IT系プロジェクトマネージャーとは?気になる年収や別職種との違いも解説

\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.IT系プロジェクトマネージャーとは?
IT業界で活躍するプロジェクトマネージャーとは、システム開発プロジェクト全体のマネジメントを行い、プロジェクトを成功へと導くのが仕事です。プロジェクトマネージャーが担当するシステム開発は、大規模なプロジェクトになると膨大な数のプログラマーやエンジニアが携わることになります。
その中でプロジェクトマネージャーがプロジェクト進行を管理しなければ、それぞれの開発チームが現在どのような進捗なのかが共有されず、開発効率が大きく低下してしまいます。そこで経験豊富なプロジェクトマネージャーが現場に入ることで、明確な役割分担や工程管理により、スケジュールに沿った効率的なシステム観察を実現できるようになるのです。
プロジェクトマネージャーは、システム開発の現場における管理職のような存在であり、プロジェクト全体の責任を負う代わりに好条件のポジションであることがほとんどです。そのため収入面を重視して職種を選びたい方に高い人気を誇りますが、万が一プロジェクトが頓挫してしまった際には、クライアント企業からの管理責任が問われることになるため注意が必要です。
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2.IT系以外でも活躍するプロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーといえばIT業界で活躍する職種を連想する方が多いですが、プロジェクトマネージャーという職種自体はどの業界にも存在しています。たとえば不動産開発プロジェクトのプロジェクトマネージャー、化粧品メーカーの新商品開発プロジェクトのプロジェクトマネージャーなど。
IT業界のプロジェクトマネージャーと、IT系以外のプロジェクトマネージャーとで担当する仕事が大きく変わるわけではなく、プロジェクト全体の責任を負う立場であることや、製品開発のための豊富な知識やスキルが求められる点は共通しています。プロジェクトマネージャーに必要とされるマネジメントスキルやコミュニケーションスキルは、どの業界においても役立つビジネススキルです。
そのため異業界でプロジェクトマネージャーとして活躍した経験がある方なら、IT業界のプロジェクトマネージャーとして活躍できる資質も十分備わっています。ただしIT業界の場合、プログラミングスキルやIT技術など、専門性の高い知識を身に付けなければならない点に注意が必要です。
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3.IT系プロジェクトマネージャーの年収
ここからはIT業界で活躍するプロジェクトマネージャーの平均年収についてご紹介します。
平均年収は684.9万円
IT系のプロジェクトマネージャーの平均年収は、厚生労働省による職業情報提供サイト「job tag」によれば、684.9万円と報告されています。約700万円近い年収が平均の数値となっているので、非常に稼げる職種であることは間違いありません。こちらはあくまで平均の数字であり、年収1000万円以上の収入を得ているプロジェクトマネージャーも少なくないと予想されます。
会社員全体の平均年収を200万円上回る
なお、会社員全体の平均年収は、国税庁による調査「令和5年分 民間給与実態統計調査」によれば、460万円とされています。プロジェクトマネージャーの平均年収と比較すると、200万円以上下回る水準です。この数値を比較するだけでも、プロジェクトマネージャーがどれだけ高収入を得られる職業なのかがわかるでしょう。
未経験・新卒での入社は難しいことに注意
IT業界における卓越したスキルや豊富な経験を活かして高収入を得るプロジェクトマネージャーは、若手のエンジニア志望者からの人気も高く、将来のキャリアパスの一つとしてプロジェクトマネージャーを挙げる方も少なくありません。
しかし前述の通り、プロジェクトマネージャーはIT業界におけるプログラミングスキルやIT技術に関して、非常に幅広い知見が求められる職業です。そのため新卒採用でプロジェクトマネージャーを採用している企業はほとんど存在せず、新卒入社からプロジェクトマネージャーを目指すには、プログラマーやエンジニアとしてコツコツとキャリアを積み上げていく必要があります。
あくまでもベテランのプロジェクトマネージャーだからこそ年収700万円以上を目指せるのであり、新卒採用で入社してすぐに同等の年収が得られるわけではない点に注意しましょう。
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4.IT系プロジェクトマネージャーと別職種との違い
IT業界で活躍するプロジェクトマネージャーは、「システムエンジニア」や「プロジェクトリーダー」といった職種と、役割や仕事内容が近い関係性にあります。ここではプロジェクトマネージャーとIT系の各職種との違いについてご紹介します。
プログラマーとの違い
プロジェクトマネージャーとプログラマーとの違いは、システム開発において担当する領域にあります。プロジェクトマネージャーの仕事内容は、システム開発における上流工程に当てはまります。一方でプログラマーが担当する仕事内容は、システム開発の下流工程です。
プロジェクトマネージャーの場合、上流工程をマネジメントするさらに上流に位置する工程に携わるので、仕事内容には大きな違いがあります。しかしプロジェクトマネージャーへとキャリアアップするためには、現場で活躍するプログラマーとしてのスキル・経験が欠かせません。実際にプロジェクトマネージャーとして現在活躍している方の中には、まずプログラマーとしてキャリアをスタートした上で、最終的にプロジェクトマネージャーへとキャリアアップを果たしたケースが多いです。
システムエンジニアとの違い
プロジェクトマネージャーとシステムエンジニアは、どちらもシステム開発における上流工程に携わる点において共通しています。どちらもクライアント企業との打ち合わせに参加してプロジェクトの方向性を定めたり、プロジェクトの進行管理に携わったりする職種です。しかしプロジェクトマネージャーは、システムエンジニアのチームに対して指示を出す立場にあり、システムエンジニアの上に立つ仕事と言えます。
IT業界における一般的なキャリアパスとして、プログラマーからシステムエンジニアへとキャリアアップした後、プロジェクトマネージャーを目指すというロードマップがあります。システムエンジニアとしてのキャリアを積むことにより、プロジェクトマネージャーとしての仕事を次第に任されるようになり、キャリアアップを果たしやすくなるでしょう。
プロジェクトリーダーとの違い
プロジェクトマネージャーとよく似た職種として、プロジェクトリーダーが挙げられます。プロジェクトリーダーは、システム開発のプロジェクトにおけるより小さなチーム単位のリーダーのことを指します。たとえばプログラマーチームのリーダーや、インフラチームのリーダーのことをプロジェクトリーダーと呼びます。
それに対してプロジェクトマネージャーは、これらのチームがすべて参加するプロジェクト全体のマネジメントを担当する職種です。プロジェクトリーダーとしての経験も、将来プロジェクトマネージャーへのキャリアアップの際に有利に働くため、開発チームにおけるリーダーを募集している場合には積極的に手を挙げると良いでしょう。
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5.IT系プロジェクトマネージャーになるためのスキル・知識
次に、IT業界で活躍するプロジェクトマネージャーになるために、身に付けておきたいスキルや知識についてご紹介します。
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・PMBOKをベースとしたマネジメントスキル
・コミュニケーションスキル
・業界特有の専門知識
それぞれ詳しくご紹介しますので、プロジェクトマネージャーへのキャリアプランを考える時の参考にしてみてください。
PMBOKをベースとしたマネジメントスキル
IT系プロジェクトマネージャーになるためには、プロジェクトマネジメントに関する専門的な知識が欠かせません。IT業界におけるプロジェクトマネジメントの手法やノウハウは、「PMBOK」(ピンボック)と呼ばれる書籍が業界のスタンダードとなっています。IT系のプロジェクトマネージャーがマネジメントスキルを磨こうと考えた時には、まずPMBOKで勉強するように指導されることがほとんどです。
PMBOKを通じてマネジメントスキルを磨くことにより、スケジュール管理やコスト管理、品質管理に関する専門知識を習得することができるので、積極的に学習してみると良いでしょう。高価な専門書で内容も難解なため、マネジメントスキルを初めて学ぶ際には学習サイトや動画サイトの内容から学習し始めることをおすすめします。
コミュニケーションスキル
IT系のプロジェクトマネージャーとして活躍するためには、コミュニケーションスキルも欠かせません。プロジェクトマネージャーは、依頼元のクライアント企業やプログラマーチーム、システムエンジニアのチームなど、さまざまな立場の相手とコミュニケーションを取る機会が多い職種です。大規模な開発プロジェクトになるほど、チーム内やチーム同士でのトラブルも発生しやすくなるため、プロジェクトマネージャーがコミュニケーションスキルを発揮して円滑なプロジェクト進行を支える必要があります。
プログラミングスキルやIT技術とは異なり、コミュニケーションスキルは一朝一夕で身に付けられるものではありません。そのため将来はプロジェクトマネージャーになりたいと考えるのであれば、日頃から対人コミュニケーションに意識を向け、コミュニケーションスキルを高める努力を続けましょう。
業界特有の専門知識
IT業界のプロジェクトマネージャーになるためには、開発するシステムの業界特有の専門知識を身に付けておく必要があります。たとえばWeb開発におけるプロジェクトマネジメントを担当するのであれば、フロントエンド開発とバックエンド開発のそれぞれの知識を抑えておくなど。
プログラミングスキルを身に付けただけの段階では、それぞれの業界における専門用語や知識への理解が進まず、プロジェクトマネジメントに失敗してしまう可能性が高まります。プロジェクトマネージャーとして活躍したい業界をあらかじめ定めておき、その業界における専門知識を学び続けることが大切です。
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6.IT系プロジェクトマネージャーを目指すためのロードマップ
最後に、未経験や新卒からIT系のプロジェクトマネージャーを目指すまでのロードマップについてご紹介します。
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・プログラマー・システムエンジニアとして経験を積む
・プロジェクトリーダーに携わる
・プロジェクトマネージャーへとキャリアアップする
プロジェクトマネージャーの将来性や収入の高さから将来はプロジェクトマネジメントに携わってみたいと考える方は、ぜひこちらのロードマップを参考にキャリアプランを立ててみてください。
プログラマー・システムエンジニアとして経験を積む
IT系のプロジェクトマネージャーを目指すなら、まずはプログラマーやシステムエンジニアとして現場での開発経験を積みましょう。プロジェクトマネージャーは、現場で活躍するプログラマーやシステムエンジニアに対して的確に指示を出すことで、プロジェクトを円滑に進行させるのが役割です。
そのためにはプログラマーやシステムエンジニアの仕事内容を十分に理解しておく必要があり、IT業界でのキャリアを積むことも兼ねて、まずはこれらの職種でスキル・経験を磨くのが最短ルートなのです。その際には就職先の業種についても明確に決めておき、Web業界ならWeb系の企業、スマホアプリ開発に携わりたいならアプリ開発企業の内定獲得を目指すのがおすすめです。
プロジェクトリーダーに携わる
IT系のプロジェクトマネージャーを目指すために、プログラマーやシステムエンジニアとしてのキャリアを積むことができたら、次にプロジェクトリーダーとしての経験を積むと良いでしょう。プロジェクトリーダーは、開発チームにおけるリーダーとしての役割を求められる立場であり、一定のキャリアと意欲があれば誰にでも仕事を任せてもらえる傾向にあります。
プロジェクトリーダーとしてチームをまとめたり、開発プロジェクトをマネジメントしたりする経験は、将来のプロジェクトマネージャーとしてのキャリアにも有利に働きます。また、プロジェクトリーダーとしてシステム開発に携わった実績により、給料アップや昇進が早まるメリットもあるので、入社後の現場で募集されている場合には積極的に立候補してみましょう。
プロジェクトマネージャーへとキャリアアップする
プログラマーやシステムエンジニアとしてのスキルを磨いて、プロジェクトリーダーとしての経験を増やすことができれば、プロジェクトマネージャーへのキャリアアップは難しくありません。社内でのキャリアアップについて先輩や上司に相談してみたり、もしくはプロジェクトマネージャーとしての求人を検索してみたりと、実際にプロジェクトマネージャーとして働き始める準備に入ると良いでしょう。
プロジェクトマネージャーとしての仕事を始めて最初のうちは、責任の大きさややるべきことの多さに圧倒されてしまうことが多いでしょう。しかしプロジェクト全体を俯瞰しながらシステム開発に取り組める立場なので、プロジェクトが完遂した時の充実感はこれまでにないものとなるでしょう。その後の実績によっては、年収1000万円以上の報酬を手にすることも難しくありません。
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7.まとめ
IT業界で活躍するプロジェクトマネージャーとは、システム開発案件におけるプロジェクト全体をマネジメントする職種です。プロジェクトマネージャーと言う職種自体はIT業界特有のものではなく、あらゆる業界で活躍する職種です。しかしIT業界の場合には、プロジェクトマネージャーとして活躍するためにプログラマー・システムエンジニアとしてのスキル・経験が活きてくるため、どのようにキャリアを歩むかが重要となります。
本記事でご紹介した通り、PMBOKをベースとしてマネジメントスキルを身に付けたり、志望業界特有の専門知識を学んだりすることがプロジェクトマネージャーになるためには欠かせません。将来はプロジェクトマネージャーになりたいと考えている方は、ぜひスキルアップの参考にしてみてください。
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