
- 1.エンジニアにコミュニケーションはどのくらい必要?
- 2.エンジニアがコミュニケーション力を磨くメリット
- 3.エンジニアのコミュニケーションで求められる能力
- 4.コミュ障でも仕事はできるエンジニアコミュニケーション術
- 5.エンジニアのコミュニケーション能力の鍛え方
- 6.まとめ
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1.エンジニアにコミュニケーションはどのくらい必要?
エンジニアとして働く上で、どのくらいコミュニケーションが必要になるのでしょうか。ここでは、エンジニアが仕事をする際にどのようなシーンでコミュニケーションが求められるのか、どのくらいのコミュニケーション力が必要なのかを解説していきます。
コミュニケーションが必要なシーン
エンジニアが普段コミュニケーションを求められるのは以下のようなシーンです。
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・スケジュール、開発計画を決める時
・要件や仕様を決める時
・情報の伝達や共有、方向のタイミング
・要件の見直しや修正、またレビューをもらうタイミング
エンジニアとして開発物を開発する責任を負う上で必要になってくるのが上記のようなコミュニケーションです。どのような要件にするべきか、ビジネス上の要件やユーザー特性に照らしてどういった仕様を作るべきかを他のメンバーと会話したり、その仕様に基づいて開発計画を立てていくタイミング、また細かい要件の見直しや修正、レビューのタイミングでコミュニケーションが必要になります。
また、エンジニアという仕事の特性上、クライアントやビジネスサイドはITに関して知識がない領域の仕事をエンジニアに依頼して仕事が進んでいきます。そのため、エンジニア側としては複雑なITの知識を咀嚼してビジネスサイド、クライアントにわかりやすく伝えることまで責任が伴ってきます。
したがって、エンジニアは意外とコミュニケーションを取る頻度と数が多く、特に最初の計画策定になると、1日中ミーティングをして会話し続けるといったケースも発生します。
高いコミュ力と仕事上のコミュ力は別物
コミュニケーション能力を高めたいと感じるエンジニアの中には、周りの明るい人や営業担当のような活発なコミュニケーション力をつけたいと感じる方もいらっしゃいますが、エンジニアとして仕事をしていく上でそこまでのコミュニケーション能力は必要ありません。仕事が円滑に進むようなコミュニケーションができればいいだけであって、そのために必要なスキルや能力はある程度限られてきます。過度に雑談力を高める、いわばコミュ力を高める必要はないのです。仕事を進めていく上で必要なコミュニケーションスキルや能力は練習すれば身につくものです。少しずつ解説していきますので参考にしてみてください。
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2.エンジニアがコミュニケーション力を磨くメリット
そもそも、エンジニアがどうしてコミュニケーション力を磨く必要があるのでしょうか。結論から言うと、仕事を円滑に進めてできる仕事の幅を広げていくためです。エンジニアとしてコミュニケーションスキルを培えるとどういうメリットがあるのか、以下で順番に解説していきます。
仕事を円滑に進めることができる
エンジニアとして仕事をしていくうえで、細かな連携や会議、ミーティングの場での議論は必要不可欠です。特に開発計画を立てたり要件・仕様を決める初期のタイミングでは多くのコミュニケーションが求められます。
そんな時でも、相手の話を理解しより良い開発物に仕上げるための会話がスムーズにできれば、双方ともに仕事を円滑に進めることができます。逆に相手の言ってることがわからなかったり、自分から言おうとしても何も話せない形で仕事を進めてしまうと、最初に気づけたずれやミスを後から修正することになったり、その結果開発計画が大きくずれ込んでしまったりすることがあります。
そのため、双方ともにうまく連携して円滑に仕事を進めていく上で、コミュニケーション力は必要になってきます。
ニーズを正確に把握でき、開発物のクオリティが上がる
コミュニケーション力は、自分が上手に話す力だけでなく相手の話を理解したり引き出したりする力も含まれます。そのため、ビジネスチームやクライアントが求める要件を正確に把握し、その要件に合わせて最適な開発物を定義して仕上げる力もコミュニケーション力がないとできません。
相手が言語化できていない要件も数多くありますので、文脈や背景からその言語化を補填しつつ、ニーズを満たした開発物を設計仕切る力も求められます。
管理職へのキャリアアップがしやすい
コミュニケーション力を鍛えることで、管理職やプロジェクトマネージャーへキャリアアップしやすくなると言うメリットもあります。管理職やプロジェクトマネージャーになると、複数人のエンジニアをまとめつつ調整を図りながら開発物を仕上げていく動きへと視座が上がります。他の人をまとめつつ仕事を進めていく上では、相手とスムーズに仕事を進めていくためのコミュニケーション力は必要不可欠です。そのため、普段の仕事からコミュニケーション力を培って仕事を進めていくことで、管理職へキャリアアップしやすくなるというメリットもあります。
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3.エンジニアのコミュニケーションで求められる能力
ここでは、エンジニアが普段仕事をする上で求められるコミュニケーション力とは何を指しているのか、分解して紐解いていきます。コミュニケーション力とは必ずしもうまく話す力だけではなく、傾聴する力や交渉する力などといった、話す以外の要素も含まれます。人によって伸ばすべきポイントは異なる一方で、どれか欠けていると円滑にコミュニケーションを取れません。
それぞれどういった能力で何が必要なのか解説していきますので、参考にしてみてください。
伝える力・伝達力
物事を伝えたり、提案する力はエンジニア問わずどの職種でも求められるスキルです。自分が考えていることを言語化して伝えたり、要件や仕様をクライアントに伝えつつ報告、提案する能力もここでは求められます。難しいコミュニケーションや雑談などは特に必要なく、目的を持って伝えるべきことを伝えることが鍵になります。事前に自分の中で伝えたいことを整理しておき、整理したことを伝えるような準備をしてきちんと伝えることが必要になります。
傾聴力
相手の言っていることを途中でさえぎらず、最後まで聞いて理解する傾聴力も重要になります。相手が話している内容を最後まで聞き、その内容を咀嚼して自分の言葉で伝え直したり議論をするこの力は、意外と簡単ではありません。相手が話している途中に話し始めてしまったり、途中で聞き飽きて別の話に変えてしまったりした経験がある方もいるのではないでしょうか。
相手の話を最後まで聞く傾聴力は、相手と信頼関係を作る上で最低限必要になるスキルです。コミュニケーション力を上げていきたい方はまずこの傾聴力から意識してみることで、少しずつ能力向上することができるようになるでしょう。
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理解力
相手の話を聞き、解釈して理解し開発物の実装に生かす力も求められます。これは、相手の言ってることをそのまま鵜呑みにするのではなく、その真意や背景を汲み取って理解し、相手の期待を上回る提案や開発ができるようになることまで含まれます。
例えば、「ユーザーが押しやすいボタンにしてほしい」と言われた際に、押しやすいボタンだけを開発するエンジニアと、ユーザーが押しやすいボタンが何か解釈し、ボタンだけでなく他のUI・UXまで転用して実装できるエンジニアだと、後者の方がクライアントの期待値を上回って仕事ができていると言えます。
そのため、相手の話の真意まで理解した上で、開発物に活かすことのできるエンジニアはコミュニケーション能力の1つである理解力が高いと言えます。
信頼関係構築力
クライアントやビジネスサイドと良好な関係を作る信頼関係構築力も、エンジニアのコミュニケーション能力として必要な能力の1つです。一般的にコミュ力と言われるとこの信頼関係構築力をイメージされる方も多くいらっしゃいますが、これはあくまでコミュニケーション能力の一要素です。
この信頼関係構築力ができていると、普通の会話からだと聞き出せない内容をぽろっと引き出せたり、相手がまた仕事をしたいと思って再度契約・発注してくれたりなど、より長い目で仕事関係を作っていく上で大事な能力になります。
特に、フリーランスで仕事をする方や受託開発で仕事をする方は、この信頼関係構築力を培えているとより長い間仕事を継続することができるでしょう。
交渉能力
ビジネスサイドやクライアントと仕様、期日、開発計画に関して交渉し、より良い落とし所を見つけるための交渉力も必要なコミュニケーション能力の1つです。
多くの場合、エンジニアは相手から高品質な開発物を、短い期間で仕上げてほしいと言われます。そして大抵の場合、その期日とクオリティは現実的ではないので、品質と工数をトレードオフにかけながら妥協点を見つけていきます。この際、交渉力を培っておかないと、相手の言われたままに開発オーダーを受け取ってしまい、非現実的な開発計画をもとに進んでしまった結果、期日直前に「間に合いません」と報告して相手から叱られるなんてケースに陥ってしまいます。
より良い品質の開発物を作るという前提のもと、現実的な計画や仕様を定めて進めていく交渉能力は、マネジメント職よりになればなるほど求められます。
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4.コミュニケーションが苦手でも仕事はできるコミュニケーション術
続いて、コミュニケーションが苦手な方でも仕事をするために知っておきたい、エンジニア向けの仕事術を解説していきます。コミュニケーションは一朝一夕で改善されるものではありません。
日々少しずつ鍛錬しつつ、ここで紹介するテクニックも併せて相手とスムーズに仕事ができる関係を作っていきましょう。
事前に話す内容を準備しておく
ミーティングや報告会、レビュー会の前に事前に話す内容を用意しておくようにしましょう。アジェンダを決めて自分の話す内容を事前に書いておくというのも1つの手です。
ミーティングの場では、話す内容に対して何か結論が出ればいいだけですので、その場で一から全てスムーズに話せる必要はありません。むしろ、スムーズに話が進まないことで決めたいことを決められず、時間が過ぎてしまう方が大きい損失です。そのため、事前に話したいことをまとめつつ、会議の場で何を話すのかは事前に想定しておけるとよりスムーズにコミュニケーションを取ることができます。
相手への関心を持つ
相手への関心を持つ、というのはコミュニケーション上大事な観点の1つです。相手が何を求めているのか、どういう立場で何を意識して仕事をしているのか、といった背景・文脈を理解するだけで話の理解力は上がります。
これは何も、相手に興味を持って相手の懐に入り込むと言った話ではなく、より良い開発ブツを仕上げる上で大事になってきます。「この仕様を〜〜に変えてほしい」と言われた場合でも、相手が最近このプロジェクトにアサインされた人なのか、このプロジェクトに数年いて大体そのプロジェクトのことを全部わかっている人なのかによって、その仕様変更をどう進めるべきかも変わってきます。
細かな文脈を補填し、仕事を円滑に進める上で相手への関心は重要になってきますので、ぜひ今日から意識してみてください。
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5.エンジニアのコミュニケーション能力の鍛え方
最後に、エンジニアのコミュニケーション能力の鍛え方について紹介していきます。ここで紹介する方法を1日少しずつでも構いませんので実践してみるようにしてみてください。
結論から話す
結論から話す、というのはエンジニアという職種を問わず誰しも意識したいコミュニケーション能力の1つです。何を話したいのかわからないまま話が続いてしまい、結局何の話をしたいのか推測しながら聞いた結果、相手の話を話半分で聞いてしまったということはあるのではないでしょうか?要領を得ない会話はどうしても聞く側にストレスを与えてしまい、円滑に仕事を進めることができません。
結論→理由・根拠→結論という構成で話すことを意識してみるだけで、相手とスムーズなコミュニケーションを図ることができます。
相手の話を最後まで聞く
簡単そうに見えて意外と難しいのが、傾聴力の向上です。相手の話を最後まで聞く、というのは案外難しいものです。
相手の話が長かったり、論理的になっていなかったりすると、どうしても途中で話を聞く気になれなかったり、場合によってはそれが態度に出てしまったりすることもあるでしょう。
ただ、一度の会話の中で数回で構いませんので、相手の会話を最後まで聞くことを意識してみてください。聞いた上で相手に改善してほしいポイントを伝えた方が、相手も納得してくれやすくなります。
途中で話を遮られてしまうとどうしてもイラッとするものです。そのため、一度相手の話を最後まで聞きつつ、その後自分のターンになってから会話を始めることを意識してみてください。
伝え方を一つずつ学ぶ
細かな伝え方を少しずつ学び、実践してみるようにしましょう。例えば、
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・否定する時は改善策までセットで伝える
・結論、要点から話す
・適度に相手に理解を確認しながら話す
といった、細かな伝え方、コミュニケーション術はたくさんあります。コミュ力が高い人もこう言った技術を少しずつ実践し自分のものにしていっているだけで、いきなり初めからできたわけではありません。
そのため、細かな伝え方でよくできるポイントを少しずつ洗い出し、改善していくようにしましょう。
雑談の時間を作ってみる
一緒に働くメンバーと定期的に雑談の時間を作ってみるのもおすすめです。この際、テーマを決めて雑談をしてみる時間を取るのがおすすめです。アニメや漫画、ゲーム、本、スポーツなど、何か一つテーマを決めて会話をしてみましょう。
雑談を通じて相手の知らなかった一面が見えたり、思っていなかった共通点が見つかったりなど、相手と信頼関係を作るきっかけを掴むことができます。
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6.まとめ
この記事では、エンジニアとして働く上でどのくらいコミュニケーションが必要なのか、どうやってコミュニケーション力を培っていくべきなのかといった点について解説してきました。エンジニアとして仕事をしていくうえで円滑なコミュニケーション能力は必要不可欠です。日々少しずつ練習すればコミュニケーション能力を上げていくことは可能ですので、ここで紹介したコミュニケーション術を実践しながら少しずつコミュニケーション能力を上げていきましょう。
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レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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