早期採用はオワハラの原因になる?早期選考を受ける時の注意点とおすすめ対策

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- 1.早期採用・早期内定とは?
- 2.早期採用を実施している主な企業・業界
- 3.早期採用はオワハラの温床に?おかしいと言われる理由
- 4.学生にとって早期採用を目指すメリット
- 5.学生にとって早期採用を目指すデメリット
- 6.第一志望企業の早期採用で内定を取るための対策
- 7.まとめ
1.早期採用・早期内定とは?
早期採用は、政府主導で定められた就活スケジュールよりも前の時期に行われる採用活動のことを指します。従来の就活スケジュールでは、大学3年生の3月に就活解禁となり、企業へのエントリーや会社説明会がスタートします。その後、大学4年生の6月から選考解禁として、面接を行う企業や内々定を出す企業が増えてくる流れです。
こうした就活スケジュールは、もともと就活スケジュールを定めていた経団連に所属する日系大手企業が中心となって進めていました。就活ルールが政府主導で定められるようになった現在も、同様のスケジュールで選考を行う企業が多いです。
しかし競合他社に先んじて優秀な学生を採用したいと考える企業の中には、こうした就活スケジュールよりも前のタイミングから採用活動を開始しているケースがあります。早いところでは、大学3年生の夏には選考がスタートしており、サマーインターンを通じて相性のチェックやスキル評価を行う企業もあるほどです。
その結果、本来の就活解禁の時期である大学3年生の3月時点で、すでに内定を獲得している学生も多くなっているのが現状です。こうした早期採用・早期内定には多くの問題が指摘されており、「就活の早期化はおかしい」という意見も散見されます。
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2.早期採用を実施している主な企業・業界
早期採用を実施している企業・業界の特徴として挙げられるのは、外資系企業とベンチャー企業の2つです。
海外に本社を置き、グローバル競争の中で事業を展開している外資系企業では、国内の日本法人の新卒採用では独自のスケジュールで早期採用を行っていることが多いのです。特にコンサル業界・金融業界・IT業界ではその傾向が顕著で、世界トップクラスの業績を誇るITコンサルティング企業では、大学3年生の春から早期採用を開始しているところもあります。
国内の企業の中でも、中小企業やベンチャー企業の中には早期採用を実施していることが多いです。IT系のベンチャー企業では、有給の長期インターンで大学3年生を迎え入れ、エンジニアとしての実務に触れられる環境を用意しつつ、成績優秀な学生はそのままベンチャー企業の正社員としてスカウトする例も多いです。
もし外資系企業やIT系のベンチャー企業を就職先の候補に挙げている場合には、早ければ大学3年生の春から早期採用が始まる可能性もありますので、できるだけ早めに就活対策をスタートすることをおすすめします。
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3.早期採用はオワハラの温床に?おかしいと言われる理由
就活における企業の早期採用は、「就活終われハラスメント」、通称オワハラを起こしやすいことが指摘されるほか、就活の早期化にもおかしいという意見が寄せられています。その理由として、以下のような要因が考えられます。
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・新卒採用の早期化が学生へのプレッシャーになる
・ルールを守る企業・学生が不利になる
・オワハラによる学生の囲い込みが起こりやすい
それぞれ解説しますので、早期採用の注意点として押さえておきましょう。
新卒採用の早期化が学生へのプレッシャーになる
早期採用などの就活の早期化は、学生への大きなプレッシャーとなり、本来取り組むべき学業に集中して取り組めなくなる可能性があります。就活がますます早期化して大学3年生の春から就活対策に取り組むのが当たり前になってしまうと、4年制大学の半分の期間が就活に充てられてしまう状況になり、卒業に必要な単位の取得やサークル活動・部活動、ゼミ・研究室などの活動が困難になることも予想できます。そのため政府主導の就活スケジュールや就活ルールは、変更があるたびに大きく注目されることが多いのです。
ルールを守る企業・学生が不利になる
従来は経団連が定めていた就活ルールは、現在では政府主導で決める体制となっていますが、企業側に対して強制力があるものではありません。そのため本記事で解説したような、早期採用を実施する企業も少なくないのが現状です。早期採用・早期選考は、いわば政府主導の就活ルールを破っていると言えるのですが、本来の就活スケジュールを誠実に守っている学生や企業ほど、優秀な学生や魅力的な就職先が減ってしまって不利な状況に置かれてしまいます。こうした不公平感が、「就活の早期化はおかしい」と言われる要因の一つです。
オワハラによる学生の囲い込みが起こりやすい
早期採用によって注意が必要なのが、内定を出す企業側による「オワハラ」です。オワハラとは、自社の内定を出す代わりに他社の選考辞退・内定辞退を迫ることを意味します。特に早期採用・早期選考を行う企業で発生しやすく、早期内定を出した学生を囲い込むために、オワハラと受け取れるような圧力を受けることがあるのです。早期採用で第一志望の企業からの内定を獲得できた場合には問題にならないかもしれませんが、別の志望企業への応募も考えている方にとっては、オワハラによって強制的に就職先が決まり、後になって後悔する原因になってしまうのです。
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4.学生にとって早期採用を目指すメリット
前述したような注意点は存在するものの、学生側にとっても早期採用を目指すことには大きなメリットがあります。
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・早期内定で気持ちに余裕が生まれる
・他社の選考を有利に進められる
・選考に落ちたとしても弱点克服につながる
上記3つのメリットについて、それぞれ詳しく解説します。
早期内定で気持ちに余裕が生まれる
早期採用の選考に合格し、早期内定を獲得することができれば、その後の就活において気持ちの余裕が生まれることがメリットの一つです。1社からも内定をもらえていない場合と、すでに複数の企業からの内定をもらっている場合とでは、企業の面接に臨む姿勢や態度も変わってきます。すでに内定が決まっていて落ち着いた気持ちで面接を受けることができれば、プレッシャーや緊張感に悩まされることなく自己PRができるでしょう。
また、早期採用で第一志望の企業から内定を獲得できた場合には、その時点で就活を終了しても問題ないため、卒業までの期間をリラックスして過ごせるようになるメリットもあります。
他社の選考を有利に進められる
学生側が早期採用を受けるメリットとして、他社の選考を有利に進められる点も挙げられます。早期採用で内定をもらっている場合には、他社の内定を受け取っていることを面接の場で伝え、「ほかの会社から内定が届くほど優秀な学生である」という印象を面接官に与えることができます。
また、早期採用の選考を通じてエントリーシートの作成や面接の場数を踏んでいるので、就活が本格化してから始めて面接に取り組む場合と比べて、面接の流れや受け答えのパターンを頭に入れた上で選考に臨めるメリットもあります。
選考に落ちたとしても弱点克服につながる
早期採用に応募して不合格になってしまった場合にも、その経験を活かして自分にとっての弱みや不足している部分を補うための対策に取り組めることも、メリットに挙げられます。たとえば早期採用で書類選考で落ちてしまう企業が多かった場合には、徹底した自己分析で志望動機を練り直したり、ES添削を受けて面接官に刺さりやすい提出書類を用意したりする戦略が考えられます。
早期採用に合格した場合には、他社の選考を有利に進めたり、その時点で就活を終えたりすることが可能。一方で、早期採用に不合格だった場合にも、その後の本来のスケジュールの選考に向けた質の高い就活対策ができるので、どちらに転んでも良い結果が得られるのです。
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5.学生にとって早期採用を目指すデメリット
続いて、早期採用に応募することで学生側にとってデメリットになる点についてもご紹介します。
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・準備が不足すると不合格になりやすい
・不合格になると本選考に応募できなくなる可能性も
・強力なライバルとの競争を迫られる
上記3つについて順番に解説しますので、デメリットを考慮した上で早期採用に挑むかどうかを考えてみましょう。
準備が不足すると不合格になりやすい
早期採用は本来の就活スケジュールよりも早い段階から選考が始まるため、面接対策などに使える時間が短く、準備が不足してしまうことで不合格になりやすい傾向があります。本来の就活スケジュールであれば、就活に役立つ資格を取得したり、プログラミングスキルを磨いたりする時間があったにも関わらず、早期採用の厳しいスケジュールを選んだことで不合格になりやすくなるデメリットが挙げられます。
本選考においても就活の準備が不足すれば不合格になりやすいことは変わらないので、早期採用だけのデメリットではなく、就活に向き合う姿勢に左右されるデメリットと言えます。就活対策のための準備に自信がない場合には、より多くの時間を費やせる本選考に狙いを絞った方が良いかもしれません。
不合格になると本選考に応募できなくなる可能性も
第一志望の企業の早期採用で不合格になってしまった結果、その後の本選考で同じ第一志望の企業へのエントリーがNGとなる場合があることに注意が必要です。企業によっては、早期採用で不合格の学生は、本選考へのエントリーができないルールを定めていることがあるので、早期採用に挑むか、本選考のスケジュールで内定を狙うかを慎重に考えなければなりません。
事前準備が不十分なまま第一志望の企業の早期採用に応募してしまい、不合格になってから本選考への重複エントリーがNGであることが判明した…という失敗談も珍しくないので、志望度の高い企業の選考スケジュール・選考ルールは必ず確認しておきましょう。
強力なライバルとの競争を迫られる
早期採用に応募する場合、志望意欲が高く入念な就活対策に取り組んでいる強力なライバルとの戦いになることもデメリットに挙げられます。自己分析や企業研究に徹底的に取り組んでおり、面接対策やグループワークへの対策にも力を入れているライバルが多くなるので、内定を獲得するためにはそうしたライバルと同等かそれ以上の実力が求められます。
周囲のライバルとの差を痛感したとしても、その後も継続的にスキルアップや選考対策に取り組みながら、内定獲得に向けて努力し続けることが大切です。
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6.第一志望企業の早期採用で内定を取るための対策
最後に、第一志望企業が実施している早期採用で、着実に内定を獲得するための対策についてもご紹介しましょう。
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・自己分析・企業研究で就活の軸を定めておく
・インターンや懇親会には必ず参加する
・面接対策に最優先で取り組む
これらのポイントを順番にご説明しますので、早期採用を目指している方はぜひ実践してみてください。
自己分析・企業研究で就活の軸を定めておく
早期採用で内定を得るためには、徹底した自己分析・企業研究で就活の軸を定めておくことが重要です。自分がどのような企業・どのような職種で働きたいのか、自分にとって興味のある分野や適性のある仕事は何かを把握した上で早期採用に臨むことで、一貫性のある志望動機や自己PRができるようになるからです。
自分にとっての就活の軸を決めることは、早期採用だけではなくその後の本選考でも役立つほか、社会人として働き始めた後のキャリアビジョンにも影響します。後悔のない就活と社会人人生を歩むためにも、時間を取ってじっくりと自己分析・企業研究に取り組んでみてください。
インターンや懇親会には必ず参加する
早期採用を実施している企業を志望する場合には、その企業が開催しているインターンや懇親会などの就活イベントには必ず参加しておきましょう。就活イベントに繰り返し参加することで、採用担当者の方に顔を覚えてもらえるチャンスが増えたり、企業研究が深まったりするメリットがあるからです。
選考に影響しないことが明記されている就活イベントであっても、レベルの高いライバルの就活生を見てモチベーションを高めるきっかけになったり、社内の雰囲気を知り自分とのマッチ度を調べるヒントになったりもします。そのため早期採用を目指したい企業の情報は随時チェックしておき、就活イベントの開催情報を見逃さないようにしましょう。
面接対策に最優先で取り組む
早期採用では、ES対策や筆記試験対策など、さまざまな準備が必要になるものの、最も力を入れるべきなのは面接対策です。早期採用を行う企業の面接では、学生側も高度なスキルや資格を持っていることは少ないことは面接官もよく理解しています。そのため早期採用の面接では、スムーズな受け答えや論理的思考力、自社との相性などをチェックしていることがほとんどです。
その際に初めての面接で緊張してしまってうまく自分を表現できないと、面接官にとっては自社にマッチしているかどうかを判断できないため、合格を出しにくい心理になってしまうのです。まずは面接対策に取り組み、落ち着いて自己PRができるようになってから、エントリーシートや履歴書の作成、筆記試験対策などに力を入れると良いでしょう。
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7.まとめ
早期採用は、政府主導の就活スケジュールよりも前の段階で採用活動を行うことを指し、主に外資系企業やベンチャー企業で多く実施されている傾向にあります。企業側にとっては優秀な学生を早めに確保して、採用活動にかかる業務負担を軽減したいという意図があるものの、学生側からすると就活のプレッシャーが強くなり、オワハラを受けやすくなるなどの注意点が存在します。
早期採用に取り組むことで得られる学生側のメリットとしては、早期内定を獲得できた場合に気持ちの余裕が生まれることや、合否に関わらず他社の選考を有利に進められることが挙げられます。こうしたメリットを得るために早期採用に挑む場合には、自己分析・企業研究を通じて就活の軸を定め、インターンや懇親会などの就活イベントには欠かさず参加することが大切です。
本記事で解説してきた早期採用の概要を踏まえて、後悔のない就活に取り組んでみてください。
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