サービスを支える縁の下の力持ち。Schooで歩むインフラエンジニアとしてのキャリアとは?

サービスを支える縁の下の力持ち。Schooで歩むインフラエンジニアとしてのキャリアとは?
「知らないことを学びたい、初めてのこともできるようになりたい」という興味でインフラエンジニアの世界にほぼ初心者で飛び込んだ香西さん。内定者インターン期間を経て、現在はサービスの安定運用を支えるインフラエンジニアとして、Schooの縁の下の力持ちの役割を果たしている。「ゆくゆくは何でも屋のようなフルスタックのエンジニアになりたい」と、自ら仕事を取りに行き、常にチャレンジを続ける香西さんのSchooでのエンジニアキャリアをインタビューした。

■企業紹介

「世の中から卒業をなくす」をミッションに、社会人教育事業を展開。オンライン学習サービス「Schoo for Personal」では毎日の無料生放送と、録画授業約8,500本を公開中。法人向けの「Schoo for Business」は、累計導入企業4,000社を突破。 高等教育機関向けDXプラットフォーム「Schoo Swing」の提供や、約58の自治体との連携を通じた地方の教育普及も推進している。(※数字は2024年8月時点累積)

■お話を伺った方


職種 エンジニア
名前 香西幸弘(こうざい ゆきひろ)さん

東洋大学情報連携学部情報連携学科を卒業後、2023年に株式会社Schooに新卒入社。インターンでAWSの基礎やアプリ開発に触れ、入社後はインフラエンジニアのチームに配属。現在は技術戦略ユニット インフラチームに所属し、セキュリティ製品の検証・導入、インフラ基盤の運用・改善、アプリケーションの機能改修など、幅広い業務に携わっている。

 

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1.コンピュータとの出会いは中学の生徒会活動。高校生からプログラミングに触れ、大学では国際学会にも参加

――初めに、香西さんがご卒業された大学・専攻を選んだきっかけについてお聞かせください。

香西 高校2年生のころ、学生向けのキャリア教育イベントに参加し、東洋大学情報連携学部の学部長の講演を聞きました。そこで、当時の学部長が「技術を社会に活かすためには、技術面を高めるだけではなく、いろいろな領域の人たちとの連携が重要だ」とお話されていたことにすごく共感しまして。「ここで学んでみたい」と考えるようになりました。

――そもそも、コンピューターやエンジニアリングに興味を持ったきっかけは何でしたか?

香西 コンピューターに興味を持ったのは中学生のころで、そのころに初めてパソコンに触れています。生徒会活動をしていたので、毎月校内新聞を発行していました。当時、新聞は手書きで作っていたのですが、手間がかかるわりに読みにくいという話になり、そこで初めてパソコンでWordを使うようになりましたね。

そのあたりから、パソコンを使えば絵や音楽などの生まれ持った才能がなくても、自分なりの表現ができると気づき始めました。高校生のころに、コンピューターに詳しい叔父にその話をしたら「プログラミングやってみなよ」とJavaの入門書をプレゼントしてくれて。それからは分からない用語をひたすら調べながら、独学でプログラミングを学びました。

当時は、簡単なHTML、CSS、JavaScriptに触れていた程度で、本格的にプログラミングの領域に足を踏み入れたのは、大学に入ってからです。

――大学生活についてもお聞かせください。大学でもプログラミングは続けられていたのでしょうか?

香西 数学や物理の授業には本当に苦労しました。高校生の頃は文系だったので、理系科目には全く馴染みがなく、友達に助けてもらいながらなんとか乗り越えました。一方で、コンピューターに興味を持つ人やプログラミングの経験がある人が集まる環境に初めて入ったので、すごく楽しい日々を過ごせましたね。「一緒にこれやってみよう」と話ができたり、実際にアプリを作ったりと、仲間といろいろなことができてとてもいい経験でした。

大学では、Python、C言語、Java言語のほか、OCamlというフランスのマイナーな関数型言語も学んでいます。OCamlについてはコンピューターの仕組みやプロセスを学ぶために勉強しました。

――そのほか、大学で取り組まれていたことがあればお聞かせください。

香西 大学4年生のころに、マレーシアで開催されたIEEE International Conference on Computing(以後ICOCO)と、シンガポールで開催されたBlack Hat ASIA(ブラックハット・アジア)の国際会議に参加しています。

1つ目に参加したICOCOは、世界中で開催されている年次会議で執筆者と発表者が研究に合ったフォーラムを発表するものです。私は「MITRE ATT&CK Techniqueと数量化三類を使った感染端末の予測」という論文を、パートナーと2人で作成しました。
Black Hat ASIAは、サイバーセキュリティに関する知識と情報を共有し、あらゆる種類の脅威に対する意識を高めることを目的としたアジア最大級のサイバーセキュリティ・カンファレンスの1つです。Black Hat ASIAでは、ICOCOで発表した論文を進化させた内容で研究発表を行いました。世界中からエンジニアが集まるので、とても良い交流の機会になりましたし、海外で活躍されているセキュリティ界の著名人や日本人との関わりが持てたことはすごく貴重な体験でしたね。

――学生時代から国際的な学会に参加されているのですね! 学会に参加した経緯についてもお聞かせください。

香西 大学4年のころ、研究室の教授が「海外行きたい人いるか?」と参加者を募っていたので、面白そうだなと興味を持って自ら手を挙げて参加したことがきっかけです。

研究室に配属されたのが大学4年の4月末ごろで、そこから7月まではIEEE Xploreで発表する論文の準備に集中していました。IEEE Xploreが終わったら今度はすぐにBlack Hatの準備に取り掛かり、とても慌ただしかったですね。Black Hatが終わってからようやく着手できていなかった卒論の作成に取り掛かりました。学会準備でかなり忙しい生活だったので、卒論準備はギリギリになってしまい、期限直前でなんとか書き終えることができました。

――研究活動が忙しい中で、香西さんは大学院への進学ではなく就職の道を選ばれています。就職活動についてお聞かせください。

香西 就職活動を始めたのは大学3年の12月ごろだったと記憶しています。一緒に開発をしていた友人から「就職活動を始めた」「就職先が決まった」と聞くようになり、自分も動き出しました。

理系の学生だと大学院に進むことが多いと思うのですが、私は早く社会に出てみたいという気持ちがあったのと、当時はまだ研究室配属前の段階で、研究の面白さを知らなかったことから、進学ではなく就職の道を選びました。

就職をするにあたって、「世の中が良くなるために必要なことはなんだろう」とずっと考えていたのですが、自分のなかで一番しっくりきたのが教育や学びのある環境だったんです。そこからは、学びをテーマにしている企業を就活の軸に定め、就職先を選びました。
また、自分の仕事が社会に貢献できていることを強く実感したかったので、自社でサービスやプロダクトを持っている企業を中心に受けていましたね。

――香西さんが就職先にSchooを選んだ理由についてもお聞かせください。

香西 「世の中から卒業をなくす」というSchooのミッションに共感できたことと、働いている人の魅力です。面接をしてくれた先輩方がすごく良い人たちだったこと、最終面接で代表の森と話をした際に「この人のもとで働いたら楽しいだろうな」と思えたことが、Schooへ入社を決めた大きな理由でしたね。

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2.プロダクトの成長にフルコミットできるのが魅力。経験を積むほどやりがいが増えていく

――香西さんは内定者インターンをされていたと伺いました。インターン期間中はどのような経験をしましたか?

香西 大学4年の4月にSchooから内定をいただき、その後に内定者インターンを始めました。インターンの前半はインフラチームのリーダーがまとめてくれた資料や課題を見ながら、AWSを扱うためのインプットを行いました。インターンの後半は、内定者の同期と一緒に社内の手続きを自動化するためのツールの開発に携わりました。

――入社後のチーム配属はどのように決まったのですか?

実は面接の際、大学でセキュリティの領域を専攻していた話をしたところ、インフラ領域をやってみてはどうかという話になりました。インフラエンジニアは未経験だったのですが、私としてはやったことがない領域だからこそのワクワクを感じ、せっかくやらせてもらえるなら是非やらせてほしいとインフラエンジニアの道を踏み出しました。

――内定者インターンを終えてからは、どのような業務に携わりましたか?

香西 ログの監視設定やCI/CDの改善・修正などです。初めは簡単な作業や課題のタスクから始めて、徐々にタスクの範囲を広げていきました。入社1年目の後半には、アプリケーションのバージョンアップ、環境移設対応といった業務にも携わりました。 

学生時代にいくつかアプリケーションを作っていたので、アプリケーションの開発はそれなりにできる自信が付いていました。ただ、初めてのインフラエンジニアの領域で分からないことが多いなか、思うように結果が残せず、悩むことも多かったですね。

――具体的にどういったことで悩みましたか? 解決方法についてもお聞かせください。

香西 技術面や業務フロー、チームメンバーとの連携の取り方などです。「これはどうやって作ればいいんだろう」「誰に何をお願いしたらどういった答えが返ってくる」というのが全然頭の中で整理がつかなくて苦労しました。まずは、自分でとことん調べてみて、それでも疑問に思うことがあれば自分が納得するまで上司に確認をするということを徹底して、解消に努めました。上司に質問するときは納得するまで引き下がらないようにしていたので、もしかしたら上司には迷惑をかけたかもしれないですね(笑)。

――現在の業務内容についてお聞かせください。

香西 内定者インターンの頃から引き続き、インフラの構築がメインです。そのほか、障害発生時の対応やセキュリティ製品の検証・導入、コーディングサポートといったOJT業務、また、Schooは創立14年目でレガシー・アプリケーションも多くあるため、アプリケーションの機能改修なども行っています。

インフラ領域だけでなくアプリケーション開発にも触れたくなるので、上司にお願いをしてときどきスポットでアプリケーション開発チームに参加させてもらい、新規開発に携わる機会も作れています。

――柔軟に対応してもらえるんですね! Schooで働くインフラエンジニアとして、どんなところに魅力を感じていますか?

香西 インフラエンジニアは社内全体のプロダクトを俯瞰する立場にあるので、多角的な視点で問題を把握できます。プロダクト全体の課題を捉えながら、個別の課題を設定し一つ一つスポットで解決していくプロセスが面白いなと感じますね。

一見するとインフラエンジニアの役割は外からは見えづらいものかなと思っています。「縁の下の力持ち」のような側面があり、フロントエンド、バックエンドの開発に携わるほうが直接的にモノづくりの面白さを感じられる側面があるかもしれません。

しかし実際にインフラエンジニアとして、古いシステム環境を新しくしたり、ログを元に細かなアップデートを加えたりすることで、社内のエンジニアから喜んでもらえるのはとても嬉しいです。

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3.目指すはフルスタックのエンジニア。どんどん技術力を高めていきたい

――香西さんはこれからどんなことに挑戦したいとお考えですか?

香西 まずは、1人のエンジニアとして誰からも頼られる人になりたいなと思っています。「香西に頼んでおけば大丈夫」「一回彼に聞いてみて」と周りに安心感を与えられる存在になりたいです。そのために、自分から積極的に仕事を拾いに行くことを意識していますね。インフラでもアプリでも、拾いに行けるものはすべて拾いに行く。 今のうちにどんどん経験を積んで、いつかは「何でも屋」と呼ばれるようなフルスタックのエンジニアになりたいです。

――Schooに入社する新卒エンジニアさんにどんなことを求めますか?

香西 「技術を使って○○をしたい」という気持ちを持っていてほしいですね。Schooのエンジニアは、「世の中の卒業をなくす」「あたたかい革命が起こり続ける社会を作る」という目標を実現するために、技術者として何ができるのか考え、前向きに取り組んでいます。なので、技術を使って何が実現できるのか、どうすればそれを実現できるのかを常に意識できることが大事ですね。また、そういった方と一緒に仕事ができたらきっと楽しいだろうなと思います。

――最後に、学生さんにメッセージがあればお願いいます。

香西 学生のころは流行りのプログラミング言語に手を出しがちだと思うんです。実際、私もそうでした(笑)。それが決して悪いわけではないのですが、それよりもコンピューターがどうやって動くのか、どういう仕組みでプログラミング言語が実行されているのかなど、奥底を知ることが大事だったなと思うところがあって。推察力をつけるためにも、コンピューターサイエンスを勉強することはおすすめしたいですね。 

そして、Schooへのエントリーを迷っているのなら、ぜひ1度受けてみてほしいです。入社する・しないに関わらず、行動してみて初めて分かることってたくさんあると思うんです。少しでもSchooに興味をお持ちであれば、構えずに一歩前に足を踏み出してみてください! 

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