フロントエンドエンジニアに新卒でなれる?なる方法や必要な知識を紹介

結論から言いますと、新卒でもフロントエンドエンジニアにはなれます。新卒でフロントエンドエンジニアを募集している企業は多くあります。
ただし、エンジニア職は学歴よりも経験を問われる職種です。新卒でフロントエンドエンジニアになるには、ちょっとしたコツが必要になります。
本記事では、新卒でフロントエンドエンジニアになる方法について詳しく説明します。

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1.フロントエンドエンジニアに新卒でなれる?

結論からいいますと、フロントエンドエンジニアは新卒でもなれます。新卒でもフロントエンドエンジニアを採用している企業は多くあります。
例えば、以下の企業では新卒でフロントエンドエンジニアを採用しています。
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・株式会社日立製鉄所
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・パーソルクロステクノロジー株式会社
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・株式会社アルトナー
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・株式会社スカイウイル
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・株式会社エムティーアイ
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・サイボウズ株式会社
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・株式会社電通総研
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・EPTソフトウェアジャパン株式会社
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・ディップ株式会社
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・株式会社エフネット
ただし、フロントエンドエンジニアなどのエンジニア職は採用時に学歴よりも経験が重視される傾向にあります。
新卒でフロントエンドエンジニアになるためにはちょっとしたコツが必要です。
2章以降では新卒でフロントエンドエンジニアになる方法について解説します。
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2.新卒でフロントエンドエンジニアになる方法

新卒でフロントエンドエンジニアになるにはちょっとしたコツが必要です。ここでは新卒でフロントエンドエンジニアになる方法について説明します。
プログラミングスクールに通い最低限の知識を得る
新卒でフロントエンドエンジニアを目指す場合、まずはHTML、CSS、JavaScriptといった基礎技術を身につけることが重要です。独学でも可能ですが、効率よく学びたい人にはプログラミングスクールの活用がおすすめです。多くのスクールでは、短期間でWeb制作の流れや、ReactやVue.jsといったモダンなフレームワークの使い方まで学ぶことができます。未経験でも体系的に学べるため、安心してスタートできます。
インターンに参加し適性を判断
スクールや独学で学んだ知識を実際の現場で活かすには、インターンシップへの参加が効果的です。実務を経験することで、チーム開発やコードレビュー、デザインとの連携など、実際の仕事の流れを把握できます。また、自分が本当にフロントエンドエンジニアとしてやっていけるかの適性も確認できる貴重な機会になります。ポートフォリオの材料にもなり、就活でも大きなアピールポイントになります。
選考を有利に進めるために資格を取る
フロントエンドエンジニアの採用では、実力やポートフォリオが重視されますが、資格を持っていると客観的なスキルの証明として有利に働くことがあります。例えば、「HTML5プロフェッショナル認定資格」や「基本情報技術者試験」などは、基礎的なITスキルを持っている証明になります。資格勉強を通して基礎知識を強化できるため、技術理解を深める上でも有効です。
アプリ開発など自身で経験を積む
実践力を高めるには、自分でWebアプリやサービスを作ることが最も効果的です。例えば、ToDoアプリ、天気予報アプリ、ポートフォリオサイトなど、小さなプロジェクトでも構いません。GitHubにコードを公開したり、実際にネット上にデプロイして動かすことで、アウトプット力が身につきます。技術だけでなく、デザインやUXへの理解も深まり、企業からの評価も高くなります。
実践経験を活かし就活に挑む
スクールでの学習、インターンでの経験、自作アプリの開発などを通して得た実践的なスキルを活かして、就職活動に臨みましょう。企業によってはポートフォリオの提出やコーディング試験が求められるため、事前に準備しておくと安心です。また、自分の強みや成長過程を言語化してアピールできるようにしておくと、面接でも説得力が増します。新卒でのフロントエンド就職は簡単ではありませんが、着実に準備すれば十分にチャンスはあります。
もし企業探しや選考対策に悩んだ場合は、就活エージェントを利用するのもおすすめです。レバテックルーキーはITエンジニアに特化した就活支援サービスで、エージェントからあなたの希望にあった企業の紹介や、ES添削・面接練習をうけられます。
オンラインでIT企業のみの合同説明会もおこなっているため、効率的にIT就活を進めたい方は、ぜひレバテックルーキーに登録して活用してみてください。
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3.新卒でフロントエンドエンジニアになるために必要な知識

就活を有利に進めるなら、学生のうちに一定の知識を身につけておくのもおすすめです。
新卒が働き始めてすぐに高度なスキルを求められることはあまりありません。しかし、プログラミング言語に触れた経験があれば仕事への適性や意欲をアピールできます。
新卒が学習しておくと良い内容をまとめているので、参考にしてください。
プログラミング
フロントエンドエンジニアは、HTML・CSS・JavaScriptなどのフロントエンドを開発するプログラミング言語を扱います。
HTML・CSSは、基礎的な言語としてWebサイトの骨組みを構築する際にほぼ必ず活用されています。JavaScriptは、クリックしたボタンの色や形を変化させるなど、動的な処理をWebサイトやサービスに加えるための言語です。
ほかにもさまざまなプログラミング言語がありますが、フロントエンドエンジニアを目指すなら、まずはこの3つから学習しましょう。
UI・UX
UIはユーザーとWebサイトやサービスの接点を意味し、具体的にはユーザーが閲覧・操作する画像やフォント、ボタンなどが含まれます。UXはWebサイトやサービスを利用したユーザーがどのような体験をするか、その際の満足度などの総称です。
ユーザーが利用しやすいコンテンツを開発するためにも、フロントエンドエンジニアはUI・UXについて学ぶ必要があります。
CMS構築
フロントエンドエンジニアには、CM構築・カスタマイズに関する知識も必要です。
最近ではCMSを導入している企業も多く、知識があれば仕事に役立てられます。WordPressなどの有名なCMSを使ったWeb制作を経験しておくとよいでしょう。
SEO
SEO(検索エンジン最適化)とは、検索エンジンを通してサイトを訪れる人を増やすことでWebサイトの効果を上げる手法です。具体的には、WebサイトをGoogleなどの検索結果に上位表示させることを意味します。
フロントエンドエンジニアには、SEOを考慮してWebサイトを構築することが求められるため、SEOの知識が役立ちます。
バックエンドの知識
PHPやRubyなどバックエンドで扱うプログラミング言語にも触れておくのもおすすめです。サーバー側の仕組みを構築するのはバックエンドエンジニアの仕事ですが、知識があればよりスムーズに連携して仕事を進められます。
フロントエンドとバックエンドどちらものスキルを持っていると仕事の幅が広がり、エンジニアとしての価値を高められるでしょう。
4.フロントエンドエンジニアとは

フロントエンドエンジニアとは、Webサイトやサービスにおいて、ユーザーが実際に閲覧・操作する部分である「フロントエンド」を開発する職種です。
フロントエンドエンジニアの仕事内容
フロントエンドはWebサイトの視覚的な部分で大きな役割を果たします。フロントエンドエンジニアの主な仕事は、ユーザーやクライアントの利用しやすさを考慮してUIやCMSを構築することです。
UIを構築する
UI(ユーザーインターフェース)とは、ユーザーが触れる表示画面などのことで、ユーザーとサービスの接点となる部分を指しています。フロントエンドエンジニアは、主にWebデザイナーが制作したデザインをもとにUIを構築していきます。
CMSを構築する
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)とは、HTMLなどの知識がなくても簡単にWebサイトの制作や更新ができるシステムのことです。世界的に有名なCMSとして、WordPressが挙げられます。
最近では更新のしやすさなどからCMSを導入する企業が増えています。新卒で入社する勤務先によっては、CMSの構築やカスタマイズもフロントエンドエンジニアの仕事に含まれるでしょう。
フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違い
フロントエンドエンジニアと似た名前の職種に、「バックエンドエンジニア(またはサーバーサイドエンジニア)」という仕事があります。
バックエンドとは、サーバーやデータベースなどユーザーの目には見えない仕組みを指しており、それらのシステムを開発するのがバックエンドエンジニアです。
フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアは、使用するプログラミング言語が異なりますが、職場によっては一人のエンジニアが兼任する場合もあります。
関連記事:フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違いとは?それぞれの適性や将来性を解説
フロントエンドエンジニアの年収
レバテックキャリアの募集を参考にすると、フロントエンドエンジニアの年収は新卒では約300〜400万円、全体では約500〜600万円です。
また、国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、日本における給与所得者の平均給与は443万円となっており、フロントエンドエンジニアの給与は比較的高いことがわかります。
フロントエンドエンジニアの適性
未経験の新卒からフロントエンドエンジニアに採用されるには、自分に適性があるかどうかを見極めることが大切です。ここでは、フロントエンドエンジニアに向いている人の特徴をいくつか紹介していきます。
プログラミングが好き
プログラミングが好きな人ほど、フロントエンドエンジニアに向いています。Webサイトやアプリケーションなどサービスをつくっていくには、プログラミングを使った作業が不可欠です。
プログラミングには、トライアンドエラーを繰り返し行う粘り強さが求められます。コツコツと作業を進めることや論理的な思考が得意な人は、フロントエンドエンジニアに向いている可能性が高いでしょう。
反対に、地道な作業が苦手でプログラミングを好きになれない人は、フロントエンドエンジニアの仕事を続けるのは難しいかもしれません。
新しい技術に関心がある
新しい技術に関心があるのも、フロントエンドエンジニアに向いている人の特徴です。IT技術や流行りのデザインは、非常に速いスピードで変化しています。
そのため、エンジニアとして成長しながら結果を出し続けるには、最新の技術やデザインについて自ら学ぶ姿勢が欠かせません。
新しい情報を収集するのが好きな人や勉強が苦にならない人は、フロントエンドエンジニアへの適性があるといえるでしょう。
人を喜ばせるのが好き
フロントエンドエンジニアは、人を喜ばせることが好きな人に向いています。
フロントエンドエンジニアは、ユーザーやクライアントにとって利用しやすいサービスをつくるのが仕事です。自分が開発したものが直接ユーザーの目に触れることは、大きなやりがいにつながります。
人とコミュニケーションをとるのが好き
コミュニケーション力が高い人は、フロントエンドエンジニアとしてスムーズに仕事を進められるでしょう。
フロントエンドエンジニアはWebデザイナーがつくったデザインをもとにWebサイトを構築します。そのため、Webデザイナーとは密なやりとりが必要です。
人とコミュニケーションをとるのが好きな人や相手の話に耳を傾けられる人は、フロントエンドエンジニアに向いています。
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5.新卒がフロントエンドエンジニアになるメリット
新卒からフロントエンドエンジニアになる場合には、いくつかの長期的なメリットが挙げられます。新卒からフロントエンドエンジニアを目指す人は、ぜひ参考にしてください。
最新のIT技術が身につく
フロントエンドエンジニアはプログラミングからデザインまで幅広い分野にかかわるため、進歩が激しいIT業界の中でも特に多様な技術に触れられます。
新しいものが好きな人にとっては最新の技術が身につく環境があり、刺激の多い仕事だといえるでしょう。
将来性がある
フロントエンドエンジニアを含むIT分野の仕事は、将来性があるといわれています。経済産業省が発表している「IT分野について」によると、日本国内のIT人材不足は2030年に最大で約78.9万人まで膨れ上がるとのこと。
昨今は新型コロナウイルスの影響を受けてWebサービスの重要度が増しているため、IT人材の需要は今後も伸び続けると期待できます。
転職しやすい
フロントエンドエンジニアを含むエンジニア職は、実力で評価が決まるのが一般的です。そのため、能力さえあれば年齢や経験年数に関係なく、自分が志望する企業や働きやすい環境を選べます。
新卒で入社した企業でスキルを身につけた後は、転職でより興味がある分野に進む道もあります。
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6.新卒のフロントエンドエンジニアが知っておきたいこと
新卒からフロントエンドエンジニアを目指すなら、以下のような心構えが必要です。いざ働き始めた時に「想像と違った」とならないようにしておきましょう。
常に学び続ける必要がある
フロントエンドエンジニアは、自ら積極的に勉強しないと結果を出すのが難しくなってしまう仕事です。常に最新の技術や情報に触れられるというメリットは、一方で、常に学び続けることの重要性を意味しています。
最新の技術に関心が高く、学ぶことが好きな人にとっては問題でないかもしれません。しかし、そうでない人にとっては仕事以外の時間に勉強するのは大変だと感じるでしょう。
複数のデバイスやブラウザに対応する必要がある
フロントエンドエンジニアは、ユーザーがアクセスに利用するデバイスやブラウザのすべてに対応するシステムを開発しなければなりません。
対応するデバイス・ブラウザが多いほど開発やテストの工数も増えるため、面倒に感じてしまう可能性があります。
依頼主の感覚次第でやり直しが発生する
フロントエンドエンジニアの仕事は、依頼主の感覚次第でやり直しが発生するため注意が必要です。ここでいう依頼主とは、自社サービスを開発する企業の場合はサービスの企画担当者や営業職などのビジネス側の社員、また、受託開発の企業の場合は案件の依頼元である顧客企業を指します。
依頼主が希望する仕様書通りに開発しても「想像と違った」といった理由で満足してもらえないかもしれません。
フロントエンドエンジニア側に落ち度がない場合でも、修正作業が発生する可能性があるのは仕事の大変さの一つです。
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7. まとめ
フロントエンドエンジニアは新卒の未経験でも目指せる仕事です。特にプログラミングが好きな方や、デザイン、UI/UX設計への関心が高い方は適性があるでしょう。
本格的な就職活動をスタートする前に、HTMLやCSSなどのプログラミングスキルを習得しておくことで、選考を有利に進められます。独学のほか、オンライン学習サイト、プログラミングスクールなどを活用して、学生のうちから知識を身につけておくのがおすすめです。
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授業でプログラミング言語に触った程度で、開発した経験が無くてもITエンジニアとして就職することは可能です。
ただし、応募すべき企業や選考でアピールする内容はしっかりと検討する必要があるため、就活エージェントの利用をおすすめします。
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