザインはWeb開発の現場で実践を通じて学ぶことが多いですが、就活対策の一環としてUIデザインを独学しようと考える方も多いです。UIデザインを独学で習得したことをアピールできれば、Web業界への就活でも有利に働きます。

本記事では、UIデザインの独学におすすめな勉強法を5つご紹介しながら、未経験からUIデザイナーやWebデザイナーになるためのコツを解説します。UIデザインを活かせる就職先や、UIデザインを学ぶ時の注意点についても取り上げているので、ぜひ最後までご覧ください。

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1.UIデザインとは?

UIデザインとは、Webサイトやアプリの開発において、ユーザーが触れる部分をデザインすることを指します。UIは"User Interface"の略称で、ユーザーとITサービスの接点という意味があります。Webサイトにおいては、ユーザーが閲覧するWebページやクリックするボタン、入力するテキストボックスなどがUIに相当します。

こうしたUIデザインが優れているWebサイトは、そのサイトを訪れるユーザーにとって目的を果たしやすいものとなっているため、企業側が望むアクションを起こしやすくなる傾向にあります。たとえばECサイトで商品を購入する操作がわかりやすく、注文完了までがスムーズに終えられるUIが実装されていれば、ECサイトでの売上が増えて企業の業績が上がるという仕組みです。

そのためWeb制作やスマホアプリ開発の現場では、高いプログラミングスキルを持ったエンジニアだけではなく、UIデザインに精通したUIデザイナーが求められているのです。

UIデザイナーの仕事内容

UIデザインの専門家であるUIデザイナーは、主にWeb開発の現場にて優れたUIの実装に携わるのが仕事です。HTML/CSSなど、Webサイトをマークアップするための言語も活用しながら、ユーザーにとって使いやすく、企業の業績に貢献するUIデザインを実装します。Web制作プロジェクトを統括する立場のUIデザイナーであれば、プロジェクトの企画段階から携わり、Webサービスの設計やサイトデザインを含めて担当することもあります。

UI・UXの違い

Web開発の現場でUIとともに重視されるのが、"User Experience"を意味する「UX」です。UIはユーザーとITサービスとの接点を意味するのに対して、UXはITサービスに触れるユーザーの体験を指す言葉です。優れたUIデザインを実装した結果、ユーザーのUXが向上し、Webサービスを使う上での満足度が高まるという関係性にあります。

そのためUIデザインを実装する際には、そのUIに触れたユーザーが感じるUXについてイメージしながら、ユーザー視点に立ってWebサイトを実装する必要があります。

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2.UIデザインの独学におすすめな5つの勉強法

WebデザイナーやUIデザイナーになるためにUIデザインを独学する場合、次のような勉強法で学ぶのが効果的です。
 

  • ・動画サイト・学習サイトで基礎を身につける

    ・参考書でUIデザインを体系的に学ぶ

    ・UIデザインソフトで手を動かして学ぶ

    ・手本となるUIデザインに多く触れる

    ・UIデザイナーからのフィードバックを受ける


一つひとつ順番に解説しますので、UIデザインの学習プランを考える参考にしてみてください。

動画サイト・学習サイトで基礎を身につける

UIデザイン初心者の方が独学を始める場合、まずは動画サイトや学習サイトを通じて基礎を身につけるのがおすすめです。現役のUIデザイナーが基礎知識をわかりやすく解説している動画をチェックすることで、いきなり参考書などを読むよりも頭に入ってきやすくなるからです。YouTubeやUdemyといった配信サイトを活用すると、UIデザインの基礎を学べる動画が豊富に見つかるでしょう。

参考書を読むと眠くなってしまう方や、勉強が長続きしない方なら、特に動画サイト・学習サイトからスタートするのがおすすめです。

参考書でUIデザインを体系的に学ぶ

次に、UIデザインの参考書を使って体系的に知識を身につけると良いでしょう。動画サイト・学習サイトで学んだ基礎知識を、参考書を使ってより体系的な知識にアップデートするのが効果的です。書籍であればUIデザインを実装する時のリファレンスとしても参照できるので、教科書のような存在として活用してみると良いでしょう。

UIデザインは、トレンドや流行に左右されるものではなく時代によって大きく変化することは少ない分野ですが、スマホユーザーを想定した現代に合ったUIデザインを学ぶために、出版年月が最近のものを選ぶと良いでしょう。

UIデザインソフトで手を動かして学ぶ

UIデザインを独学する際には、実際に手を動かしてUIデザインを実装しながら学ぶのがおすすめです。UIデザインは知識があれば誰でも実装できるというわけではなく、UIデザインソフトを手段として使いこなす必要があるからです。入社後に使用するUIデザインソフトがわかっている場合には、そのソフトの扱いに慣れておくことで就活を有利に進められるメリットもあります。

UIデザインに用いられる代表的なソフトとしては、「Adobe XD」「Sketch」「Figma」などが挙げられます。UIデザインを独学する段階では、自分の使いやすいものを選んで構いません。就活対策をスタートするタイミングで、入社後に必要なUIデザインソフトの操作を習得すると良いでしょう。

手本となるUIデザインに多く触れる

独学でUIデザインスキルを向上させるために、手本となるUIデザインに多く触れることも有効です。UIデザインに優れたWebサイトやスマホアプリに多く触れることで、UIデザインに対する経験値が増え、感性やセンスが磨かれるメリットがあります。優れたUIデザインを自分でもトレースして実装してみることで、より実践的なスキルを習得できるでしょう。

UIデザインをトレースする際には、どのような目的でそのUIを実装したのか、背景をイメージしながら手を動かすのも効果的です。UIデザインソフトの扱いに慣れることにも役立つので、ぜひ実践してみてください。

UIデザイナーからのフィードバックを受ける

独学でUIデザインを学び、自分でUIデザインを実装した作品ができたら、先輩のUIデザイナーからのフィードバックを受けるのがおすすめです。現役のUIデザイナーからの評価を受けることで、良い部分・悪い部分を客観的に把握できるメリットがあるからです。UIデザイナーやWebデザイナーのOB・OGがいるならその先輩に連絡を取る、そうした相手がいない場合にはSNSなどを利用して他者からのフィードバックを求めてみると良いでしょう。

UIデザインは自分一人だけで学んでいると、使いにくいUIになっていることに気づくことができず、独りよがりになってしまう可能性があります。UIデザインを独学している段階から、積極的に周りの人からのフィードバックを求めるようにしましょう。

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3.UIデザインの独学に役立つ資格

UIデザインを独学する際には、明確なゴールを定めてモチベーションを維持するためにも、資格取得を目標として勉強に取り組むのがおすすめです。下記のような資格はUIデザイナー・Webデザイナーとしての就活にも役立つので、ぜひ受験してみると良いでしょう。
 

  • ・ウェブデザイン技能検定

    ・Webクリエイター能力認定試験

    ・アドビ認定プロフェッショナル


それぞれ詳しくご紹介しましょう。

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は、Web開発に携わる方向けの国家資格であり、HTML/CSSやJavaScriptを使ったWeb開発や、インターネットに関する基礎知識などを習得できるのが特徴です。3級・2級・1級の3つの難易度が用意されており、2級以上は一定の実務経験を持つことが受験資格とされています。未経験からUIデザインを学ぶのであれば、まずは3級からスタートすると良いでしょう。

ウェブデザイン技能検定の試験では、マーク方式の学科試験と、課題選択式の実技試験が設けられていることに注意しましょう。試験日程は年4回ほどの開催となっており、事前に試験スケジュールを確認した上で受験申し込みに進む必要があります。

Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験とは、Webエンジニア向けのデザインスキル・コーディングスキルを証明する民間資格です。「スタンダード」「エキスパート」の2つの難易度が用意されており、習熟度に合わせた受験が可能です。2つのカメラを用意して自宅から受験する「リモートWebテスト」にも対応しているため、学業や就活で忙しい方でも受験しやすいメリットがあります。

資格対策のための公式問題集やテキストが販売されており、受験資格も特に設けられていないため、初めてWebデザイン系の資格を取得する方にもおすすめです。

アドビ認定プロフェッショナル

アドビ認定プロフェッショナルとは、デザインソフトや画像編集ソフトなどを手掛けるAdobe社が提供する認定資格であり、Adobe社の製品を扱うスキルを持っていることを証明できるのが特徴です。PhotoshopやIllustratorなど、Web開発やUIデザインの現場で用いられるデザインソフトが対象となっているので、デザインソフトの扱いを習得するために受験してみるのもおすすめです。

なお、アドビ認定プロフェッショナルの試験は、Photoshop・Illustrator・Premiere Proの3つのソフトごとに実施され、各バージョンごとの試験が用意されています。第一志望の企業の採用情報で使用するデザインソフトやバージョンの指定がある場合には、それに合わせて試験を受けると良いでしょう。

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4.UIデザインを独学する上での注意点

UIデザインは独学が難しいスキルというわけではなく、実務未経験からであっても実践的な知識を身につけることは可能です。ただしUIデザインの独学にあたっては、将来の就活を見据えて注意すべきポイントがあります。
 

  • ・デザイン性よりもユーザー視点を重視する

    ・Web・ゲーム・アプリなど種類ごとのUIデザインを押さえる

    ・未経験からはスクールを活用するのも選択肢


ここでは上記3つの注意点を解説しますので、UIデザインの独学をスタートする前にぜひ押さえておいてください。

デザイン性よりもユーザー視点を重視する

UIデザインについて学習する際には、優れたデザイン性を追求するのではなく、ユーザーにとって使いやすいデザインを重視することが大切です。UIデザインは、独創性やクリエイティビティが求められることはなく、Webサイトやアプリの使いやすさが最も重視されます。そのため自分のデザインスキルでオリジナリティあるWebサイトを実装したい方には、やや不向きな仕事と言えます。UIデザインの意味や目的について十分に理解した上で、独学に取り組むことが大切です。

Web・ゲーム・アプリなど種類ごとのUIデザインを押さえる

UIデザインを独学する際には、Web・ゲーム・アプリなど、ITサービスの種類に応じたUIデザインを押さえておくのも大切です。UIデザインは、そのITサービスを使用するユーザーの属性や目的などに応じて、最適なものが変わってきます。たとえばパソコンからアクセスするユーザーが多いITサービスで、スマホ向けに特化したUIデザインを実装してしまうと、ユーザーにとって使いにくいものとなってしまうでしょう。あくまでもユーザーの視点に立ち、使いやすいデザインとはどのようなものかを追求しながらUIデザインを学びましょう。

未経験からはスクールを活用するのも選択肢

IT系・情報系未経験からUIデザインについて学ぶ場合、効率的にスキルを習得するためにも、独学ではなくスクールを活用するのが一つの選択肢です。UIデザインのプロである講師から基礎を学ぶことで、独学するよりも素早く実践的なスキルを身につけられる可能性が高いからです。独学と比べると費用は高額になるものの、短時間でUIデザインをマスターしたい方は、ぜひ試してみると良いでしょう。

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5.UIデザインスキルを活かせる就職先

最後に、独学で学んだUIデザインスキルを活かせる就職先についてご紹介します。
 

  • ・Web制作会社

    ・広告代理店

    ・アプリ開発会社


上記3つの就職先を詳しく解説しますので、就活での就職先選びの参考にしてみてください。

Web制作会社

Web制作会社は、WebサイトやWebアプリの開発に取り組む企業のことを指します。自社開発もしくは受託開発でWebサービスの開発に携わり、UIデザイナーやWebデザイナー、Webエンジニアといった職種が活躍しています。Web業界の最前線で活躍する企業なので、UIデザインスキルを活かしてWebサイト・Webアプリの実装に取り組みたい方におすすめです。

広告代理店

広告代理店でも、UIデザイナーを積極的に募集しているケースが多いです。ユーザーに広告を見てもらうことに特化して、Webサイトやスマホ向けの広告デザインを手掛けるのが主な業務内容です。UIデザインだけではなく、グラフィックデザインに携わる機会も多いため、Web開発よりもデザイン系・クリエイティブ系の仕事に就きたい方に向いている就職先です。

アプリ開発会社

スマホ向けのアプリ開発会社では、スマホアプリに特化したUIデザイナーを募集していることがあります。できるだけ長く自社のスマホアプリをユーザーに使ってもらうために、より使いやすく親しみやすいUIデザインを実装するのが仕事です。スマホアプリ開発の需要は豊富で、UXの向上のためにUIデザインを重視する企業も多いため、UIデザインスキルを活かしてスマホアプリ開発に取り組んでみたい方におすすめです。

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6.まとめ

UIデザインは、ユーザーとITサービスの接点のことを意味し、WebサイトではWebページやクリックするボタンなどを指します。UIデザインは、ユーザーにとって使いやすいITサービスを実装するために欠かせないスキルなので、近年高い需要が見込まれているスキルでもあります。

UIデザインの独学に取り組む場合には、まずは動画サイトや学習サイトで基礎を身につけた上で、UIデザインソフトを扱いながら実践的なスキルを習得するのが有効です。手本となるUIデザインに多く触れたり、先輩のUIデザイナーからのフィードバックを受けたりすることもおすすめです。

本記事で解説してきたUIデザインについての注意点や、将来の就職先についても参考にしながら、独学に取り組んでみてください。

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