ガクチカで留学経験を効果的に伝えるコツ!アピールできる強みとNG例を解説

ガクチカで留学経験を効果的に伝えるコツ!アピールできる強みとNG例を解説
就活における頻出質問であるガクチカ(学生時代に力を入れたこと)では、留学経験をアピールすることが非常に相性が良く、人気のテーマの一つとなっています。物事に取り組むプロセスが重視されるガクチカのエピソードとして、留学の目的や留学の前後の変化、留学中の取り組みなどをアピールしやすく、採用担当者からも高評価が得られやすいテーマです。 学業やアルバイト、サークル活動などが中心のガクチカにおいて、留学経験がアピールできるとライバルとの差別化にもつながり、選考を有利に進めるチャンスが生まれます。しかし、ガクチカで留学経験をアピールしようとしても、具体的な書き方や伝え方がわからずに困っている方は多いでしょう。 そこで今回の記事では、ガクチカで留学経験を効果的に伝えるコツについて、企業の評価ポイントやアピールできる強みとともに解説します。

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1.ガクチカの留学経験で企業が評価するポイント

エントリーシートや面接での質問には、それぞれ企業側の明確な意図が込められています。志望動機であれば学生の熱意、自己PRであれば学生が持つスキルをチェックするために質問する傾向があります。ガクチカの場合には、以下のような評価基準でチェックしている企業が多いです。
 

  • ・留学しようと考えた理由・根拠

    ・留学を通じて得られた学び

    ・留学経験をわかりやすく伝える表現力


これらの評価基準を頭に入れておき、採用担当者に評価されやすいガクチカを作成しましょう。

留学しようと考えた理由・根拠

留学経験をアピールするガクチカでは、留学しようと考えた理由・根拠が重視されます。学生生活にはさまざまな過ごし方の選択肢がある中で、なぜ留学という選択肢を選んだのか、その判断基準を知りたいと企業側は考えているのです。たとえば、語学力を重視する企業では「語学力を磨くため」という理由が評価されますし、成長志向を重視する企業では「自分自身の成長のため」という理由が評価されやすくなるでしょう。

ガクチカの質問は、その活動を通じて得られたスキル・経験よりも、どのような考え・価値観で取り組んだのかというプロセスが重視されます。そのため留学経験をアピールする時にも、なぜ留学という道を選んだのかという根拠が深掘りされやすいことを押さえておきましょう。

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留学を通じて得られた学び

ガクチカで留学経験を取り上げる場合、留学を通じてどんなことを学んだのかが評価されることが多いです。語学力を伸ばすことはもちろん、異文化の人々とのコミュニケーションや、未知の世界へのチャレンジ、環境への適応力といった学びは、社会に出てからも必要な資質なので、ガクチカでアピールすると好印象を与えることができます。

これらの学びについて、より具体的なエピソードとともに伝えられると、なお良いでしょう。たとえば異文化の人々とコミュニケーションを取る中で、相手にとって失礼な言動をしてしまった経験や、日本では当たり前だが海外ではそうでないことを実感した経験などは、ガクチカのオリジナリティを大きく高めてくれます。

留学経験をわかりやすく伝える表現力

ガクチカをはじめとするエントリーシートにおいては、企業は基礎的な文章力や表現力が備わっているかを評価することもあります。自分自身の経験や意見を相手にわかりやすく伝えることは、どんな仕事に就いたとしても必ず必要になるスキルです。ガクチカの文章や受け答えを通じて、留学経験がわかりやすく伝わってくる回答であれば、採用担当者の評価も高まります。

逆に言えば、インパクトのある留学経験をアピールできたとしても、回答がわかりにくければマイナス評価につながる可能性もあるという意味になります。ガクチカやエントリーシートの書き方は、ある程度の「型」が決まっているため、基本の型をしっかりと押さえて作成することが大切です。

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2.ガクチカで留学経験をアピールするメリット

ガクチカでアピールできるテーマには、学業・アルバイト・サークル活動・部活動などさまざまな種類があります。その中でも留学経験をアピールすることのメリットとして、次の3つが考えられます。
 

  • ・海外勤務志望や語学力をアピールしやすい

    ・困難を乗り越えるプロセスをアピールしやすい

    ・行動力・チャレンジ精神をアピールしやすい


それぞれのメリットを参考にしながら、ガクチカを作成してみましょう。

海外勤務志望や語学力をアピールしやすい

ガクチカで留学経験を伝えることにより、海外で働ける仕事や語学力を活かせる仕事を志望していることをアピールしやすいメリットがあります。高い語学力やコミュニケーション能力のアピールにもつながるため、スキル・経験面でも評価されやすくなります。ガクチカは基本的に物事に取り組む姿勢が評価される質問ですが、留学経験という珍しいエピソードを伝えることにより、採用担当者の第一印象も向上しやすい傾向にあります。

海外で働きたい・語学力を活かしたいという志望動機や、語学力という自己PRを就活で伝える場合には、ガクチカのエピソードでもこれらのアピールを支え、説得力をさらに高めることができるでしょう。

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困難を乗り越えるプロセスをアピールしやすい

大学生の留学経験は、単身で海外で暮らす必要があることから、大きな困難を乗り越えた経験を持つ学生という印象に捉えられます。日本ではない見ず知らずの土地でも生活していく力を備えていることから、入社後に困難に直面しても、自分の力で乗り越えられる人材と判断されるのです。

また、留学で苦労したエピソードを伝えることで、ガクチカで評価の対象となる課題を乗り越えるプロセスの部分も効果的にアピールすることができます。採用担当者にとっても海外に留学することの困難さをイメージしやすいことから、誰にとっても困難な状況を乗り越えた学生という印象を持ってもらえるのが大きなメリットです。

行動力・チャレンジ精神をアピールしやすい

ガクチカで留学経験を伝える場合には、留学を実行に移す行動力をアピールしやすいこともメリットに挙げられます。見ず知らずの土地で、母国語が通じない環境で暮らす留学は、誰でも気軽に取り組めるものではありません。それを臆することなく行動に移すことのできる勇気やチャレンジ精神は、どんな企業からも高く評価されるポイントです。

ただし、ガクチカでは複数のエピソードやアピールポイントを伝えるのは逆効果になるため注意しましょう。複数の強みを伝えようとすると、結局何が言いたいのかわかりにくい回答となってしまい、採用担当者にとって印象の薄い学生となってしまうリスクがあります。ガクチカでは一つのテーマやエピソードだけに絞ってアピールし、それ以外の留学エピソードを伝えたい場合は、面接の時に話す補足情報として準備しておくと良いでしょう。

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3.ガクチカの留学経験でアピールできる強み・学び

ガクチカで留学経験について取り上げることで、あなたのエントリーシートではさまざまな強みをアピールできるようになります。しかし複数の強みを同時にアピールしようとするのは逆効果なので、一つの強みに絞って具体的なエピソードなどを伝えていくのがおすすめです。ガクチカの留学経験でアピールできる強みには、以下のような要素が挙げられます。
 

  • ・主体性

    ・自己管理力

    ・環境適応力


それぞれのアピール方法について解説していきましょう。

主体性

ガクチカで留学経験について取り上げることで、高い主体性をアピールしやすくなります。誰に言われるまでもなく、自分で課題を発見し、それを解決するために行動に移せることがアピールポイントです。指示待ちではなく自ら積極的に社内で動ける人材は、どの企業でも重宝されます。

留学経験は、語学力を高めるために自主的に選んで行動に移した印象につながるため、主体性の高い人物と評価されます。ガクチカのエピソードの中でも、「周りに勧められたから」「親に留学するよう言われたから」といった受身の理由ではなく、「社会に出る前に広い世界を知りたかったから」など、主体的に決めて留学を実行に移したことをアピールできると良いでしょう。

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自己管理力

ガクチカで留学経験を取り上げる場合には、異国の地でも学業に取り組み、体調を崩さないよう健康管理しながら留学の期間を過ごせるという印象から、自己管理力が高い人物と評価されやすいです。自分で決めた目標に対して、逃げることなく取り組める人物とみなされ、社会人として基礎的なスキルが身についていると判断されることも多いでしょう。

自己管理力が高い人材は、社会に出てからも明確なキャリアビジョンをもとに行動し、業務では上司に言われる前に行動できる人材として評価されます。ガクチカでも自己管理力について伝えることで、採用担当者に好印象を与えやすく、選考を有利に進めることができます。

環境適応力

ガクチカの留学経験を通じて、高い環境適応力をアピールするのも効果的です。留学中にはまったく環境が異なる場所で過ごしたことから、環境適応力の高さを裏付けるエピソードを伝えることができます。環境適応力が高い学生は、今後転勤になったとしても高いパフォーマンスを発揮することができ、入社後も自社の社風にすぐに馴染めるだろうと期待されます。

留学経験の中で、海外の生活にいち早く適応できたエピソードなどがあれば、環境適応力のアピール材料として活用してみることをおすすめします。

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4.留学経験をアピールするガクチカの基本構成

ガクチカで留学経験をアピールする場合、言いたいことを順番にアピールしたり、時系列を追いながらアピールしたりするのではなく、ガクチカが伝わりやすい構成をもとに作るのがコツです。ガクチカの場合、あなた自身の強みや学びを効果的にアピールするには、以下の5つのステップでエピソードを伝えるのがおすすめです。
 

  • ・結論

    ・動機・根拠

    ・目標・課題

    ・取り組みと結果

    ・学び


中でも重視したいのは、なぜ留学という選択肢を選んだのかという動機・根拠の部分や、留学中に掲げた目標や直面した課題への取り組みの部分です。留学経験そのものに加えて、物事へ向き合うプロセスを重視した構成を心がけることで、より説得力のあるガクチカを書くことができるでしょう。

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5.ガクチカで留学経験を効果的に伝えるためのコツ

留学自体は珍しい経験であり、留学についてのエピソードを紹介するだけで、選考を有利に進められることも十分考えられます。しかし、自分の都合で書きたいことを書きたい順番で回答を作成したとしたら、好印象につながるガクチカにはならないでしょう。採用担当者にとって印象的なガクチカを書くためには、以下の3つのポイントを押さえておく必要があります。
 

  • ・留学中の困難を乗り越えたプロセスを伝える

    ・留学は手段に過ぎないことを踏まえておく

    ・留学した目的・目標を伝える


それぞれ順番にご紹介しましょう。

留学中の困難を乗り越えたプロセスを伝える

留学経験をガクチカで伝える時には、必ず目標や困難を達成できたプロセスを盛り込むようにしましょう。目標・困難を乗り越えるまでのプロセスは、企業へ入社後の働き方のプロセスに共通するため、企業側も特に重視してチェックしています。留学経験について書いているガクチカでも同様で、留学中にどのような壁にぶつかり、どう乗り越えてきたのかを詳しく描写してみましょう。

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留学は手段に過ぎないことを踏まえておく

留学自体は素晴らしい経験ですが、留学そのものが目的となってしまうのは避けるようにしてください。本来は留学とは、語学力を高めたりコミュニケーション力を伸ばしたりするための、手段として利用するべきものです。しかし就活でのアピールを念頭に留学自体が目的となってしまうと、就活だけのために留学した学生ではないかという印象にもつながりかねません。

ガクチカでも企業が着目しているのは、目標や課題への取り組み方の部分です。留学に関するエピソードばかりで自慢話のようになってしまわないためにも、手段と目的を取り違えないように心がけましょう。

留学した目的・目標を伝える

ガクチカで留学経験を伝える時には、なぜ留学を選んだのか、どこの国へどのような目的で渡航したのかをはっきりと伝えることも大切です。留学を決断した明確な目的について答えられなければ、就活のアピール目的で留学しただけではないか、嘘のエピソードをでっち上げているのではないかと思われてしまいます。

そのため留学についてのガクチカを作る時には、どんな目的で留学を決意したのかを、あなた自身の心情を踏まえて具体的に説明することが大切です。

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6.ガクチカで留学経験を伝える時に気をつけたい注意点・NG例

最後に、ガクチカで留学経験をアピールする時に注意したいポイントについて、NG例とともにご紹介します。留学というせっかくのアピールポイントで評価を下げてしまわないように、下記の注意点を踏まえてガクチカを作成してみてください。
 

  • ・留学した事実や語学力だけで勝負しない

    ・短期留学の場合は前後のエピソードも伝える

    ・嘘や創作のエピソードは避ける


一つひとつ詳しく解説していきます。

留学した事実や語学力だけで勝負しない

留学した経験や高い語学力は、就活では大きな武器になるのは事実ですが、それだけをガクチカに書いても好印象を与えることは難しいです。というのも、留学や語学力の向上に力を入れた理由がわからず、あなた自身の「人となり」が企業に伝わらないからです。どれだけ英語が堪能で豊富な留学経験がある学生だったとしても、企業の社風に合わなければ早期に退職してしまう可能性もあります。

せっかく採用した学生がすぐに辞めてしまうと、また新たな人材を採用するコストが発生してしまいます。それを避けるためにも企業側は、ガクチカを通じて学生の人柄や価値観について深く知り、企業で長く活躍してくれる人物かどうかを判断しようとするのです。そのためガクチカの回答では、あなた自身の「人となり」が伝わるように、留学にまつわる物事へ取り組むプロセスを重点的に書くようにしてください。

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短期留学の場合は前後のエピソードも伝える

数週間から数ヶ月の短期留学をガクチカでアピールしたい場合には、留学中のエピソードに加えて、留学前後の出来事についても盛り込みながらアピールする必要があります。数週間の留学についてガクチカを埋めようとすると、どうしてもエピソードが少なくなりがちで、中身のないエントリーシートという印象が残ってしまいます。

それを避けるために、留学に向けて学業に取り組んだことやアルバイトで留学資金を貯めたこと、留学後には国際交流サークルに新たに参加したことなどをアピールできると良いでしょう。

嘘や創作のエピソードは避ける

短期留学を長期留学と偽ったり、留学していないにも関わらず留学へ行ったふりをするなど、嘘や創作でガクチカのエピソードを作成するのは禁物です。留学に関しては、面接の深掘り質問で嘘がバレやすく、企業との信頼関係を失ってしまう危険性があります。

また、嘘や創作のエピソードで仮に企業へ入社できたとしても、あなたの本来の強みや性格を活かすことができずに、ミスマッチを感じてしまう可能性も高いです。就活をやり直すためにその企業を退職してしまえば、自分を偽りながらガクチカを書いた意味がなくなってしまいます。ガクチカを含めエントリーシートや面接では、背伸びをせずにあなたの本来の「人となり」を伝えるようにしましょう。

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まとめ

ガクチカでアピールするテーマとして、留学体験は非常に相性が良い題材です。留学しようと考えた理由や、留学中に直面した課題と乗り越え方についてまとめながら回答を作ることにより、さらにガクチカの説得力は高まります。留学経験は、語学力のアピールだけではなく、行動力・チャレンジ精神についてもアピールしやすいメリットがありますので、留学経験は積極的にガクチカで活用してみると良いでしょう。

ただし、留学経験をガクチカで書く時には、嘘や創作のエピソードを使うことは避け、短期留学では留学前後のエピソードを盛り込むことに注意してください。本記事で紹介してきたガクチカの作り方を参考に、留学経験を活かしたエントリーシートを完成させましょう。

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