
- 1.「学業で取り組んだこと」はOpenESでも重要な質問
- 2.エントリーシートで「学業で取り組んだこと」を企業が聞く理由とは?
- 3.エントリーシートの「学業で取り組んだこと」の企業の評価基準
- 4.エントリーシートで「学業で取り組んだこと」を書く前に考えるべきこと
- 5.エントリーシートで「学業で取り組んだこと」を魅力的に書くコツ
- 6.エントリーシートで「学業で取り組んだこと」を書く時の注意点
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1.「学業で取り組んだこと」はOpenESでも重要な質問
学業・ゼミ・研究室などで取り組んだ内容についての質問は、さまざまな企業に簡単にエントリーできる「OpenES」の質問にも含まれている重要な項目です。OpenESでは250文字の文字数制限が設けられており、端的かつわかりやすい文章で伝える必要があります。ゼミや研究室に所属している方であれば、これまでの研究内容をアピールしやすいので、書く内容に迷うことは少ないかもしれません。
しかし学生の誰にとっても書きやすい質問であるということは、差別化がしにくい質問であることも意味します。多くの学生と同じように、学業で学んだことを淡々と書くだけでは、採用担当者に良い印象を与えることはできません。だからこそエントリーシートでは、学業で取り組んだことについてしっかりと考え、まとめることが重要になるのです。
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2.エントリーシートで「学業で取り組んだこと」を企業が聞く理由とは?
そもそも企業はなぜエントリーシートの中で「学業で取り組んだこと」について質問しているのでしょうか。企業側の意図として考えられるのは、以下の3つの理由です。
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・入社後に活かせるスキルを持っているかを調べるため
・課題への向き合い方を確認するため
・大学生活の過ごし方を知るため
これらの企業側の意図を踏まえてエントリーシートを書くことが選考を有利に進めるポイントになりますので、ぜひ参考にしてください。
入社後に活かせるスキルを持っているかを調べるため
エントリーシートの「学業で取り組んだこと」を通じて、入社後に活かせるスキルや知識をすでに持っているかどうかを確認したい意図が挙げられます。たとえば、大学の授業の中でプログラミングについて学び、アプリ開発についての基本的な知識がすでに身についている学生の場合、即戦力のエンジニアを採用したいIT企業から高く評価されやすくなります。
研究室で生成AIについて研究した実績がある学生なら、AI開発企業にエントリーする際にも有利になりやすいでしょう。企業側は新卒採用した社員には手厚く研修を行ってから業務に携わってもらいたいと考えていますが、研修なしですぐに戦力となる人材に出会えたら、積極的に迎え入れたいという心理が働くのです。
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課題への向き合い方を確認するため
「学業で取り組んだこと」についての回答を通じて、企業側は与えられた課題に対してどのように向き合うのかを知りたいという背景もあります。授業で出された課題に対して向き合う姿勢は、社会人として仕事に向き合う姿勢と共通する部分が多いです。
計画性を持って真面目に取り組める学生であれば高評価ですが、課題に取り組むことを先延ばししたり、目的意識を持たずに課題に取り組んだりする姿勢は低評価につながってしまいます。また、学生時代を通じて学んできたことに一貫性がなく、飽き性で長続きしない学生も、エントリーシートではマイナスの印象になります。
大学生活の過ごし方を知るため
エントリーシートの「学業で取り組んだこと」の質問を通じて、学生生活の過ごし方について詳しく知りたいと考える企業も多いです。学業に真面目に取り組んでスキルや専門性を身につけてきたのか、それともサークルやアルバイトを中心に取り組んできたのかを知りたいと考えているのです。
学業において一つのことに熱心に取り組んだ経験がなかったとしても、目的意識を持ってサークルやアルバイトに取り組んでいた方なら、学業以外の面で評価してもらえる可能性があります。エンジニアを目指してプログラミングサークルに熱心に取り組んできた場合など、一貫性のある学生時代を過ごしてきた方なら選考でも有利になりやすいでしょう。
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3.エントリーシートの「学業で取り組んだこと」の企業の評価基準
次に、エントリーシートの「学業で取り組んだこと」への回答について、企業はどのような評価基準で学生の文章をチェックしているのかをご紹介しましょう。以下の3つのポイントを押さえてアピールすることにより、好印象のエントリーシートを作ることができます。
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・読み手の立場になって書けているか
・自分の体験をわかりやすく伝えられるか
・課題解決力や計画力が備わっているか
それぞれの評価基準について、高評価のポイントとともに解説します。
読み手の立場になって書けているか
「学業で取り組んだこと」をはじめ企業がエントリーシートを読む時には、読み手の立場になって書けているかを重視しています。たとえば学生からの人気が高い企業では、一人の採用担当者が何十通、何百通ものエントリーシートに目を通すことになります。そんな採用担当者の立場になり、簡潔かつわかりやすく伝えるために、結論ファーストの書き方を実践しているだけでも高評価です。
また、読み手がIT企業の採用担当者であれば、プログラミングやシステム開発に関連する専門用語はそのまま使用する。一方でITに詳しくない企業の採用担当者には簡単な言葉に置き換えて書くなど、読み手のリテラシーに合わせて専門用語を使いこなせるかどうかも評価対象となります。
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自分の体験をわかりやすく伝えられるか
「学業で取り組んだこと」を通じて、エントリーシートの限られた文字数の中で、自分の体験をわかりやすく伝えられるかどうかも評価対象です。自分が伝えたいことを端的に書くスキルは、ビジネスシーンにおいては必須のスキルとなるためです、
社会人になると、メールやチャットなどを通じて文章で相手とやりとりする機会が多くなります。その際に伝えたいことをコンパクトにまとめた文章を書ける人物であれば、企業側も内定を出しやすくなります。一方で、話し言葉や顔文字などを多用したり、分量が多く伝えたいことを端的にまとめられなかったりする文章は、高い評価にはつながりにくくなってしまいます。
課題解決力や計画力が備わっているか
「学業で取り組んだこと」についての回答の中で、学業の中で直面した課題に対して、どのようにアプローチするかが評価されることもあります。目の前の課題に対してどのような姿勢で取り組むのか、計画性を持って仕事にも取り組めるのかを判断したいという意図があるからです。
そのため学業で取り組んだことに関連して具体的なエピソードを紹介する時には、目の前の課題に対してどのように考えて解決を目指したのか、どういった計画を立てながら取り組んだのかを重点的にアピールするのが効果的です。
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4.エントリーシートで「学業で取り組んだこと」を書く前に考えるべきこと
エントリーシートの「学業で取り組んだこと」について回答する時には、いきなり文章を組み立て始めるのはおすすめしません。他の就活生との差別化を図るためにも、どのような構成でどのエピソードをアピールするのか、事前に細かく決めておくことが重要になるからです。そのためエントリーシートを作成する前の事前準備として、以下の3つについて深掘りしてみましょう。
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・ゼミ・研究室・資格などの中からどの内容を書くかを決める
・アピール根拠となる数値・エピソードを洗い出す
・自分の長所・短所やガクチカとリンクさせる
それぞれ順番にご紹介していきます。
ゼミ・研究室・資格などの中からどの内容を書くかを決める
「学業で取り組んだこと」でアピールしやすいのは、ゼミや研究室での経験、資格取得のための勉強などです。定期試験への対策や、入社する企業と関連する科目に絞ってアピールしても良いでしょう。これらの経験の中から、自分の強みを象徴し、企業とのマッチ度の高いものを選び抜いてエントリーシートの題材とすることが大切です。
たとえば、文学部に入学してゼミでも文学史について研究したが、独学でプログラミングについて学び、就活ではIT企業に入社したいと考えたとします。この場合には、ゼミの研究について深掘りするよりも、独学で取り組んだプログラミング学習についてアピールした方が、志望する企業から内定をもらいやすくなるでしょう。自分がゼミ・研究室などで力を入れた経験だけに絞るのではなく、応募する企業に合わせてアピールする材料を見極めることがポイントです。
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アピール根拠となる数値・エピソードを洗い出す
エントリーシートで「学業で取り組んだこと」を回答する時には、根拠となるエピソードや数値について盛り込むことも効果的です。先ほどの例であれば、エントリーシートを読んだ採用担当者は「文学部で学んでいたにも関わらず、なぜ独学でプログラミングを学ぼうと思ったのか」という疑問が浮かぶと予想できます。
その答えとなるエピソードとして、プログラミングを学ぶきっかけとなった先輩との出会いや、IT企業へのインターン、大学の自由選択科目でプログラミングに触れた経験などを伝えると良いでしょう。なぜそのテーマに取り組んだのかという理由がはっきりとわかるエントリーシートは、説得力があり志望動機も伝わりやすいため、選考でも有利となります。
自分の長所・短所やガクチカとリンクさせる
「学業で取り組んだこと」でアピールする内容は、長所・短所やガクチカなどの他の項目とリンクさせると、より魅力的なエントリーシートが完成します。たとえば、「学業で取り組んだこと」では独学でプログラミング学習したことをアピールする一方で、ガクチカではプログラミングスキルを活かして長期インターンに参加したことを説明するなど。エントリーシート全体でプログラマーとしての基本が身についている人材をアピールできると効果的です。
他にも、プログラミング学習に集中して取り組んだエピソードを取り上げながら、長所の項目では集中力が高いことをアピールするという方法も考えられます。ただし、それぞれの項目で文章の使い回しが起こらないよう、別々のエピソードを用意するようにしてください。
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5.エントリーシートで「学業で取り組んだこと」を魅力的に書くコツ
エントリーシートを書く前の準備が整ったら、早速「学業で取り組んだこと」への回答を作成していきましょう。魅力的にエントリーシートを作成するコツとしては、以下の3つが挙げられます。
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・学業での学びを仕事へどう活かすかを書く
・結果よりも計画・課題解決にフォーカスを当てる
・企業の求める人物像を参考にする
これらのポイントを踏まえ、あなた自身が学業で取り組んだことをアピールしていきましょう。
学業での学びを仕事へどう活かすかを書く
エントリーシートは企業に対して、自分という人材を採用することのメリットをアピールする書類です。そのため「学業で取り組んだこと」について書く時にも、学業で得た学びを入社後にどう活かすかに焦点を当てながら書くことが重要になります。
先ほどの例であれば、独学で身につけたプログラミングスキルを、入社後のエンジニア職としての仕事にも活かすという伝え方であれば、採用担当者にとっても入社後の活躍がイメージしやすくなります。他にも、大学の授業でグループワークやディスカッションに力を入れてきた経験を活かし、プレゼン能力やコミュニケーション能力を仕事に活かすといったアピール方法も効果的です。
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結果よりも計画・課題解決にフォーカスを当てる
「学業で取り組んだこと」で企業が注目しているのは、取り組んだ結果の成果や成績ではなく、課題に取り組む姿勢やアプローチ方法の部分です。課題に対する計画性や課題解決力は、そのまま社会人になった後の仕事への向き合い方にも共通するため、入社後にどのように働いてくれるのかをイメージするために質問しているという事情があります。
そのためエントリーシートを書く時には、成果や成績を強調するのではなく、どのように考えて行動してきたのかというプロセスにフォーカスを当てましょう。華々しい結果を残せなかったとしても、課題に向き合うプロセスを評価してもらうことで選考を有利に進めることも十分に可能です。
企業の求める人物像を参考にする
「学業で取り組んだこと」を書く時には、企業の求める人物像を参考にするのも効果的です。求める人物像にマッチするようなエピソードを伝えられるのが理想ですが、少なくとも求める人物像と正反対のことをアピールしないように注意してください。たとえば、チームワークを重視して仕事に取り組める人を求めている企業に対して、一人でコツコツと資格取得のための勉強に取り組んできたことをアピールしても、評価されにくくなります。
自分がアピールしたいことだけで埋め尽くされたエントリーシートではなく、読み手である採用担当者のことを考えたエントリーシートを作成するためにも、企業の求める人物像は必ず目を通しておきましょう。
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6.エントリーシートで「学業で取り組んだこと」を書く時の注意点
最後に、エントリーシートの「学業で取り組んだこと」に回答する時に気をつけたいポイントについてもご紹介します。ビジネスマナーに違反した文章や、読み手のことを考えていない文章を書いてしまわないように、以下の3つに注意しながらエントリーシートを作成しましょう。
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・学業で得られた学びやスキルを必ず書く
・読み手に合わせて専門用語を使う
・嘘や盛りすぎは避ける
一つずつ詳しくご紹介していきます。
学業で得られた学びやスキルを必ず書く
「学業で取り組んだこと」について回答したエントリーシートでよくあるのが、取り組んだ事実について書くだけで終わってしまい、その体験を通じて得られた学びやスキルがアピールできていないケースです。たとえば、ゼミや研究室での研究内容については丁寧に書けているが、その経験から何を学んだのか、どんなスキルを身につけたのかがアピールできていないエントリーシートが挙げられます。
採用担当者から評価されるエントリーシートを作成するためには、どれだけ力を入れて学業に取り組んだのかをアピールするのではなく、そこから得られた学びやスキルを、入社後にどう活かしていくかを書く必要があります。完成したエントリーシートが、事実を淡々と並べただけのものになっていないかを改めて見直してみましょう。
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読み手に合わせて専門用語を使う
「学業で取り組んだこと」についてゼミや研究室でのエピソードを書く場合に、専門用語をまったく使わずに文章を書くケースは多いです。確かに応募企業にとっては専門外のテーマについて研究した場合には、わかりやすい言葉に置き換えて説明する方が親切です。
しかし、たとえば生成AIについて研究した経験を、AIの開発企業に対してアピールする時にも専門用語を省いてしまうのは、文章が無駄に長くなって伝わりにくいエントリーシートになる原因となります。やみくもに専門用語を減らそうとするのではなく、読み手に合わせて専門用語を調整しながら使用することが、高評価のエントリーシートを作るコツです。
嘘や盛りすぎは避ける
自分をアピールするためのエントリーシートでは、自分をより良く見せるために嘘を混ぜたエピソードや、数値や規模を盛った経験談を書いてしまうことがあります。確かに採用担当者に向けて自分をアピールすることは重要ですが、本来の自分よりも優れた人物を演出して内定を勝ち取れたとしても、入社後のギャップで苦しむ可能性が高まってしまいます。
企業の求める人物像や社風に合わせて伝えるエピソードを取捨選択するのは問題ありませんが、嘘や創作を混ぜることは避けるようにしてください。
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まとめ
エントリーシートの頻出質問である「学業で取り組んだこと」は、入社後に活かせるスキルや専門知識を持っているか、課題に対してどのような姿勢で向き合うのかを調べたいという企業の意図があります。また、読み手の立場になって読みやすい文章を書いていることや、自分の体験を端的な表現で伝える力があることも評価されるポイントです。
ただし学業で取り組んだことについての質問は、他の就活生との差別化が難しい部分ですので、アピールするエピソードを事前に洗い出したり、長所やガクチカの項目とリンクさせたりして、全体の構成を事前に考えておくことが重要になります。エントリーシートが完成した時には、学業を通じて得られた学びやスキルがきちんとアピールできているか、読み手に合わせた専門用語を使えているか、そして嘘や創作が混ざっていないかをセルフチェックするようにしてください。
本記事で解説してきた書き方を参考に、採用担当者から評価されるエントリーシートを作成しましょう。
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