【例文付き】塾講師のガクチカはありきたり?差別化のポイントと高評価の書き方を徹底解説

【例文付き】塾講師のガクチカはありきたり?差別化のポイントと高評価の書き方を徹底解説
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)について回答する時に、塾講師のアルバイト経験をアピールできないか考える方は少なくありません。塾講師経験からは、真面目でコミュニケーション力が高く、社会人としてのマナーが身についている人物という印象を受けるため、ガクチカでは高く評価されやすいテーマの一つです。 しかし、これまでの塾講師経験をどのようにアピールすれば良いのか、どのような強みをアピールすれば良いのか迷ってしまう方は多いでしょう。そこで今回の記事では、ガクチカで塾講師経験をアピールする場合に、企業に評価される伝え方について詳しく解説していきます。

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1. ガクチカに塾講師経験はありきたり?

「塾講師のガクチカはありきたりで目立たないのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。実際、塾講師は大学生に人気のアルバイトであり、経験者も多いため、差別化が難しいと感じることもあるでしょう。

しかし、企業がガクチカで重視するのは「どんな経験をしたか」よりも「その経験にどう向き合い、何を学び、どう成長したか」です。同じ塾講師でも、取り組んだ課題や工夫、成果に至るまでのプロセスは人それぞれ。オリジナリティのあるエピソードに仕上げることは十分可能です。

つまり、塾講師はアピールの仕方次第で差別化できる有力なテーマ。自信を持って選び、深掘りして伝えることが重要です。

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2.ガクチカの塾講師経験で企業が抱く印象・評価

就活のガクチカで塾講師経験についてアピールした場合、企業は学生に対してどのような印象を抱くのでしょうか。ここでは塾講師経験を伝えるガクチカで評価されるポイントとともにご紹介します。
 

  • ・教育事業やマネジメントに興味がある

    ・コミュニケーション力に優れる

    ・社会人としてのマナーが身についている


企業が抱くこれら3つの印象について解説していきます。

教育事業やマネジメントに興味がある

数あるアルバイトの中でも塾講師の仕事を選んだという事実から、その学生は教育事業やマネジメントなどに興味があるのではないかと受け取られます。人に何かを教えることを好み、後輩を指導することをやりがいに感じられる人物として、採用担当者から高く評価してもらえるチャンスがあるのです。

また、積極的に人と関わることを好む印象から、チームワークを重視する企業から高く評価されやすい傾向もあります。

コミュニケーション力に優れる

塾講師を経験した方のガクチカでは、コミュニケーション力に優れた人物という印象を受けます。塾講師のアルバイトでは、生徒・児童や保護者の方、ほかの講師などさまざまな立場・年代の方とコミュニケーションを取る仕事でもあります。塾講師の仕事を続ける中で、誰かの悩みを聞いたり相談に乗ったりする機会も多く、自然とコミュニケーション力が培われてきた人材と判断されます。そのためコミュニケーション力が重要となる営業職などの職種では、塾講師経験を持つ学生が高く評価されることも珍しくありません。

社会人としてのマナーが身についている

塾講師のアルバイトは、生徒の保護者の方との接点も多いため、社会人としての基本的なマナーを身につけてきた学生であると判断されます。ビジネスシーンにふさわしい言葉遣いや立ち居振る舞いが備わっており、入社後すぐに社会人として働くことも可能な人材とみなされます。社会人として基本的なマナーは、多くの学生が学んでいるため大きな差別化になるわけではありませんが、塾講師という経験を通じて説得力が高まることは大きなメリットでしょう。

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3.ガクチカの塾講師経験でアピールできる強み一覧

ガクチカで塾講師経験をアピールした場合、あなた自身の強みとして打ち出せる要素として以下の4つが考えられます。
 

  • ・提案力・課題解決力

    ・傾聴力

    ・プレゼンスキル

    ・マネジメントスキル

    ・継続力・粘り強さ


それぞれどのようにアピールできるのか、具体的に解説していきましょう。

提案力・課題解決力

塾講師の仕事では、教える内容に加え「生徒ごとの学習課題を発見し、改善する力」が求められます。例えば、成績が伸び悩む生徒に対しては、その原因を分析し、個別に対応する必要があります。
「一律の教え方では成果が出ない」と気づいたときに、どのような対策を提案したのか。新しい教材の導入、授業スタイルの改善、勉強の習慣づけなど、具体的にどんな工夫をし、その結果どうなったのかを伝えることで、主体性と課題解決力の高さを証明できます。

傾聴力

生徒や保護者との対話を重ねる中で培われるのが「傾聴力」です。
特に思春期の生徒は、表面では元気でも、内面に不安や葛藤を抱えていることもあります。そこで重要なのが、相手の言葉にならない感情まで汲み取る姿勢。話を丁寧に聞き、共感し、信頼を得ながら指導を続けるプロセスは、営業・企画・コンサルなどあらゆる職種で活きるスキルとして評価されます。

プレゼンスキル

「どう伝えるか」を常に意識する塾講師には、自然とプレゼン能力が身につきます。
生徒が飽きない話し方や、難解な知識をかみ砕いて説明するスキル、相手の反応を見ながら言葉を調整する対応力など、授業そのものが“プレゼンの実践の場”と言えます。面接官には、「教える力=伝える力」があることを明示し、社内外のコミュニケーションでも即戦力になる点を訴求しましょう。

マネジメントスキル

複数人を相手に授業を行う場合や、講師間で役割分担を行う場面では、自然とマネジメント力が磨かれます。
クラス運営の効率化、生徒ごとの対応優先順位、指導方針の統一など、チームや場をまとめる意識が問われます。また、保護者対応を含めたスケジュール調整や、スタッフ間での情報共有も重要な役割。これらの経験を“チーム運営”として言語化できれば、管理職候補としての将来性もアピール可能です。

継続力・粘り強さ

成果がすぐに出るとは限らない指導業務では、結果を出すまで粘り強く取り組む姿勢が必要です。
「思うように生徒が変わらなかった」「初めてのクラス運営で失敗した」など困難があっても諦めず試行錯誤した経験は、強い説得力を持ちます。単なる成功体験ではなく、失敗→工夫→成果というプロセスを語ることで、継続力や挑戦力の高さを印象づけましょう。

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4.塾講師経験をアピールするガクチカの基本構成

塾講師経験をアピールするガクチカの項目では、自分が書きたいことを順番に書いていくのではなく、ガクチカでアピールしたいことを効果的に伝えるためのフレームワークを使うことが大切です。フレームワークとはアピール文章の構成のことを指し、ガクチカでは以下の流れでエピソードを書くのが効果的です。
 

  • ・結論

    ・動機・背景

    ・目標・課題

    ・取り組みと結果

    ・学びと活かし方


「学生時代に力を入れたことは何ですか?」と問われたのであれば、その質問に対して「私は学生時代に塾講師のアルバイトに力を入れました。」と回答することが、結論にあたります。ガクチカの回答で特に重視されるのが、その活動に取り組む中での目標・課題と、それに対する取り組みの部分です。

ガクチカの質問は、課題にぶつかった時にどのように乗り越えるのかというプロセスが注目される質問です。そのため塾講師経験についてガクチカに書く時にも、アルバイトする中で掲げた目標や直面した課題に対して、どのようにアプローチしてきたのかを具体的に書くことが重要になります。

最後にはガクチカのエピソードを通じて得られた学びについてまとめ、入社後にその学びをどう活かすかを伝えられると、高く評価されるガクチカが完成します。

結論:まず「何に力を入れたか」をシンプルに述べる

冒頭で「私が学生時代に力を入れたのは塾講師のアルバイトです」と、テーマを簡潔に示します。
ここでは深掘りする必要はなく、読み手(面接官)に「何の話をされるか」を素早く伝えるのが目的です。ESや面接では時間・文字数が限られているため、冗長な説明や背景は不要です。

動機・背景:なぜその活動に取り組んだのかを説明する

「なぜ塾講師を選んだのか」という背景や、自分の価値観を語るフェーズです。
たとえば「人の成長を支えることにやりがいを感じる」「教育に興味があった」「伝える力を高めたかった」など、自分の内面と活動の接点を明示すると説得力が増します。「時給が高かった」「自宅から近い」といった表面的な動機ではなく、主体的な理由を語りましょう。

目標・課題:どんな目標を立て、何に苦戦したかを語る

エピソードの核になるのがこの部分です。
たとえば「生徒の成績を上げる」「保護者からの信頼を得る」「教室運営を改善する」といった目標を掲げ、その中でどんな課題や壁にぶつかったかを描写します。課題が明確であるほど、次の「取り組み」と「結果」が際立ちます。

取り組みと結果:工夫した内容と成果を具体的に

目標達成のためにどんな行動をしたのか、その結果どうなったかを、定量的に説明します。
たとえば「定期テストで平均点が15点アップした」「授業満足度アンケートで90%以上の好評価を得た」といった成果を数字で示せると信頼感が増します。さらに、他講師や保護者を巻き込むなど“+α”の努力も記述できると、評価はより高まります。

学びと活かし方:経験をどう活かすかを語る

最後に、この経験を通して得た学びと、それを入社後どう活かすかを述べましょう。
たとえば「相手に寄り添って課題を解決する力を学んだ」「自分から提案して環境を変える力を得た」など、具体的な能力に言及するのがポイントです。さらに「営業職でお客様の課題に耳を傾けて提案する際に活かしたい」など、志望企業・職種に即した未来像まで語れると完成度が高まります。

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5.ガクチカの塾講師経験が高評価されるための伝え方

続いて、塾講師経験をガクチカでアピールする時に、採用担当者から高評価をもらうための伝え方についてご紹介しましょう。以下の3つのポイントを押さえてガクチカを作成すると、どんな企業にとっても好印象のエントリーシートを用意することができます。
 

  • ・塾講師のアルバイトを始めた理由を伝える

    ・点数や合格者などの数値を盛り込む

    ・塾講師経験を入社後にどう活かすかをまとめる


それぞれの伝え方のポイントを詳しく解説しましょう。

塾講師のアルバイトを始めた理由を伝える

ガクチカで塾講師経験をアピールする時には、なぜ塾講師のアルバイトを始めたのかという理由を重点的に紹介しましょう。コンビニやスーパー、飲食店などのアルバイトが豊富にある中で、なぜ塾講師を選んだのかを論理的に説明できると、あなたの人柄・価値観を企業に伝えることができます。

ただし、「時給が高かったから」「家から近い距離で働けたから」といった、外部的な要因は積極的にアピールしない方が良いでしょう。そうではなく、「将来は人に教える仕事に就きたかったから」のように、自分の内面からくる理由で塾講師を始めたことを伝えられるのが望ましいです。

点数や合格者などの数値を盛り込む

ガクチカの塾講師経験をより印象的に伝えるために、点数・合格者などの数値を積極的に盛り込むのも効果的です。たとえば、「定期テストで30点だった生徒を3ヶ月指導した結果、80点を獲得できるようになった」など、具体的な数値があると採用担当者にとっても場面をイメージしやすくなります。「有名進学校への合格者を10人輩出してきました」のようにアピールするのも効果的です。

また、指導した科目や生徒の学年、集団指導なのかマンツーマンの指導なのかといった情報も、できるだけ詳しく伝えられると良いでしょう。具体性が高くオリジナリティのあるエピソードを用意することで、嘘や創作のエピソードを疑われることなく説得力あるガクチカを作成することができます。

塾講師経験を入社後にどう活かすかをまとめる

ガクチカでアピールした塾講師の経験や、塾講師を通じて得られた学びについては、入社後の活かし方を含めてアピールすると効果的です。ガクチカの項目で多くの学生は、過去に取り組んだエピソードについて詳しく伝えようとする意識が強く、その経験を未来にどう活かすかという視点が抜けているケースが多いです。

これまでの経験・学びを入社後の業務にも活かそうとする姿勢をアピールすることで、しっかりと企業研究に取り組んでいることを伝えられるほか、明確なキャリアビジョンを持った学生という印象を与えることができます。エントリーシートでガクチカを作る時には、未来の視点も取り入れられているかを必ずチェックしておきましょう。

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6.塾講師経験をアピールするガクチカの回答例文

ここでは塾講師経験をアピールするガクチカの回答例文についてご紹介しましょう。塾講師経験のアピール方法や全体の構成を含めて、ガクチカを作成するときの参考にしてみてください。

生徒の成績アップがテーマのガクチカ例文

私が学生時代に力を入れたのは、中学生向けの学習塾で生徒の成績アップを目指したことです。

私は将来人に何かを教える仕事に就きたいと思い、学生時代からその経験を積むために塾講師のアルバイトを始めました。

私が担当したのは、中学生クラスの中でも成績がやや低めの生徒たちでしたが、学ぶことへの意欲は高かったため、一人ひとりの苦手分野を丁寧にヒアリングしながら適切な勉強方法を一緒に考えることにしました。最初のうちは思うように成績が伸びずに悩んだ時期もありましたが、粘り強く生徒たちに向き合って苦手を克服するサポートを続けた結果、半年後には定期テストで30点から80点と、50点もの点数アップを記録した生徒も出てきたのです。

これまでの塾講師の経験を通じて、組織をまとめるためには一人ひとりのメンバーを適切に理解する必要があることを学びました。貴社に入社した後も、一緒に働くことになるメンバーのことをよく理解し、全員で協力しながら業務に取り組んでいきたいと考えています。

業務効率化がテーマのガクチカ例文

私は学生時代、学習塾での塾講師のアルバイトに力を入れてきました。その中でも私が目指したのは、学習塾運営の効率化です。

私が務めていたアルバイト先は、生徒数が30名ほどと小規模な塾であり、指導記録や生徒の成績情報がすべて紙で共有されている状況でした。

このままでは生徒数が増えた場合に生徒への指導に遅れが出てしまうと考え、塾長と相談しながら書類のデジタル化を推進してきました。その結果、講師ごとの指導状況をタブレットから一覧で把握できるようになり、指導前の準備の時間も大幅に短縮されました。加えて、生徒一人ひとりの成績を簡単に確認できるようになったため、日々の授業でも生徒の理解度に合わせて指導できるようになりました。

こうした塾講師としてのアルバイト経験で、業務効率化に取り組むことは、長期的にどれだけのメリットにつながるのかを実感しました。そのため貴社へ入社後も日々の業務の効率化を意識しながら、より短い時間で大きな成果を達成できるように頑張りたいと思います。

生徒のモチベーションを引き出した工夫

私が学生時代に力を入れたのは、塾講師として生徒の学習意欲を高める工夫をしたことです。担当していた中学2年生のクラスでは、成績不振による自信喪失で学習意欲が低下している生徒が多く、授業中の集中力にもばらつきがありました。そこで私は、毎週「ミニ目標」と「振り返りシート」を導入し、生徒が自らの達成を実感できる仕組みを設けました。また、積極的に成果を褒めるコミュニケーションを意識したところ、生徒たちの表情や姿勢が次第に前向きになり、3ヶ月後にはクラス平均点が15点以上向上しました。この経験から、人の行動変容には「認知と承認」が重要であると学び、個別の特性に配慮したマネジメントの大切さを実感しました。

教室運営のミス削減に貢献

私が学生時代に注力したのは、塾講師の業務改善を通じて教室全体のミスを減らしたことです。勤務していた教室では、授業日程の伝達ミスや生徒情報の更新漏れが多発しており、保護者からのクレームも発生していました。私は、既存のアナログ管理を見直し、授業担当や宿題内容、テスト結果などを一元管理できるフォーマットをExcelで作成。講師全員への共有と定着のために、簡単なマニュアルも併せて導入しました。その結果、クレーム件数は月5件から0件に減少し、業務効率も大幅に改善されました。この経験から、自ら課題を発見し、仕組みで解決する提案力・実行力の重要性を学びました。

チーム指導体制の強化に取り組んだ経験

私が学生時代に力を入れたのは、塾講師としてチーム全体での指導力向上を図ったことです。個別指導塾に勤めていた当時、新人講師による授業品質のばらつきが課題となっていました。私は先輩講師と連携し、講師間での情報共有ミーティングを月1回実施する仕組みを提案・運用しました。また、新人向けに「よくある質問」と対応例をまとめた共有資料も作成しました。その結果、講師間でのフォロー体制が強化され、アンケートでの満足度が前年比で15%向上しました。この経験から、個人プレーだけでなく、組織全体で成果を出すための仕組みづくりの大切さを学びました。

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7.ガクチカで塾講師経験をアピールする時の注意点

最後に、ガクチカで塾講師経験をアピールする時に押さえておきたいマナー・モラルや注意点についてご紹介します。ガクチカの回答を書き終えた後、以下の3つのポイントに当てはまるものがないか、セルフチェックに役立ててみてください。
 

  • ・事実だけを羅列しない

    ・求める人物像とかけ離れないように注意

    ・社会人として基礎的なスキルをアピールしない


それぞれの注意点を詳しくご紹介します。

事実だけを羅列しない

塾講師経験についてガクチカで書く時には、過去の事実ばかりを羅列するガクチカにならないように注意が必要です。たとえば、「私は中学生向けの学習塾で塾講師として働き、3年間続けました。生徒数は最大20人で、有名進学校への合格者も輩出できました。」のように、事実だけを書いてあなた自身の課題や取り組みが抜けてしまっている状態です。これでは採用担当者に好印象を抱いてもらうのは難しいでしょう。

ガクチカは、その活動に取り組んだ結果や成果について問われているのではなく、課題や困難に直面した時にどう行動するかが問われる質問です。そのため事実だけを並べるのではなく、塾講師をはじめた理由や直面した課題などを具体的にアピールすると良いでしょう。

求める人物像とかけ離れないように注意

ガクチカで塾講師経験をアピールする時は、企業の求める人物像とかけ離れていないかをチェックしておきましょう。たとえば、チームワークを重視する社風の企業に応募する際に、マンツーマン形式の塾講師経験を積極的にアピールしても、好印象にはつながりにくいかもしれません。その場合にはサークル活動をアピールするガクチカに切り替えて、求める人物像にできるだけ寄せる形でアピールすると効果的です。

ただし、求める人物像に寄せすぎて、あなた自身の強みが消えてしまっては意味がありません。事前の企業研究で企業の求める人物像を把握しつつも、あなた自身の強みをそのままアピールできるように心がけましょう。

社会人として基礎的なスキルをアピールしない

ガクチカで塾講師経験についてアピールする時には、社会人として基礎的なスキルや当たり前のことを強みとしてアピールしないように注意しましょう。たとえば、「遅刻・欠席をせずに授業を行った」という経験や、「生徒に対して親切に対応した」などの経験は、就活のガクチカのエピソードとしては弱く、アピールできる成果がないとみなされて低評価につながることがあります。

ガクチカでのアピールに最適なのは、提案力・課題解決力やプレゼンスキルなど、企業が求めているであろう強みをアピールすることです。その強みを得るまでに具体的にどのような取り組みを行ってきたのか、できるだけ詳しく描写すると良いでしょう。

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8.まとめ

ガクチカのテーマとして塾講師のアルバイト経験を伝えることは、決してありきたりなわけではなく、むしろ採用担当者からの好印象につながる人気テーマの一つです。塾講師経験がある方は、教育事業・マネジメントに興味があることや、社会人としてのマナーが身についていることをアピールできるメリットがあります。ほかにも課題解決力やプレゼンスキルなどをアピールする時にも役立つので、塾講師経験がある方は積極的にガクチカで使用してみましょう。

なお、ガクチカを書く時には事実だけを羅列しないように心がけ、求める人物像とかけ離れていないかをしっかりとチェックする必要があります。本記事で解説してきた例文や伝え方を参考に、塾講師経験をガクチカで効果的にアピールしてみましょう。

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