
おすすめ記事:新卒でSEになるためにしておくべき準備|仕事内容や必要な資格、求められるスキルまで解説
- 1.Webエンジニアとは?
- 2.Webエンジニアに人気のWeb制作会社7選
- 3.Web制作会社のエンジニアが向いている人の特徴
- 4.Webエンジニアに人気のWeb制作会社に受かる就活のコツ
- 5.まとめ
1.Webエンジニアとは?
Webエンジニアとは、WebサイトやWebアプリの開発を担当する職種のことを指します。スマホやパソコンを使って表示するサイト・ページの構築を担当しており、ECサイトやSNSアプリ、企業ブログや就活サイトなどもWebエンジニアの手によって実装されています。
Webエンジニアが就職するWeb制作会社には、風通しが良く自由な働き方を推進する社風の企業が多く、将来はフリーランスを目指す方から応募が集まる傾向にあります。また、他社の依頼を受けてWeb開発に取り組むのではなく、自社で開発するWebサービスを提供している会社のことを自社開発企業と呼び、就職先として高い人気を誇ります。
おすすめ記事:Webエンジニアに新卒・未経験でなるには?採用されるための準備やコツを紹介
Webエンジニアの仕事内容
Webエンジニアの仕事内容は、フロントエンド開発とバックエンド開発によって大きく変化します。フロントエンド開発は、WebサイトやWebアプリにおいてユーザーから見える部分の実装を担当し、HTML/CSSやJavaScriptなどの言語を扱います。サイトのWebデザインを担当することも多いですが、未経験から挑戦しやすいのが特徴です。
一方のバックエンド開発は、Web開発においてユーザーから見えない部分の開発を手掛けます。たとえばECサイトにおいて、アカウント・パスワードでログインした際に、それぞれのユーザー情報にマッチした購入履歴や住所を表示するためのシステムを開発します。バックエンド開発はWebエンジニアの中でも専門性が高く、Ruby・PHP・Pythonといったさまざまな言語を扱うのが特徴です。
Web系とSIer・SESの違い
IT業界を大きく分類すると、Web系とSIer・SES系の2種類があると言われます。
Web系は、自由な働き方を実現しやすい環境の自社開発企業が多くを占めており、業界を代表するITサービスを手掛ける企業も多いので、華やかな世界というイメージがあります。一方のSIer・SESは、クライアント企業の依頼に応じてシステム開発に取り組む企業のことを指し、信頼性や実績を重視したやや古い技術を用いる傾向にあります。
Web系とSIer・SES系にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、どちらがおすすめなのかは一概には判断できません。自分がT業界でどのような働き方を実現したいのかをもとに、Web系またはSIer・SES系の企業を選んで応募することが大切です。
関連記事:SIerとSESの違いとは?|新卒が知っておくべき内容
Webエンジニアはやめとけと言われる理由
WebエンジニアとしてWeb制作会社への就職を目指そうとした際には、周囲からは「やめとけ」と言われることも珍しくありません。これはWebエンジニアは学ぶべきプログラミングスキルやIT知識が幅広く、残業や休日出勤が発生しやすい環境であることが理由の一つです。
Web業界はIT業界の中でも特に変化のスピードが速く、次々と新たな技術が開発の現場に用いられています。そのためIT業界に対してあまり興味を持てない方や、勉強が苦手な方に対しては「Webエンジニアはやめとけ」と言われることが多くなるでしょう。Webエンジニアは就職までのハードルが低く、ライバルが増えやすいことにも注意が必要です。
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2.Webエンジニアに人気のWeb制作会社7選
続いて、Webエンジニアを志望する方から高い人気を誇るWeb制作会社について、7社をそれぞれご紹介します。
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・株式会社ジャストシステム
・株式会社マネーフォワード
・株式会社メルカリ
・LINEヤフー株式会社
・楽天グループ株式会社
・株式会社サイバーエージェント
・株式会社ZOZO
上記7社の事業内容やWebエンジニアの求人内容とともに解説しますので、企業選びの参考にしてみてください。
株式会社ジャストシステム
株式会社ジャストシステムは、通信教育システムの「スマイルゼミ」、日本語入力ソフト「ATOK」、ワープロソフトの「一太郎」といった自社サービスを手掛けているIT企業です。売上高や事業規模は業界で突出しているわけではありませんが、社員の平均年収が非常に高いことからWebエンジニアからの高い人気を集める就職先です。2024年3月期の有価証券報告書では、平均年収は約1,428万円と報告されているほどで、高収入・好待遇が得られる環境を重視して会社を選びたい方に向いています。
株式会社マネーフォワード
株式会社マネーフォワードは、個人向けには家計簿ソフトで高い知名度を誇る自社開発企業です。法人向けにはビジネス向けのクラウドサービスとして、会計ソフトや請求書の作成・発行サービス、給与計算システムといったさまざまな製品を提供しています。新卒採用では、エンジニア職に加えて機械学習・AIエンジニア職、研究開発職などを募集しており、これまでに習得してきたスキルを活かした就活が可能です。即戦力として活躍できる人材向けの「エキスパートコース」の内定を獲得できると、入社時点から高収入・好待遇を得られるのがメリットです。
株式会社メルカリ
株式会社メルカリは、2013年に創業したメガベンチャーであり、国内最大手のフリマアプリを提供している会社です。Web制作会社の中ではトップクラスの平均年収を誇っているのが特徴で、同社で働く社員の姿を発信する「mercan」を通じて、組織文化や社風の理解を深めることができるでしょう。株式会社メルカリでは、決まった時期に新卒採用で人材募集するのではなく、「通年採用」で随時エントリーを受け付けているので、常に最新の選考情報をチェックしておくと安心です。
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LINEヤフー株式会社
LINEヤフー株式会社は、2023年10月に今の名称となった業界大手のIT企業です。コミュニケーションアプリ「LINE」や、ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」といった自社開発のITサービスを提供しているのが特徴で、知名度の高さから就職先として高い人気を誇ります。新卒採用では、エンジニア・デザイナー・データアナリストといった職種を募集しており、各種SNSでも積極的に採用情報を発信しています。
楽天グループ株式会社
楽天グループ株式会社は、「楽天市場」「楽天モバイル」など、70以上のサービスを手掛ける業界トップクラスのIT企業です。社内公用語を英語としていることでも知られており、さまざまなバックグラウンドを持つエンジニアが活躍しています。新卒採用ではビジネス職・エンジニア職を募集しており、エンジニア職では高いプログラミングスキルを有した即戦力人材の採用が行われています。プログラミングスキルの高さに自信がある方なら、Webエンジニアとして内定を獲得できるチャンスがあります。
株式会社サイバーエージェント
株式会社サイバーエージェントは、メディア事業・ゲーム事業・インターネット広告事業などに携わる業界でもトップクラスの知名度を誇る企業です。代表的なITサービスには「Amebaブログ」や「ABEMA」などがあり、これらの自社サービスの開発に携わるソフトウェアエンジニア・インフラエンジニアなどを募集しています。同社ではエンジニアを目指す学生向けのインターンや就活イベントを積極的に開催しているため、積極的に参加してみるのも良いでしょう。
株式会社ZOZO
株式会社ZOZOは、「ZOZOTOWN」「WEAR」といった自社サービスを展開する企業です。ECサイトやスマホアプリ開発に強みを持ち、ファッションの分野でさまざまな事業展開を進めているのが特徴です。エンジニアの新卒採用では、入社前に希望職種やプロダクトについて相談できる場が用意された上で配属が決定するため、ECサイト開発に携わるWebエンジニアとしてのキャリアを歩むことも可能です。
3.Web制作会社のエンジニアが向いている人の特徴
次に、Web制作会社で活躍するWebエンジニアが向いている人の特徴について解説します。
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・最新の技術を活かして活躍したい人
・自由な働き方を目指したい人
・ベンチャー精神を持った人
一つひとつ順番にご紹介しますので、自分がWebエンジニアへの適性があるのかどうかを判断する参考にしてください。
関連記事:Webエンジニアに向いている人の7つの特徴!向いていない人が内定を取るコツも
最新の技術を活かして活躍したい人
Webエンジニアに向いている人の特徴として、最新の技術を活かして活躍したい人が挙げられます。Web系とは真逆に位置するSIer・SESでは、大規模なプロジェクトで多くのエンジニアが携わる現場であってもスムーズに開発を進め、信頼性・安定性の高いシステムを開発するためにも、少し古めの技術や言語を使うことが多いです。
SIer・SESでは新たな技術や言語を学んだとしても実践で活かせる場面は少ない一方で、Webエンジニアであれば先端技術を積極的に取り入れている会社も多いので、学んだスキルをすぐに業務に活かせる魅力があります。積極的に新たなスキルを習得し、業界でも最先端の技術を活かして活躍したいなら、Web制作会社への就職をおすすめします。
自由な働き方を目指したい人
Webエンジニアは、パソコンとインターネットがあればどういった環境の中でも働き続けることができます。リモートワークや在宅勤務との相性も良いので、会社に出社して働くだけではなくより自由に働きたいと考える方におすすめの職種です。Webエンジニアとしてのスキルを活かしてフリーランスとして独立し、自由度の高い働き方を実現している先輩も少なくありません。
そのためリモートワークや在宅勤務、もしくはフリーランスといった働き方を追求したい方に向いています。ただし、リモートワークや在宅勤務には向き不向きが存在するほか、フリーランスとして独立する場合には社会保険や福利厚生を利用できないことに注意が必要です。
ベンチャー精神を持った人
Webエンジニアが活躍するWeb制作会社は、ベンチャーやメガベンチャーと呼ばれる自社開発企業が多く、ベンチャー精神を持った方が高く評価される傾向にあります。新しいことに興味を持って挑戦できる方や、スピード感を持って業務に取り組める人は、Webエンジニアの求人で内定を獲得しやすいのです。
IT業界の中でも新たなサービスを生み出す事業に取り組みたい方や、変化の激しい環境で自分を磨きたい方なら、Webエンジニアとして活躍できるポテンシャルは十分です。ベンチャー精神を持って働けることを企業にアピールすることで、Webエンジニアとしての内定を獲得しやすくなるでしょう。
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4.Webエンジニアに人気のWeb制作会社に受かる就活のコツ
最後に、人気のWeb制作会社からWebエンジニアの内定をもらうための就活のコツについてもご紹介しましょう。
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・フロントエンド・バックエンドのスキルを身につける
・自社開発しているITサービスについて理解を深めておく
・Web系に強い就活サイトを活用する
それぞれ詳しく解説しますので、Webエンジニアへの就職を考えている方はぜひ参考にしてください。
フロントエンド・バックエンドのスキルを身につける
人気のWeb制作会社で活躍できるWebエンジニアになるためには、フロントエンド・バックエンド両方のスキルを身につけることが重要です。Web開発では、フロントエンド開発・バックエンド開発をそれぞれ組み合わせることで一つのWebサービスを構築しています。現在では分業制によってプロジェクトを進める現場が多いものの、バックエンドの知識があるフロントエンドエンジニアや、フロントエンドに詳しいバックエンドエンジニアは、どの現場でも重宝される存在です。
新卒・未経験からWebエンジニアを目指す場合には、フロントエンド開発からスタートすることが一般的ですが、HTML/CSSやJavaScriptといった言語を学ぶだけで終わるのではなく、バックエンド開発で用いられるRuby・PHP・Pythonなどの言語も学んでおくと、高いポテンシャルを備えた人材として評価されやすくなるでしょう。
自社開発しているITサービスについて理解を深めておく
人気のWeb制作会社からWebエンジニアの内定を獲得するためには、応募企業が開発しているITサービスについての理解を深めておくことも重要です。自社開発企業のWebエンジニアとして入社した場合、新規事業部などに配属されない限りは、企業が提供している既存のITサービスの開発に携わることになります。
そのため企業側も、自社のサービスについて詳しく理解している人材を優先的に採用しようとする心理が働くのです。企業の事業内容を十分に理解できているということは、企業研究・業界研究が十分で、本当に自分にマッチした企業を選んで応募している印象を与えることもできます。そのため自社開発企業のWebエンジニアを目指す就活では、企業研究には特に力を入れましょう。
Web系に強い就活サイトを活用する
Web系に強い就活サイトに登録して就活に臨むことも、Webエンジニアとして内定獲得するためのポイントです。就活サイトの中には、さまざまな業界の企業を総合的に掲載している就活サイト(ナビサイト)だけではなく、IT業界などの一つの分野に特化した就活サイトも多くあります。
IT業界、特にWeb業界に強い就活サイトを活用すれば、自分に合ったWeb制作会社を探すことにも役立つほか、Web系に強いアドバイザーからのES添削・面接対策といった就活支援を受けられるメリットもあります。これまで総合型の就活サイトしか使ってこなかった方は、ぜひIT業界やWeb系に強い就活サイトにも登録して活用してみてください。
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5.まとめ
Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリの開発に携わる職種であり、主に自社サービスを展開しているWeb制作会社で活躍します。Webエンジニアの仕事内容はフロントエンド開発・バックエンド開発に分類され、それぞれの業務内容で必要とされるスキルは異なります。そのためWebエンジニアを目指す際には、入社後の仕事内容や求められる役割なども理解した上で、就活に臨むことが大切です。
業界でも高い人気を誇るWeb制作会社から内定をもらうためには、フロントエンド・バックエンド両方についてのスキルを身につけたり、応募企業が手掛けているITサービスについての理解を深めたりするのが有効です。IT業界やWeb系に強い就活サイトも活用しながら、理想の会社への就職を目指しましょう。
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授業でプログラミング言語に触った程度で、開発した経験が無くてもITエンジニアとして就職することは可能です。
ただし、応募すべき企業や選考でアピールする内容はしっかりと検討する必要があるため、就活エージェントの利用をおすすめします。
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