インターンで気をつけること|受付・自己紹介・NG行動まで完全対策

インターンで気をつけること|受付・自己紹介・NG行動まで完全対策
就活生向けのインターンといえば、学生に対して仕事を教えてくれたり、社員の働き方を見せてくれたりといったイメージがありますが、企業側には優秀な学生に対して早期内定を出して、早めに人材を確保しようとする意図が隠れていることがあります。学生気分やお客様気分のままでインターンに参加していると、人事担当者からの評価が下がって本選考にも影響してしまう可能性が出てきます。

そのためインターンに参加する時には、応募書類や面接などの選考、インターンの参加前・参加後を含めて、気をつけるべきことが多くあります。本記事では、就活生向けのインターンで気をつけることについて、各シチュエーションごとにご紹介します。インターンに参加する上での注意点や心構えを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
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1.インターンシップで気をつけるべき理由

インターンシップは、就業体験を通じて業界や企業への理解を深める貴重な機会です。しかし、単に「社会勉強」や「お試し体験」と捉えてしまうと、重要なチャンスを逃してしまうかもしれません。
実際には、インターンは本選考と密接に結びついており、企業の採用活動の一環として行われるケースも少なくありません。ここでは、インターンに参加するうえで気をつけるべき理由を3つの観点から解説します。

インターンは本選考の前哨戦

多くの企業が、インターンを本選考の前段階として活用しています。特に総合職や技術職を中心に、インターン参加者に対して早期選考や特別ルートを案内する企業が増えており、エントリーシートや面接の評価は、すでに選考の一部として扱われていると考えたほうがよいでしょう。

たとえ1dayインターンであっても、参加態度や発言内容は記録されることがあり、数ヶ月後の本選考で「過去にどうだったか」が見られる可能性もあります。つまり、「本番ではないから大丈夫」と油断してしまうと、後々に悪影響を及ぼすリスクもあるのです。

企業がインターンを実施する意図

企業がインターンを開催する理由には、以下のような目的があります。
 

  • ・早期に優秀な学生を囲い込むための採用活動

  • ・自社業務や業界理解を促進する教育的な目的

  • ・企業認知度やイメージ向上を図る広報活動


このように、インターンは単なる“体験”ではなく、企業にとっては戦略的な施策です。企業側が真剣に臨んでいるからこそ、学生側にも一定の準備と覚悟が求められます。

企業の立場に立って考えてみると、「自社の魅力を伝えたうえで、適性ある人材と出会いたい」という意図が明確です。参加者としては、その期待に応える姿勢を持つことで、評価や信頼につながります。

インターンでの印象が就活に与える影響

インターン中の立ち振る舞いは、採用担当者や社員にとって「その人の人柄や仕事への向き合い方」を知る絶好の機会です。挨拶・報連相・態度などの基本行動から、グループワークでの役割や発言まで、すべてが評価対象になり得ます。

特に注意したいのが、「何をしたか」よりも「どう取り組んだか」です。成果よりもプロセスや姿勢が見られており、積極性や柔軟性、周囲との協調性といった要素が就活での印象に直結します。

また、インターン中の言動が社内で共有されることもあり、本選考の面接で「あのときの印象が良かった/悪かった」と言及されるケースもあるため、常に社会人としての意識を持って行動しましょう。

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2.インターンの選考で気をつけること

インターンに参加する際には、アルバイトの面接や就活本番と同じように、書類選考や面接試験が用意されることがあります。就業体験が中心の短期インターンではなく、実務を任されて時給も発生する長期インターンでは、特に厳しく選考が行われる傾向にあります。そうしたインターンの選考で気をつけることとして、下記の3つを解説します。
 

  • ・インターン参加の目的を明確にしておく

  • ・業界研究・企業研究に取り組む

  • ・面接でのマナーを押さえておく

  • ・適性検査の対策をしておく


一つひとつ詳しくご紹介しましょう。

インターン参加の目的を明確にしておく

インターンの選考に臨む際には、インターン参加の目的を明確にしておくことが大切です。インターンのプログラムを通じて何を得たいのか、将来の就活に向けてどのような経験を積みたいのかを決めておくことで、インターンの時間を有意義なものにすることができます。インターン参加の明確な目的があれば、応募理由や志望動機について問われた時にも、説得力ある回答を伝えることができるでしょう。

たとえば、自分に足りないスキルが何なのかを知るために参加するパターンや、インフラエンジニアの仕事内容を詳しく理解するために参加するパターン、受託開発企業の働き方が自分にマッチしているかを調べるために参加するパターンなどが挙げられます。数ヶ月にわたって実務に携わる長期インターンの場合、特に目的意識が重要になりますので、就活の一環としてじっくりと考えておきましょう。

業界研究・企業研究に取り組む

インターンに参加する時に気をつけることとして、事前に業界研究・企業研究に取り組んでおくことが挙げられます。十分に業界研究・企業研究を済ませておかなければ、インターンに参加したとしても得るものが少なく、就活対策に役立たないことも考えられるからです。少なくともインターンに参加する企業が、業界でどのような立ち位置なのか、どのような強みを持っているのかを把握した上で、選考に臨む必要があります。

業界や企業についての理解を深めておくことで、書類選考や面接でも高い志望意欲を伝えることができるので、インターンの選考に通過しやすくなるメリットもあります。今後の就活においても必ず役立つので、ぜひ業界研究・企業研究に取り組んでおきましょう。

面接でのマナーを押さえておく

面接試験があるタイプのインターンで気をつけたいのが、面接における基本的なマナーについてです。入退室や着席のタイミング、挨拶や敬語についても評価の対象となっていることがあるからです。就活の本選考と比べると厳格なマナーが問われることは考えにくいですが、ビジネスマナーが身についていないと判断されるとインターン生として社内に迎えるのは不適切と評価され、選考に落ちる原因になってしまいます。

ただしITベンチャーやスタートアップ企業を中心として、カジュアルな雰囲気での面接を行っているところも少なくありません。そうした企業のインターン面接では、ビジネスマナーよりも人柄・価値観について深掘りされることも多いです。覚えた面接マナーを機械的に実践するのではなく、インターンを受け入れる企業の雰囲気に合わせた立ち居振る舞いを心掛けましょう。

適性検査の対策をしておく

インターン選考では、エントリーシートや面接に加えて、適性検査(Webテストや筆記試験)を課す企業も増えています。特に有名企業や人気業界では、応募者数が多いため、一定の基準でふるいにかけるための手段として適性検査が活用されています。

適性検査にはSPIや玉手箱、TG-WEB、GABなどさまざまな形式があり、それぞれ出題傾向や時間配分が異なります。中には、限られた時間で高い正確性が求められるものもあり、「慣れの有無」が結果を大きく左右します。そのため、早い段階から練習問題や模擬試験を通じて形式に慣れておくことが非常に重要です。

また、適性検査は「地頭」を見ているというよりも、タイムマネジメントや基礎力、ケアレスミスの少なさなどが問われるケースが多いため、日頃から集中して取り組む練習が求められます。

さらに、適性検査の結果はインターンだけでなく、本選考でも利用される場合があるため、「インターンだから軽く考えていい」と油断せず、就活本番と同じ気持ちで取り組みましょう。

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3.インターンの参加前に気をつけること

次に、インターンへの参加が決まった後、プログラムが開始する前に準備しておきたい3つのポイントをご紹介します。
 

  • ・企業との連絡ではビジネスマナーを守る

  • ・プログラムの内容を十分に理解しておく

  • ・清潔感ある身だしなみを整える

  • ・受付での挨拶や話し方

  • ・自己紹介の準備をしておく


これらのポイントを踏まえながら、インターンに参加する準備を整えましょう。

企業との連絡ではビジネスマナーを守る

インターン参加前には、企業とのメールや電話でのやり取りが発生する場面があります。この段階からすでに「社会人としての基本マナー」が見られていると考え、丁寧かつ迅速な対応を心がけましょう。

メールでは、件名・宛名・署名を忘れずに記載し、文体は敬語で統一します。返信は24時間以内が目安で、遅れる場合はその旨を伝えると好印象です。また、誤字脱字や敬語の使い方も見直してから送信するのが基本です。

電話の場合は、時間帯に配慮し、始めと終わりにきちんと挨拶を入れましょう。名乗らずにいきなり要件を話すことや、無言で電話を切るといった行動はNGです。

こうした連絡ひとつで印象が左右されることもあるため、「学生」ではなく「社会人の一員」という意識を持ってやり取りに臨むことが大切です。

プログラムの内容を十分に理解しておく

インターンの選考に通過した際には、これから参加するプログラムの内容を十分に確認しておくことも大切です。体験する仕事内容や、任される実務について把握しておくことで、効率的にインターンプログラムを進められるメリットがあります。事前学習が必要なプログラムであれば、参加前に勉強を済ませておくことで企業にも好印象を与えられるでしょう。

何も準備せずに手ぶらでインターンに参加する受け身の学生と、プログラムの内容や目的を理解して主体的に参加する学生とでは、企業からの評価も大きく変わります。インターンへの参加姿勢が評価されて、本選考が始まる前の早期選考で内定を獲得できるチャンスもあるので、プログラム内容はしっかりと理解しておきましょう。

清潔感ある身だしなみを整える

インターンに参加することは、学生でありながら社会人の先輩とともに働くことを意味しますので、服装・髪型をはじめとして、ビジネスシーンにふさわしい身だしなみを整えることに配慮しなければなりません。自由な社風のITベンチャーやスタートアップ企業では、私服参加OKとしていることもある一方で、金融機関や大手企業などの場合はフォーマルな服装が求められることもあります。

インターン生として働く企業の社風に合わせて服装を選びつつ、清潔感ある髪型や爪を心掛けると、周囲から悪印象を持たれることは少なくなります。社会人として働く先輩や、会社説明会で出会う現役社員の方の服装や身だしなみを参考にするのもおすすめです。

受付での挨拶や話し方

対面型のインターンでは、企業の受付での第一印象が非常に重要です。受付対応は意外と見落とされがちですが、実際にはその場の振る舞いや言葉遣いが社員に伝わることもあり、評価に影響する場合もあります。

受付では、笑顔で挨拶し、はっきりと名乗ることが基本です。たとえば、「本日○時からインターンに参加予定の○○大学の△△と申します。お世話になります」と丁寧に伝えましょう。口調が不安な場合は、事前に練習しておくのもおすすめです。

また、遅刻や忘れ物がないよう、当日の集合場所や持ち物も確認しておくことがマナーです。落ち着いた態度で堂々とした対応を心がけることで、インターン開始前から好印象を与えることができます。

自己紹介の準備をしておく

インターンでは、初日に簡単な自己紹介を求められるケースが多くあります。短時間で自分を印象づけるためには、あらかじめ内容を準備しておくことが重要です。

基本的には「学校名・学部・名前・興味のある分野・参加目的」の5点を簡潔にまとめるとよいでしょう。例えば、「○○大学△△学部の□□です。IT業界に関心があり、実際の業務を体験して理解を深めたいと思い参加しました」といった内容が一般的です。

自己紹介は話し方や表情も大切です。早口になりすぎず、笑顔でハキハキと話すことで、グループ内での印象も良くなります。周囲との関係構築の第一歩にもなるため、軽視せず、しっかり準備しておきましょう。

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4.インターン当日に気をつけること

インターン当日は、参加前の準備以上に「現場での立ち居振る舞い」が重要です。企業は、参加者の行動や言動を細かく見ています。単なる職場体験ではなく、社会人としての素養や協調性、主体性などが評価される場でもあります。

当日うまく対応するためには、マナーや心構えだけでなく、トラブルへの対処やチームでの立ち回り方にも意識を向ける必要があります。ここでは、インターン当日に気をつけるべき具体的なポイントを紹介します。

積極的に行動する

指示を待つだけでなく、自分から行動する姿勢が評価につながります。空いている時間に「他にやることはありますか?」と声をかけるなど、能動的な動きが好印象を与えます。たとえ簡単な業務でも、前向きに取り組む姿勢は企業の目に留まりやすいです。

社員とコミュニケーションを取る

社員とのコミュニケーションを通じて、企業理解を深めることができます。挨拶やお礼、業務に関する質問など、小さな会話の積み重ねが関係性を築きます。積極的に話しかけ、業務以外でも会社の雰囲気や働き方を知る機会を作りましょう。

自発的に動く姿勢を持つ

何をすべきかを考えて行動する「自発性」は、社会人にとっても求められる資質です。与えられたタスクだけで満足せず、自分にできることを見つけて提案したり、周囲をサポートしたりする姿勢が重要です。

分からないことはすぐ質問する

理解しないまま業務を進めてしまうと、ミスやトラブルにつながります。わからないことはその場ですぐ確認し、曖昧な状態で行動しないようにしましょう。「質問=悪いこと」ではなく、「理解する努力」として前向きに捉えられます。

機密情報や個人情報の扱いに注意する

インターン中は、社内のデータや社員・顧客に関する情報に触れることがあります。これらは企業の財産であり、軽率な取り扱いはトラブルの元です。SNSでの投稿や口外は絶対に避け、扱いには細心の注意を払いましょう。

時間厳守で行動する

集合時間や休憩・業務開始の時間を守るのは、社会人の基本です。数分の遅れでも「時間にルーズな人」という印象を与えてしまいます。移動や準備に余裕を持ち、常に時間に対して意識を高く持ちましょう。

インターンでやってはいけないNG行動

スマートフォンを操作しながら話を聞く、敬語が使えない、挨拶をしない、服装が乱れている──これらの行動はすべてNGです。また、チーム活動で他人の意見を否定したり、無断で欠席したりするのも大きなマイナス評価になります。基本的なマナーを守ることが信頼につながります。

グループディスカッション・グループワーク対策

GDやグループワークでは、話しすぎ・話さなさすぎのバランスや、協調性・論理性が見られます。意見を主張するだけでなく、相手の話を聞いて建設的な議論を行うことが大切です。役割分担や時間管理も意識し、チーム全体で成果を出す意識を持ちましょう。

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5.オンラインインターンで気をつけること

近年、インターンシップの形式はオンライン化が進んでおり、自宅などからPCを通じて参加するケースも一般的になりました。対面と異なり、画面越しでのやり取りでは、ちょっとした気の緩みや配慮不足がマイナス評価につながる可能性もあります。

オンラインであっても、企業側は参加学生の振る舞いやマナーをしっかり見ています。準備不足によるトラブルや、環境への配慮が欠けた行動を避けるために、以下の点を押さえておきましょう。

ネット環境を整える

通信が途切れたり、映像や音声が不安定になると、スムーズな進行を妨げてしまいます。インターン前には、安定したWi-Fi環境を確保し、可能であれば有線接続も検討しましょう。また、ZoomやGoogle Meetなど使用するツールが正しく動作するかも事前に確認しておくと安心です。

背景や服装に気を配る

カメラ越しの映像は、企業担当者にとって第一印象を決める大きな要素です。背景には生活感が出ないよう整理整頓し、バーチャル背景を使用する場合も適切なものを選びましょう。服装も「私服可」と書かれていても、清潔感のあるシャツやジャケットなど、ビジネスシーンを意識した服装が無難です。

音声トラブルを事前に防ぐ

マイクやイヤホンの接続不良は、トラブルの原因になりやすいポイントです。本番前にテスト通話を行い、相手に音声が聞こえているか、雑音が入らないかなどを確認しておきましょう。また、話していないときはマイクをミュートにし、生活音が入らないようにすることも大切です。

表情・リアクションを意識する

オンラインでは相手に表情や雰囲気が伝わりづらくなります。そのため、リアクションが希薄だと「興味がない」「反応が薄い」と誤解されることも。話を聞くときは大きめのうなずきや笑顔を意識し、発言時はカメラ目線でハキハキと話すことを心がけましょう。

プロフィール名やアイコンを整える

ZoomやTeamsなどのプロフィール設定がそのまま「ニックネーム」や「ひらがな名」になっていないかを必ずチェックしましょう。表示名はフルネーム(例:山田 太郎)で統一し、アイコンも顔写真か初期設定のままが無難です。企業との接点である以上、細かな設定までビジネスマナーの一環として見られます。

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6.インターンでやらかした!?よくある失敗談と学び

インターンシップは本選考に直結する可能性もある重要な機会ですが、学生にとっては初めてのビジネス現場であり、緊張や不慣れからミスをしてしまうことも珍しくありません。

ここでは、実際によくある失敗談と、そうした場面から何を学び、どう対処するべきかを解説します。インターンを成功させるためには「失敗しないようにする」だけでなく、「失敗しても適切に対応できる」力も重要です。

実際にあった失敗談

以下は、インターン中に実際に学生が経験したよくある失敗例です。

・集合時間に遅刻した:通勤ラッシュや乗り換えミスにより遅刻してしまい、第一印象に悪影響。
・企業名や部署名を言い間違えた:面談中に他社名と混同してしまい、志望度を疑われる。
・メモを取らず指示を忘れた:メモを怠った結果、作業を間違えてやり直しになるケース。
・質問をせず受け身だった:グループワークでも発言が少なく、積極性に欠ける印象を与えてしまった。
・私語やスマホの使用が多かった:休憩中であっても注意されることがあり、社会人マナーを疑われる。

どれも些細なように見えて、企業側には「社会人としての適応力」を判断される材料になります。

失敗から学ぶ対策と心構え

万一インターン中にミスをしてしまった場合、大切なのは「その後の対応」です。以下の対策と心構えを知っておけば、失敗が評価のマイナスに直結することを防ぐことができます。

すぐに素直に報告・謝罪する

ミスや遅刻などが発覚した際は、隠したり取り繕ったりせず、すぐに素直に謝罪し状況を説明することが重要です。誠意ある対応は、むしろ信頼を回復するきっかけになります。

同じミスを繰り返さない姿勢を見せる

ミスをした後に「次はどう改善するか」を自ら示すことで、成長意欲のある学生だと評価されやすくなります。指摘された内容はメモに残し、行動で示すことが大切です。

ミスは選考に必ずしも直結しない

軽度なミスや緊張による失言は、多くの企業が「初めての社会経験」として理解しています。選考で重視されるのはミスの有無よりも、対応力・柔軟性・誠実さです。大きな失敗に感じても、冷静に受け止めて前向きな姿勢を保ちましょう。

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7.インターンの参加後に気をつけること

インターンに参加した際には、すべての日程・プログラムが完了した後に、マナーの観点や今後の就活の観点から気をつけたいことも存在します。ここでは下記の3つについて詳しく解説します。
 

  • ・業務のために借りたものは返却する

  • ・お礼の挨拶を伝える

  • ・インターン経験を活かした就活対策に取り組む


一つずつ順番にご紹介しましょう。

業務のために借りたものは返却する

インターンの業務に必要で企業から借りていたものは、プログラム終了時には必ず返却するようにしてください。業務で使用していたパソコンやタブレット、入退室に使用するカードやツールにログインするためのアカウントなどは、すべて企業の所有物であり、インターン終了時にはすぐに返却する必要があります。

もし誤って持ち帰ってしまった場合には、早めに連絡を入れて返却することが大切です。企業の備品を紛失してしまうと、備品の管理を担当する社員の方に大きな迷惑をかけてしまうからです。業務で使用したデータやアカウントの扱いについても、不安な点があれば遠慮なく質問しておくと良いでしょう。

お礼の挨拶を伝える

インターンが終了した後には、職場で最後の挨拶を伝えることはもちろんのこと、メールでお礼を伝えるのも大切です。インターンが終わったらその企業とは無関係になるわけではなく、今後の本選考で顔を合わせる可能性があるほか、同じ業界に就職するなら取引先として付き合いが生まれる可能性もあります。そうした今後の関係性を良いものにするためにも、インターン参加後のお礼メールは欠かさないようにしましょう。

インターンを受け入れたことに対するお礼と簡単な振り返り・感想を添えてお礼メールを送ると、企業の人事担当者にも好印象を与えられます。企業側もインターンに参加した学生からのフィードバックを重視する傾向にあるので、率直な感想を伝えてみてください。

インターン経験を活かした就活対策に取り組む

インターンに参加した後は、インターンを通じて得られたものをベースとして、今後の就活対策について計画を立てることをおすすめします。インターン先と同じ業界を目指すのか、それとも異なる業界を志望するのか。応募職種はインターンで経験した仕事内容を活かせるものを選ぶのか。こうした就活の方向性を定めるためにインターンの経験は非常に役立ちます。

また、実務を経験できる長期インターンであれば、インターンでの経験はそのまま就活でのアピール材料として活用することができます。インターン中の気づきや大変だったことを忘れてしまわないように、メモや日記に残しておくと将来の就活に役立つでしょう。

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8.インターンのメリットとデメリット

インターンシップには、就職活動を有利に進めるための多くのメリットがありますが、一方で注意が必要なデメリットやリスクも存在します。両方を理解しておくことで、自分にとって意味のあるインターン参加が可能になります。

インターンで得られるメリット

インターンに参加することで、企業の雰囲気や仕事内容を実際に体験でき、就職後のミスマッチを防ぐことができます。また、志望動機や自己PRに具体的なエピソードとして活かせる点も大きなメリットです。企業によってはインターン参加者に特別選考ルートを案内するケースもあり、就活を有利に進めるチャンスにつながります。

企業理解が深まる

実際の業務を体験することで、会社の雰囲気や仕事の進め方、社員の考え方などをリアルに知ることができます。企業説明会やWebサイトだけではわからない「生の情報」を得られるのが大きな利点です。

志望度の確認・明確化

参加を通して「この企業・業界が自分に合っているのか」を実感できるため、志望先を選ぶ際の大きな判断材料になります。

自己PRや志望動機に活かせる

実体験を基にした話は説得力があり、選考でも高く評価されやすくなります。「インターンで得た学び」や「企業との接点」はエピソードとして有効です。

早期選考につながる可能性

インターン参加者を対象に本選考の早期案内や特別選考ルートが設けられるケースもあり、就活を有利に進めるチャンスとなります。

インターンのデメリットやリスク

一方で、インターンに参加するにはスケジュール調整や準備が必要で、学業や他の活動との両立が難しい場合もあります。企業によってプログラムの質に差があるため、「期待外れだった」と感じることも。また、事前準備が不十分だと企業に悪い印象を与えてしまう可能性があるため、十分な注意が必要です。

スケジュール調整が難しい

大学の授業や他企業のインターンと重なる場合、どれを優先するか悩むことがあります。また、選考も含めると多くの時間を取られることも。

内容にばらつきがある

企業によってプログラムの質や充実度に差があり、「説明会の延長のような内容だった」と感じることもあります。

モチベーションに差が出る

インターンに参加して「思っていた業務と違った」「雰囲気が合わなかった」と感じ、モチベーションが下がるケースもあります。ただし、これは志望業界を絞るうえで有益な気づきでもあります。

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9.インターンに関するよくある質問

インターンに初めて参加する学生は、当日の流れやマナー、準備すべきことなどに多くの不安を抱えがちです。ここでは、よくある疑問とその答えを紹介します。

グループワークで発言が苦手なときは?

グループワークで無理に発言しようとすると焦りや緊張が高まり、逆効果になることもあります。そんな時は「ファシリテーターの補佐役」「メモ係」など、チームを支える立場を意識して行動しましょう。

ポイントは、「自分の意見を完璧に言う」ことではなく、「グループに貢献する姿勢を見せる」ことです。相手の発言に対する同意や質問も立派な参加行動なので、少しずつ慣れていけば問題ありません。

1dayインターンシップで気を付けることは?

1dayインターンであっても、基本的なマナーや事前準備は長期インターンと同じです。特に以下の点に注意しましょう。
 

  • ・短時間でも積極的に参加する姿勢を見せる

  • ・開始5~10分前には到着・ログインを済ませる

  • ・メモや質問を積極的に用意して臨む

  • ・終了後にはお礼メールを送ることが望ましい


特にお礼メールについては、「1日だけだから送らなくてもよい」と考える学生もいますが、実際には企業に良い印象を与える大きなチャンスです。「貴重な機会をいただきありがとうございました」と簡単な一文でも構わないので、感謝の気持ちは必ず伝えましょう。

インターンの初日に気を付けることはある?

インターン初日は第一印象を決定づける重要な日です。以下のポイントに注意しましょう。

〇開始時刻の10〜15分前に到着する
早く着きすぎても逆に迷惑になるため、ビルの近くで時間調整するなど工夫を。

〇元気よく挨拶する
「おはようございます」「よろしくお願いします」など、基本的な挨拶は明るくはっきりと。

〇スマートフォンのマナーモード設定
職場に入る前に、通知音やバイブレーションの設定を必ず確認しておきましょう。

〇初日から積極的にメモを取り、受け身にならない
最初は緊張しても、「学ぶ姿勢」が伝わる行動を心がけることが大切です。

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