
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.企業が「アルバイトで学んだこと」について質問する理由は?
大学を卒業する学生を対象とした新卒採用を行う企業の中には、「アルバイトで学んだこと」を重視して選考を行うところも少なくありません。なぜアルバイト経験を重視するのかといえば、以下のような狙いがあるからです。
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・アルバイトを通じて得たスキル・経験を知るため
・社会経験の深さ・長さを知るため
・仕事に取り組む姿勢を知るため
企業から評価されやすいエントリーシートや面接を実現するためにも、これらの質問意図を押さえておきましょう。
アルバイトを通じて得たスキル・経験を知るため
学生のアルバイト経験がそのまま企業での業務に活かせる場合、具体的なスキルや経験について知りたいという意図が考えられます。たとえば過去にIT企業でのアルバイト経験があるなら、就活でIT企業に応募する際にプログラミングスキルをアピールしやすくなるでしょう。接客のアルバイト経験が豊富な学生は、営業職でも活躍しやすいと判断されます。
また、専門スキルだけではなく、計画性・継続力・コミュニケーション能力などのスキルも、アルバイト経験でアピールしやすい要素です。これまでのアルバイトを通じて、計画的に仕事に取り組んだ経験や、一つの仕事を長く継続してきた経験は、採用担当者にとって好印象に映ります。
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社会経験の深さ・長さを知るため
「アルバイトで学んだこと」の質問を通じて、学生がどのくらい社会経験を積んでいるのかを確かめようとする狙いもあります。学生を続けながら社会で働いた経験が深く・長いほど、基本的なビジネススキルが身についた人材と判断されるからです。敬語の使い方やビジネス文書のマナー、企業の売上を伸ばす意識などが身についた学生は、入社後に即戦力として活躍してくれる人物として、選考の通過率が高まる傾向にあります。
そのためアルバイト経験の中でも、ビジネスマナーを教わる機会の多いコールセンターでの経験や、飲食店・スーパーでの接客経験などは、採用担当者に高く評価されることが多いです。加えてアルバイトを通じた学びを具体的なエピソードとともにアピールできると、非常に説得力の高い回答となるでしょう。
仕事に取り組む姿勢を知るため
「アルバイトで学んだこと」の質問では、社会人として仕事に取り組む姿勢を評価したいという背景も考えられます。アルバイトも社会に出て働くという点では正社員の働き方と共通しており、アルバイトで責任ある行動ができる学生は、企業に入社後も活躍しやすい人物と評価されます。
また、アルバイトに取り組む中で課題に直面した経験や、困難に向き合った経験なども企業は重視しています。そうした状況に対してどう反応するか、どのように壁を乗り越える人材なのかを把握することで、自社の社風にマッチした価値観を持っているかを判断できるからです。
そのため「アルバイトで学んだこと」について回答する時には、アルバイト中に困難な状況に置かれたが、努力や工夫によって乗り越え、大きな学びを得たというストーリー性を意識しながら伝えるのが効果的です。
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2.「アルバイトで学んだこと」をアピールできるES・面接の質問項目
「アルバイトで学んだこと」としてアピールできる強みや学びが豊富にある場合には、エントリーシートや面接の質問の各所で盛り込んでみることをおすすめします。アルバイト経験は就活で非常にアピールしやすいエピソードであり、以下のような項目でも伝えることが可能です。
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・学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
・自己PR
・志望動機
・長所・短所
上から順番にご紹介していきます。
学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
学生時代に力を入れたことを意味するガクチカでも、「アルバイトで学んだこと」をアピールするのは効果的です。ガクチカは取り組んだ内容や成果よりも、取り組むまでのプロセスが重視される質問なので、アルバイトを通じて得た学びをアピールするのに最適な質問です。長期間続けてきたアルバイトや、応募企業でも活かせるスキルを身につけたアルバイトであれば、学生時代に力を入れたエピソードとしての説得力も高まり、採用担当者に好印象を持ってもらうことできます。
自己PR
あなた自身の強みについてアピールする自己PRの項目でも、「アルバイトで学んだこと」のエピソードを取り上げるのがおすすめです。アルバイト経験を通じて得た学びを、あなた自身の強みと結びつけることができれば、自分の魅力を伝える絶好のアピール材料となるからです。たとえば、アルバイトを通じてチームワークの重要性を学んだことを、あなた自身の強みである協調性とともにアピールすることで、組織の中で活躍できる人材であることを印象付けることができます。
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志望動機
志望動機の根拠として、「アルバイトで学んだこと」のエピソードを盛り込むことも有効です。たとえば、介護のアルバイトを通じて高齢者福祉に対する興味や学びを得たことをアピールすることにより、介護分野でのITサービスを展開する企業への志望動機に説得力を持たせることができます。志望動機は、競合他社ではなく応募企業を選んだ理由が深掘りされる質問ですので、応募した根拠を補強する材料として「アルバイトで学んだこと」は非常に相性が良いのです。
長所・短所
あなた自身の長所・短所を裏付けるエピソードとして、「アルバイトで学んだこと」を取り上げるという選択肢もあります。アルバイトを通じて自分の長所を再認識したエピソードや、アルバイトに取り組む中で自分の短所を発見・克服したエピソードを伝えることにより、あなた自身の個性がより伝わりやすくなります。自己PRと同様に、アルバイトでの学びと自分の長所をリンクさせながら回答すると、より説得力のあるアピールが可能になります。
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3.「アルバイトで学んだこと」の回答でアピールできる強み一覧
「アルバイトで学んだこと」の回答では、アピールできる強みが多岐にわたります。あなた自身の強みや長所とリンクさせながらアピールしやすい題材でもありますので、以下のようなテーマの中からあなたの個性に合わせて回答方法を考えてみてください。
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・チームワーク
・課題解決力
・コミュニケーション能力
・リーダーシップ
・継続力
それぞれの強みをアピールする時のコツとともに解説していきます。
チームワーク
「アルバイトで学んだこと」を回答する時には、チームワークについての学びがアピールしやすいです。アルバイト先のメンバーと協力しながら仕事に取り組んだ経験は、入社後の働き方ともリンクさせやすく、採用するメリットの大きい人材であることを効果的にアピールできます。
学生中心のアルバイト先ではなく、さまざまな年代の人が働くアルバイト先での経験の方が、チームワークを強調する材料となりやすいでしょう。年代や経験も異なるチームの中でどのように立ち回ったのかについて、経験にもとづく学びとともにアピールしてみましょう。
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課題解決力
アルバイト先の店舗や会社が抱えていた課題を解決した経験や、あなた個人が直面していた課題を解決した経験について、「アルバイトで学んだこと」とともにアピールするのもおすすめです。たとえば、店舗の売上を伸ばすために商品のレイアウトを工夫するなど、成果を高めるために取り組んだエピソードは、ガクチカや自己PRのアピールでも高評価につながります。
「直面した課題を分析し、解決に向けて努力した」という経験をアルバイトでの学びとしてアピールすることにより、入社後も高い課題解決力を発揮して働いてくれる人物という印象を与えることができます。
コミュニケーション能力
「アルバイトで学んだこと」のテーマとして、コミュニケーション能力を挙げることも効果的です。たとえば、「チームメンバーや上司とやりとりした経験や、お客様との対応経験からコミュニケーション能力の大切さを学びました。」のように伝えることで、コミュニケーション能力に優れた学生であることのアピール材料となります。
ただし、コミュニケーション能力はアルバイト経験を通じて誰もがアピールしやすい強みであり、ライバルとの差別化が難しいテーマでもあるので、具体的なエピソードやストーリー性を重視しながら回答するようにしましょう。
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リーダーシップ
バイトリーダーなどの役職についた経験がある場合には、「アルバイトで学んだこと」としてリーダーシップをアピールすることも可能です。アルバイトのチームを取りまとめるリーダー役として、具体的なエピソードや困難を乗り越えた経験とともに伝えることで、将来は企業を引っ張ってくれる存在という印象を与えることができます。なお、実際にはバイトリーダーを務めた経験がないにもかかわらず事実と反するエピソードを書いてしまうと、内定取り消しなどのリスクを高めるため注意してください。
継続力
一つのアルバイトを長期的に続けた経験がある場合には、「アルバイトで学んだこと」とともに高い継続力をアピールするのが有効です。さまざまな業種のアルバイトを渡り歩いたことも一つのアピールポイントになりますが、一種類のアルバイトを長期的に勤め上げた経験は、企業にとって採用後も転職せずに長く働いてくれる人材という印象を受けます。
社会経験の少ない学生をポテンシャル採用する企業では、採用した学生の早期退職を避けたいと考えますから、継続力がアピールできると一気に内定に近づくことも多いです。
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4.ライバルと差をつける「アルバイトで学んだこと」の答え方
次に、ライバルの回答に埋もれてしまいやすい「アルバイトで学んだこと」の質問で、多くの就活生と差をつけるためのアピール方法についてご紹介します。アルバイトで学んだことについて回答する際には、次の4つのステップを意識してみましょう。
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・アルバイトで学んだことの要点を伝える
・学ぶ前に直面した課題を具体的に描写する
・課題を乗り越えるプロセス・工夫をまとめる
・アルバイトで学んだことの活かし方を回答する
それぞれの書き方について詳しく解説します。
アルバイトで学んだことの要点を伝える
エントリーシートや面接で、「アルバイトで学んだこと」などの採用担当者からの質問に答える時には、結論ファーストで回答することを心がけましょう。「あなたがアルバイトを通じて学んだことは何ですか?」と聞かれたら、「私がアルバイトを通じて学んだのは、チームワークの重要性です。」と答えること。「学生時代に力を入れたことを教えてください」と聞かれたら、「私が学生時代に力を入れたのは、アルバイトです。」と答えることが重要です。
このように相手からの質問に対して直接的な回答で答えるのではなく、「私は幼い頃から飲食店の店員さんに憧れがあり…」のように、具体的なエピソードから書き始めてしまうと、伝えたいことがわかりにくい回答になってしまいます。まずは冒頭で結論について簡潔にまとめ、具体的なエピソードは後半に持ってくることを心がけましょう。
学ぶ前に直面した課題を具体的に描写する
「アルバイトで学んだこと」をアピールするためには、まず学びを得る前に直面した課題や失敗について描写する必要があります。たとえば、チームワークの重要性についてアルバイトで学んだことをアピールしたいのであれば、チームワークに失敗して課題にぶつかった時のことを伝えるのがポイントです。アルバイトを通じて課題や困難に直面し、それを乗り越える過程で学びを得られたこと、成長できたことを伝えるのが理想的な構成です。
学ぶ前に直面した課題について伝える時には、メンバーのセリフや当時の状況などをできるだけ具体的に描写するのがポイントです。5W1Hを意識しながらエピソードをまとめてみると、採用担当者にとっても当時の状況をイメージしやすく、説得力のある回答を作ることができます。
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課題を乗り越えるプロセス・工夫をまとめる
直前で説明した課題・困難に対して、それを乗り越えるまでのプロセスや工夫についても詳しくアピールしましょう。たとえば、チームで足並みが揃っていないせいでアルバイトの業務が非効率的になっていた状態から、自分が率先してメンバーとコミュニケーションを取り、業務効率化を進めた流れをアピールするなど。
課題を乗り越えるまでにあなたが取り組んできた工夫や努力を詳しく伝えることで、物事への向き合い方をより鮮明にアピールできるでしょう。課題を乗り越える前後のビフォーアフターを感じてもらうために、金額や人数、期間といった数値の変化を盛り込むのも効果的です。
アルバイトで学んだことの活かし方を回答する
最後に、「アルバイトで学んだこと」を今後どのように活かせるのかを回答します。この部分の回答こそ、企業がもっとも注目してチェックしている部分であり、選考に響きやすいアピールポイントとなります。アルバイトでの学びの活かし方を伝える時には、企業の事業内容や求める人物像を参考に将来のビジョンを考えるのが効果的です。
たとえば、アルバイトを通じてチームワークの重要性を学んだことをアピールしても、応募先の企業が客先常駐を行っている企業で個人の能力が重視される社風だったとすれば、高評価にはつながりにくいでしょう。そうした企業に応募する場合には、一人でもコツコツと努力できることを学業のエピソードとともに伝えたり、上昇志向が強いことを資格の勉強を通じて伝えた方が有利になるかもしれません。
あくまでも自分の伝えたいことだけを伝えるのではなく、相手の企業が求めている人物像に沿ってアピールすることが大切です。
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5.「アルバイトで学んだこと」を伝える時の注意点
最後に、就活で「アルバイトで学んだこと」についてアピールする時に押さえておきたい注意点について、NG回答とともにご紹介します。応募先の企業からビジネスマナーが身についていない人物と評価されないためにも、完成した回答を見直しながらチェックしてみてください。
守秘義務に違反する情報は答えない
これまでのアルバイト経験について就活で伝える時には、守秘義務に違反するような内容を盛り込まないことが大切です。たとえば、勤務先の企業名・店舗名、仕事のマニュアルの内容、取引先企業の名称などが挙げられます。こうした内容は、競合他社に知られることでアルバイト先の不利益になる情報であり、口外してしまうと守秘義務違反とみなされる可能性があります。
また、応募先企業にとっては「自社の機密情報を軽々しく口外してしまう人物なのではないか」という印象を持たれてしまい、選考で不利になるリスクがあります。そのためアルバイト経験を書く時には、少なくとも企業名・店舗名などは盛り込まないようにしましょう。
社会人として当たり前の取り組みはアピールしない
「アルバイトで学んだこと」では、社会人として当たり前のエピソードについてアピールするのは逆効果となります。たとえば、「一度も遅刻せずに働き続け、サボらないことの大切さを知った」「言われたことを忘れずに取り組んだ」のような、ハードルの低いエピソードは好印象にはつながりにくくなります。
自分の中ではどれだけ努力していたつもりだったとしても、採用担当者にとってマイナスイメージで受け取られてしまえば意味がありません。社会人として一緒に働くことになる企業の立場ならどう感じるかという視点を持って、アピールするエピソードを選びましょう。
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まとめ
「アルバイトで学んだこと」を質問する企業の意図として、アルバイト経験を通じて得られたスキルを知りたいという狙いや、社会経験の深さ・長さを知りたいという背景が挙げられます。アルバイト経験は多くの就活生にとってアピールしやすいエピソードですが、差別化のポイントを踏まえて効果的にアピールすることができれば、選考を有利に進められるようになります
また、アルバイト経験を通じてチームワークや課題解決力、コミュニケーション能力などの強みをアピールしやすいため、あなた自身の長所と結びつけながら回答するのもおすすめです。しかしアルバイト経験について盛り込む時には、守秘義務に違反する内容や、社会人として当たり前の取り組みについて伝えることは避けるようにしましょう。
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