
- 1.塾講師経験をガクチカでアピールするのはありきたり?
- 2.ガクチカの塾講師経験で企業が抱く印象・評価
- 3.ガクチカの塾講師経験でアピールできる強み一覧
- 4.塾講師経験をアピールするガクチカの基本構成
- 5.ガクチカの塾講師経験が高評価されるための伝え方
- 6.塾講師経験をアピールするガクチカの回答例文
- 7.ガクチカで塾講師経験をアピールする時の注意点
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1.塾講師経験をガクチカでアピールするのはありきたり?
塾講師のアルバイトは、大学生なら経験したことがある方も多く、「ガクチカでアピールするにはありきたりすぎるのでは?」と感じることがあるかもしれません。アルバイト経験という大きなグループで考えるなら、確かにありきたりな経験であり、塾講師の経験そのもので差別化することは難しいでしょう。
しかしガクチカで重視されるのは、どんなアルバイトを経験してきたかではなく、これまでに取り組んできた活動への向き合い方についてです。企業はガクチカの質問を通じて、あなたの「人となり」を知り、自己PRや志望動機には出てこない人柄・価値観を詳しく知りたいと考えています。
そうした企業の意図を踏まえながらガクチカを作成すると、自然とあなたがこれまで経験したエピソードを伝えることになり、誰とも重複しないオリジナリティある回答が完成します。
つまり、塾講師というテーマ自体はありきたりですが、その切り口や取り上げるエピソードは千差万別なので、ありきたりなものになることはないのです。学業やサークル活動、部活動などと同様に、アピール次第では採用担当者に高く評価してもらえるので、積極的に塾講師経験をアピールしてみましょう。
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2.ガクチカの塾講師経験で企業が抱く印象・評価
就活のガクチカで塾講師経験についてアピールした場合、企業は学生に対してどのような印象を抱くのでしょうか。ここでは塾講師経験を伝えるガクチカで評価されるポイントとともにご紹介します。
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・教育事業やマネジメントに興味がある
・コミュニケーション力に優れる
・社会人としてのマナーが身についている
企業が抱くこれら3つの印象について解説していきます。
教育事業やマネジメントに興味がある
数あるアルバイトの中でも塾講師の仕事を選んだという事実から、その学生は教育事業やマネジメントなどに興味があるのではないかと受け取られます。人に何かを教えることを好み、後輩を指導することをやりがいに感じられる人物として、採用担当者から高く評価してもらえるチャンスがあるのです。
また、積極的に人と関わることを好む印象から、チームワークを重視する企業から高く評価されやすい傾向もあります。
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コミュニケーション力に優れる
塾講師を経験した方のガクチカでは、コミュニケーション力に優れた人物という印象を受けます。塾講師のアルバイトでは、生徒・児童や保護者の方、ほかの講師などさまざまな立場・年代の方とコミュニケーションを取る仕事でもあります。塾講師の仕事を続ける中で、誰かの悩みを聞いたり相談に乗ったりする機会も多く、自然とコミュニケーション力が培われてきた人材と判断されます。そのためコミュニケーション力が重要となる営業職などの職種では、塾講師経験を持つ学生が高く評価されることも珍しくありません。
社会人としてのマナーが身についている
塾講師のアルバイトは、生徒の保護者の方との接点も多いため、社会人としての基本的なマナーを身につけてきた学生であると判断されます。ビジネスシーンにふさわしい言葉遣いや立ち居振る舞いが備わっており、入社後すぐに社会人として働くことも可能な人材とみなされます。社会人として基本的なマナーは、多くの学生が学んでいるため大きな差別化になるわけではありませんが、塾講師という経験を通じて説得力が高まることは大きなメリットでしょう。
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3.ガクチカの塾講師経験でアピールできる強み一覧
ガクチカで塾講師経験をアピールした場合、あなた自身の強みとして打ち出せる要素として以下の4つが考えられます。
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・提案力・課題解決力
・傾聴力
・プレゼンスキル
・マネジメントスキル
それぞれどのようにアピールできるのか、具体的に解説していきましょう。
提案力・課題解決力
提案力・課題解決力は、目の前の相手が抱えている課題を特定・分析して、解決に導くための力が備わっていることを指します。塾講師の経験では、成績が伸び悩んでしまうという生徒の課題を分析し、成績を伸ばすためのサポートをするのが仕事です。こうした仕事の流れを紹介することで、提案力や課題解決力をアピールするチャンスとなります。企業に入社後も、業務効率化や売上向上のために会社に対して提案できる人物とみなされれば、どんな企業でも高い評価を得ることができるでしょう。
傾聴力
塾講師経験を取り上げるガクチカでは、傾聴力についてアピールするのも効果的です。精神的な不安定な時期でもある思春期の生徒に対して、抱えている悩みについて正面から向き合い、具体的な指導を行ってきた経験から、相手の話に対してじっくりと耳を傾ける人物としてアピールできます。傾聴力は、主に営業職などのポジションで重視される傾向がありますが、システムエンジニアなどのほかの職種でも必要とされる、基本的なビジネススキルです。目の前の相手の話にじっくりと耳を傾けた経験があれば、積極的にアピールしてみましょう。
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プレゼンスキル
塾講師として中学・高校レベルの知識をわかりやすく説明してきた経験から、社会人としてのプレゼンスキルが身についていると評価されることもあります。プレゼンスキルは、伝えたいことをわかりやすくまとめて相手に伝えるためのスキルですから、塾講師の仕事を通じて自然と身につく強みでもあります。プレゼンスキルに関しても多くの企業で求められる資質なので、具体的なエピソードとともに積極的にアピールしましょう。
マネジメントスキル
人数の多いクラスで塾講師を務めてきた経験がある方は、ガクチカではマネジメントスキルを強みとしてアピールできるでしょう。勉強に積極的な生徒やそうでない生徒を取りまとめ、成績向上のために一人ひとりをケアしてきたエピソードを伝えると、マネジメントが得意な学生と判断してもらえます。チームのリーダーを求めている企業や、将来の幹部候補を募集している企業にとっては、マネジメントスキルが身についた塾講師経験者は好印象に映ることでしょう。
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4.塾講師経験をアピールするガクチカの基本構成
塾講師経験をアピールするガクチカの項目では、自分が書きたいことを順番に書いていくのではなく、ガクチカでアピールしたいことを効果的に伝えるためのフレームワークを使うことが大切です。フレームワークとはアピール文章の構成のことを指し、ガクチカでは以下の流れでエピソードを書くのが効果的です。
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・結論
・動機・根拠
・目標・課題
・取り組みと結果
・学び
「学生時代に力を入れたことは何ですか?」と問われたのであれば、その質問に対して「私は学生時代に塾講師のアルバイトに力を入れました。」と回答することが、結論にあたります。ガクチカの回答で特に重視されるのが、その活動に取り組む中での目標・課題と、それに対する取り組みの部分です。
ガクチカの質問は、課題にぶつかった時にどのように乗り越えるのかというプロセスが注目される質問です。そのため塾講師経験についてガクチカに書く時にも、アルバイトする中で掲げた目標や直面した課題に対して、どのようにアプローチしてきたのかを具体的に書くことが重要になります。
最後にはガクチカのエピソードを通じて得られた学びについてまとめ、入社後にその学びをどう活かすかを伝えられると、高く評価されるガクチカが完成します。
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5.ガクチカの塾講師経験が高評価されるための伝え方
続いて、塾講師経験をガクチカでアピールする時に、採用担当者から高評価をもらうための伝え方についてご紹介しましょう。以下の3つのポイントを押さえてガクチカを作成すると、どんな企業にとっても好印象のエントリーシートを用意することができます。
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・塾講師のアルバイトを始めた理由を伝える
・点数や合格者などの数値を盛り込む
・塾講師経験を入社後にどう活かすかをまとめる
それぞれの伝え方のポイントを詳しく解説しましょう。
塾講師のアルバイトを始めた理由を伝える
ガクチカで塾講師経験をアピールする時には、なぜ塾講師のアルバイトを始めたのかという理由を重点的に紹介しましょう。コンビニやスーパー、飲食店などのアルバイトが豊富にある中で、なぜ塾講師を選んだのかを論理的に説明できると、あなたの人柄・価値観を企業に伝えることができます。
ただし、「時給が高かったから」「家から近い距離で働けたから」といった、外部的な要因は積極的にアピールしない方が良いでしょう。そうではなく、「将来は人に教える仕事に就きたかったから」のように、自分の内面からくる理由で塾講師を始めたことを伝えられるのが望ましいです。
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点数や合格者などの数値を盛り込む
ガクチカの塾講師経験をより印象的に伝えるために、点数・合格者などの数値を積極的に盛り込むのも効果的です。たとえば、「定期テストで30点だった生徒を3ヶ月指導した結果、80点を獲得できるようになった」など、具体的な数値があると採用担当者にとっても場面をイメージしやすくなります。「有名進学校への合格者を10人輩出してきました」のようにアピールするのも効果的です。
また、指導した科目や生徒の学年、集団指導なのかマンツーマンの指導なのかといった情報も、できるだけ詳しく伝えられると良いでしょう。具体性が高くオリジナリティのあるエピソードを用意することで、嘘や創作のエピソードを疑われることなく説得力あるガクチカを作成することができます。
塾講師経験を入社後にどう活かすかをまとめる
ガクチカでアピールした塾講師の経験や、塾講師を通じて得られた学びについては、入社後の活かし方を含めてアピールすると効果的です。ガクチカの項目で多くの学生は、過去に取り組んだエピソードについて詳しく伝えようとする意識が強く、その経験を未来にどう活かすかという視点が抜けているケースが多いです。
これまでの経験・学びを入社後の業務にも活かそうとする姿勢をアピールすることで、しっかりと企業研究に取り組んでいることを伝えられるほか、明確なキャリアビジョンを持った学生という印象を与えることができます。エントリーシートでガクチカを作る時には、未来の視点も取り入れられているかを必ずチェックしておきましょう。
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6.塾講師経験をアピールするガクチカの回答例文
ここでは塾講師経験をアピールするガクチカの回答例文についてご紹介しましょう。塾講師経験のアピール方法や全体の構成を含めて、ガクチカを作成するときの参考にしてみてください。
生徒の成績アップがテーマのガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたのは、中学生向けの学習塾で生徒の成績アップを目指したことです。
私は将来人に何かを教える仕事に就きたいと思い、学生時代からその経験を積むために塾講師のアルバイトを始めました。
私が担当したのは、中学生クラスの中でも成績がやや低めの生徒たちでしたが、学ぶことへの意欲は高かったため、一人ひとりの苦手分野を丁寧にヒアリングしながら適切な勉強方法を一緒に考えることにしました。最初のうちは思うように成績が伸びずに悩んだ時期もありましたが、粘り強く生徒たちに向き合って苦手を克服するサポートを続けた結果、半年後には定期テストで30点から80点と、50点もの点数アップを記録した生徒も出てきたのです。
これまでの塾講師の経験を通じて、組織をまとめるためには一人ひとりのメンバーを適切に理解する必要があることを学びました。貴社に入社した後も、一緒に働くことになるメンバーのことをよく理解し、全員で協力しながら業務に取り組んでいきたいと考えています。
業務効率化がテーマのガクチカ例文
私は学生時代、学習塾での塾講師のアルバイトに力を入れてきました。その中でも私が目指したのは、学習塾運営の効率化です。
私が務めていたアルバイト先は、生徒数が30名ほどと小規模な塾であり、指導記録や生徒の成績情報がすべて紙で共有されている状況でした。
このままでは生徒数が増えた場合に生徒への指導に遅れが出てしまうと考え、塾長と相談しながら書類のデジタル化を推進してきました。その結果、講師ごとの指導状況をタブレットから一覧で把握できるようになり、指導前の準備の時間も大幅に短縮されました。加えて、生徒一人ひとりの成績を簡単に確認できるようになったため、日々の授業でも生徒の理解度に合わせて指導できるようになりました。
こうした塾講師としてのアルバイト経験で、業務効率化に取り組むことは、長期的にどれだけのメリットにつながるのかを実感しました。そのため貴社へ入社後も日々の業務の効率化を意識しながら、より短い時間で大きな成果を達成できるように頑張りたいと思います。
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7.ガクチカで塾講師経験をアピールする時の注意点
最後に、ガクチカで塾講師経験をアピールする時に押さえておきたいマナー・モラルや注意点についてご紹介します。ガクチカの回答を書き終えた後、以下の3つのポイントに当てはまるものがないか、セルフチェックに役立ててみてください。
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・事実だけを羅列しない
・求める人物像とかけ離れないように注意
・社会人として基礎的なスキルをアピールしない
それぞれの注意点を詳しくご紹介します。
事実だけを羅列しない
塾講師経験についてガクチカで書く時には、過去の事実ばかりを羅列するガクチカにならないように注意が必要です。たとえば、「私は中学生向けの学習塾で塾講師として働き、3年間続けました。生徒数は最大20人で、有名進学校への合格者も輩出できました。」のように、事実だけを書いてあなた自身の課題や取り組みが抜けてしまっている状態です。これでは採用担当者に好印象を抱いてもらうのは難しいでしょう。
ガクチカは、その活動に取り組んだ結果や成果について問われているのではなく、課題や困難に直面した時にどう行動するかが問われる質問です。そのため事実だけを並べるのではなく、塾講師をはじめた理由や直面した課題などを具体的にアピールすると良いでしょう。
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求める人物像とかけ離れないように注意
ガクチカで塾講師経験をアピールする時は、企業の求める人物像とかけ離れていないかをチェックしておきましょう。たとえば、チームワークを重視する社風の企業に応募する際に、マンツーマン形式の塾講師経験を積極的にアピールしても、好印象にはつながりにくいかもしれません。その場合にはサークル活動をアピールするガクチカに切り替えて、求める人物像にできるだけ寄せる形でアピールすると効果的です。
ただし、求める人物像に寄せすぎて、あなた自身の強みが消えてしまっては意味がありません。事前の企業研究で企業の求める人物像を把握しつつも、あなた自身の強みをそのままアピールできるように心がけましょう。
社会人として基礎的なスキルをアピールしない
ガクチカで塾講師経験についてアピールする時には、社会人として基礎的なスキルや当たり前のことを強みとしてアピールしないように注意しましょう。たとえば、「遅刻・欠席をせずに授業を行った」という経験や、「生徒に対して親切に対応した」などの経験は、就活のガクチカのエピソードとしては弱く、アピールできる成果がないとみなされて低評価につながることがあります。
ガクチカでのアピールに最適なのは、提案力・課題解決力やプレゼンスキルなど、企業が求めているであろう強みをアピールすることです。その強みを得るまでに具体的にどのような取り組みを行ってきたのか、できるだけ詳しく描写すると良いでしょう。
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まとめ
ガクチカのテーマとして塾講師のアルバイト経験を伝えることは、決してありきたりなわけではなく、むしろ採用担当者からの好印象につながる人気テーマの一つです。塾講師経験がある方は、教育事業・マネジメントに興味があることや、社会人としてのマナーが身についていることをアピールできるメリットがあります。ほかにも課題解決力やプレゼンスキルなどをアピールする時にも役立つので、塾講師経験がある方は積極的にガクチカで使用してみましょう。
なお、ガクチカを書く時には事実だけを羅列しないように心がけ、求める人物像とかけ離れていないかをしっかりとチェックする必要があります。本記事で解説してきた例文や伝え方を参考に、塾講師経験をガクチカで効果的にアピールしてみましょう。
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