
- 1.企業がガクチカのアルバイト経験で評価するポイント
- 2.ガクチカのアルバイト経験でアピールできる7つの強み
- 3.ガクチカでのアピールに効果的なアルバイト経験
- 4.ガクチカでアルバイト経験をアピールするためのコツ
- 5.ガクチカでアルバイト経験を書くときの注意点
- 6.まとめ
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1.企業がガクチカのアルバイト経験で評価するポイント
そもそも企業は、ガクチカについて質問することでどのような点を評価しているのでしょうか。ここではガクチカでアルバイト経験をアピールする場合に、企業に評価されやすい要素についてご紹介します。
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・課題・困難に向き合う姿勢
・社風とのマッチング
・アルバイトを通じて得たスキル・経験
ガクチカでアルバイト経験を伝える際には、これらのポイントを踏まえて回答を作成しましょう。
課題・困難に向き合う姿勢
ガクチカのアルバイト経験で企業が重視するポイントとして、課題・困難に向き合う姿勢が挙げられます。社会人になるとどんな仕事に就いたとしても、必ず課題や困難に直面するシーンがあります。たとえばエンジニアとして採用された後、プログラムの書き方が覚えられずに苦労したり、上司とのコミュニケーションの取り方が難しく感じられたりといった悩みは、新社会人の方にはよくある課題です。企業はそうした課題に直面した時にも、周囲を頼りながら乗り越えてほしいと考えています。
そこでガクチカの質問を通じて、学生の課題・困難に向き合う姿勢を知り、入社後の働き方をイメージしたいと考えているのです。そのためアルバイト経験の中で課題・困難に直面したエピソードを伝え、それをどのように乗り越えてきたのかをアピールすることにより、企業に好印象を持ってもらえます。乗り越えた困難から学びや教訓を得て、将来に活かしたエピソードがあればさらに評価が高まるでしょう。
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社風とのマッチング
企業がガクチカでチェックしているポイントとして、社風とのマッチングも挙げられます。仕事に対する考え方や価値観、組織の中での立ち回り方などをアルバイト経験から判断して、自社の社風に合った人物なのかを見極めようとしているのです。たとえば、エンジニア一人ひとりの成長を重視しながら働く社風の企業では、向上心や成長意欲が高い人物が評価されます。開発チームで協力しながらプロジェクトに取り組む社風であれば、コミュニケーション力やチームワークが重視されるでしょう。
どれだけスキルや経験が豊富でも、企業の社風とマッチしない人物を採用してしまうと、入社後に孤立したり既存の社員と衝突を起こしたりする可能性が考えられます。ガクチカでは達成した成果や得られた成績よりも、課題に取り組むまでの考え方・価値観などのプロセスが評価されやすいとよく言われますが、その理由もこの点にあります。
アルバイトを通じて得たスキル・経験
ガクチカでアピールするアルバイト経験が、応募する企業の業務と密接に関わっているなど、即戦力としての活躍が期待される場合にはスキル・経験が重視されることもあります。たとえば、システム開発を手がける企業に応募する場合に、競合他社でアルバイトをした経験をアピールできると、業界についての知識や業務を円滑に進めるスキルがあると判断されて、即戦力採用がされやすくなります。高いスキルを持った学生は、企業にとって研修・教育のコストをかけずに売上・利益に貢献してくれる存在として、重宝されやすい傾向があります。
ただし新卒採用を行う企業では、学生のスキル・経験はほとんど評価せず、性格・人柄や価値観を重視してポテンシャル採用を実施しているところも多いです。応募する企業の業務と密接に関わるスキル・経験がある場合を除けば、これまでの実績よりもプロセス重視のガクチカを伝えた方が良いことは変わりありません。
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2.ガクチカのアルバイト経験でアピールできる7つの強み
ガクチカでアルバイト経験をアピールすることにより、あなた自身のさまざまな強みをアピールすることが可能です。あらかじめガクチカでアピールしたい強みを絞っておき、その強みの根拠となるようなエピソードを回答することで説得力を高められるので、どのような強みをテーマとするのかを決めておくと良いでしょう。
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・チームワーク・協調性
・リーダーシップ
・提案力
・課題解決力
・責任感
・忍耐力
・計画性
ここではガクチカのアルバイト経験でアピールしやすい強みとして、上記の7つをご紹介します。
チームワーク・協調性
ガクチカのアルバイト経験は、年代も役割も異なる人々と関わりながら働くことから、チームワークや強調性をアピールしやすい項目です。さまざまな年代のメンバーと協力しながら仕事を進めた経験は、企業に入社した後も必ず活きてくる経験です。そのためガクチカで重点的にアピールすることにより、採用担当者にとってもあなたと一緒に働くイメージを持ちやすくなる効果があります。
チームの中で自分がどのような役割を果たしてきたのか、チームで協力したことでどのような課題を達成できたのかを具体的なエピソードとともに紹介し、チームワーク・強調性をアピールしてみましょう。
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リーダーシップ
アルバイト先でバイトリーダーを任された経験がある場合には、ガクチカでリーダーシップをアピールすることも可能です。指示される前に率先して動ける人物や、チームをまとめ率いていけるスキルを持った人物は、多くの企業で求められる人材なので選考を有利に進めることができます。リーダーとしての立場を任された時にどう感じたのか、リーダーとしてどのような理念を持って行動してきたのかをエピソードとともにアピールできると、採用担当者にとってもリーダーシップを備えた人物であると判断しやすくなります。
なお、アルバイト経験をアピールする時にバイトリーダーを務めた経験は必須というわけではなく、リーダーシップ以外の要素でもガクチカを評価してもらうことは可能です。そのためバイトリーダーを務めたことがないにも関わらず、事実を誇張して伝えることは避けるようにしてください。
提案力
アルバイト先で直面している課題に対して、改善策を提案して課題を解決したエピソードを紹介できると、社会人としても高く評価される提案力をアピールできます。たとえば売上不振を解消するための販売方法の提案や、人手不足を解消するためのアルバイト募集の提案、アルバイト全員のシフト調整・シフト管理などを積極的に取り組むことで、率先して課題にアプローチできる人物という印象につながります。
企業の利益向上や業務効率化のために新たな取り組みを提案できる人材は、どの企業でも高く評価されるため、ガクチカでも積極的にアピールしてみましょう。具体的な改善策や工夫した内容、店長や上司からの褒め言葉なども盛り込むと、よりオリジナリティが生まれて説得力が高まります。
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課題解決力
組織が抱える課題にアプローチする提案力に加えて、個人が抱える課題にアプローチする課題解決力もガクチカでは高く評価される強みです。あなた自身が過去にアルバイト中に直面した課題に対し、どのように取り組むことで解決してきたのか、具体的なエピソードで紹介するのがポイントです。
課題解決力が高い人物は、仕事を進める中で壁に直面しても乗り越える力があり、粘り強く努力できる人物という印象を与えます。社会人にとって必須のスキルの一つでもあるので、具体的な解決策や工夫を紹介して説得力を高めながら、課題解決力をアピールしてみましょう。
責任感
社会に出て働く責任感を持ってアルバイトに取り組んだ経験も、ガクチカでアピールしやすい強みの一つです。任された仕事を最後までやり遂げることや、期限までに仕事をこなすこと、遅刻や無断欠勤をしないことなど。いずれも社会人として基本的な能力ではありますが、学生のうちから身についていることをアピールすると企業に好印象を与えられます。
ただし、嘘をつかないことや出勤時間を守ることといった社会人として当たり前の行動をアピールするのは逆効果なので、周りから責任感が高いと褒められたエピソードなどを中心に伝えるようにしましょう。
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忍耐力
一つのアルバイトを挫けることなく継続してきたエピソードを伝えることにより、忍耐力をアピールすることも可能です。アルバイトで失敗したり、挫折しそうになったとしても、自分を奮い立たせてがんばれる人物は、どんな企業でも高く評価されます。
「親に辞めるなと言われたから」「他にやりたいことがなかったから」などの消極的な理由で続けた経験よりも、「このアルバイトを通じて達成したい目標があったから」のような前向きな理由をアピールできると、なお良いでしょう。
計画性
アルバイトに取り組む時に、時短や効率性を重視して働いたことがある方なら、計画性を強みとするガクチカをアピールすると良いでしょう。目標を達成するためにスケジュールを立てて取り組んだエピソードや、短期間で仕事を終わらせるために優先順位をつけながら仕事をこなしたエピソードを紹介することで、生産性の高い人物と評価されます。
スキルや経験が同等の人材であれば、より短い時間で高い成果を出せる人物の方が好印象に映ります。ガクチカでライバルとの差別化を図るためにも、高い計画性をアピールできるアルバイト経験を伝えてみましょう。
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3.ガクチカでのアピールに効果的なアルバイト経験
ガクチカでアルバイト経験をアピールするのであれば、自分にとって印象に残っているアルバイトや楽しかったアルバイトについて単純に紹介するよりも、あなた自身の魅力が伝わりやすいアルバイト経験を絞り込んで伝える方が効果的です。ガクチカでのアピールに効果的なのは、以下のような要素を持ったアルバイト経験です。
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・企業で必要なスキル・経験を学んだアルバイト
・長期間続けてきたアルバイト
・成果・実績を数値でアピールできるアルバイト
一つひとつ解説していきますので、アピールするアルバイト経験を選ぶ時に参考にしてください。
企業で必要なスキル・経験を学んだアルバイト
IT企業に応募するためのガクチカで、学生時代にIT企業でアルバイトした経験を伝えることにより、即戦力として活躍できる人物という印象を与えることができます。他にも営業職に応募する時に、営業の仕事や接客の仕事に取り組んだ経験があれば、積極的にアピールしてみると良いでしょう。応募する企業の事業内容や職種に合わせて、より密接に関連したアルバイト経験を選ぶことにより、選考を有利に進められるようになります。
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長期間続けてきたアルバイト
計画性や忍耐力、責任感を評価してもらうために、学生時代で一番長く続けてきたアルバイトを選ぶのもおすすめです。長期的に取り組んできたアルバイトであれば、アピールできるエピソードも豊富で、ガクチカの回答をまとめやすくなるメリットもあります。高校時代にはファミレス、大学時代には居酒屋やカフェと、接客業という共通した業界で長く働いていることも強力なアピールポイントになります。
成果・実績を数値でアピールできるアルバイト
ガクチカでアピールできそうなアルバイト経験が豊富にある場合には、成果や実績を具体的な数値でアピールできる経験を選びましょう。たとえば、自分の提案によって店舗の売上が10%増えたという経験や、3年3ヶ月続けているなどの継続期間をアピールできる経験、11人のアルバイトのバイトリーダーとしてマネジメントした経験など、具体的な数値があることでオリジナリティのあるガクチカをアピールすることができます。
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4.ガクチカでアルバイト経験をアピールするためのコツ
続いて、エントリーシートや面接の質問でガクチカを効果的にアピールするために欠かせない、5つのコツについてご紹介していきます。
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・アルバイト経験は一つに絞る
・PREP法を用いて紹介する
・具体的なエピソードや成果・実績を入れる
・過去だけではなく未来について語る
・結果よりもプロセスを重視して伝える
ガクチカの具体的な書き方・話し方の参考として、ぜひチェックしてみてください。
アルバイト経験は一つに絞る
一つのガクチカでアピールするアルバイト経験は、極力一つのアルバイト先での経験だけに絞っておきましょう。複数のアルバイト経験についてエピソードを紹介しながら回答しようとすると、話が飛び飛びになってしまい、結局何を伝えたいのかわからないガクチカになってしまいます。取り上げるアルバイト経験が多すぎると、一つのアルバイトを継続できない人物と受け取られるリスクもあるため、原則として一種類のアルバイト経験に限定してアピール方法を考えましょう。
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PREP法を用いて紹介する
アルバイト経験をガクチカで効果的にアピールするためには、「PREP法」の構成をもとに回答を作成するのがおすすめです。PREP法とは、「結論・根拠・具体例・結論」の順番で文章を組み立てることを言います。最初にガクチカの結論を伝えて、力を入れた背景やきっかけ、具体的なエピソードを紹介し、最後にもう一度結論を強調するのが基本的な流れです。エントリーシートの文章でも面接の受け答えでも、PREP法を使うことで説得力のある回答を作ることができるのでぜひ活用してください。
具体的なエピソードや成果・実績を入れる
ガクチカでアルバイト経験をアピールする時には、できるだけ具体的なエピソードや成果・実績を盛り込むことにより、説得力の高い回答を用意することができます。一方で、抽象的で誰でもアピールできそうなガクチカでは、採用担当者の印象に残りづらく、回答の使い回しと思われる原因にもなります。ライバルのガクチカと差別化するためには、自分だけのエピソードを盛り込みながらオリジナリティを出すことが重要です。
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過去だけではなく未来について語る
ガクチカを伝える時には、「過去」のアルバイト経験を重点的にアピールする方は多いですが、より重要なのはガクチカで得た学びを入社後どう活かすかという「未来」を語る視点です。アルバイトを通じて身につけたスキルや学びを、入社後の業務でも活かして働くビジョンを伝えることにより、採用担当者にとって採用後の活躍をイメージしやすくなります。ガクチカでアルバイト経験について伝える時には、過去にフォーカスするだけではなく、未来に目を向けることを忘れないようにしてください。
結果よりもプロセスを重視して伝える
企業がガクチカを質問する時に重視しているのは、結果よりもプロセスの部分です。アルバイト経験でも同様で、アルバイトでどれだけ華々しい成果を残せたかを評価するのではなく、アルバイトの中で直面した課題をどのように乗り越えたかが高く評価されます。優れた結果を自慢するように伝えるのではなく、課題に取り組んだ過程の考え方や工夫、価値観について重点的に回答するようにしてください。
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5.ガクチカでアルバイト経験を回答する時の注意点
最後に、ガクチカでアルバイト経験をアピールする時に気をつけたい注意点・NG例について解説します。アルバイト経験を伝える時には、以下の注意点を踏まえておかないとビジネスマナーに違反した学生であると思われるリスクがあります。
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・企業名や店舗名は書かない
・読み手に合わせて専門用語を使う
・社会人として当たり前のことをアピールしない
これらの3つの注意点を心がけながら、ガクチカの回答を作成するようにしましょう。
企業名や店舗名は書かない
ガクチカに限らず就活でアルバイト経験をアピールする時には、原則として企業名や店舗名は書かないのがマナーです。過去に勤めていたアルバイト先について就活で伝えてしまうと、雇用契約の時に結んだ守秘義務に違反する可能性があるからです。
過去のアルバイト先について軽々しく回答してしまう学生は、企業機密を守る意識が低く、トラブルメーカーとなる危険性があると判断されてしまいます。そのためアルバイト先について詳しい情報を伝えることはせず、あくまでも自分自身の経験を中心に回答を作るようにしてください。
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読み手に合わせて専門用語を使う
アルバイト中に使っていた業界用語や専門用語は、読み手に合わせて使い分けることが重要です。たとえば、プログラミング言語の「Ruby」を学んでいたことを非IT企業に伝えるのであれば、固有名詞を出すことなく「プログラミングを学んでいました」と表現した方が良いでしょう。一方でWeb開発に強みを持つIT企業に応募する際には、「Rubyを学んでいました」と表現した方が伝わりやすく、回答もシンプルになります。
すべての専門用語を省いて平易な言葉に言い換えようとするのではなく、読み手の知識をイメージしながら専門用語を使うべき相手かそうでないかを判断しつつ、ガクチカの回答をまとめることが重要です。
社会人として当たり前のことをアピールしない
ガクチカでアルバイト経験を伝える時によくあるのが、社会人として当たり前のことをアピールしてしまうケースです。たとえば、「サボることなくアルバイトに行った」「言われた仕事をしっかりこなした」などのアピールは、社会人であれば当然のこととされて印象に残りにくい回答となってしまいます。時間やルールを守り、任された仕事を当たり前にこなしたうえで、あなたが特に力を入れてきた行動についてアピールするようにしてください。
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6.まとめ
ガクチカでアルバイト経験をアピールする時には、企業が評価しているポイントである「課題・困難に向き合う姿勢」や「社風とのマッチング」を意識しながら回答を作成することが大切です。アルバイト経験を伝えることにより、チームワークやリーダーシップ、提案力などをアピールしやすくなるため、これらの強みに関連するエピソードを絞り込みながら回答しましょう。
また、採用担当者の印象に残るガクチカを作るためのコツとして、伝えるエピソードを一つに絞り、PREP法を用いて回答を作ると効果的です。ただし、守秘義務に違反しないためにも具体的な企業名や店舗名を伝えることは避け、読み手に合わせて専門用語を使うことを心がけましょう。
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