ガクチカの書き方・探し方を徹底解説!ESで選考を有利に進める5つのステップ

ガクチカの書き方・探し方を徹底解説!ESで選考を有利に進める5つのステップ
ガクチカは、エントリーシートでも面接でもよく聞かれる質問の一つです。

しかし「どのような内容展開で答えたらいいか分からない」「どんなエピソードならウケ通いの?」といった疑問や悩みを持っている就活生は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、そもそもガクチカとは何か、書き方の基本ルールなどの解説に加え、エピソード別の例文もご紹介します。

おすすめ記事:ガクチカとは?就活で聞かれる理由と評価基準をもとに書き方のコツを解説

1.エントリーシートで聞かれる「ガクチカ」とは?

エントリーシートで質問される「ガクチカ」は、「学生時代に力を入れたこと」を略した言葉です。エントリーシートや面接ではどの企業からもほぼ必ず聞かれる質問であることから、就活対策では「ガクチカ」と短縮して呼んでいる学生が多いです。企業によっては「学生時代に最も打ち込んだこと」「学生時代に力を注いだこと」といった文面になることがありますが、いずれも質問の意図は同一です。

ガクチカには、取り組んだ活動や分野の書き方に制限はないため、学業はもちろんアルバイト・サークル・部活動・留学などさまざまなテーマを扱うことができます。エピソードの時期についても自由に選ぶことが可能で、高校時代にがんばったことを伝えるのも問題ありません。しかし企業にあなた自身の性格や人柄を伝えるためには、大学時代にあなたが最も時間や労力を使った体験について伝えるのが望ましいです。

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2.企業がガクチカで見ているポイント

企業がエントリーシートや面接でガクチカを確認するときに見ているポイントは、主に下記の3つです。
 

  • ・課題や挑戦に対する向き合い方

    ・自社の求める人物像にマッチするか

    ・身につけたスキルや経験が活きそうか


より魅力的なエントリーシートを作成するためにも、企業側の意図や評価基準について、ここで理解しておきましょう。

課題や挑戦に対する向き合い方 

企業はエントリーシートでのガクチカの内容を見ることで、入社後の働き方について知りたいと考えています。社会人になってからも学生時代と同様に、課題に向き合ったり、挑戦を試みたりする姿勢は欠かせません。たとえば、綿密な計画性を持って学業に取り組んできた学生は、入社後も高い計画力を発揮して働いてくれることを期待します。

つまり、ガクチカと入社後の働き方には共通する部分が多いため、その学生が入社後にどのように業務に取り組むのかを知る判断材料となるのです。だからこそ、ガクチカは達成できた成果や結果よりも、課題や挑戦へのプロセスが重視されやすい項目となっています。

自社の求める人物像にマッチするか

ガクチカを通じてうかがえる性格・価値観が、企業が求める人物像とマッチするかどうかも重要な評価基準です。求める人物像に沿ったガクチカが書かれたエントリーシートは、入社後の活躍をイメージしやすく選考でも高く評価されやすくなります。そのためガクチカを書く時には、あなた自身が伝えたい内容を書くだけではなく、企業の求める人物像とかけ離れていないかを見直すことが重要です。

たとえば、チームワークを重視して働ける人やコミュニケーションを大切に働ける人を求める企業では、ガクチカでも人間関係についてのエピソードを重点的に読まれることになります。しかし、周りに頼ることなく個人で努力して成果を積み重ねたエピソードをアピールしてしまうと、どれだけ華やかな実績があったとしても内定を獲得することは難しくなるでしょう。

身につけたスキルや経験が活きそうか

エントリーシートのガクチカへの回答内容を通じて、学生時代に身につけたスキル・経験を知りたいという意図も考えられます。IT企業に応募する際にプログラミングを学んだことをアピールするなど、入社後に活かせる専門スキルが高く評価されることはもちろんですが、課題解決力・計画力・継続力といったスキルも評価の対象となります。

企業に入社した後の研修によりプログラミングスキルなどの専門スキルは身につけていくことは可能ですが、学生本来の性格からくる課題解決力や計画力は、入社後に伸ばすことは難しいと考えるのが一般的です。そのためガクチカでも、物事に取り組むまでのプロセスをアピールすることにより、専門スキルがなかったとしても高く評価されるチャンスが生まれるのです。

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3.ガクチカを書く時の基本ルール

ガクチカを書く際は、下記のルールを守って書きましょう。
 

  • ・文末は統一する

    ・オリジナルの内容にする

    ・成果を数字ベースで伝える

    ・行動の背景も触れる

文末は統一する

エントリーシートで一貫性を持たせるために、文末表現を統一することは重要です。文末が「〜ました」「〜です」「〜と思います」などバラバラだと、文章全体が散漫な印象になりかねません。

おすすめは、「〜ました」や「〜です」といった丁寧な敬体に統一することです。

また、文末を統一するだけでなく、不要に繰り返される表現や曖昧な表現を避けることで、文章がより簡潔で説得力のあるものになります。

読みやすく整った文章は、担当者の目にも留まりやすく好印象を残すポイントになります。

オリジナルの内容にする

ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を書く際には、自分だけのオリジナリティを意識することが重要です。他の応募者と似たエピソードでは、採用担当者の印象に残りにくくなります。

例えば、アルバイトや部活の経験を記載する場合でも、どのような問題に直面し、どんな工夫で乗り越えたのか、具体的なエピソードを挙げることで独自性をアピールできます。

他人の例文をそのまま真似るのではなく、自分自身の体験を掘り下げ、価値のあるエピソードとして仕上げましょう。また、エントリーシートを通じて自分がどのような人間かを伝える場でもあるため、自身の考えや行動に自信を持ち、唯一無二の内容を作り上げることが大切です。

成果を数字ベースで伝える

エントリーシートでアピールする際、成果を数字で示すことは説得力を高めるポイントです。

たとえば、アルバイトで「売り上げを伸ばした」と書く場合、「前月比20%アップ」や「新規顧客を月に10人獲得」といった具体的な数値を加えると、取り組みのインパクトが明確になります。数字を使うことで成果が可視化され、読み手が内容を具体的にイメージしやすくなるのがメリットです。

また、部活やサークルでの経験においても、「大会でベスト4に進出」や「メンバーの参加率を50%から90%に向上」など、数値化できる部分を探して記載するよう心がけましょう。

行動の背景も触れる

ガクチカを書く際、成果や行動だけを記載するのではなく、その行動に至った背景にも触れることで、より説得力のある文章になります。

なぜその行動を取ったのか、どのような課題があり、それを解決するためにどう動いたのかを明確にすることで、応募者の考え方や価値観を採用担当者に伝えることができます。

たとえば、「新たな取り組みを行った」という結果だけでなく、「現状の課題を解決する必要性を感じたため」といった理由や背景を加えると、物事に対する主体性や問題解決能力をアピールできます。

背景を説明することで、エピソードに深みが増し、読み手に印象を残せるでしょう。

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4.選考を有利に進めるガクチカの書き方5ステップ

ガクチカで書く内容を決めてエントリーシートを書こうと思った時、どのような流れでまとめれば良いのか迷ってしまう方は多いでしょう。採用担当者に好印象を持ってもらうためのガクチカの書き方として、下記のフレームワークに沿ってエピソードを書くのがおすすめです。
 

  • ・結論

    ・動機・根拠

    ・目標・課題

    ・取り組み・結果

    ・学び


それぞれのステップについて、具体的な書き方を解説していきます。

ガクチカの書き方①結論

まずはガクチカの質問への回答となる結論について、端的に伝えましょう。「学生時代に力を入れたことは何ですか?」と問われたのであれば、「私は学生時代に、英会話学習に力を入れてきました。」のように、質問に対応する回答を一文目に持ってくることがポイントです。

一方で採用担当者からの評価が下がってしまうNG例として、「私は幼少期から、英語に興味がありました。」のように、具体的なエピソードから書き始めてしまうパターンが挙げられます。起承転結の書き方を意識するあまり、時系列順にエピソードを書き連ねるのもNGです。

というのも、ビジネス文書では読み手がすぐに要点を理解できる「結論ファースト」の書き方が好まれるためです。最後まで読まなければ結論がわからない回答は、エントリーシートでは減点の対象になってしまうことに注意しましょう。

ガクチカの書き方②動機・根拠

続いて、ガクチカの結論を裏付けるような動機・根拠について伝えると良いでしょう。「なぜその活動に力を入れたのか?」という疑問に答えられるように、「私は幼少期に海外旅行へ行った経験から、外国の方とコミュニケーションを取る言葉について興味を持ち始めました。」など、具体的なエピソードとともに説明できるのが理想的です。

その活動を始めようと思ったきっかけ、努力し続けた理由などについて、モチベーションの源泉が伝わるような書き方を心がけると良いでしょう。あなた自身がどのようなモチベーションで行動する人物なのかを伝えることにより、企業側も入社後のイメージを膨らませやすくなるからです。

なお、物事に取り組んだ動機については、周りから強制された受身的なものよりも、自分の興味・関心や信念から積極的に取り組んだものの方が評価されやすくなっています。

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ガクチカの書き方③目標・課題

次に、ガクチカの活動の中で設定した目標や、直面した課題について書きましょう。このステップは企業がガクチカを評価する際に重視するポイントでもあるため、数値や5W1Hを使ってより具体的に説明できると効果的です。たとえば、TOEICで700点を取ることを目標にしたのであれば、その目標を掲げた理由について書いてみると良いでしょう。アルバイト経験についてガクチカで書くのであれば、アルバイト中に直面した課題について描写するのもおすすめです。

ここでも重要となるのは、受身的に掲げた目標ではなく、自分から積極的に設定した目標を書くことです。小さな困難ではなく、乗り越えるために多大な努力を必要とする大きな困難であるほど、ガクチカの説得力が高まります。

ガクチカの書き方④取り組み・結果

設定した目標や直面した課題に対して、どのように取り組んだのか重点的に書くことも重要です。企業が重視している物事へ取り組む姿勢をアピールできるチャンスとなるため、取り組んだ時の工夫や考え方を中心に、最終的な結果についても記述しましょう。単にがんばったことや努力したことを書いて終えるのではなく、どのような思考やプロセスを辿って、結果に結びついたのかを詳しく書くようにしてください。

このステップにおいて、あなた自身の問題解決力や継続力をアピールできると、魅力的なガクチカにつながります。重視されるのはプロセスの部分なので、力を入れた結果として失敗したりうまくいかなかったりしても、説得力ある取り組み内容を書くことができれば高評価です。

ガクチカの書き方⑤学び

最後に、ガクチカを通じてあなた自身が学んだことについて、入社後の活かし方も踏まえて伝えてみましょう。ガクチカによって身につけた課題への向き合い方や挑戦への取り組みについて、より抽象的にまとめながら入社後の業務にも活かせるようアピールすると効果的です。

たとえば、「目標に向かって努力することの大切さを知った」「周りの人と協力することが目標達成に役立つことに気づいた」など、個人としての単なる気づきや感想では、差別化は難しいでしょう。

「私は個人よりもチームで課題に取り組むことが得意であることに気づいたため、入社後も一人で仕事を抱え込むのではなく、先輩や上司に頼りながら業務に取り組みたい。」のように、組織の中での立ち回り方や仕事に活かせる考え方を伝えるのがおすすめです。

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5.【エピソード別】受かるガクチカの例文

ここでは、アルバイト、部活、ゼミ、サークル、留学の5つのエピソードごとにガクチカの例文をご紹介します。

おすすめ記事:【テーマ別】ガクチカ例文10選!選ぶエピソードごとのメリット・デメリットも解説

アルバイト

私は飲食店でのアルバイトを通じて、売上向上に貢献しました。勤務する店舗は平日の客足が少なく、売上の底上げが課題でした。そこで私は「学生割引キャンペーン」を提案し、周辺大学の学生向けに割引クーポンを配布する施策を実施しました。その結果、平日の来店客数が20%増加し、売上は前月比15%アップを達成しました。

この経験を通じて、顧客ニーズを把握し、それに応じた施策を立案・実行する力を養いました。また、キャンペーンの効果を数値で分析する重要性も学び、目標達成の喜びを実感しました。アルバイトを通じて得た課題解決能力と実行力を、貴社の業務に活かしていきたいと考えています。

関連記事:ガクチカでアルバイト経験をアピールするコツ!印象的な回答を書くためには?

部活

大学時代、私はサッカー部のキャプテンを務め、チームの意識改革を行いました。当時、練習への参加率が低く、大会での成績も伸び悩んでいました。そこで、練習内容を見直し、個人のスキル向上を目的としたプログラムを取り入れるとともに、全員が意見を出し合うミーティングを定期的に開催しました。その結果、練習参加率は70%から90%に向上し、地区大会で準優勝という成果を収めました。

この経験を通じて、リーダーシップやチーム運営の難しさを実感するとともに、目標達成に向けたチーム作りの大切さを学びました。

関連記事:ガクチカで部活動をアピールするコツ!役職なしでも企業に評価される回答方法

ゼミ

ゼミ活動では「地域活性化プロジェクト」に取り組みました。担当した地域は観光客の減少が課題で、私たちは地元の農産物を活用した新しい商品開発を提案しました。地域の生産者と協力し、試作を繰り返した結果、「地元産フルーツを使ったスイーツセット」を完成させました。

販売開始後、地元の直売所で売上が2倍に伸び、地域メディアにも取り上げられました。この活動を通じて、現場でのヒアリングやアイデアを形にする力、そしてチームで成果を出すことの喜びを実感しました。

関連記事:ガクチカでゼミ活動をアピールするポイントとは?コツや構成について解説

サークル

私は大学のボランティアサークルで、子ども向けの科学実験教室を企画しました。当初、参加者が少なく苦戦しましたが、地域の学校や保護者に直接働きかけることで認知度を向上させました。また、イベントの内容も子どもたちが楽しめるよう工夫し、実験をゲーム形式にアレンジしました。その結果、参加者は前回の1.5倍に増え、地域から高い評価を得ることができました。この経験から、広報や企画力の重要性を学び、継続的な改善を行う姿勢を身につけました。

関連記事:ガクチカでサークル活動をアピールするコツ!役職なしでも印象に残る伝え方を解説

留学

私は大学2年次にアメリカへ半年間の留学を経験し、異文化理解力と英語力を向上させました。現地ではグループプロジェクトが多く、文化や考え方の違いから意見が衝突する場面もありましたが、積極的にコミュニケーションを取り、全員の意見を尊重する姿勢を心がけました。その結果、プロジェクトは無事に成功し、最終プレゼンテーションで高評価を得ることができました。この留学経験は、自分の視野を広げ、多様性を受け入れる大切さを学ぶ機会となりました。異文化環境で培った柔軟性を、貴社での国際的なプロジェクトにも活かしたいと考えています。

関連記事:ガクチカで留学経験を効果的に伝えるコツ!アピールできる強みとNG例を解説

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6.ガクチカをエントリーシートで書く時の注意点

エントリーシートでガクチカを書く時には、ビジネスマナーに違反した文章や企業に評価されづらい文章にならないためにも、以下のような注意点を踏まえて作成することが大切です。
 

  • ・嘘や誇張を避ける

    ・華々しい成果だけをアピールしない

    ・抽象的な表現だけで終わらせない


上から順番に解説しますので、エントリーシートを書き上げた後の見直しの際にチェックしてみてください。

嘘や誇張を避ける

エントリーシートに書くガクチカでは、嘘や誇張を混ぜないように注意してください。嘘や創作でガクチカをより華やかに見せたとしても、企業から高く評価されるとは限りません。面接や入社後に嘘をついていたことがバレてしまうと、内定取り消しになる危険性も高まります。

また、あなた自身の適性とは合わない企業に入社してしまい、入社後にミスマッチを感じて早期退職してしまうリスクも考えられます。せっかく新卒で入社した企業を数ヶ月・数年で辞めてしまう事態にならないためにも、等身大のあなたについて正しく伝えて、マッチ度の高い企業の内定を目指しましょう。

華々しい成果だけをアピールしない

ガクチカでは華々しい成果や輝かしい結果をアピールできるのが理想的ですが、成果はあくまでも参考情報に過ぎません。IT企業に応募する際にプログラミング学習に力を入れたことをアピールするなど、入社後に活かせる成果を除けば、無理に輝かしい結果を強調する必要はありません。

むしろ自慢話だけを書いているように見えてしまい、企業の知りたいことが見えてこないため選考に通過しにくくなる危険性も考えられます。書き上げたガクチカを見直す際には、成果にフォーカスするのではなく、プロセスにフォーカスした書き方になっているかをチェックしましょう。

抽象的な表現だけで終わらせない

就活生なら誰でも書けそうな抽象的な表現だけで終わらせてしまうと、ガクチカからあなたの性格や人柄が伝わらず、企業に評価されにくいエントリーシートとなってしまいます。「学業に力を入れて、目標に向かってがんばることの大切さを知った」「アルバイトに力を入れて、社会で働く責任を実感した」など、表面的な書き方ではあなた自身の魅力を伝えることは難しいでしょう。

説得力がありオリジナリティの高いエントリーシートを作成するためにも、あなた自身が過去に体験したエピソードを具体的に盛り込むことが重要です。期間・金額・点数・順位などの数値で表せるものがあれば積極的に取り入れ、自分が置かれていた状況をありありとイメージできるような文章を心がけながら作成してみましょう。

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7.ガクチカがない場合は?今からテーマを探す方法

エントリーシートでガクチカについて質問されたものの、書くことが思い浮かばずどんなエピソードを伝えれば良いのか迷ってしまう方は少なくありません。そんな場合には、下記のような方法でエントリーシートに書くエピソードを探してみると良いでしょう。
 

  • ・これまでの成功体験を分析する

    ・周りから褒められた体験を活かす

    ・後悔している失敗をベースにする


おすすめ記事:「ガクチカが本当にない」と感じた時に絞り出す方法を解説!よくある勘違いと今から作るコツも

それぞれ順番に解説していきます。

これまでの成功体験を分析する

エントリーシートに書くガクチカを探す時には、これまでの成功体験から考えてみるのがおすすめです。これまでの成功体験には、目標を達成し課題を乗り越えた経験も含まれているはずです。その経験についてをガクチカとして取り上げることにより、あなたの性格や人柄が反映されたエントリーシートが完成します。受験勉強やサークル・部活の大会、アルバイトで評価された経験なども、ガクチカを書く材料となるでしょう。

周りから褒められた体験を活かす

ガクチカで取り上げるエピソードとして、周りから褒められた体験から考えるのも効果的です。自分にとっては当たり前にできていることにもかかわらず、周りから高く評価された経験は、あなた自身の強みとともにガクチカを書くチャンスになります。たとえば、アルバイト先で褒められた経験を振り返りながら、どのような課題に対してどう取り組んだのかを整理してみるのも良いでしょう。

褒められた体験を深掘りすることで、それまでに失敗や挫折を経験した過去も思い出せるかもしれません。褒められたり成果を出せたりした結果だけではなく、そこに至るまでのプロセスを一緒にアピールできると、採用担当者に評価されるエントリーシートが完成します。

後悔している失敗をベースにする

成功体験や褒められた体験ではなく、後悔・失敗したエピソードをベースにガクチカを書くのも有効です。ガクチカの回答では、後悔・失敗したエピソードであっても、その目標や課題に取り組んだプロセスが評価されることで、選考で有利に働くこともあります。

たとえば、受験に失敗して第一志望に合格できなかったエピソードを取り上げながら、悔しさをバネにして大学の学業に力を入れたことや、失敗を通じて勉強スタイルを見直したことをアピールできると、マイナスよりもプラスの印象につながりやすいです。ガクチカで企業が見ているのは結果ではなく、プロセスであることを念頭に置きながら回答を作成してみましょう。

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8.まとめ

ガクチカの書き方には、企業が重視しているポイントを押さえて書くためのフレームワークが存在します。最初に結論を伝えて動機・根拠について伝え、目標・課題に取り組んだプロセスについて書くことにより、高評価が得られるエントリーシートが完成します。ガクチカを通じて得られた学びをどう入社後に活かすかを盛り込むことにより、さらに選考を有利に進められるようになります。

もしガクチカに書くエピソードが見つからない場合には、これまでの成功体験や周りから褒められた体験、後悔している失敗などをベースにテーマを探してみるのも効果的です。ただし、エントリーシートでは嘘・誇張を書くことは避け、華々しい成果をアピールするだけで終わってしまわないように注意してください。

本記事で解説してきたガクチカの書き方のコツを押さえて、魅力的なエントリーシートを作成しましょう。

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