ガクチカで嘘を書くとどうなる?創作が必ずバレる理由と書き方に迷った時の対処法

ガクチカで嘘を書くとどうなる?創作が必ずバレる理由と書き方に迷った時の対処法
就活のエントリーシートや面接で定番質問の一つである「ガクチカ」では、印象的なエピソードで採用担当者の興味を引くために、嘘や創作の体験談を書いても良いか迷う学生が少なくありません。大学の先輩からは、嘘を書いて就活を乗り切った話を聞いたことがある方もいるかもしれません。 確かにガクチカで嘘を書いて華やかなエピソードを伝えることで、その場では採用担当者の興味を引くかもしれません。しかしそれ以上に大きなデメリットがあるため、ガクチカを含めて就活全体で嘘をつくことはNGです。ただし、中には許容される嘘や、デメリットの少ない嘘の使い方もあります。 そこで今回の記事では、ガクチカで嘘を書くリスクやデメリット、採用担当者にバレる理由や、ガクチカで許容される嘘について解説します。ガクチカの書き方に迷った時の対処法についてもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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1.ガクチカで嘘を書くとどうなる?起こりうるリスク・デメリット

まずはガクチカで嘘を書いた場合のリスク・デメリットについて、以下の3つのポイントをもとに解説します。

ガクチカの評価が下がる
内定取り消し・損害賠償につながる
就職先のミスマッチが起こる

なぜガクチカで嘘を書くのはNGなのか、その理由を順を追って理解しておきましょう。

ガクチカの評価が下がる

ガクチカの回答において、実際よりも大きな成果を出したことを伝える嘘、就いたことがない役職を経験したと伝える嘘などは、ガクチカの評価を上げるどころかむしろ下がる要因になります。というのも、ガクチカで企業がチェックしているのは、学生がどれだけ大きな成果を出したのかではなく、成果を得るためにどのようなプロセスを踏んだのかという点だからです。学業で好成績を収めたのなら、そのための勉強を日々どのように取り組んできたのかを重視します。

ガクチカの回答で、華やかな成果や輝かしい実績を押し出すようなアピールだけで終わってしまうと、上記のような企業の質問意図を理解できていない学生とみなされ、評価が下がってしまうのです。自分をよく見せようと思ってついた嘘が、結果的にガクチカの評価を下げてしまうのですから、嘘を書くメリットはほとんどありません。

内定取り消し・損害賠償につながる

ガクチカで嘘を書くことで採用担当者の評価を上げようとしていたことがバレると、内定後の場合は内定取り消し、履歴書の嘘が含まれていた場合には経歴詐称で損害賠償につながる危険性もあります。ガクチカを含めて就活でつく嘘は、エントリーシート・履歴書だけの書類審査よりも、面接の段階でバレる可能性が高いです。

企業の立場からしてみると、学生の回答を信じて書類選考や面接を通過させたにもかかわらず、結局そのアピール内容が嘘だと判明すれば、信用した学生に裏切られた形になります。どれだけ実際のスキルや経験が豊富だったとしても、自分たちを裏切る相手と一緒に働きたいとは考えませんから、内定取り消しのリスクが非常に高くなるのです。

就職先のミスマッチが起こる

嘘のガクチカをアピールして実際よりも優秀な自分を演出した場合、入社後に周囲の期待に応えることができなかったり、企業の社風と自分の性格・価値観が合わなかったりして、大きなストレスを抱える可能性があります。自分の求める働き方と企業の働き方とでミスマッチが起こり、早期退職につながるケースは少なくありません。

この場合、もう一度最初から就活を始める必要が出てきます。2社目への転職となれば、前職でどれだけ経験・スキルを身につけてきたかも重視されますから、何も身につけられずに入社した会社を辞めてしまった場合、転職活動でも大きく不利になります。そうした不利な未来を避けるためにも、ガクチカでは嘘をつくのはNGなのです。

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2.ガクチカの嘘・創作が採用担当者にバレる理由

ガクチカのエピソードで自然に嘘を混ぜたつもりでも、なるべくバレないように嘘を入れたつもりであっても、実際にはすぐに採用担当者に嘘がバレてしまうことが多いです。その理由として、以下の理由が挙げられます。

オリジナリティに欠けるため
深掘り質問に対応できないため
適性検査の結果との整合性が取れないため

それぞれ順番に解説していきましょう。

オリジナリティに欠けるため

ガクチカのエピソードで、嘘のバイトリーダー経験、嘘の副部長経験などをアピールした場合、エピソードの内容でオリジナリティが欠けることで嘘がバレるケースがあります。就活のガクチカ例文やガクチカテンプレートでありがちなエピソードに終始しており、あなた自身の独自の経験が書かれていない回答は、創作で書かれたガクチカではないかと判断されます。

また、ほかの回答文と明らかに文体が異なることも、嘘と判断する一つのポイントになっています。自己PRや志望動機の回答は、日本語は決して上手ではないが熱意が伝わる回答だったが、ガクチカの文章は日本語が綺麗に整いすぎていて別人が書いたような回答であるなど。

ガクチカ例文をそのままコピペして提出した場合などに多いパターンなので、エントリーシートを書く手間を省きたいからと、嘘のエピソードをコピペで持ってくることも避けるようにしてください。

深掘り質問に対応できないため

エントリーシートで書かれているガクチカに対して、面接で改めて質問してみるとスムーズに受け答えができなければ、嘘がバレる原因になります。面接では、「なぜそのガクチカに取り組んだのか?」「もし当時に戻れるならどう改善するか?」など、ガクチカのエピソードに一歩踏み込んだ深掘り質問が用意されていることもあります。

そうした質問に対して、嘘で作り上げたエピソードでは対応できないため、面接の段階で嘘のエピソードかもしれないと判断されてしまうのです。このパターンは嘘でガクチカを書いた場合だけではなく、面接対策が不十分な時にも陥りやすいパターンなので、しっかりと面接対策にも取り組むことが大切です。

適性検査の結果との整合性が取れないため

企業の採用活動では、エントリーシートや面接に加えて、適性検査の内容を踏まえて選考することが多いです。この適性検査の結果と、ガクチカのアピール内容が大きくズレていると、嘘のエピソードを書いているのではないかと判断されます。たとえば、適性検査ではあまり社交的ではなく、一人で作業することを好む学生が、ガクチカではリーダーとしてサークル活動に取り組んでいたエピソードを書いていた場合には、ガクチカの回答が嘘なのではないかと思われるのです。

適性検査やガクチカの回答は、あなたとほかの学生との優劣をつけるものではありません。単に学生の性格と、企業の性格(社風)がマッチしているかどうか、相性を調べることが目的です。そのため自分の性格を捻じ曲げてアピールするよりも、自分の性格に合った企業を探し続ける方が、将来的に良いキャリアを積めるチャンスにつながります。

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3.ガクチカで絶対に避けるべき嘘の内容

ガクチカの回答では原則として嘘を書くのはNGですが、その中でも非常にリスクが高く、絶対に避けなければならない嘘も存在します。それは以下の3種類の嘘です。

学歴・アルバイト歴の嘘
資格・免許の嘘
成績・GPAの嘘

これらの嘘がなぜ大きなリスクにつながるのかを解説します。

学歴・アルバイト歴の嘘

就活で使う書類の中でも、エントリーシートではなく「履歴書」で虚偽の内容を書くことは、経歴詐称とみなされます。学歴はもちろん、アルバイト歴(職歴)で嘘を書くことは、最悪の場合で企業から損害賠償を求められる非常に危険な行為です。学歴詐称は、内定後に提出する卒業証明ですぐにバレることになるほか、職歴詐称についても社会保険の加入歴などでバレることが多いです。

ガクチカの回答でも、通っていない学校や働いていないアルバイト先での架空のエピソードを書くことは絶対に避けるようにしましょう。

資格・免許の嘘

経歴詐称と同様に、保有している資格・免許に関する嘘も絶対に避けるべきです。取得していない資格をまるですでに取得しているかのようにアピールするのは、バレた時のリスクが非常に大きいからです。取得した資格・免許の証明書を求められた時にすぐにバレてしまうほか、業務に欠かせない資格をすでに保有していると嘘をついて入社した場合、企業から処分を受ける可能性が高いので注意してください。

資格・免許の取得前で勉強中の場合には、素直に「勉強中です」「取得予定です」といった表現を使いましょう。

成績・GPAの嘘

学業における成績についての嘘も、ガクチカでは避けるべき嘘の一つです。実際の成績やGPAの数字を盛ってガクチカのエピソードとして話した結果、嘘がバレて企業からの評価を大きく下げる原因になります。内定後に提出する成績証明書では、GPAなどの成績や出席日数なども記録されているため、これらの嘘はすぐにバレることになります。

そのため「GPA4.0を獲得しました」「1日も欠席せずに授業を受けました」など、事実とは異なる実績でアピールすることは避けるようにしてください。

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4.ガクチカで許容される嘘とは?

ガクチカの回答で嘘をつくのはNG行為ではありますが、中には就活でも許容されており、選考でも大きなマイナスにならない嘘も存在します。なるべく嘘を書かずにガクチカをアピールするのが理想ですが、以下のような嘘が混ざってしまっても、無理に修正することなくそのまま選考に進んでも問題ありません。

本筋に影響しない間違い・勘違い

ガクチカの本筋には影響しない、些細な間違いや勘違いについては、細かく指摘されることは少なく、許容される傾向にあります。たとえば、部活動のメンバーが本来は33人のところを、間違えて35人と書いてしまった場合が挙げられます。アルバイトの出勤日数が本来は3日なのに、4日と言い間違えた場合も同様です。

こうした細かな数字の間違いは、ガクチカで重視されている学生の「人となり」には影響しないので、嘘が混ざっていたとしても許容されることがあります。ただし、数字に厳しい企業風土の場合には許されないケースもありますので、積極的に嘘をつくことはNGです。

性格や強みの言い換え

ガクチカや長所・短所、強み・弱みについての回答では、強みの内容を言い換えて弱みの回答で書くなど、多少脚色しながら伝えても問題ありません。たとえば、集中力が高いことが強みであることに対して、弱みの回答では頑固な一面があることを伝えるケースが挙げられます。

人の性格や強み・弱みにはさまざまな側面があり、明確に嘘と断言することは難しいです。そのため普段は人付き合いが苦手だが、共通の趣味を持ったメンバーが集まるサークル活動では積極的に行動できるという場合に、コミュニケーション力や積極性が強みであることをアピールしても問題ありません。

もちろん積極的に嘘をつく必要はなく、嘘を書かずに自分の性格や強み・弱みをアピールできるのであれば、それに越したことはありません。

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5.ガクチカで嘘を伝えるほど書き方に迷った時の対処法

ガクチカで嘘を書いても問題ないか気になるということは、ガクチカの書き方に迷ってしまい、回答を書く手が止まっている状況でしょう。ガクチカで嘘を書くのもNGですが、ガクチカの指定文字数や記入スペースを埋められず、空白ばかりの回答で提出するのも避けなければなりません。

そこで次からは、ガクチカで嘘を伝えるほど書き方に迷った時、ぜひ実践したい対処法を3つご紹介します。

企業の質問意図を踏まえて考える
企業の求める人物像をヒントにする
他己分析を活用する

ガクチカで嘘を書くことになる前に、これらの対処法を実践してみてください。

企業の質問意図を踏まえて考える

ガクチカの書き方に迷った場合、ガクチカの質問で企業が何を知りたいのかを考えるのがおすすめです。ガクチカの回答を通じて、企業はあなたの「人となり」を詳しく知りたいと考えています。スキルや強みについては自己PRの項目で知ることができるので、ガクチカの回答では物事に取り組む姿勢やモチベーションの源泉などを重点的にチェックしているのです。

そのため華やかな成果や輝かしい実績をアピールできなくても、ガクチカで不利になることはありません。むしろ失敗体験や後悔話であっても、失敗に対してどのように向き合っているかという姿勢が伝えられれば、採用担当者から高評価を受けられる可能性があります。企業の質問意図を踏まえ、成功体験だけにこだわらずにアピール材料を探してみると良いでしょう。

企業の求める人物像をヒントにする

ガクチカをまとめる時のヒントになるのが、企業の「求める人物像」です。求める人物像では、言葉の通り、「このような特徴を持った学生を採用します」という企業からのメッセージが込められています。「チームワークを重視して働ける方を求めます」と書かれている企業に応募するのであれば、チームワークを駆使して課題に取り組んだアルバイト・部活動・ゼミ活動についてアピールするのが効果的と判断できます。

求める人物像に沿ってガクチカを書くことは、十分に企業研究ができていることを採用担当者にアピールするチャンスにもなります。そのためガクチカを書き始める時には、もう一度志望企業の企業研究に取り組み、どんな学生を求めているのかを明確にしてからエピソードを探すことをおすすめします。

他己分析を活用する

嘘を書くほどガクチカに悩む場合、自分一人だけで考えるのではなく、他己分析を活用するのもおすすめです。他己分析とは、あなた自身と関わる中で印象的だったエピソードや強みについて、自分の周囲の人たちにインタビューすることを指します。家族、友人、アルバイト先の上司などに対して、「自分にまつわるエピソードで印象的なものは何か?」「自分を一言で表すならどんな人物か?」などと質問することにより、自分では気づけなかった一面が見つかることも多いです。

他己分析を行う際には、関係性の深い家族だけではなく、関係性が浅いアルバイト先の上司など、さまざまな関係性の相手に質問してみるのがコツです。関係性の深さを問わず、多くの人が口を揃えて指摘するエピソードや強みがあれば、積極的にガクチカに取り入れてみましょう。

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6.ガクチカで嘘をついていると思われないための対策

嘘をつくことなく事実にもとづいてガクチカを書いているにも関わらず、回答が嘘なのではないかと疑われ、選考での評価が低下してしまうケースも考えられます。そうした不利な状況になることを避けるには、以下の3つの対策を心がけることが重要です。

エピソードの具体性を高める
深掘り質問に対応しておく
エントリーシート・面接での矛盾に注意する

嘘を書いていると無用な疑いをかけられないためにも、これらのポイントを踏まえてガクチカを完成させましょう。

エピソードの具体性を高める

ガクチカのエピソードは、抽象的で具体性が少ないエピソードほど、嘘っぽく聞こえることがあります。それを避けるためには、固有名詞や数字を使いつつ、できるだけ細部まで描写しながらエピソードを紹介するのがコツです。

たとえば「部活動で部長をしていました」と書くだけでは具体性に乏しいですが、「23人が所属するテニス部の部長として、毎日顧問への報告や3つの練習メニューの指示を行いました」と書くことにより、部長としての役割や行動がイメージしやすく、説得力のある内容が完成します。

深掘り質問に対応しておく

エントリーシートに書いたガクチカの回答について、面接で深掘り質問された時にスムーズに回答できないと、嘘のエピソードを書いたのではないかと疑われることがあります。その対策として、深掘り質問への答え方を事前に用意しておくのがおすすめです。

ガクチカに対する深掘り質問には、「なぜその活動に力を入れたのですか?」「その活動からどんなことを学びましたか?」といった質問が挙げられます。こうしたい質問にもスムーズに受け答えできるよう、面接対策に取り組んでおきましょう。

エントリーシート・面接での矛盾に注意する

エントリーシートの回答と面接での回答で噛み合わない部分や矛盾した話があると、どちらかで嘘をついていると判断されることがあります。たとえば、エントリーシートでは「居酒屋のバイトリーダーをしていました」と書いているにも関わらず、面接では言われた仕事をこなすだけのエピソードしか話していなければ、本当はバイトリーダーではなかったのではないかと疑われるでしょう。

そのためエントリーシートと面接において、ガクチカの回答に一貫性が生まれるように意識してみると良いでしょう。選考を通じて一貫性が伝わる学生は、採用担当者からも高く評価されやすくなります。

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7.まとめ

ガクチカで嘘を書いてしまうと、ガクチカの評価が上がるどころか企業の質問意図を理解できていないとして評価が下がる原因になります。内定取り消しによって2回目の就活が必要になることがあるほか、嘘の学歴・職歴を書くと経歴詐称として損害賠償が発生することも考えられます。

嘘のガクチカは、オリジナリティに欠けるエピソードや、面接での深掘り質問への受け答えなどによって、すぐにバレる傾向があります。ガクチカの本筋には影響しない間違いや、性格・強みの言い換えであれば嘘が許容されることもありますが、原則として嘘を混ぜることなくガクチカを完成させるようにしましょう。

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