クラウドエンジニアにおすすめの資格と取得順番|ロードマップも紹介

クラウドエンジニアにおすすめの資格と取得順番|ロードマップも紹介
クラウドエンジニアに資格は必須ではありませんが、就活ではスキルや学習意欲を示す手段として役立つ場合があります。

本記事では、クラウドエンジニア資格のおすすめや取得順番、ロードマップ、難易度について解説します。初心者や新卒がどの資格から学ぶべきかを理解し、効率よくスキルを身につけましょう。
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1. クラウドエンジニアに資格は必要?

クラウドエンジニアとして就職を目指す場合、資格が必須かどうか気になる方も多いでしょう。結論として、クラウドエンジニアになるために必ず必要な資格はありませんが、資格を取得することで就活を有利に進められるでしょう。

クラウド分野は専門性が高いため、知識の証明手段として資格が役立つ場面もあります。ここでは、クラウドエンジニアに資格が必要かとあわせて、新卒就活における資格の位置付けについて詳しく解説します。

クラウドエンジニアになるために必ず必要な資格はない

クラウドエンジニアになったり、クラウドエンジニアとして就職・転職するために必ず必要な資格は特にありません。資格がなくてもクラウドエンジニアとして働くことは可能です。
ただ、資格があるとクラウドサービスの基礎から高度なアーキテクチャ設計、セキュリティ管理まで、幅広い知識をカバーしていると証明することができるので、手っ取り早くご自身のスキルを示すことが可能です。

そのため、クラウドエンジニアとしてこれから就職したい場合は資格があった方が有利になりますし、逆に言うと、実務経験が豊富だったりレベルの高いポートフォリオ等を作成できる場合は特に資格でご自身の技術を証明する必要はありません。
そのため、これからクラウドエンジニアとして就職したくてまだスキルがないと言う方は、ぜひ資格の勉強を進めてみることをおすすめします。

新卒就活でクラウド資格を取得するメリット

新卒就活でクラウド資格を取得するメリットは、知識と学習意欲を客観的に示せる点にあります。企業は実務経験のない学生を評価する際、何を学んできたかを重視するため、資格は分かりやすい指標として活用されるのです。クラウド分野は専門性が高いため、基礎資格を持っているだけでも理解度の高さを伝えやすくなります。

クラウド資格の学習を通じて、インフラやネットワークの基礎知識も同時に身につきます。たとえばAWSの資格を学ぶ過程では、サーバー構成やセキュリティの考え方なども理解できるようになるでしょう。こうした知識は面接での受け答えや技術的な会話にも活かしやすく、他の学生との差別化につながります。

資格取得は継続的に学習できる姿勢のアピールにもなります。クラウド技術は変化が速いため、学び続ける力が求められる分野です。資格に向けて計画的に勉強した経験は、入社後も成長できる人材であることを示す材料として評価される場合があります。

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2. クラウドエンジニアにおすすめの資格

では、これからクラウドエンジニアとして働きたいと考えている方に向けて、おすすめの資格を紹介していきます。

AWS認定資格

AWS認定資格とは、世界最大のサービスプロバイダーであるAmazon Web Services (AWS)が提供している、AWSに関する各種技術やスキルを証明することのできる資格です。多くの企業はAWSを利用してサービスを展開しているため、この資格があれば広くスキルをカバーできますのでこれからインフラエンジニアとして就職したいと考えている方にまずおすすめの資格となっています。

AWS認定資格にはさまざまな種類があり、FOUNDATIONAL→ASSOCIATE→PROFESSIONAL→SPECIALTYの順に難しくなっていきます。特にPROFESSIONAL以降は実務経験がある方が望ましいと言われているため、資格取得できるとかなり就職に有利になるでしょう。

Google Cloud認定資格

Google CloudはGoogleが提供するクラウドコンピューティングサービスです。このGoogle Cloudの各機能、技術について、一定の知識を持つことを証明する資格がGoogle Cloud認定資格です。クラウドやインフラに関する知識について問われることはもちろん、データ分析や機械学習などについて問われることもあります。

Google cloud認定資格は初心者向けから中級者、上級者向けと様々なレベルの資格があります。
これから少しずつ勉強しつつ受験したいと言う場合は、Cloud Digital Leaderと言う初心者向けのものから受けつつ徐々にレベルを上げていくと良いでしょう。

Microsoft Azure認定試験

Microsoft Azureは、Microsoft社が提供するクラウドプラットフォームに関する知識や技術力が問われる資格です。AzureはAWS、Gooogleと同様、最大規模のクラウドプラットフォームですので、資格を持っていると数多くの企業でスキルを証明することができます。

Microsoft Azure認定試験にはさまざまな資格が用意されていますが、クラウドエンジニアとして資格を取りたい場合は、以下を受けると良いでしょう。
 

  • ・Azure Fundamentals(初学者向け)

  • ・Azure Administrator Associate(中級者向け)

  • ・Azure Developer Associate(中級者向け)

  • ・Azure Stack Hub Operator Associate(上級者向け)

  • ・Azure Solutions Architect Expert(上級者向け)

LinuC

LinuCはLinux技術者のための資格です。Linuxは世界で広く普及しているOSサーバーで、その技術は、アプリケーションの開発やサーバーの構築、ゲーム、3Dモデリングなどさまざまなことに使用されています。
試験はレベルごとに3段階に分かれており、初級資格から順に、LinuCレベル1・LinuCレベル2・LinuCレベル3とステップアップしていく構成になっています。

無料のオープンソースであるLinuxを用いてサーバーやクラウドのOSを構築しているというケースが多くなっていますので、Linuxに関する知識もある程度つけておく必要があります。これからインフラエンジニアとして働きたいと考えている方にとってはまだ不要ですが、ゆくゆくレベルアップする上では必要になるであろう資格の1つです。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、情報技術全般に関する基本的な知識・技能を持つことを証明できる資格です。基本情報技術者試験はクラウドに関する知識だけでなく、IT戦略やシステムの要件定義など幅広くITに関する知識、スキルが問われる試験となっています。そのため、クラウドエンジニアとしてこれから働こうと考えている方が、まず初めにIT関連の知識をつける際に目指しやすい資格となっています。

多くのSIerやIT企業でも新卒1〜2年目の社員に受けさせていたりするので、クラウドエンジニアに関する詳しい資格を取る前にまずこの資格の勉強をするのもおすすめです。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験とは、情報処理技術者として一定の知識・技能を持つことを証明する試験です。資格の取得難易度は高いですが、ある程度実務経験があればカバーできることもあり、ITエンジニアの登竜門とも呼ばれる資格です。
基本情報技術者試験より一段階難しい資格となっており、より幅広い範囲のITスキルが問われます。

基本的なスキルや知識を有した人が試験の受験対象者となっており、IT技術に関する知識だけでなくアルゴリズムやテクノロジーに関する深い理解、マネジメントや経営戦略などに関する知識も必要になってきます。システムアーキテクチャやネットワークなどクラウドエンジニアリングに関する知識も問われますので、今後のキャリアアップのために活かせる資格の1つです。

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験はIPAが実施する国家試験で、企業が抱える情報のセキュリティに関する計画、設計、評価、運用に関するスキルが問われる資格です。

クラウドエンジニアはクラウド上のインフラを操作して管理するという技術的な能力だけが問われるのではなく、企業が抱える情報を安全な状態で守る役割も果たす必要があります。
そのうえでこの情報セキュリティマネジメント試験で学べる知識やスキルは実務上で役立ちますし、企業の大切な資産を守ることにも繋がります。

個人情報に関する規制や制約が強くなっている今日、セキュリティに強いエンジニアとしてご自身のスキルを証明することのできる資格の1つとなっています。

CompTIA認定資格

CompTIA認定資格とは、ネットワークやセキュリティに関する基本的な分析および改善を進める上で必要なスキルが問われる資格です。さまざまな種類の資格がありますが、主にセキュリティ関連のスキルを証明する上で有用な資格です。
 

  • ・CompTIA Network+(ネットワーク)

  • ・CompTIA Security+(ネットワーク)

  • ・CompTIA Cloud+(インフラ構築)

  • ・CompTIA Sever+(インフラ構築)

  • ・CASP+(サイバーセキュリティ構築)


などの資格が用意されています。世界標準となる資格となっているため、海外のIT企業や外資系企業で就職を検討している方にはおすすめの資格となっています。

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3. 初心者・新卒におすすめの資格

初心者や新卒がクラウドエンジニアを目指す場合は、現在の知識レベルに合った資格から選ぶことが大切です。いきなり難しいクラウド資格に挑戦すると、学習の負担が大きくなり、途中で理解が追いつかなくなることもあります。

ここでは、初心者や新卒におすすめの資格を目的別に分けて紹介します。自分に合う資格を見つけたい方は、順番に確認していきましょう。

まず最初に取得したい資格

クラウドエンジニアを目指す場合、専門的な技術を学ぶ前に、クラウドの仕組みや代表的なサービスの概要を理解しておくことが重要です。基礎を押さえることで、その後の学習がスムーズに進みやすくなります。

たとえば、AWS Certified Cloud PractitionerやGoogle Cloud Digital Leaderなどは、初心者向けの資格として位置付けられています。これらの資格では、クラウドの基本概念やサービス構成、料金体系などを学習できます。専門知識がなくても取り組みやすいため、最初の一歩として選ばれることが多いです。

クラウド分野の全体像を理解しておくことで、自分がどの領域に興味を持っているのかも見えてきます。資格取得を通じて基礎を固めることで、その後の学習や就活でのアピールにもつなげやすくなるでしょう。

IT基礎を身につける資格

IT基礎を身につける資格としては、クラウド以外の分野も含めた基礎知識を学べる資格が適しています。クラウドエンジニアはサーバーやネットワークの仕組みを理解したうえでクラウド環境を扱うため、土台となるIT知識が不足していると応用が難しくなるかもしれません。基礎を体系的に学ぶことで、技術理解のスピードも高まりやすくなります。

具体的には、基本情報技術者試験が代表的な資格です。この試験ではプログラミングやネットワーク、データベース、アルゴリズムなど幅広い分野を学習できます。IT全体の構造を理解できるため、クラウド技術を学ぶ際の前提知識として役立つでしょう。

基礎知識がある状態でクラウド資格に取り組むと、サービスの仕組みや構成の理解が深まりやすくなるでしょう。結果として、資格の取得だけでなく実務を意識した知識習得にもつながり、就活での説明もしやすくなると考えられます。

インフラ理解を深める資格

インフラ理解を深める資格としては、サーバーやOSに関する知識を習得できる資格が適しています。クラウドエンジニアはクラウドサービス上でインフラを構築・運用するため、基盤となる技術を理解しておくことが重要です。クラウドの仕組みだけでなく、その裏側で動いている技術を知ることで、より実践的な理解につながります。

代表的な資格としては、LinuCが挙げられます。この資格ではLinuxの基本操作やサーバー構築、ネットワーク設定などを学習可能です。Linuxは多くのクラウド環境で使用されているため、知識を身につけておくことでクラウドサービスの理解も深まりやすくなります。

インフラの知識を持っていると、トラブル対応や設計の考え方を理解しやすくなります。クラウド資格とあわせて学習することで、単なる知識ではなく実務に近いスキルとして活かせるようになるでしょう。

クラウド専門スキルを証明する資格

クラウド専門スキルを証明する資格としては、実務レベルの知識が求められる資格に挑戦することが有効です。基礎資格でクラウドの全体像を理解した後は、より具体的な設計や運用の知識を身につけることで、クラウドエンジニアとしてのスキルを明確に示しやすくなるでしょう。専門資格は難易度が上がる分、就活においても評価される可能性があります。

具体的には、AWSのAssociateレベル資格やGoogle CloudのProfessional資格などがです。これらの資格では、クラウド環境の構築や設計、運用に関する実践的な知識が問われます。単なるサービスの理解にとどまらず、どのようにクラウドを活用するかを考える力が求められる点が特徴です。

こうした資格に取り組むことで、クラウドエンジニアとしての専門性をアピールしやすくなるでしょう。基礎資格と組み合わせて取得することで、段階的にスキルを高めてきたことも伝えられるため、就活での評価にもつながると考えられます。

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4. クラウドエンジニアが取得すべき資格の難易度比較

クラウドエンジニア資格は難易度によってレベルが分かれており、自分のスキルに合った資格を選ぶことが重要です。初心者向けから上級者向けまで段階的に設計されているため、順番に学習を進めることで理解が深まりやすくなります。

ここでは、クラウド資格の難易度の目安を整理したうえで、初心者・中級者・上級者それぞれに該当する資格の特徴について解説します。自分のレベルに合った資格選びの参考にしてください。

クラウド資格の難易度の目安

初心者向け資格ではクラウドの基本概念やサービスの役割を理解することが中心となり、専門的な設計や構築の知識はあまり問われません。一方で、上位資格になるほど実務に近い内容が出題される傾向があります。

たとえば、AWS認定資格ではFoundational、Associate、Professionalの順に難易度が上がります。Google CloudやMicrosoft Azureでも同様に、入門から上級まで段階的な資格体系が用意されているのです。資格の名称や分類は異なりますが、どのサービスでもレベル別に学習を進められる構成になっています。

難易度を理解せずに受験すると、内容が難しく感じて学習が進まないこともあります。そのため、まずは自分の現在の知識レベルを把握し、基礎から順に取り組むことが重要です。段階的に資格を取得することで、理解を深めながらスキルを伸ばしていけるでしょう。

初心者向け資格の難易度

初心者向けのクラウド資格は、専門的な設計や構築の知識はほとんど求められず、サービスの概要や基本的な用語を理解しているかが重要です。そのため、IT分野をこれから学び始める学生でも取り組みやすい内容となっています。

具体的には、AWS Certified Cloud PractitionerやGoogle Cloud Digital Leader、Microsoft Azure Fundamentalsなどが該当します。これらの資格では、クラウドのメリットや主要サービスの役割、料金体系などが出題範囲です。計算問題や複雑な設計問題は少なく、基礎理解を中心に学習を進められます。

難易度は比較的低いものの、クラウドの全体像を理解するうえで重要な資格です。ここで基礎を固めておくことで、上位資格の学習にもスムーズに進めるようになります。クラウドエンジニアを目指す場合は、最初のステップとして取り組む価値があるでしょう。

中級者向け資格の難易度

中級者向けのクラウド資格を取得するには、サービスの名称や特徴を覚えるだけでなく、どのような構成でシステムを設計するかといった判断力も必要です。クラウドエンジニアとして働く際に求められるスキルに近い内容が問われる点が特徴になります。

代表的な資格としては、AWS Solutions Architect AssociateやAWS Developer Associateなどが挙げられます。これらの試験では、可用性やセキュリティを考慮した構成設計や、適切なサービスの選択に関する問題が出題されます。単なる知識だけでなく、状況に応じた最適な判断ができるかが重要です。

難易度は初心者向け資格よりも高くなりますが、クラウドエンジニア志望の学生にとっては重要なステップです。基礎資格で学んだ内容を土台にしながら、実務を意識した学習を進めることで、より実践的なスキルとして身につけられるでしょう。

上級者向け資格の難易度

上級者向けのクラウド資格は、。複雑なシステム構成や最適化、セキュリティ設計などを総合的に理解しているかが問われるため、学習範囲も広いです。単なる知識だけでなく、実際の運用を想定した判断力が求められる点が特徴になります。

具体的には、AWS Solutions Architect ProfessionalやGoogle Cloud Professional Cloud Architectなどが該当します。これらの資格では、複数の要件を満たす設計を考える問題や、コストやパフォーマンスを踏まえた最適化が出題されます。サービス単体ではなく、システム全体を俯瞰して考える力が必要です。

難易度は高いため、新卒の段階で必須とされることは少ないですが、将来的なキャリアアップを見据えて目標にする価値があります。基礎から段階的にスキルを積み上げていくことで、上級資格にも対応できる知識を身につけられるでしょう。

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5. 資格を取得するべき順番

クラウドエンジニアを目指す場合、資格は順番を意識して取得することが重要です。基礎知識がない状態で難易度の高い資格に挑戦すると、内容の理解が難しくなり、学習効率が下がる可能性もあります。

ここでは、知識レベルや学習段階に応じた資格の取得順番を紹介します。自分の状況に合わせて適切な順序で資格を選ぶことで、効率よくクラウドエンジニアとしての基礎を固めていきましょう。

IT知識がほとんどないなら「基本情報技術者試験」から

IT知識がほとんどない場合は、基本情報技術者試験から学習を始める方法が適しています。クラウドエンジニアはインフラやネットワークの仕組みを理解したうえでクラウドを扱うため、土台となる知識が不足していると理解が進みにくくなることもあるので注意しましょう。基礎を先に固めることで、その後の学習効率も高まりやすくなります。

基本情報技術者試験では、プログラミングやネットワーク、データベース、アルゴリズムなど幅広い分野を体系的に学習できます。クラウドに特化した資格ではありませんが、IT全体の構造を理解できるため、クラウド技術を学ぶ前段階として適しているでしょう。

基礎知識を身につけてからクラウド資格に取り組むことで、サービスの役割や構成の理解が深まりやすくなります。その結果、資格取得の難易度も下がり、より実践的な知識として活かせるようになるでしょう。

クラウドの基礎を学びたいなら「AWS Cloud Practitioner」から

クラウドの基礎を学びたい場合は、AWS Cloud Practitionerのような入門資格から取り組む方法が適しています。クラウドの基本概念やサービスの役割を理解することで、専門的な学習に進むための土台を築くことができるでしょう。初学者でも取り組みやすい内容となっているため、クラウド分野に初めて触れる方にも適しています。

AWS Cloud Practitionerでは、クラウドのメリットや主要サービスの特徴、料金の考え方などを学習できます。設計や構築のような専門的な内容は少なく、全体像を把握することが重要です。これにより、クラウドサービスがどのように活用されているかを理解しやすくなります。

クラウドの基礎を理解しておくことで、上位資格の学習にもスムーズに進めるようになります。まずは入門資格で全体像を把握し、その後に実践的な資格へとステップアップしていく流れが効果的といえるでしょう。

実践的なクラウドスキルを身につけたいなら「Associate資格」から

実践的なクラウドスキルを身につけたい場合は、Associateレベルの資格から取り組む方法が適しています。基礎資格で全体像を理解した後は、実際の設計や運用を想定した知識を学ぶことで、クラウドエンジニアとしての理解を深めやすくなるでしょう。より現場に近い内容を学習できる点が特徴です。

AWS Solutions Architect AssociateやAWS Developer Associateなどの資格では、サービスの選定や構成設計、可用性やセキュリティを考慮した判断が必要です。単なる知識だけでなく、状況に応じて最適な構成を考える力が必要になるため、実務に近いスキルを養うことができます。

このレベルの資格を取得することで、クラウドエンジニア志望としての専門性をアピールしやすくなります。基礎資格で学んだ内容を応用しながら、実践的なスキルとして定着させることで、就活でも説明しやすい知識につながるでしょう。

インフラの理解を深めたいなら「LinuC」などの資格から

インフラの理解を深めたい場合は、LinuCなどの資格から取り組む方法が適しています。クラウドエンジニアはクラウド上でサーバーやネットワークを扱うため、基盤となるインフラの知識が不足していると仕組みの理解が難しくなることがあるので注意が必要です。クラウドの裏側で動いている技術を知ることで、より実践的な理解につながります。

LinuCではLinuxの基本操作やサーバー構築、ネットワーク設定などを学習できます。Linuxは多くのクラウド環境で利用されているOSであり、知識を身につけておくことでクラウドサービスの理解も深まりやすくなるでしょう。インフラに関する知識を補強する資格として位置付けられます。

インフラの知識を持っていると、クラウド環境の設計やトラブル対応の考え方も理解しやすくなります。クラウド資格と並行して学習することで、知識の幅が広がり、クラウドエンジニアとしての基礎力を高めることにつながるでしょう。

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6. 資格取得のロードマップ

クラウドエンジニアを目指す場合は、資格取得を段階的に進めることが重要です。いきなり専門的な資格に挑戦するのではなく、基礎から順に学習することで理解が深まりやすくなります。

ここでは、初心者や新卒の方がクラウドエンジニアを目指す際に参考となる資格取得の流れを紹介します。各ステップを順番に進めることで、無理なく知識とスキルを身につけていきましょう。

STEP1:IT基礎知識を身につける

クラウドエンジニアはサーバーやネットワーク、データベースなど幅広い技術を扱うため、土台となる知識がないと応用が難しくなります。基礎を理解しておくことで、その後の学習をスムーズに進めやすくなるでしょう。

基本情報技術者試験の学習では、プログラミングやネットワーク、アルゴリズムなどITの基本を体系的に学べます。クラウドに特化した内容ではありませんが、システム全体の仕組みを理解するうえで重要な知識が身につきやすいです。幅広い分野をバランスよく学べる点が特徴になります。

基礎知識をしっかり固めることで、クラウドサービスの役割や構成も理解しやすくなります。その結果、後の資格学習の難易度も下がり、効率よくスキルを習得できるようになるでしょう。

STEP2:クラウドの基礎資格を取得する

クラウドエンジニアとして必要な考え方やサービスの役割を把握するためには、全体像を整理して学ぶことが重要です。基礎資格を通じてクラウドの基本を体系的に理解しておくと、その後の応用学習にもつなげやすくなります。

AWS Cloud PractitionerやGoogle Cloud Digital Leaderなどの資格では、クラウドの仕組みや代表的なサービス、料金体系などを学習できます。専門的な設計や構築は求められませんが、サービスの役割や特徴を理解することが中心です。これにより、クラウドがどのように活用されているかを具体的にイメージできるようになります。

基礎資格で全体像を把握しておくことで、上位資格の学習内容も理解しやすくなります。知識を断片的に覚えるのではなく、仕組みとして理解することが重要です。クラウドの基礎をしっかり押さえることで、その後のステップにもスムーズに進めるようになるでしょう。

STEP3:実務レベルのクラウド資格に挑戦する

基礎資格でクラウドの全体像を理解した後は、実務レベルのクラウド資格に挑戦することでスキルをさらに高められます。クラウドエンジニアとして求められるのは、サービスの知識だけでなく、要件に応じて適切な構成を考える力です。実務に近い内容を学習することで、知識を応用できる状態に近づきます。

AWS Solutions Architect AssociateやAWS Developer Associateなどの資格では、システム構成や可用性、セキュリティを考慮した設計が問われます。単なる暗記では対応できず、複数の選択肢から最適な構成を判断する力が必要です。問題の形式も実務を意識したケーススタディが多く、実践的な理解が求められます。

この段階の資格を取得することで、クラウドエンジニア志望としての専門性を具体的に示しやすくなります。知識だけでなく考え方も身につくため、面接での説明やポートフォリオ作成にも活かせるでしょう。基礎から一歩進んだスキルを習得する重要なステップといえます。

STEP4:インフラやセキュリティの知識を広げる

クラウドエンジニアはクラウドサービスだけでなく、サーバーやネットワーク、セキュリティの仕組みも理解したうえで設計や運用を行います。知識の幅を広げることで、より実践的なスキルとして活かしやすくなるでしょう。

LinuCや情報セキュリティマネジメント試験などでは、OSの操作やネットワーク構成、セキュリティ対策の基本を学習できます。クラウド環境はインターネットを前提としているため、セキュリティの理解は特に重要です。これらの資格を通じて、システム全体を安全に運用するための考え方も身につけられます。

インフラやセキュリティの知識があると、クラウド環境の設計やトラブル対応にも対応しやすくなります。単にサービスを使うだけでなく、その仕組みを理解することで、より深いレベルで技術を扱えるようになるでしょう。クラウドスキルを支える基盤として重要なステップといえます。

STEP5:大学生のうちにポートフォリオを作成する

資格取得と並行して、大学生のうちにポートフォリオを作成するのがおすすめです。クラウドエンジニアの採用では、知識だけでなく実際にどのような環境を構築できるかも評価されるためです。資格で学んだ内容を実践に落とし込むことで、理解が深まりやすくなります。

AWSを使ってWebアプリを公開したり、クラウド上にサーバー環境を構築したりする取り組みが代表的です。GitHubでコードや構成を公開することで、自分のスキルを具体的に示せるようになります。こうした成果物は、面接での説明やアピールにも活用しやすい点が特徴です。

ポートフォリオを作成することで、資格だけでは伝えきれない実践力を補うことができます。学習内容をアウトプットする経験は、理解の定着にもつながります。資格と実践の両方を意識することで、クラウドエンジニアとしての評価を高めやすくなるでしょう。

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7. クラウドエンジニアに資格は意味がないといわれる理由

クラウドエンジニアの資格は有用である一方で、意味がないといわれることもあります。資格だけで評価が決まるわけではなく、実務に近いスキルや経験が重視される場面があるためです。こうした背景を理解しておくことで、資格の位置付けを正しく捉えられます。

ここでは、なぜクラウド資格が意味がないといわれるのか、その理由について解説します。資格取得を検討する際の判断材料として参考にしてください。

実務経験の方が重視されることが多いため

クラウドエンジニアの採用では、資格よりも実務経験が重視されることがあります。企業は実際の業務で活躍できる人材を求めるため、クラウド環境の設計や運用に関する経験があるかどうかを重視する傾向があるのです。資格は知識の証明にはなりますが、実際に手を動かして構築できるかまでは判断しにくい場合があります。

実務では、トラブル対応や構成の最適化など、状況に応じた判断が求められます。こうしたスキルは資格の学習だけでは身につきにくく、実際にクラウドサービスを利用する中で習得されることが多いです。そのため、資格よりも実務経験が評価されるケースもあります。

ただし、新卒の場合は実務経験がないため、資格を通じて基礎知識を示すことは有効です。資格とあわせてポートフォリオや学習内容をアピールすることで、実務経験に近い形でスキルを伝えられるようになるでしょう。

資格だけではスキルの深さを判断しにくいため

資格試験は知識の理解度を測ることが中心となるため、実際にどの程度のレベルで技術を扱えるかまでは評価しきれない場合があります。同じ資格を持っていても、実務での対応力には差が出ることもあることを覚えておきましょう。

試験対策として問題の傾向を学習することで、知識を効率よく身につけることは可能です。しかし、実際の現場では要件に応じて構成を考えたり、予期しないトラブルに対応したりする必要があります。こうした応用力は、資格学習だけでは十分に身につかない場合があるので注意が必要です。

そのため企業は、資格に加えてポートフォリオや学習経験も重視する傾向があります。資格は基礎知識の証明として有効ですが、それだけで評価が決まるわけではありません。実践的な取り組みと組み合わせることで、スキルの深さをより具体的に示せるようになるでしょう。

クラウド技術の進化が速いため

クラウド技術は進化が速く、資格で学んだ内容が短期間で変化することがあります。新しいサービスや機能が継続的に追加されるため、試験範囲として学習した内容が実務では最新でないケースも考えられるでしょう。そのため、資格を取得しただけでは十分とはいえないという意見が出ることがあります。

クラウドサービスは頻繁にアップデートされており、数か月単位で仕様が変わることもあります。新機能の追加や既存サービスの改善が進む中で、最新の知識を継続的に学び続けることが必要です。資格試験は一定の範囲を基準としているため、現場で必要な知識との差が生まれる場合もあります。

そのため、資格取得後も学習を続ける姿勢が重要になります。公式ドキュメントの確認や実際のサービス利用を通じて知識を更新していくことで、実務に対応できるスキルを維持しやすくなるでしょう。資格はスタート地点として活用し、継続的な学習につなげることが大切です。

資格よりもポートフォリオや実践経験が評価されることもあるため

企業は実際にどのような環境を構築できるかを重視するため、アウトプットとして確認できる成果物があるかどうかを評価材料とする場合があります。資格は知識の証明になりますが、実践力を直接示すものではないと考えられることもあります。

たとえば、AWSを使ってWebアプリを公開した経験や、クラウド上でサーバー構築を行った実績がある場合、どのような構成を考えたのかを具体的に説明できます。GitHubなどでコードや構成を公開していれば、企業側もスキルを確認しやすくなるでしょう。こうした実践的な取り組みは、学習内容の理解度を示すうえでも有効です。

そのため、資格取得だけで満足せず、実際に手を動かしてクラウド環境を構築する経験も積むことが重要です。資格で得た知識をアウトプットに活かすことで、より説得力のあるスキルとしてアピールできるようになるでしょう。

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8. そもそもクラウドエンジニアとは?

クラウドエンジニアとは、クラウド環境上でITインフラを設計・構築・運用するエンジニアを指します。従来のように物理サーバーを用いるのではなく、インターネット上のクラウドサービスを活用してシステムを構築する点が特徴です。

近年では多くの企業がクラウドを導入しており、クラウドエンジニアの需要も高まっています。ここでは仕事内容や他職種との違い、需要が伸びている理由について解説するので参考にしてください。

仕事内容

クラウドエンジニアの仕事内容は、クラウド環境上でシステムの基盤を設計・構築し、安定して運用できる状態を維持することです。企業のサービスや社内システムを支える役割を担うため、可用性やセキュリティを考慮した設計が求められます。インフラ全体を理解したうえで、最適な構成を考えることが重要です。

具体的には、サーバーの構築やネットワーク設定、データベースの配置、セキュリティ設定などを行います。クラウドサービスを利用することで、必要なリソースを柔軟に増減させることも可能です。運用段階では、システムの監視や障害対応、パフォーマンスの改善なども担当します。

こうした業務を通じて、企業のサービスを安定して提供できる環境を支えます。クラウドエンジニアは裏側からシステムを支える存在であり、ユーザーが快適にサービスを利用できるようにする重要な役割を担っているといえるでしょう。

クラウドエンジニアとインフラエンジニアの違い

クラウドエンジニアとインフラエンジニアの違いは、扱う環境と技術領域にあります。インフラエンジニアは物理サーバーやネットワーク機器を中心に設計・構築を行うのに対し、クラウドエンジニアはクラウドサービス上でインフラを構築する点が特徴です。どちらもIT基盤を支える役割を担いますが、利用する技術や作業内容には違いがあります。

従来のインフラエンジニアは、自社内にサーバーを設置し、機器の選定や配線、設定作業を行うことが一般的でした。一方でクラウドエンジニアは、AWSやGoogle Cloud、Microsoft Azureなどのサービスを利用して、仮想的にサーバーやネットワークを構築します。物理機器を扱わない分、スピーディーに環境を構築できる点が特徴です。

近年ではクラウド化が進んでいるため、インフラエンジニアにもクラウドの知識が求められるケースが増えています。両者は完全に別の職種というよりも、扱う領域が重なりながら発展している関係といえるでしょう。クラウド技術の理解を深めることで、より幅広いインフラ業務に対応しやすくなります。

クラウドエンジニアの需要が高まっている理由

クラウドエンジニアの需要が高まっている理由は、企業のITインフラがクラウドへ移行しているためです。従来のオンプレミス環境と比べて、クラウドはコスト削減や柔軟な運用が可能であることから、多くの企業が導入を進めています。その結果、クラウド環境を設計・運用できるエンジニアの必要性が高まっているのです。

特にWebサービスやアプリ開発を行う企業では、クラウドを前提としたシステム構築が一般的になっています。アクセス数に応じてサーバーを増減させる仕組みや、障害に強い構成を実現するためには、クラウドの知識が欠かせません。こうした背景から、クラウドエンジニアはさまざまな業界で求められています。

さらに、DXの推進やリモートワークの普及もクラウド需要の増加に影響しています。企業がIT基盤を見直す中で、クラウドの活用は今後も広がっていくと考えられるのです。そのため、クラウドエンジニアの需要は引き続き高い水準で推移していく可能性があります。

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9. クラウドエンジニアに求められるスキル

続いて、クラウドエンジニアに求められるスキルについて解説します。資格があるに越したことはないですが、就職/転職するうえで資格は必ず必要というわけではありません。
企業はその人の経験やスキルからクラウドエンジニアとしての適性を判断します。クラウドエンジニアとして求められるスキルをみていきましょう。

クラウドサービスに関するスキル

クラウドエンジニアとしての一丁目一番地、クラウドサービスに関する知識は最も求められるスキルの1つです。特に三大クラウドサービスである、AWS、Google Cloud、Microsoft Azureのいずれかの知識や経験は必ず求められます。クラウドサービスを駆使して、企業がやりたいことを実行し形にする能力が求められます。

実務経験があるに越したことはないですが、これからクラウドエンジニアとして働きたい場合は、少なくともそれぞれのクラウドサービスが提供する初学者向け資格はとっておくようにしましょう。

サーバー・ネットワークに関するスキル

クラウドサービスを運用する上で必要になる、サーバーやネットワークに関する知識・スキルも求められます。クラウド環境はオンプレミス環境と異なり、ネットワーク環境のもとで成立する仕組みです。そのため、インフラとなるネットワークに関する知識がない状態だと、インフラエンジニアとして幅広いケースに対応しづらくなってしまいます。
そのため、ある程度慣れてきたタイミングでサーバーやネットワークに関する資格も取得しておくことがおすすめです。

セキュリティに関する知識・スキル

クラウドエンジニアはセキュリティに関する知識やスキルも求められます。実際にクラウドエンジニアとして働く際は、セキュリティに関する部分は情報システム部などがカバーしてはくれますが、ご自身でもある程度把握しておいた方が細かな連携や調整を最小限にとどめることができ、よりスムーズに開発を進めることができます。

認証や認可、クラウドセキュリティ体制をどう担保するか、Cookieなどの規制をどう対処するかといったテーマを取り扱えるだけの知識を保有しておけるとよりスムーズに仕事を進められるでしょう。

継続的に学習する姿勢

クラウドエンジニアに求められるスキルの一つとして、継続的に学習する姿勢が挙げられます。クラウド技術は日々進化しており、新しいサービスや機能が次々と追加されるため、一度身につけた知識だけでは対応が難しくなることがあるので覚えておきましょう。最新の情報を追い続けることが、実務で活躍するために重要です。

クラウドサービスでは、新機能の追加や既存サービスのアップデートが頻繁に行われます。これに対応するためには、公式ドキュメントや技術ブログを確認したり、実際にサービスを触って試したりすることが有効です。日常的に学習する習慣を持つことで、変化にも柔軟に対応しやすくなります。

継続的に学習する姿勢は、就活においても評価されるポイントの一つです。新しい技術に興味を持ち、自ら学び続ける姿勢を示すことで、成長意欲のある人材としてアピールしやすくなります。クラウドエンジニアとして長く活躍するためにも、学び続ける意識を持つことが大切です。

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10. まとめ

クラウドエンジニア資格は必須ではありませんが、知識や学習意欲を示す手段として就活で役立つ場合があります。特に新卒の場合は実務経験がないため、資格や学習内容を通じてスキルを伝えることが重要です。基礎から段階的に資格を取得することで、無理なくクラウド分野の理解を深められます。

資格はあくまで知識の証明であり、それだけで評価が決まるわけではありません。ポートフォリオの作成や実践的な学習を組み合わせることで、より具体的にスキルを示せるようになります。クラウド技術は変化が速いため、継続的に学び続ける姿勢も重要です。

自分のレベルに合った資格を選び、順番を意識して学習を進めることが大切です。資格と実践の両方をバランスよく取り入れることで、クラウドエンジニアとしての基礎を着実に築いていけるでしょう。

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