
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.700字のガクチカは平均よりも多めのボリュームが求められる
700文字の分量でガクチカの回答が求められることは珍しく、一般的には400文字程度の文字数でガクチカについて質問されることが多いです。400文字と比較すると約2倍の分量に相当することから、企業はガクチカの内容をかなり重視して質問していると予想できます。
また、過去に400文字のガクチカを作成して企業に応募したことがある学生にとっても、700文字の回答はゼロから作り直さなければならないほどのボリュームです。場合によっては一つのエピソードだけではなく複数のエピソードを盛り込みながら、指定の文字数をクリアする回答を用意する必要があります。
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2.企業が700字でガクチカの回答を求める理由
まずは企業が700文字のガクチカを求める理由について、考えられる3つの背景について解説します。
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・ESで学生の「人となり」を深く知るため
・他社で使ったガクチカの使い回しを防ぐため
・長文をわかりやすく書く力を見るため
こうした企業側の意図を念頭に置きながら、企業が求める回答をしっかりとカバーできるようにガクチカを作成しましょう。
ESで学生の「人となり」を深く知るため
700文字という分量でガクチカを質問する企業の意図として、エントリーシートの中で学生の「人となり」を十分に確認したいからという意図が考えられます。一般的な企業の選考では、エントリーシートでガクチカの全体像について伝え、そのガクチカの回答をもとに面接で深掘り質問される流れが多いです。
しかし700文字を指定する企業では、ガクチカはエントリーシートで質問するだけにとどめ、面接では質問しないという方針が考えられます。面接中に700文字のガクチカを読み、その内容について質問するのは現実的ではないためです。逆に言えば、学生にとってはガクチカを面接でアピールできるチャンスが少ないという意味ですので、エントリーシート対策にはしっかりと力を入れる必要があります。
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他社で使ったガクチカの使い回しを防ぐため
400文字程度の一般的な文字数ではなく、700文字という指定をあえて選ぶ企業の意図として、他社で使用したガクチカの使い回しを防ぎたいという意図も考えられます。400文字指定のガクチカでは、他社の応募で使ったガクチカの回答をそのままコピペして提出することも可能です。当然採用担当者からの評価は下がってしまいますが、内定を獲得できるチャンスを増やすための一つの戦略であることは間違いありません。
しかし、こうした志望度の低い学生からの応募が増えると、本心から入社したいと考える志望度の高い学生からのエントリーシートを、じっくりと確認する時間がなくなってしまうという事情があります。そこで志望度の低い学生からの応募を抑えるために、700文字というハードルの高い回答を用意していると考えられます。
もしあなたが本心から入社したいと考える企業が、このような経緯で700文字のガクチカを用意しているとしたら、むしろ合格のチャンスが高まると言えます。同じ企業に応募するライバルが少なく、一つひとつのエントリーシートを時間をかけて読んでもらえるため、あなたの魅力が採用担当者にも伝わりやすくなるからです。
長文をわかりやすく書く力を見るため
700文字のガクチカを質問する企業の意図として、長文をわかりやすく書く力を持っているかをチェックする意味合いもあります。700文字の分量でビジネス文書を書く機会は少なく、これまで文章力や表現力をトレーニングしてこなかった学生にとっては、回答を作成することすら困難なボリュームです。
新聞社や出版社、研究機関などの日頃から長文を書く業務が多い職種では、エントリーシートの段階で長文での回答が求められ、基礎的な文章力・表現力が備わっているかがチェックされることも多いです。ガクチカの回答が単なる自己アピールではなく、筆記試験の一つとなっている状態ですので、企業の質問意図を汲み取りながら力を入れて作成する必要があります。
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3.700字のガクチカを書く時の基本構成
700文字と指定されたガクチカを回答する時には、書きたいことを順番に埋めていくのではなく、以下のフレームワークに沿ってエピソードをまとめることが重要です。
結論(何のガクチカに取り組んだのか?)
動機(なぜガクチカに取り組んだんか?)
課題・困難(ガクチカで直面した壁は何か?)
工夫・努力(ガクチカの壁をどう乗り越えたか?)
学び(ガクチカの経験から何を得たのか?)
上記の5つを段落に分けながら回答を作成することにより、ガクチカで企業が知りたいことを効果的にアピールできる文章が完成します。特に重要なのは、結論ファーストで書くこと、そして課題・困難を乗り越えるストーリーをまとめることです。
結論を最初に持ってくる書き方を実践することで、700文字の長い文章であっても、読み手に負担をかけることなく通読してもらうことができます。何について書かれた文章なのかが最初に明確に示されているので、続く文章も理解しやすいからです。一方で結論が最後に書かれている文章の場合、最後まで読まなければ言いたいことが伝わらず、読み手にとって大きな負担となるため注意しましょう。
また、課題・困難を乗り越えるストーリーを描写することは、効果的なガクチカを作るために重要なポイントです。ガクチカに取り組む中で直面した壁について、どのようなプロセスで乗り越えたのかを丁寧に描写しながら、回答を作成しましょう。
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4.700字のガクチカで魅力的に表現する書き方のコツ
続いて、700文字と指定されたガクチカで、あなた自身の魅力を効果的に表現するためのコツを解説していきます。
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・一文を短くまとめながら書く
・成果・実績よりも取り組む姿勢をアピールする
・企業の求める人物像をヒントに作成する
・過去だけではなく未来の視点でもアピールする
これらの4つのポイントを押さえつつ、ガクチカの下書きを作成してみてください。
一文を短くまとめながら書く
700文字という分量の多いガクチカをまとめる時には、できるだけ一文を短くまとめることを意識してください。長い回答を書かなければならないという意識が強いと、一文一文が長くなり、日本語表現にミスが生まれる原因になります。主語と述語が呼応しない文章が生まれたり、まったく同じ意味の文章の繰り返しが発生したりする可能性が考えられます。
そうした情報量の少ない文章が目立ってしまうと、たとえ700文字の分量をクリアしていたとしても、採用担当者からの評価は悪化してしまいます。700文字の文字数をクリアすることはもちろん重要ですが、余計な表現を削れば400文字で収まるような情報量の薄い文章を書いていては、選考を有利に進めるのは難しくなります。
一文ごとの情報量を増やすためには、一文一文を短くまとめ、ワンセンテンスワンメッセージの原則で回答を作ることが重要です。
成果・実績よりも取り組む姿勢をアピールする
ガクチカの回答では、学生がこれまでどのような成果を達成できたのかが評価されるのではなく、その成果を達成するまでにどのような過程を経てきたのかが重視されます。というのも、学生の実績や成果は自己PRの回答を読むことで把握できますが、学生の人柄や価値観については、ガクチカの回答でしか把握できないからです。
特に人物本位の採用を行っている企業では、学生の強みやスキルよりも、どんな人柄の人物なのかが重視されることが多いです。入社後に必要なスキルや知識は、採用後に研修を通じて覚えることができますが、学生の人柄や価値観の部分は簡単には変えられないためです。
だからこそ、ガクチカの回答では成果・実績にフォーカスするのではなく、その成果を得るまでにどのように考え、行動してきたのかを強調する必要があります。
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企業の求める人物像をヒントに作成する
ガクチカの回答を採用担当者に高く評価されるためには、応募する企業の求める人物像を参考にしながら作成するのも効果的です。求める人物像は、その企業が「こんな学生を採用します」と宣言しているメッセージですから、そのメッセージに合致するような条件をアピールすることにより、選考を有利に進めることができます。
たとえば、リーダーシップのある人材を求める企業に応募するのであれば、アルバイト先でバイトリーダーを務めた経験や、部活動で部長を務めた経験をアピールするのが効果的です。周りに言われる前に自発的に行動できる人材を求める企業に応募する時には、一人でコツコツと資格の勉強に取り組んだガクチカが評価されやすくなるでしょう。
過去だけではなく未来の視点でもアピールする
700文字でガクチカを回答する時には、過去の出来事だけを伝えるのではなく、未来の視点でもアピールすることが重要です。過去のエピソードについて具体的に紹介している学生は多いですが、そのエピソードから学んだことを、社会人になってからどう活かすかをイメージできている学生は多くありません。
たとえば、アルバイト経験を通じて、周囲と協力しながら仕事に取り組む大切さを学んだことをアピールしたとします。その場合には、「この経験を通じ、貴社に入社した際にもチームワークを重視して仕事に取り組みたいと思います。」のように、学びを活かして働こうとする意思を示すと良いでしょう。
ガクチカを作成する前に改めて企業研究を深めておき、入社後にどのような仕事を任されるのかをイメージしながら、将来のビジョンを作成するのも有効です。
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5.700字に届かない場合の文字数の増やし方
700文字のガクチカに回答するよう求められた時、その場で700文字の原稿を用意できる学生は多くありません。じっくりと時間をかけながら文字数を増やし、700文字をクリアする方がほとんどでしょう。
では、作成しているガクチカが700文字に届かない場合、どのように文字数を増やせば良いのでしょうか。
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・エピソードを5W1Hで深掘りする
・ガクチカに取り組む時の心情・感情を書く
・応募する業種・職種に合わせて書く
ここではガクチカの情報量を落とすことなく、文字数を増やすための上記3つのテクニックを解説します。
エピソードを5W1Hで深掘りする
ガクチカの根拠や具体例として紹介するエピソードは、5W1Hを使って深掘りすることにより、説得力を高めながら文字数を増やすことができます。
たとえば、居酒屋のアルバイトで周囲のメンバーと協力して仕事に取り組んだエピソードを書く場合には、自分はどのような役割だったのか、ほかに誰がいたのか、いつから協力し合えるようになったのか、なぜチームワークが必要な状況になったのかなど。5W1Hを意識しながら詳しいエピソードを描写してみましょう。
このようにエピソードの細部を描写することにより、オリジナリティや独自性が生まれ、説得力のあるガクチカを作ることができます。他社のガクチカの使い回しではなく、自社に応募するために力を入れて作成したことが伝わり、選考でも有利に働くでしょう。
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ガクチカに取り組む時の心情・感情を書く
700文字の指定をクリアするためのテクニックとして、ガクチカの活動に散り組む時の自分の内面について書くことも重要です。たとえば、部活動のエピソードの中でトラブルに遭遇した時、自分の内面では焦りや不安を感じていたのか、それとも逆境に立ち向かおうとするエネルギーが生まれていたのかによって、評価される企業は異なってきます。
逆境に負けない体育会系タイプの人材を求める企業であれば、後者のタイプが高く評価されやすいでしょう。一方で、慎重な作業が求められる技術職や事務職を募集している企業では、前者のタイプが高く評価されやすい傾向があります。どちらが正解・不正解ということはなく、あくまでも自分の性格と企業のマッチングが重要ですので、自分の内面について偽ることなく正直にアピールしましょう。
応募する業種・職種に合わせて書く
ガクチカの回答が700文字に届くように文字数を増やしたい場合、応募する業種・職種に関連させながらエピソードを書くことも効果的です。たとえば、システムエンジニアの職種に応募する場合、業務に役立つプログラミング言語を独学した経験をアピールするのも効果的ですが、実はプログラムを書く時に欠かせない英語力をアピールするのも重要だったりします。
また、営業職に応募する時には、接客業やサービス業の経験が重視されやすいですが、実際にはプレゼン資料の作成や企画書の提出といった業務も担当するため、PCスキルをアピールすると高く評価されやすいです。
このように業界・職種で求められるスキルや素質について事前に調べておくことにより、ガクチカでどのような方向性でアピールすれば良いかが固まりやすくなります。その意味でもガクチカを作成する際には、改めて業界研究・企業研究に取り組むことが重要なのです。
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6.700字のガクチカのアピール例文
「私が学生時代に最も力を入れたのは、家庭教師のアルバイト経験です。高校時代から人に物事を教えることが楽しいと感じるタイプだったため、将来は教育業界を視野に入れて就活に取り組みたいと考えました。社会経験を積むためのアルバイトを始める際にも、志望業界に近い職種として家庭教師のアルバイトを選択しました。
私はこれまで3つの家庭で指導を担当しましたが、いずれの家庭でも、どのように勉強すれば良いかわからない、わからない部分がわかっていないという悩みを持っていることに気づきました。そこで家庭教師として指導を始める時には、科目の中で理解できた単元にチェックマークを入れるリストを自作し、生徒の理解度を客観的に把握できる仕組みを整えました。このチェックリストによって生徒自身でも理解度を振り返ることができるため、講師の前で背伸びをしてわかった気になるなどの弊害も防ぐことができました。シンプルなチェックリストですが、この存在のおかげで生徒や親御さんからも、勉強に取り組みやすくなったという感想をいただきました。
この家庭教師のアルバイト経験から私が実感したのが、大きな成果のために大きな変化が必要とは限らず、ちょっとしたシンプルな変化が成果に結びつくという学びです。この学びは、私自身が学業に取り組む時にも活かされました。家庭教師で用いているチェックリストと同様のものを自宅で掲示しておくことにより、大学の課題に取り組みやすくなった経験があるからです。
大きな成果を得るために小さな変化を起こすことの重要性は、貴社に入社してプログラミングスクール事業に携わる時にも、きっと活かされると信じています。」(696文字)
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7.700字のガクチカを作成する時の注意点
最後に、700文字のガクチカを作る時に注意したいポイントについて、次の3つの観点からご紹介します。
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・文字数のルールをしっかりと確認する
・文字数よりも情報量を重視する
・嘘や創作で文字数を足さない
企業が求める文字数をクリアし、選考を有利に進めるためにも、これらの注意点を押さえつつガクチカを作成してみてください。
文字数のルールをしっかりと確認する
ガクチカの回答での文字数のルールは、細部までしっかりと確認してからエントリーシートの作成に進むことが重要です。たとえば、同じ700文字指定でも、「700文字以下」と「700文字以上」では、日本語の意味が大きく異なります。「700文字以下」では690文字の回答でもOKですが、「700文字以上」の場合は690文字はNGと判断されるからです。
「1文字くらい足りなくても大丈夫だろう」と考えて、ルールを守っていないガクチカを提出してしまうと、どれだけ内容が優れていたとしても選考が不利になる原因となります。ルールを守れない学生は、社会のルールも守れない人物ではないかと判断され、内定が見送られる危険性が高まってしまうからです。
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文字数よりも情報量を重視する
700文字と比較的多い分量を指定された場合、文字数をクリアすることに注意が向きがちですが、文字数よりも重視したいのが「情報量」の豊富さです。文字数が700文字をクリアしていても、同じ意味の文章の繰り返しで情報量が伴っていなければ、文字数だけを意識して作り上げた回答と評価されてしまいます。
ガクチカの情報量が伴っているかどうかは、「その一文を削ったら意味が通じなくなるか」という判断基準でチェックしてみると効果的です。ガクチカの回答の一文一文に大きな意味があり、削ったら未完成の回答となってしまう状態であれば、情報量が豊富で採用担当者にも好印象を与えられるエントリーシートと判断できます。
嘘や創作で文字数を足さない
700文字のボリュームをクリアなんとかクリアしようと、嘘や創作を混ぜながら文字数を稼ごうとするのもNGです。事実とは異なるエピソードを書くことは、バレた時のデメリットが非常に大きく、メリットはほぼ皆無だからです。ガクチカで嘘のエピソードを書いたことがバレた時には、内定取り消しなどの結果につながり、就職浪人に至るケースも少なくありません。
就活をゼロからもう一度繰り返すことにならないよう、ガクチカの回答では事実をありのままに伝えることを心がけてください。
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まとめ
700文字のガクチカは、ガクチカの文字数指定ではかなり多めの分量であり、企業側は回答の内容に加えて文章力を重視してチェックしている可能性が高いです。そのため700文字でガクチカを回答する時には、一文を短くまとめながら書いたり、企業の求める人物像をヒントに作成したりする工夫が求められます。
ガクチカの回答が700文字に達しない場合には、5W1Hでエピソードを深掘りしたり、応募する業種・職種に関連させたりしながら、情報量を増やしつつ文字数を埋めるのが効果的です。文字数指定のルールを十分に確認し、嘘や創作で文字数を足さないことにも注意しながら、あなたの「人となり」が伝わる回答を作成しましょう。
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