
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
1.就活で評価されるガクチカの条件とは?
就活対策でよく使われる「ガクチカ」とは、「学生時代に力を入れたこと」を略した言葉です。就活では頻出の質問の一つのため、質問文を省略したガクチカという言葉が使われることが多くなっています。
このガクチカの質問では、企業は学生のこれまでの成果や実績よりも、物事へ取り組む姿勢や考え方を重視しています。社会経験の少ない学生の選考では、スキルや経験で違いが出ることが少ないため、人物性を合否の判断としている企業が多いのです。そのため企業から評価されやすいガクチカの条件として、以下の3つが挙げられます。
-
・取り組んだ成果よりもプロセスが伝わること
・求める人物像にマッチしていること
・入社後に活かせる学びを得ていること
それぞれ詳しくご紹介しましょう。
取り組んだ成果よりもプロセスが伝わること
就活では、学生時代に取り組んだことで得られた成果よりも、成果を得るまでのプロセスを重視したガクチカが評価されます。たとえば、「学生時代に簿記1級の資格を取得しました。」と書く学生よりも、「学生時代に二度の不合格を経て、勉強方法を見直して先輩からのアドバイスを受けながら、3回目の受験で簿記2級の資格を取得しました。」と書く学生の方が、好印象を持たれやすいのです。
もちろん高いスキルをアピールできるに越したことはないのですが、企業も採用時点でのスキルの有無は重視していません。それよりも長期的な視点で、自社の研修でしっかりと学び、現場で活躍し続け、長期間にわたって企業の売上に貢献してくれるような学生を求めているのです。そのためには、仕事や業務にどのような姿勢で向き合うかを、ガクチカでアピールする必要があるのです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
求める人物像にマッチしていること
ガクチカでは、あなたの「人となり」を判断することで、企業の求める人物像にマッチしているかどうかがチェックされます。求める人物像というのは、その企業の最前線で活躍している社員や、成果を残している社員の特徴をまとめたリストのことです。求める人物像にマッチする要素が多いほど、その企業で活躍しやすい学生とみなされます。
ガクチカを書く時には、自分の強みや過去のエピソードを深掘りする自己分析が重要であると言われますが、実はそれと同じくらい企業研究も重要になります。企業が求めている人材をイメージしながらガクチカを作成しなければ、あなたの強みと企業とのミスマッチにも気づくことができないからです。
入社後に活かせる学びを得ていること
ガクチカのエピソードを通じて、企業は入社後に活かせる学びを得ていることを重視します。ここで言う学びとは、簿記についての勉強やプログラミング学習といったものではなく、協調性・計画力・課題解決力などのソフトスキルのことを指します。これらの学びを学生時代に経験した学生は、社会に出てからもその学びを応用し、困難に負けることなく業務に取り組めると判断されます。
たとえば、サークル活動を通じて、メンバー同士の協調性を大事にすることでより高いパフォーマンスを発揮できるという学びを得た学生がいたとします。そうした学生は企業に入社した後も、チームのパフォーマンスを最大化するために、協調性を持って働いてくれると予測されるのです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
2.ガクチカの作り方・考え方の5つのステップ
次に、企業から評価されやすいガクチカの具体的な作り方・考え方について、5つのステップにわけてご紹介します。
-
・企業研究・自己分析を行う
・ガクチカでアピールするテーマを絞る
・テーマに合わせてエピソードを選ぶ
・エピソードを通じた困難・工夫・学びをまとめる
・フレームワークに沿って回答を作る
上記の流れに沿ってガクチカを作ることで、選考を有利に進めるエントリーシートを完成させることができます。それでは詳しく解説していきましょう。
企業研究・自己分析を行う
印象的なガクチカを作るためには、企業研究・自己分析の両方が欠かせません。企業研究によって事業内容や求める人物像を把握して、どのようなガクチカをアピールできると良いのかを把握すること。自分の強みや過去の出来事を客観視しながら、自己分析によってアピールポイントを探すこと。この2つが、選考を有利に進めるガクチカに欠かせない要素です。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
ガクチカでアピールするテーマを絞る
次に、ガクチカでアピールするテーマを絞っておきましょう。ガクチカで使われる人気のテーマには、学業・アルバイト・サークル活動・部活動などが挙げられます。ほかにも、早起きやダイエットのような日常生活における取り組みや、長期間続けてきた趣味などもアピール材料です。
まずはこうしたテーマの中から、ガクチカでどの活動を題材とするかを決めておきましょう。おおまかなテーマを決めておくことにより、具体的なエピソードを思い出しやすくなり、スムーズに書き始めることができるでしょう。
テーマに合わせてエピソードを選ぶ
直前で決めたテーマをもとに、過去の出来事を振り返りながらアピールするエピソードを決めましょう。たとえばアルバイト経験をテーマとする場合には、これまでのアルバイトの中で印象的なエピソードや、強い感情が伴ったエピソード、経験する前後で大きな変化があったエピソードなどを振り返ってみるのがおすすめです。あなた自身の「人となり」が伝わるエピソードや、企業が求める人物像に一致するエピソードを選ぶと、なお良いでしょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
エピソードを通じた困難・工夫・学びをまとめる
ガクチカでアピールするエピソードが決まったら、そのエピソードを要素分解しながら切り口を考えてみましょう。ガクチカの回答を書く時には、あなたが直面した困難に対して、どのように工夫して乗り越え、どのような学びを得たのかというストーリー形式で伝えるのが効果的です。今回選んだエピソードでは、どのような困難・工夫・学びがあるのかを箇条書きにしながらまとめてみましょう。
フレームワークに沿って回答を作る
最後に、印象的なガクチカをアピールするためのフレームワークに沿って回答を作成します。フレームワークとは、ガクチカの全体の流れを決める構成のことを意味します。自分が書きたいようにガクチカを書いてしまうと、採用担当者にとって何が言いたいのかわかりにくくなる可能性があります。そこでガクチカのアピールポイントを目立たせるためのテンプレートに当てはめて、回答を作ることが大切です。
具体的なフレームワークは、次項で詳しくご紹介しましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
3.ガクチカの作り方の参考になる構成のフレームワーク
エントリーシートや面接であなた自身のガクチカを効果的にアピールするためには、下記の5つの流れに沿って構成を組み立てる作り方を実践してみましょう。
-
・結論
・動機・根拠
・目標・課題
・取り組み・結果
・学び
それぞれの構成で押さえておきたいポイントをご紹介します。
結論
ガクチカの基本的な作り方として、回答の冒頭では結論を簡潔に伝えるようにしてください。ガクチカにおける結論とは、「学生時代に力を入れたことは何ですか?」という問いに対する答えです。「私は学生時代に力を入れたのは、アルバイトです。」のように、質問に直接回答することが大切です。
当たり前の書き方のように思えるかもしれませんが、ガクチカの回答の中にはいきなりエピソードの紹介から始まるケースが非常に多いです。しかし最初に結論を提示しておかなければ、採用担当者にとってこれから何についての話が始まるのかが分かりにくくなります。結論を最後に伝えようとすると、話が飛び飛びになって一貫性が失われてしまうこともあるので、冒頭でしっかりと結論について触れておきましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
動機・根拠
次に、ガクチカを選んだ理由や根拠となる部分を紹介しましょう。アルバイト経験について伝えるのであれば、なぜそのアルバイトを選んだのかを伝えるのがポイントです。「暇で時間があったから」「お金が欲しかったから」といった理由ではなく、「将来の学びのために接客業を経験したかったから」などと、自主的に活動に取り組んだことをアピールできると良いでしょう。
目標・課題
続いて、ガクチカに取り組む中で掲げた目標や、直面した課題について説明しましょう。たとえば、アルバイト先の飲食店で人手不足という課題に直面したことや、売上を30%伸ばすことを目標に据えたエピソードなどが考えられます。こうした目標を達成するプロセスでどのような努力・工夫をしてきたのかが、ガクチカで最も評価されるポイントです。すぐに達成できる簡単な目標ではガクチカの説得力が下がってしまうため、達成が困難な目標であるほど望ましいです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
取り組み・結果
前述した目標・課題に対して、あなた自身がどのように考え、取り組んできたのかを重点的に回答しましょう。ガクチカにおける目標・課題への向き合い方は、企業にとっては入社後の業務への向き合い方の参考となる情報です。そのため課題に向き合う時のあなたの心境やアプローチ方法などを、できるだけ具体的に伝えることが大切です。
学び
最後に、ガクチカを通じてあなたが得られた学びについてもアピールしましょう。ガクチカの回答で、ただアルバイトの出来事を羅列するだけでは、企業にはあなたの人柄が伝わりにくくなります。その経験でどのようなソフトスキルを学んだのか、その学びを入社後にどのように活かしていくのかを伝えられると、採用担当者から高く評価されるガクチカとなります。過去のエピソードを伝えることに加えて、未来のビジョンについてもアピールすることがコツです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
4.「ガクチカがない…」と思い浮かばない時の対策
ガクチカの作り方については理解できたが、肝心のエピソードが思い浮かばずに悩む学生は少なくありません。ガクチカがないと感じている方の中には、より輝かしい実績があり、採用担当者にインパクトを与えられるエピソードでなければならないと思い込んでいるケースが多いです。そうした思い込みを外し、フラットに過去の経験を振り返ってみることが大切です。
その際には、以下のような基準でガクチカのエピソードを用意してみてください。
-
・成功体験ではなく失敗経験から考える
・他己分析を参考にする
・今からガクチカを用意する
それぞれの対策について順番に解説します。
成功体験ではなく失敗経験から考える
ガクチカのアピール材料となるのは、実は成功体験だけには限りません。たとえ失敗体験であっても、失敗するまでにどのように工夫し、考えて取り組んできたのかを丁寧にアピールできれば、採用担当者に好印象を与えることができます。多くの学生は成功体験をアピールすることが大半なので、失敗体験を取り上げるだけで印象的なガクチカを作れるメリットもあります。
失敗体験をアピールする時にも、プロセス重視で書くことを心がけると良いでしょう。たとえば、「接客のアルバイトでお客様の注文を忘れてしまうというミスを起こしてしまったため、二度とこのような失敗を起こさないよう、注文のメモの取り方や伝票の配置を工夫し、ミスが発生しにくくなる仕組みを整えました。」のようなアピール方法も考えられます。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
他己分析を参考にする
ガクチカが思い浮かばない時に有効な方法として、「他己分析」が挙げられます。他己分析は、家族や友人、先輩などの他人にあなたのことを分析してもらう方法です。具体的には、「学生時代の私はどんな人物だったか?」「私にまつわる印象的なエピソードはあるか?」などと質問しながら、客観的な意見を参考にするのがポイントです。
他己分析を行うことで、これまで自分が忘れていたエピソードを思い出せたり、自分が思っていたものとは違った客観的な評価が聞けたりします。そうした意見をヒントに、ガクチカでアピールできるエピソードを作成できることも多いので、ぜひ取り組んでみてください。
今からガクチカを用意する
ガクチカがどうしても思い浮かばない場合、今からガクチカに使える体験に取り組むという選択肢もあります。たとえば、就活を兼ねてインターンに参加したり、ボランティアや資格の取得を目指したりする方法が挙げられます。ガクチカには取り組んだ期間の長さや時期などに指定はないため、今からエピソードを用意することも十分に可能です。
前述したガクチカのフレームワークに沿って、自主的に目標や課題を設定し、工夫して取り組む経験を積むことにより、就活でアピールしやすいエピソードを作ることができます。自己分析・他己分析などを繰り返してもガクチカが思い浮かばない場合には、こうした方法も試してみると良いでしょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
5.ガクチカを作る時に注意したいNG例
最後に、エントリーシートや面接でガクチカを回答する時に気をつけたい注意点についてご紹介します。ガクチカに限らず、就活におけるマナーやルールに違反してしまうと、選考で不利な立場に置かれてしまうことも十分考えられます。そうした状況になることを防ぐためにも、以下の3つの注意点を必ず守るようにしてください。
-
・事実とは異なるエピソードを使わない
・高校以前のエピソードは避ける
・読み手に合わせて専門用語を使用する
一つひとつ詳しくご紹介します。
事実とは異なるエピソードを使わない
ガクチカの回答を作る時には、採用担当者の評価を上げるためにと、事実とは異なるエピソードを使ってしまうのはNGです。嘘や創作のエピソードを書いたり、事実を誇張して伝えたりすると、嘘がバレた時に企業との信頼関係を失う結果になります。内定を受け取った後に嘘が発覚した場合、内定取り消しになるリスクも考えられます。
また、本来の自分よりも優れた人物としてアピールした場合、たとえ内定が得られたとしても、入社後にあなた自身がミスマッチを感じる可能性が高くなります。本当に自分がやりたかった仕事とかけ離れていたせいで、数ヶ月や数年で退職することにもなりかねません。就活のやり直しを避けるためにも、これまでの事実だけを伝える誠実な回答を心がけましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
高校以前のエピソードは避ける
ガクチカを作成する時には、できるだけ大学時代・大学院時代のエピソードを取り上げるようにしてください。受験勉強などの高校以前のエピソードを取り上げることも可能ですが、高校時代のエピソードばかりでは大学時代に何もしてこなかった学生と捉えられることがあるからです。また、高校時代のあなたの価値観と、大学時代のあなたの価値観とで変化が生まれていることも多いため、採用担当者にとっては印象に残りづらい情報となってしまいます。
高校時代のエピソードについてどうしても伝えたい場合には、大学時代の出来事と結びつけながら回答するのがおすすめです。またはガクチカで高校時代について取り上げ、自己PRや志望動機では大学時代のエピソードを取り上げるなど、時期をずらす工夫も効果的です。
読み手に合わせて専門用語を使用する
ガクチカを書く時には、難しい専門用語を多用したり、専門用語をすべて省いたりするのもNGです。難解な専門用語をやさしく言い換える配慮は大切ですが、もし採用担当者が専門用語を使い慣れている立場だったとすれば、読み手に配慮できていないエントリーシートと受け取られる可能性があります。
たとえば、学生時代にプログラミング言語のJavaを勉強してきたことをアピールする場合、非IT企業に応募するなら「プログラミング言語を学習してきました。」と書いたほうが良いでしょう。しかしIT企業への応募では、「独学でJavaを学習してきました。」と書いたほうが伝わりやすく、シンプルに表現できます。
専門用語だからといってすべて削除してしまえば文字数も超過しやすくなってしまうので、あくまでも読み手の知識レベルに合わせて専門用語を使い分けることを心がけてください。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
まとめ
印象的なガクチカを用意するための作り方として、まずは自己分析とともに企業研究を行い、アピールするテーマを絞っておくことが大切です。そのテーマに合わせてあなたの魅力を引き出せるエピソードを選び、ガクチカで重視される課題への取り組み方について具体的にアピールすると良いでしょう。最後に、本記事でも解説したフレームワークに沿って回答をまとめれば、採用担当者から高評価が得られるガクチカが完成します。
もしガクチカでアピールできるエピソードが見つからない場合には、成功体験ではなく失敗体験を振り返ってみたり、他己分析を参考にしたりするのがおすすめです。ただし、ガクチカのエピソードでは嘘や創作を混ぜることなく、読み手に合わせて専門用語を使うことを意識しましょう。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
就活アドバイザーに相談してみる