
そのためインターンに参加する時には、応募書類や面接などの選考、インターンの参加前・参加後を含めて、気をつけるべきことが多くあります。本記事では、就活生向けのインターンで気をつけることについて、各シチュエーションごとにご紹介します。インターンに参加する上での注意点や心構えを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
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- 1.インターンの選考で気をつけること
- 2.インターンの参加前に気をつけること
- 3.インターンの業務中に気をつけること
- 4.インターンの参加後に気をつけること
- 5.オンライン型インターンで気をつけること
- 6.まとめ
1.インターンの選考で気をつけること
インターンに参加する際には、アルバイトの面接や就活本番と同じように、書類選考や面接試験が用意されることがあります。就業体験が中心の短期インターンではなく、実務を任されて時給も発生する長期インターンでは、特に厳しく選考が行われる傾向にあります。そうしたインターンの選考で気をつけることとして、下記の3つを解説します。
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・インターン参加の目的を明確にしておく
・業界研究・企業研究に取り組む
・面接でのマナーを押さえておく
一つひとつ詳しくご紹介しましょう。
インターン参加の目的を明確にしておく
インターンの選考に臨む際には、インターン参加の目的を明確にしておくことが大切です。インターンのプログラムを通じて何を得たいのか、将来の就活に向けてどのような経験を積みたいのかを決めておくことで、インターンの時間を有意義なものにすることができます。インターン参加の明確な目的があれば、応募理由や志望動機について問われた時にも、説得力ある回答を伝えることができるでしょう。
たとえば、自分に足りないスキルが何なのかを知るために参加するパターンや、インフラエンジニアの仕事内容を詳しく理解するために参加するパターン、受託開発企業の働き方が自分にマッチしているかを調べるために参加するパターンなどが挙げられます。数ヶ月にわたって実務に携わる長期インターンの場合、特に目的意識が重要になりますので、就活の一環としてじっくりと考えておきましょう。
業界研究・企業研究に取り組む
インターンに参加する時に気をつけることとして、事前に業界研究・企業研究に取り組んでおくことが挙げられます。十分に業界研究・企業研究を済ませておかなければ、インターンに参加したとしても得るものが少なく、就活対策に役立たないことも考えられるからです。少なくともインターンに参加する企業が、業界でどのような立ち位置なのか、どのような強みを持っているのかを把握した上で、選考に臨む必要があります。
業界や企業についての理解を深めておくことで、書類選考や面接でも高い志望意欲を伝えることができるので、インターンの選考に通過しやすくなるメリットもあります。今後の就活においても必ず役立つので、ぜひ業界研究・企業研究に取り組んでおきましょう。
面接でのマナーを押さえておく
面接試験があるタイプのインターンで気をつけたいのが、面接における基本的なマナーについてです。入退室や着席のタイミング、挨拶や敬語についても評価の対象となっていることがあるからです。就活の本選考と比べると厳格なマナーが問われることは考えにくいですが、ビジネスマナーが身についていないと判断されるとインターン生として社内に迎えるのは不適切と評価され、選考に落ちる原因になってしまいます。
ただしITベンチャーやスタートアップ企業を中心として、カジュアルな雰囲気での面接を行っているところも少なくありません。そうした企業のインターン面接では、ビジネスマナーよりも人柄・価値観について深掘りされることも多いです。覚えた面接マナーを機械的に実践するのではなく、インターンを受け入れる企業の雰囲気に合わせた立ち居振る舞いを心掛けましょう。
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2.インターンの参加前に気をつけること
次に、インターンへの参加が決まった後、プログラムが開始する前に準備しておきたい3つのポイントをご紹介します。
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・ビジネスマナーに注意しながら連絡を取る
・プログラムの内容を十分に理解しておく
・清潔感ある身だしなみを整える
これらのポイントを踏まえながら、インターンに参加する準備を整えましょう。
ビジネスマナーに注意しながら連絡を取る
インターンに参加する前の段階で気をつけることとして、企業との連絡の際にビジネスマナーに注意しながらやり取りすることが挙げられます。インターンへの参加やプログラム内容について企業と連絡を取る機会が多くなりますが、その際には相手に不快な思いをさせないようにメール・電話で伝えることが大切です。
たとえば、企業からの連絡に対しては24時間以内に返答したり、メールの文面では結論ファーストで題名・本文を書いたりするのがポイントです。人事担当者が休みの週末や祝日、深夜・早朝の時間帯は避けて、平日の営業時間内に連絡を取るのが望ましいです。本選考が始まった後に焦って勉強し始めることがないよう、インターンへの参加前からビジネスマナーを学んでおきましょう。
プログラムの内容を十分に理解しておく
インターンの選考に通過した際には、これから参加するプログラムの内容を十分に確認しておくことも大切です。体験する仕事内容や、任される実務について把握しておくことで、効率的にインターンプログラムを進められるメリットがあります。事前学習が必要なプログラムであれば、参加前に勉強を済ませておくことで企業にも好印象を与えられるでしょう。
何も準備せずに手ぶらでインターンに参加する受け身の学生と、プログラムの内容や目的を理解して主体的に参加する学生とでは、企業からの評価も大きく変わります。インターンへの参加姿勢が評価されて、本選考が始まる前の早期選考で内定を獲得できるチャンスもあるので、プログラム内容はしっかりと理解しておきましょう。
清潔感ある身だしなみを整える
インターンに参加することは、学生でありながら社会人の先輩とともに働くことを意味しますので、服装・髪型をはじめとして、ビジネスシーンにふさわしい身だしなみを整えることに配慮しなければなりません。自由な社風のITベンチャーやスタートアップ企業では、私服参加OKとしていることもある一方で、金融機関や大手企業などの場合はフォーマルな服装が求められることもあります。
インターン生として働く企業の社風に合わせて服装を選びつつ、清潔感ある髪型や爪を心掛けると、周囲から悪印象を持たれることは少なくなります。社会人として働く先輩や、会社説明会で出会う現役社員の方の服装や身だしなみを参考にするのもおすすめです。
3.インターンの業務中に気をつけること
インターンがスタートすると、就業体験型であればグループワークや講義、長期インターンであれば研修を経て実務を担当することになります。インターンの業務中には、次のような点に気をつけながら参加すると良いでしょう。
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・受け身ではなく自発的に行動する
・積極的に社員とコミュニケーションを取る
・将来の就活を見据えた実績を作る
・わからないことはすぐ質問する
・機密情報の扱いに注意する
一つひとつ順番にご紹介します。
受け身ではなく自発的に行動する
インターンに参加する際には、学生やお客様として企業に足を運ぶという意識ではなく、一人の社会人として企業に貢献する意識を持って行動する必要があります。受け身でインターン先のお世話になろうと考えるのはNGであり、自分ができる仕事を積極的に見つけて自発的に行動することが重要なのです。
企業側もインターンを開催するのはボランティア精神からではなく、自社の魅力を知ってもらったり、即戦力となる優秀な人材を確保したりする意図があります。インターンに消極的な学生や、実務の現場で成果を残せない学生は、企業からの評価が下がってしまうことに注意しなければなりません。
積極的に社員とコミュニケーションを取る
インターンに参加する時に気をつけたい点として、積極的に社員とコミュニケーションを取ることが挙げられます。企業で働く社員と直接コミュニケーションを取れる場は、インターン以外にはほとんどありません。職場によっては終業後の飲み会にも参加して、企業のオフィスでは聞けないオフレコの話を聞けたりもします。
現役社員だからこそ話せる業界事業や仕事の大変さ、面接のアドバイスなど、今後の就活に役立つ話を聞けるチャンスなので、遠慮することなく積極的にコミュニケーションを取ってみてください。ただし、現役社員はインターン生とは異なり、残業や休日出勤が発生することもあるため、相手の業務の支障にならないように注意しましょう。
将来の就活を見据えた実績を作る
実務を経験できる長期インターンの場合、将来の就活を見据えた実績を作ることに意識を向けましょう。たとえばIT業界のプログラマーの仕事を体験できるインターンの場合、プログラマーとしてアプリ開発に携わった経験は、そのまま本選考のアピール材料として活用できます。アプリ開発において苦労したことや大変だったことをメモしておき、具体的なエピソードとして志望動機や自己PRに盛り込むと、就活を有利に進めることができます。
記録に残る実績である必要はありませんので、将来の就活で未経験者の枠ではなく、経験者の枠で採用してもらえるような実績を作ることを心掛けてみてください。
わからないことはすぐ質問する
インターンに参加する時には、わからないことが出てきた時にすぐ周囲に相談するように気をつけましょう。特に実務を任されている場合、ミスを自分一人でカバーしようとした結果、大きなトラブルに発展して企業に迷惑をかけてしまうことがあります。業務で使用するツールの使い方や、ミスしてしまった時の対処も含めて、困った時には早めに相談・質問することが大切です。
企業側もインターン生が一切のミスなく仕事を進められるとは考えているわけではなく、ミスやトラブルをカバーする姿勢でインターンを開催しています。そのため相手の迷惑になるのではないかと不安になる必要はありませんので、自分一人で抱え込まないようにしましょう。
機密情報の扱いに注意する
インターンの業務中に気をつけることとして、機密情報の扱いが挙げられます。インターンへの参加を通じて、企業の内部でしかわからない情報・データに触れることも出てくるでしょう。そうした企業内部の機密情報について、友人や家族、あるいはSNSで外部に漏らしてしまわないように注意が必要です。
リモートで業務に取り組む際にも、カフェのフリーWi-Fiを利用したり、パソコンを開いたまま離席したりしてセキュリティ上の問題を起こさないように注意が必要です。
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4.インターンの参加後に気をつけること
インターンに参加した際には、すべての日程・プログラムが完了した後に、マナーの観点や今後の就活の観点から気をつけたいことも存在します。ここでは下記の3つについて詳しく解説します。
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・業務のために借りたものは返却する
・お礼の挨拶を伝える
・インターン経験を活かした就活対策に取り組む
一つずつ順番にご紹介しましょう。
業務のために借りたものは返却する
インターンの業務に必要で企業から借りていたものは、プログラム終了時には必ず返却するようにしてください。業務で使用していたパソコンやタブレット、入退室に使用するカードやツールにログインするためのアカウントなどは、すべて企業の所有物であり、インターン終了時にはすぐに返却する必要があります。
もし誤って持ち帰ってしまった場合には、早めに連絡を入れて返却することが大切です。企業の備品を紛失してしまうと、備品の管理を担当する社員の方に大きな迷惑をかけてしまうからです。業務で使用したデータやアカウントの扱いについても、不安な点があれば遠慮なく質問しておくと良いでしょう。
お礼の挨拶を伝える
インターンが終了した後には、職場で最後の挨拶を伝えることはもちろんのこと、メールでお礼を伝えるのも大切です。インターンが終わったらその企業とは無関係になるわけではなく、今後の本選考で顔を合わせる可能性があるほか、同じ業界に就職するなら取引先として付き合いが生まれる可能性もあります。そうした今後の関係性を良いものにするためにも、インターン参加後のお礼メールは欠かさないようにしましょう。
インターンを受け入れたことに対するお礼と簡単な振り返り・感想を添えてお礼メールを送ると、企業の人事担当者にも好印象を与えられます。企業側もインターンに参加した学生からのフィードバックを重視する傾向にあるので、率直な感想を伝えてみてください。
インターン経験を活かした就活対策に取り組む
インターンに参加した後は、インターンを通じて得られたものをベースとして、今後の就活対策について計画を立てることをおすすめします。インターン先と同じ業界を目指すのか、それとも異なる業界を志望するのか。応募職種はインターンで経験した仕事内容を活かせるものを選ぶのか。こうした就活の方向性を定めるためにインターンの経験は非常に役立ちます。
また、実務を経験できる長期インターンであれば、インターンでの経験はそのまま就活でのアピール材料として活用することができます。インターン中の気づきや大変だったことを忘れてしまわないように、メモや日記に残しておくと将来の就活に役立つでしょう。
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5.オンライン型インターンで気をつけること
最後に、近年増加しているオンライン参加型のインターンで気をつけることについてご紹介します。企業のオフィスを訪問する従来のインターンと比べて、気をつけるべきポイントが異なりますので、ぜひ押さえておきましょう。
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・参加環境をしっかりと整える
・生活感が入らないように注意する
・参加中のトラブルに備えておく
それぞれ順番に解説します。
参加環境をしっかりと整える
ビデオ会議ツールを使ったオンラインインターンの場合、インターネットやカメラ・マイク、身だしなみや背景などの参加環境をしっかりと整えることが大切です。ビジネスの場に適した服装・髪型を心掛けることはもちろんのこと、不安定な接続で映像・音声が途切れてしまわないように、安定したインターネット環境がある場所で参加することが大切です。事前にビデオ会議ツールをインストールしてテストしてみるなど、参加当日に焦ってしまうことがないように準備しましょう。
生活感が入らないように注意する
オンライン型インターンでは、周囲の生活音を拾ってしまい、ビジネスの場にはふさわしくない音が流れないように対策しておく必要があります。自宅に家族がいる場合には、インターンに参加する旨を事前に伝え、静かな環境作りを手伝ってもらうと良いでしょう。自分の音声以外の音を拾ってしまわないよう、パソコンやマイク、ビデオ会議ツールの設定を調整するのも効果的です。どうしても周囲の音をカットするのが難しい場合には、自分の発言以外の場では必ずマイクをミュートにすることを心掛けてください。
参加中のトラブルに備えておく
オンライン型のインターンでは、インターネットの接続が不安定になったり、マイクの音声を拾ってくれなかったりと、さまざまなトラブルが起こることも考えられます。そうした場合に備えて、パソコンの調子が悪い場合にはスマホから参加できる環境を用意するなど、トラブル対策を準備しておくのも大切です。何かトラブルがあったとしても、素早く対処してインターンの場に復帰できると、トラブル対処の能力が高い人物として好印象につながる可能性もあるので、しっかりと対策しておきましょう。
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6.まとめ
本記事ではインターンで気をつけることについて、選考・参加前・業務中・参加後と、オンライン型のそれぞれのシチュエーションごとにご紹介してきました。インターンは企業の早期選考にもつながる就活イベントなので、本選考と同じように応募書類・面接対策を整えて、万全な体制で参加することが大切です。
その際には、ここで解説してきた気をつけることを頭に入れておき、ビジネスマナーに違反したり、企業の印象を悪化させたりしてしまわないように対策してみてください。インターンを成功させて、将来の本選考にも役立てましょう。
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