\ITエンジニア特化の就活支援サービス/
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1. AWSスキルの重要性
AWSとは、Amazon Web Services社が提供している、IaaS型のクラウドサービスです。
近年、スタートアップから大企業まで、多くの企業でクラウドの利用が進んでおり、総務省の調査(※1)によると、現在企業の約6割が何らかのクラウドサービスを利用しているそうです。
IT投資のリスク軽減と調達スピードの速さがメリットであり、企業の業務システムにおいても、従来のオンプレミスからクラウドで再構築するケースが増えています。今後はクラウドを利用した開発が主流になっていくでしょう。
また、経済産業省の調査(※2)によると、今後10年において、クラウドを含めた先端IT人材は10万人以上不足すると予測されており、クラウド人材は市場価値の高い存在です。クラウドは多くのベンダーが提供していますが、米Gartnerの調査(※3)によると、現在のクラウド(IaaS)市場では、AWSが全体の45%と世界一のシェアを持っています。そのため、クラウドの中でもAWSスキルを持つITエンジニアのニーズは高いといえるでしょう。
このような現状から、学生でも、AWSスキルを身に付けることで就活が有利になる可能性があります。
※1参考:総務省「令和2年度情報通信白書」p.344より
※2参考:経済産業省「IT人材需給に関する調査」p.36より
※3参考:ITmedia NEWS「世界IaaS市場、首位AWSのシェアは45% 2位Azureは18% 3位Alibabaは9%」
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2. AWS認定資格の難易度と効果的な勉強方法
次に、AWS認定資格の内容と効果的な勉強方法について解説します。
AWS認定資格の概要
AWS認定資格は、Amazon Web Services社が認定する、AWSの専門知識を証明する資格です。
2021年2月現在、全12種類の資格が用意されており、AWSの設計者・運用担当者・開発者の役割と専門分野ごとに種類が分かれます。さらに、基礎・アソシエイト・プロフェッショナルの3つのレベルが用意されています。
なお、合格率は非公開となっています。
AWS認定資格の種類
基礎コース
6ヶ月程度の基礎的なAWS経験とシステム開発の知識が求められます。体系的に学習することで、AWS未経験の学生でも取得可能な資格です。
認定資格名 | 対象者 | 試験時間 | 合格基準 |
---|---|---|---|
AWS認定クラウドプラクティショナー | 対象者AWS初学者 | 試験時間90分 | 合格基準700点/1000点 |
アソシエイトレベル
1年程度のAWSを使用したクラウドの設計・構築の知識と経験が求められます。学生でも、体系的にAWSの主要なサービスの知識を身に付け、設問に慣れることで合格に手が届くレベルの資格です。
認定資格名 | 対象者 | 試験時間 | 合格基準 |
---|---|---|---|
AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト | 対象者設計者 | 試験時間130分 | 合格基準720点/1000点 |
AWS認定クラウドプラクティショナー | 対象者運用担当者 | 試験時間130分 | 合格基準720点/1000点 |
AWS認定クラウドプラクティショナー | 対象者開発者 | 試験時間130分 | 合格基準720点/1000点 |
プロフェッショナルレベル
2年程度のAWSを使用したソリューションの設計、運用、およびトラブルシューティングに関する包括的な経験を求められます。実務経験と豊富な知識が必要な難易度の高い資格です。学生のうちに取得するには、相当な努力を要するでしょう。
認定資格名 | 対象者 | 試験時間 | 合格基準 |
---|---|---|---|
AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル | 対象者設計者 | 試験時間180分 | 合格基準75% |
AWS認定DevOpsエンジニア-プロフェッショナル | 対象者運用担当者/開発者 | 試験時間180分 | 合格基準75% |
専門知識別
AWS認定資格には、上述した資格の他に、試験ガイドで指定された専門知識分野に関する深い知識と経験を問われる資格もあります。
認定資格名 | 対象者 | 試験時間 | 合格基準 |
---|---|---|---|
AWS認定 高度なネットワーキング-専門知識 | 対象者専門知識分野担当者 | 試験時間170分 | 合格基準750点/1000点 |
AWS認定セキュリティ-専門知識 AWS認定 機械学習-専門知識 AWS認定 Alexa スキルビルダ-専門知識 AWS認定 データアナリティクス-専門知識 AWS認定 データベース-専門知識 |
対象者専門知識分野担当者 | 試験時間180分 | 合格基準750点/1000点 |
AWS認定資格の試験内容
AWS認定資格の試験は、全て択一選択問題もしくは複数選択問題で、AWS認定試験会場(ピアソンVUEまたはPSI)で実施されます。
ピアソンVUEではOnVUEという形式を選択することで、カメラなどの設備や環境に厳しい制約がありますが、自宅で受験することも可能です。
AWS認定資格取得のための学習方法
AWS認定資格取得のための効果的な学習方法を紹介します。
書籍とeラーニングの活用がよく知られた勉強方法ですが、実機の操作と組み合わせて学習することが最も効果的でおすすめです。
書籍
AWSの資格に対応した書籍を購入し、問題集を解いていく方法です。
書籍は体系的に知識が整理されているため、初心者はまず書籍を購入することがおすすめです。
eラーニング
eラーニング(AWSトレーニングやUdemyなど)で試験対策の講座を受講する方法です。
体系的に知識を学べるものや、問題集を解くことに特化したものなどさまざまな講座があります。書籍での学習と合わせて補助的に活用するとよいでしょう。
実機の操作
AWSのアカウントを取得し、書籍やeラーニングの内容を参考に、実際にAWS上でネットワークとサーバーを構築する方法です。
実機の操作は、体系的に学んだ知識を定着化させるために最も効果的な学習方法です。
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3. AWSエンジニアのキャリアパス
AWSエンジニアは非常に市場価値の高い職種であり、将来的にはスペシャリストからジェネラリストまでさまざまなキャリアパスが考えられます。
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・IT技術スペシャリスト
・ITアーキテクト
・ITコンサルタント
・プロジェクトマネージャー
これらの職種は、経済産業省の調査(※)によると年収758万から928万と高年収であるため、キャリアアップによって年収アップする可能性も十分にあります。
ただし、コミュニケーションやマネジメントなど開発以外の幅広いスキルも必要となるため、常に学習意欲を高く保つことが必要です。
※参考:経済産業省「IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果」p.6より
IT技術スペシャリスト
IT技術スペシャリストは、特定のIT技術に特化したスペシャリストです。
難易度の高い大規模なクラウド開発や、先進的なサーバーレス技術を活用した開発に参画し、開発リーダーや技術アドバイザーとして、クラウドの技術力でプロジェクトをリードする役割を担います。
ITアーキテクト
ITアーキテクトは、クラウドやオンプレミスを活用して、顧客の要望に合わせたシステムや環境などを検討・設計する職種です。
AWSだけでなく、Microsoft AzureやGoogle Cloud Platformなどさまざまなクラウドサービスやオンプレミスとの連携を行い、プラットフォームを組み合わせて最適なアーキテクチャを設計します。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、ITの観点から顧客企業の課題を解決する職種です。
クラウドの知識をベースに、課題解決のために最適なクラウドを企画・提案し、主に上流工程を担当します。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、開発プロジェクトの責任者です。
プロジェクト計画を策定し、開発要員を集め、マネジメントスキルを駆使して開発プロジェクトを成功に導く役割を担います。
クラウドの知識を活用することで、見積もりや設計リスクを減らし、より高品質な開発を提供できます。
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4. まとめ
オンプレミス型からクラウドへの以降が進む今、クラウドサービスのシェアトップを誇るAWSのスキルは、今後もニーズが高くなることが予測されます。そのため、新卒からAWSのスキルを身に着けることはその後のキャリア形成においてもメリットが大きいと考えられます。始めは新卒でも取得しやすい平易な試験からスタートし、難易度の高い資格へステップアップを目指しましょう。将来的には、AWSエンジニアから、クラウドの知識を武器に、ITアーキテクトや、ITコンサルタント、プロジェクトマネージャーなどのキャリアの選択が可能になります。
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