「ガクチカが本当にない」と感じた時に絞り出す方法を解説!よくある勘違いと今から作るコツも

「ガクチカが本当にない」と感じた時に絞り出す方法を解説!よくある勘違いと今から作るコツも
「就活でアピールできるガクチカは、どんな人でも必ず一つは持っている」 そう言われても、本当にガクチカが見つからないと悩んでしまう学生は少なくありません。学業・アルバイト・サークルなどの活動がどれも中途半端で、誰かに自慢できるような成果も出せていないからと、ガクチカが本当にないと感じる方も多いです。そんな時、エントリーシートの回答や面接での受け答えは、どのように準備したら良いのでしょうか。 今回の記事では、ガクチカが本当にないと感じる方に向けて、エピソードを絞り出す方法やよくある勘違い、今からガクチカに取り組んでエピソードを用意する方法についても解説します。嘘や創作で無理やりエピソードを伝えるのは高評価なのか低評価になるのかを含めて解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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1.「ガクチカが本当にない」と感じるのは勘違いである理由

「ガクチカが本当にない」と悩む就活生の方は多いですが、本当の意味で学生時代に力を入れたことがまったくなく、就活で何もアピールできない人は存在しません。ガクチカがないと悩んでしまう原因は、「ガクチカはこうあるべきだ」という思い込みが強く、求めるハードルが高すぎることで自分の強みが隠れてしまっていることにあるのです。

ガクチカが本当にないと考えてしまうのは完璧主義の方に多く、自分の中の就活の理想像に対して、これまで自分が取り組んできたことがあまりに小さい出来事に思えてしまうせいで、自分を低く見積もっている状態です。こうした勘違いを正して、ガクチカに求めるハードルを下げ、些細な出来事であっても切り口やアピール方法を工夫することにより、ライバルと差別化できるガクチカを用意することは十分に可能です。

ガクチカが本当にないと思っている方はまず、ガクチカの理想が高すぎないか、完璧を求めすぎていないかを自問自答してみると、アピール材料のヒントが見えてくるかもしれません。

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2.「ガクチカが本当にない」と悩む就活生は多い

「ガクチカが本当にない」という悩みを抱える学生は多く、エントリーシートや面接への対策に苦労している方も珍しくありません。たとえば、マイナビキャリアリサーチLabが実施した「2024年卒大学生活動実態調査」のデータを見ると、「ガクチカとして自己PRできそうな体験を積むことができなかった」と回答したのは35.6%にのぼっています。つまり、就活生の三人に一人はガクチカがなく自己PRに困っている状況なのです。

参考:2024年卒大学生活動実態調査 (3月1日) | マイナビキャリアリサーチLab

逆に言えば、あなた自身の魅力が伝わるガクチカを書くことができれば、ライバルの就活生のうち約3割よりも有利に選考を進められるということでもあります。ガクチカが本当にないと感じている方でも、自分なりのオリジナリティあるエピソードを探し、効果的な回答を作るためのコツを本記事で解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

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3.そもそも企業がガクチカを質問する意図とは?

エントリーシートや面接でよく質問されるガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は、企業がどのような意図で質問しているのか、イメージしたことはあるでしょうか。エントリーシートや面接の質問は、企業側に必ず何らかの意図があって用意されているものであり、ガクチカでも注目される評価ポイントがある程度パターン化されています。

ここではガクチカでどのような要素が重視されるのかを押さえておくために、企業がガクチカについて質問する理由についてご紹介しましょう。
 
  • ・どんなモチベーションで行動するのかを知るため

    ・入社後の働き方をイメージするため

    ・意見をわかりやすく伝える力を見るため


これらの要素を踏まえ、ガクチカの回答を作成してみましょう。

どんなモチベーションで行動するのかを知るため

企業はガクチカについて質問することを通じて、学生が何をモチベーションとして行動する人物なのかを知ろうとしています。ガクチカとして取り組んだエピソードについて、なぜその活動に取り組もうと思ったのかをチェックすることにより、どのような環境に置かれればその学生のモチベーションが高まるのかを判断するのが狙いです。

たとえば、自分の実力よりも高い目標を掲げた方がモチベーションが上がるタイプなら、社員の成長を応援するために責任ある仕事をどんどん任せる社風の企業から高く評価されるでしょう。一方で、社員一人ひとりの成長よりもチームの雰囲気や調和を重んじる企業からは、あまり評価されにくくなるかもしれません。

学生にとっても、自分のモチベーションが高まりやすい職場とマッチングできるチャンスが増えるため、これまでどのような状況でモチベーションが高まってきたのかを具体的に描写することが大切です。

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入社後の働き方をイメージするため

学生がガクチカに取り組む時の姿勢は、企業に入社した後の業務への向き合い方にも共通します。たとえばゼミ活動で、リーダー的な立ち位置で周囲からの信頼を集めてきた学生であれば、入社後もリーダーシップを発揮してチームを引っ張ってくれる存在になると期待します。将来の幹部候補としてリーダーシップを備えた学生を採用したいと考えている企業にとっては、ぜひとも採用したい人材に映るでしょう。

また、ガクチカの活動に取り組む時、個人での作業を好むのかチームでの協力を好むのかによっても、企業ごとに評価が変わってきます。個人主義の社風では一人でもがんばれる学生が評価されますし、チームワークを重視する社風では周りと協力しながら課題に取り組む学生が評価されます。

そのためガクチカをまとめる時には、企業が求める人物像や社風についてもしっかりと研究したうえで、全体の構成を考える必要があります。

意見をわかりやすく伝える力を見るため

企業はガクチカの文章や受け答えを通じて、自分の意見をわかりやすく伝える力が備わっているかを確認しようとする狙いもあります。社会人になると、会議で自分の意見を伝えたり、自分が考えた企画を上司に提案したりと、意見を誰かに伝える機会が増えることになります。その時に、言いたいことがよくわからない学生を採用してしまうと、周囲の生産性を落とす結果にもなりかねません。

そこで企業はエントリーシートの文章力や、面接での受け答えを通じて、その学生がどれだけ伝える力を持っているかを調べようとしているのです。特にガクチカは過去の自分のエピソードをわかりやすくまとめる項目なので、伝える力が反映されやすく、企業も重点的にチェックする傾向があります。

いわゆる論理的思考力やプレゼンテーション能力と呼ばれるスキルになりますので、就活対策としてこれらのスキルを学んでみるのもおすすめです。

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4.就活で質問されるガクチカについてのよくある勘違い

「ガクチカが本当にない」と悩む学生の中には、ガクチカへの回答に対して間違ったイメージを持っている方も少なくありません。ガクチカの質問の捉え方を間違ったまま就活を始めてしまうと、「本当にない…」と悩みやすくなり、貴重な時間が削られてしまうことも出てきます。ここではガクチカの質問に対するよくある勘違いとして、以下の3つをご紹介します。
 
  • ・ガクチカの回答に正解があると思い込んでいる

    ・自分のガクチカはライバルより弱いと考えている

    ・より長い期間取り組んだ経験が必要と思い込んでいる


これらの項目で当てはまるものがあれば、ガクチカの捉え方を見直してから回答を考えるようにしましょう。

ガクチカの回答に正解があると思い込んでいる

「ガクチカが本当にない」と悩んでいる方の中には、ガクチカの回答の正解を探し求めてしまっているケースが挙げられます。ガクチカに活かせそうなエピソードが見つかっても、「これでは企業にインパクトを与えられない」と考えて却下してしまうせいで、ガクチカが本当にないと思い込んでしまっている状態です。

しかしガクチカをアピールする目的は、採用担当者にインパクトを与えることではなく、あなた自身の人柄や価値観を伝えることにあります。ガクチカのテーマも成功体験に絞る必要はなく、失敗体験を選んで失敗するまでにどれだけの試行錯誤をしてきたのかを伝えることで、企業から高評価を受けられる可能性もあるのです。

あくまでもエピソードの強さではなく、物事への取り組み方を正確に伝えて、自分に適した企業を選ぶことを目指しましょう。

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自分のガクチカはライバルより弱いと考えている

ライバルの就活生と比較して自分のガクチカが弱いと感じてしまうせいで、エントリーシートや面接の回答が出てこなくなってしまうケースも多いです。ガクチカの例文によく挙げられるエピソードとして、サークルの代表としての経験や、全国大会で優勝した経験、バイトリーダーとして売上をアップさせた経験などがあります。こうした例文と比較すると、自分には輝かしい実績のあるエピソードがなく、ガクチカに書いても意味がないのではないかと感じているのではないでしょうか。

しかし採用担当者がガクチカで知りたいのは、誰よりも優れた結果を残したエピソードではありません。むしろ華やかすぎるエピソードは、就活のために事実を盛ってアピールしているのではないかという印象にもつながります。大切なのはライバルや例文などの他人と比較することではなく、あなた自身がどれだけ努力してきたのかを伝えることなのです。

より長い期間取り組んだ経験が必要と思い込んでいる

「ガクチカが本当にない」と思い込んでしまうケースとして、より長い期間取り組んだ経験が必要と考えていることも挙げられます。たとえば、高校時代から6年以上にわたり取り組んでいる部活動や、幼少期からずっと習い続けているピアノの演奏など。もちろん長く続けている経験をアピールできると、選考でも好印象につながりやすくなります。しかしガクチカには期間や時期の指定があるわけではなく、極端に言えば直近1ヶ月でがんばったことでもアピールすることは可能なのです。

実際にガクチカが思いつかずに困っていた方の中には、就活と並行してインターンに参加したり、資格取得のための勉強に取り組んだりして、インターンや資格取得のエピソードをガクチカとしてアピールするケースもあります。エピソードにオリジナリティや説得力があり、物事に取り組むまでのプロセスを伝えることができれば、取り組んだ期間や時期に関わらず高い評価を得ることができるのです。

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5.「ガクチカが本当にない」なら創作でエピソードを伝えても良いのか?

「ガクチカが本当にない」と感じた時、これまでの経験を誇張したり嘘を混ぜたりして、創作のエピソードをアピールしても良いのか気になる方も多いでしょう。しかし、事実とは異なるガクチカを回答することは、絶対に避けた方が良い選択肢です。なぜなら、創作のエピソードで内定を得ることのデメリットが大きすぎるためです。

創作のエピソードでガクチカをアピールしたとして、面接の受け答えの時などに嘘であることがバレてしまえば、当然強いネガティブイメージを持たれてしまいます。どれだけ高いスキルや経験を持っていたとしても、不合格になることは避けられないでしょう。

また、創作のエピソードで本来の自分とは異なる強みでアピールに成功してしまった場合、入社後に本来のあなたの強みや性格を活かすことができず、早期退職となるリスクも高まります。これらのデメリットを考慮すれば、ガクチカに創作のエピソードを入れるメリットは少ないため、あくまでも等身大のあなた自身をアピールすることを意識しましょう。

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6.「ガクチカが本当にない」と感じた時に絞り出す方法3ステップ

次に、「ガクチカが本当にない」と感じている方が、なんとかアイデアを絞り出すために効果的な3つのステップを解説していきます。どうしてもガクチカのテーマやエピソードが思い浮かばない場合に、ヒントを見つける手段として活用してみてください。
 
  • ・ガクチカのおすすめテーマをもとに考える

    ・テーマを補完するエピソードを振り返る

    ・エピソードを要素分解する


それぞれのステップを順番にご紹介します。

ガクチカのおすすめテーマをもとに考える

ガクチカでアピールしやすいテーマには、主に以下の5つのジャンルが挙げられます。

学業(授業・試験・ゼミ・研究室など)
学内活動(サークル・部活動・留学など)
学外活動(アルバイト・ボランティア・資格の勉強など)
学生生活(時間効率化・生産性向上など)
趣味

これらのテーマの中からガクチカでアピールするエピソードを選ぶと、あなた自身の性格・人柄・価値観が伝わりやすく、採用担当者にとって好印象の回答を作ることができます。目標や課題を定めて、それを乗り越えるためのプロセスを具体的にアピールできるのであれば、自炊や早起きといった学生生活での取り組みや趣味の活動も選択肢になります。

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テーマを補完するエピソードを振り返る

次に、ガクチカのおすすめテーマに沿ってエピソードをリストアップしてみましょう。感情が大きく揺さぶられた体験や、モチベーションが大きく高まった出来事、他人に褒められた経験などをもとに、具体的なエピソードを書き出してみるのがポイントです。

ガクチカのアピール要素になりそうかどうかを判断することなく、自分にとって印象的なエピソードをできるだけ多く書き出しておくと良いでしょう。うまくエピソードが出てこない場合には、自分にまつわる印象的なエピソードについて、家族や友人に質問してみるのもおすすめです。自分では当たり前にできていることが、周りの人の目からすると特別なものであることも多いので、思わぬヒントがもらえるかもしれません。

エピソードを要素分解する

ガクチカでアピールできそうなエピソードがまとまったら、そのエピソードを要素分解しながらガクチカの回答を作成していきます。具体的には、取り上げるエピソードの5W1Hをまとめて、実際の出来事をより具体的に描写できるように意識してみましょう。特にガクチカの場合は、「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように」のうち、「なぜ・どのように」の部分が評価されやすいので、この2つを重点的に深掘りしてみるのがおすすめです。

その上で、ガクチカを通じて「学んだこと」と「入社後の活かし方」についても要素をリストアップしてみると効果的です。たとえば、「チームでの作業を通じてチームワークの重要性を学びました。自分の強みである協調性を活かして、入社後も活躍したいと思います。」のような流れでアピールできると、入社後の活躍がイメージしやすくなり高評価にもつながりやすくなります。

そのためには企業で求められるスキルや価値観、求める人物像について理解しておくことが欠かせないので、ガクチカを考えることと並行して企業研究にも取り組んでおきましょう。

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7.「ガクチカが本当にない」場合には今から新しく始めるのも効果的

ここまで「ガクチカが本当にない」という方がなんとかエピソードを絞り出すためのステップを解説してきましたが、それでも良いアイデアが思い浮かばない場合、今から新しく始めてみるのがおすすめです。ガクチカでは取り組んだ期間や時期が高く評価されるわけではないので、はっきりとした目標を持って物事へ向き合い、目標達成のために工夫したことをアピールできれば問題ありません。

たとえば、インターンへの参加や資格の勉強、新たなアルバイトや趣味を始めることも一つの選択肢です。SNSアカウントの運用やアプリ開発、メディア制作・立ち上げなどに取り組むと、専門スキルのアピールにも役立つのでおすすめです。

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まとめ

「ガクチカが本当にない」と感じる方は三人に一人の割合で存在するというデータがあるのは事実です。しかし、多くの場合はガクチカに求めるハードルが高すぎたり、完璧主義のせいで自分の強みが見えていなかったりすることが、ガクチカがないと感じる大きな原因となっています。また、ガクチカの回答で正解を追い求めたり、より長い期間取り組んだ経験が必要と思い込んだりすることも、ガクチカのエピソードが見つかりにくくしてしまいます。

「ガクチカが本当にない」と感じた時にアピール材料を絞り出すためには、ガクチカのおすすめテーマをもとにできるだけ多くのエピソードをリストアップし、5W1Hで要素分解しながら回答をまとめるのが効果的です。また、新たなインターンや資格の勉強に取り組み、ガクチカを今から作ることも有効なので、どうしてもガクチカが作れない場合には試してみてください。

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