
- 1.「学業以外で力を注いだこと」を質問する企業の意図
- 2.「学業以外で力を注いだこと」とガクチカ・自己PRとの違いとは?
- 3.「学業以外で力を注いだこと」でアピールしやすいおすすめテーマ一覧
- 4.「学業以外で力を注いだこと」を効果的に回答するためのコツ
- 5.「学業以外で力を注いだこと」のアピールに役立つ回答例文
- 6.「学業以外で力を注いだこと」をアピールする時の注意点
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1.「学業以外で力を注いだこと」を質問する企業の意図
なぜ企業はエントリーシートや面接で、「学業以外で力を注いだこと」について質問しているのでしょうか。ここでは企業にとっての質問意図として、以下の3つのポイントをご紹介します。
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・興味・関心や自主性を知りたい
・入社後に活かせる学びを把握したい
・入社後の働くイメージを予測したい
これらの質問意図を踏まえて、回答を作成していきましょう。
興味・関心や自主性を知りたい
「学業以外で力を注いだこと」を通じて、企業は学生の興味・関心や自主性を知りたいと考えています。学生にとっては学業以外の活動は自由に選択することができるので、自由に選べる時にどのような活動を選ぶ人物なのかを知ろうとする狙いがあるのです。学業以外で選んだ活動を見ることで、その学生の人柄や性格を知ろうする意図も考えられます。
同時に、課外活動にも自分から参加するかどうかの自主性・積極性もチェックしています。学業以外に何も取り組んでいなければ選考で不利になるわけではありませんが、積極的に課外活動に取り組む学生を好んで採用する企業も多いです。
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入社後に活かせる学びを把握したい
「学業以外で力を注いだこと」の中で、どのようなスキルを身につけてきたのかを知ろうとする意図も考えられます。入社後に役立つスキルは、学業以外にもアルバイト・サークル活動・部活動などで身につけることが可能です。たとえば、アルバイトを通じてチームワークを重視する姿勢や協調性を身につけたり、サークル活動で一つの物事に取り組み続ける継続性を身につけたりすることが挙げられます。
独学でプログラミング言語を勉強している方なら、IT企業に入社することでそのままスキルを活かすことができるでしょう。留学や海外旅行を楽しんできた方が、入社後に英語を活かして働くというケースも多いです。
入社後の働くイメージを予測したい
「学業以外で力を注いだこと」を質問する背景として、学生の入社後の働き方を予測しようとする意図も挙げられます。たとえば、課外活動でサークル・部活に取り組んできた方であれば、チームでの活動経験が豊富で、入社後も周りと協調して働くのが得意と予測することができます。一方で、趣味に打ち込んでいた方や資格の勉強に取り組んできた方は、入社後も一人でコツコツ作業することが向いていると予測されます。
どちらの働き方が望ましいかは企業によって異なりますが、課外活動について質問することで自社が求める人物像とマッチした学生を探しているのは間違いありません。
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2.「学業以外で力を注いだこと」とガクチカ・自己PRとの違いとは?
「学業以外で力を注いだこと」の質問は、ガクチカや自己PRとは異なる意図で質問されていることが多いです。ここではこれら3つの違いについて、アピールすべきポイントとともにご紹介しましょう。
ガクチカとの違い
「学業以外で力を注いだこと」とガクチカでは、どちらも学生生活に取り組んだことが問われているという点では共通しています。力を注いだ活動そのものではなく、その活動を選んだ理由や自主性について問われているのも同様です。
大きな違いは、回答に学業を含むかどうかという点です。ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」についての質問ですので、学業についてアピールしても問題ありません。一方で「学業以外で力を注いだこと」の質問では、学業以外の活動で回答する必要があります。
自己PRとの違い
「学業以外で力を注いだこと」と自己PRとでは、アピールする内容が大きく異なります。「学業以外で力を注いだこと」の回答では、アルバイトやサークル活動などに取り組んだ理由や自主性をアピールします。一方で自己PRでは、あなた自身の強みや長所をアピールして、企業に対して自分を採用するメリットを訴えるのがポイントです。
「学業以外で力を注いだこと」の質問ではプロセスが重視されるのに対して、自己PRの質問では成果・結果が重視されると考えると良いでしょう。二つの質問で同じエピソードを使っても問題はありませんが、それぞれで異なる切り口でアピールする必要があります。
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3.「学業以外で力を注いだこと」でアピールしやすいおすすめテーマ一覧
「学業以外で力を注いだこと」の回答では、学業以外の課外活動全般をアピールすることができます。ここではアピールに活用しやすいおすすめテーマを7つご紹介しますので、力を注いできた活動を絞り込んで回答を作成してみましょう。
アルバイト
アルバイト経験は、企業に入社後の働き方ともリンクしているため、就活ではアピールしやすいテーマの一つです。アルバイトに取り組む姿勢や、アルバイト中に直面した課題への乗り越え方、仕事を通じて得た学びなどがアピール材料となるでしょう。長期間継続しているアルバイトがあれば、継続力をアピールするチャンスにもなるでしょう。
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サークル活動
サークル活動は組織の中で活動を行うことから、個人作業の多い学業よりも入社後の働き方にリンクしたアピールがしやすいテーマです。組織内での立ち回り方や役割についてアピールすることで、入社後の働くイメージを膨らませることができます。サークルの代表や副代表といった役職があると、リーダーシップやマネジメントをアピールできるチャンスになりますが、役職がない場合には嘘や創作のエピソードでアピールしないように注意してください。
部活動
部活動もチームでの活動になりますので、企業で働くイメージを伝えやすいほか、体育会系の部活動出身の学生は選考でも有利になることが多い傾向です。文科系の部活でも、目標や課題を達成するためにコツコツと努力を重ねてきた経験を伝えることで、仕事に向き合う姿勢をアピールすることができます。
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留学
大学のカリキュラムとは別に、自主的に参加した留学の経験があれば、その経験もアピールすることが可能です。異文化の人々とのコミュニケーションや、異国の地で努力してきた忍耐力、海外での生活に取り組むチャレンジ精神などがアピールしやすいテーマです。語学力のアピールにも直結するため、英語を活かして働きたい方は積極的にアピールしてみましょう。
資格
資格取得のための勉強をテーマにアピールすることも一つの選択肢です。応募企業でも活かせる企業を勉強した経験であれば、志望度の高さをアピールすることにも役立ちます。応募企業とは関係のない資格であっても、目標を定めて計画を立て、目標達成のためにコツコツと努力した経験は、強力なアピール材料となります。
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趣味
これまで長期間取り組んできた趣味がある場合、趣味に関する取り組みを就活でアピールするのも効果的です。なんとなく続けている趣味ではなく、目標を決めて努力しながら取り組んでいる趣味であれば、就活で使えるアピールポイントになりえます。単に「ゲームで遊んだ」と伝えるのではなく、「チームを組んで大会に出場し、ハイスコアを記録することを目指して試行錯誤を繰り返した」と伝えることができれば、選考を有利に進めることができるでしょう。
家事・習慣
日常生活における家事・習慣などのテーマも、就活のアピール材料として使うことができます。たとえば、自炊や早起き、ダイエットなどを目標を立てて取り組んだことを伝えることにより、課題へ向き合う姿勢をアピールすることが可能です。ただし、「節約のために自炊する」「朝8時に起きる」のようなハードルの低い目標では、効果的なアピール材料とはなりにくいため注意しましょう。
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4.「学業以外で力を注いだこと」を効果的に回答するためのコツ
続いて、「学業以外で力を注いだこと」の質問に対して、どのように回答すれば採用担当者から高く評価してもらえるのかについてご紹介しましょう。エントリーシートを書く時には、以下の4つのコツを踏まえて作成してみてください。
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・結論ファーストで伝える
・力を注いだ理由・背景を伝える
・困難を乗り越えたプロセスを伝える
・得られた学びと活かし方を伝える
それぞれの回答のコツについて詳しく解説します。
結論ファーストで伝える
「学業以外で力を注いだこと」について質問された時には、まず冒頭で「私が学業以外で力を注いだのは、アルバイトです。」のように、結論ファーストで回答するようにしましょう。具体的なエピソードから書き始めるのではなく、質問への直接的な回答を最初に伝えることがポイントです。
相手からの質問に対して簡潔な結論で答えることは、ビジネスシーンでよく使われる答え方です。結論から書き始めることにより、読み手である採用担当者にとってこれから何の話が始まるのかが予想しやすく、読みやすい文章となります。一方で、最後まで読まなければ結論がわからない回答は、読み手に負担をかける文章となり、選考でも不利になる可能性が高まります。
力を注いだ理由・背景を伝える
続いて、「学業以外で力を注いだこと」の活動を選んだ理由や背景について具体的に説明しましょう。アルバイトに力を注いだことをテーマとするなら、なぜサークル活動や部活動ではなく、アルバイトに力を入れたのかを根拠とともに伝えるのがコツです。たとえば、将来に向けて社会経験を積むためにアルバイトを始めたというエピソードや、旅行のための資金を貯めるためにアルバイトを始めたというエピソードが考えられます。
企業はこの質問を通して、学生の興味・関心や自主性を知りたいと考えているので、なぜその活動に取り組んだのかは非常に注目されているポイントです。
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困難を乗り越えたプロセスを伝える
「学業以外で力を注いだこと」を効果的にアピールするためには、その活動に取り組む中で直面した課題と、その課題を乗り越えたエピソードを伝えるのがおすすめです。アルバイト経験について書くのであれば、アルバイト中にミスをしてしまった経験と、そのミスを繰り返さないための対策に取り組んだ経験をセットで伝えることが有効です。
企業側は困難な状況への向き合い方や乗り越え方を参考に、自社にマッチした人材かどうかをチェックすることが多いです。困難を乗り越えるまでのプロセスについては、できるだけ具体的に場面描写しながらアピールすると良いでしょう。
得られた学びと活かし方を伝える
最後に、「学業以外で力を注いだこと」の活動で得られた学びと、その学びを入社後にどう活かすかをアピールしましょう。たとえば、サークル活動を通じてチームワークの重要性を学んだこと、その学びを入社後にも活かしてチームワーク重視の働き方を実現したいことをアピールする流れが一例です。
学業以外の活動に取り組んだという事実を伝えて終わりではなく、その活動から得た学びや、将来のビジョンについても触れることにより、採用担当者の印象に残りやすいエントリーシートが完成します。
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5.「学業以外で力を注いだこと」のアピールに役立つ回答例文
ここでは「学業以外で力を注いだこと」に回答する時の参考例文をご紹介します。回答全体の構成や流れ、文章のバランスなどを考える参考として活用してみてください。
アルバイトがテーマの回答例文
私が学業以外で力を注いできたのは、コールセンターでのアルバイトです。
将来の就活を見据えて正しい言葉遣いや接客について身につけるため、大学2年生の冬からコールセンタースタッフのアルバイトとして働き始めました。
当初は社員の方から間違った言葉遣いについて指摘を受けていましたが、次第に正しい日本語の使い方を身につけ、社員の方にも褒められるようになっていったのが印象的でした。対応するお客様からも丁寧な対応を褒めていただける機会が増え、自分の言葉遣いや接客に自信を持つきっかけになりました。
このコールセンターでのアルバイト経験を活かして、貴社に入社した後も丁寧な接客を心がけながら営業職の仕事に取り組んでいきたいと考えています。
部活がテーマの回答例文
私が学業以外で力を注いだのは、バレー部での活動です。
私は中学時代から高校時代までテニス部に所属しており、主に個人競技のスポーツに取り組んできました。大学ではチームプレーのスポーツにも取り組んでみたいと考え、未経験からバレー部に入部して練習に取り組んできました。
これまで経験してきたテニスとは異なり、バレー部はチーム内での連係プレーが重要になるため、入部した当初は周りとの息が合わせられずに苦労しました。しかし先輩からのアドバイスを受けて練習を重ねるにつれて、視野が広くなりチームの一人ひとりの動きが把握できるようになり、試合でも勝利を収められるようになりました。
このバレー部での経験から、私はチームで一つの物事に取り組むことで、楽しく有意義にスポーツを楽しめることを学びました。社会に出てからも、仕事に取り組むチームでの信頼関係を重視して、喜怒哀楽をともにしながら仕事に取り組んでいきたいと考えています。
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6.「学業以外で力を注いだこと」をアピールする時の注意点
最後に、「学業以外で力を注いだこと」のアピールで気をつけたい注意点について3つご紹介します。
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・就活・恋愛系のエピソードは避ける
・事実を伝えるだけで終えない
・自主的に取り組んだ根拠を必ず盛り込む
ビジネスマナーやルールに違反してマイナス評価を受けてしまわないように、エントリーシートを書き終えたタイミングでこれらの注意点を振り返ってみてください。
就活・恋愛系のエピソードは避ける
「学業以外で力を注いだこと」のテーマは原則として自由ではありますが、インターンなどの就活系のエピソードや恋愛系のエピソードは、企業によってはネガティブな印象を持たれることがあるため避けた方が良いでしょう。インターンは職業体験としての意味合いが強いため、インターンで努力したことをアピールしても評価につながらない可能性が高いです。恋愛系のエピソードに関しても、人柄や個性が伝わりにくいテーマなので就活では避けるようにしましょう。
また、ギャンブルや水商売、反社会的な活動などをアピールするのもNGです。
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事実を伝えるだけで終えない
「学業以外で力を注いだこと」を作成する時には、過去のエピソードについて詳しく書こうとして、事実の羅列になってしまうケースがあります。たとえば、アルバイトでの出来事を時系列順に紹介しただけで終わってしまい、目標に向かって努力したエピソードや、学びを得たエピソードが抜け落ちているパターンが挙げられます。
あなた自身が経験したエピソードについて、具体的に描写しながら伝えることも重要ですが、ここでチェックされているのは事実や成果ではなく、プロセスの部分であることを改めて押さえておきましょう。
自主的に取り組んだ根拠を必ず盛り込む
「学業以外で力を注いだこと」の回答では、なぜその活動に取り組んだのかという根拠を必ず盛り込むようにしてください。学業以外の活動に自主的に参加したエピソードから、企業は学生の人柄や価値観を詳しく知りたいと考えています。そうした企業の意図に対して、自主的に取り組んだ根拠や理由について詳しく伝えることは、採用担当者が合否を判断する材料となるからです。
自主的に取り組んだ根拠を伝える時には、「周りに勧められたから」「親にやれと言われたから」のような受け身での理由ではなく、「幼少期からずっと興味があったから」のような、積極的な理由がアピールできるのが望ましいでしょう。
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まとめ
「学業以外で力を注いだこと」についての質問は、企業が学生の興味・関心や自主性を知るための質問です。ガクチカや自己PRともよく似ていますが、学業を回答を含めるかどうか、アピールするのがプロセスか成果かという点に違いがあります。「学業以外で力を注いだこと」の回答を作る時には、アルバイトやサークル活動、部活、留学などのテーマから選ぶのが効果的です。
ただし、インターンなどの就活系のエピソードや恋愛系のエピソードは、企業によってはマイナス評価の原因となるため注意する必要があります。本記事で解説してきた回答のコツや例文を参考にしながら、あなたの魅力が伝わるエントリーシートを作成してみてください。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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