インターンシップの参加で内定率は上がる?内定がもらえる人の特徴も解説!

インターンシップの参加で内定率は上がる?内定がもらえる人の特徴も解説!
就職活動が本格化する前に、多くの企業がインターンの募集を実施しています。実際にインターンに参加することで、インターン生が優先的に内定を獲得できたり、本選考で有利になったりすることもあります。しかし、すべてのインターンが内定につながるものではありません。 本記事ではインターンの参加と内定率の関係や内定につながりやすいインターンの種類、インターンで内定をとりやすい人の特徴などを解説しています。ぜひ最後までご覧ください。

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1.インターンシップ参加で内定率は高くなる?

結論、すべてのインターンシップが内定につながるものではないため、「インターンシップへの参加=内定率が高まる」わけではありません。
企業が実施するインターンには内定直結型とそうでないものがあります。そのため、インターンを通して本選考を有利に進めたい場合は企業が実施しているインターンがどういう内容なのか、新卒採用を兼ねているのかなどを調べておくのが良いでしょう。

2023年卒の学生のインターン参加率は過去最高

出典元:就職みらい研究所『就職白書2023
就職みらい研究所の『就職白書2023』のデータでは、2023年卒の学生のインターン参加率は75%、平均参加者数は7.82社で、いずれも2012年卒以来最高水準となっています。また、企業のインターン実施率はコロナの影響で一時低下していましたが、2023年度には回復傾向となっています。また、コロナ渦ではオンラインでのインターンが主流でしたが、今年からは対面でのインターンも増えてきています。

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8割以上の企業で内定者の中に自社インターンの参加がいる

出典元:就職みらい研究所『就職白書2023
2023年卒の代ではインターンシップに参加した学生の7割が「参加した企業」または「同業種の会社」に入社しており、また、インターンを実施している企業の8割以上が内定者にインターン参加者がいるという状況になっています。インターンに参加することでその会社や業界の理解が深まり、キャリアイメージも湧くようになるのでそのまま本選考に進む人が多いと考えられます。

一方、企業の採用人数におけるインターン参加者の割合は27%であり、採用人数の7割以上がインターンに参加していない学生たちになります。そのため、インターンに参加しなければその企業に採用されないわけではないことがわかります。ただし、インターンに参加することでその企業や業界の理解が深まるため、志望する業界があるのであれば積極的にインターンに参加するのが良いでしょう。

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2.内定に直結しやすいインターンシップの種類

前の章で企業が実施するインターンには内定に直結するものとそうでないものがあるという話をしました。ここでは内定に直結しやすいインターンシップの種類について解説していきます。

早期選考型

早期選考型インターンは、参加者の中で特に優秀だった学生に対して就活解禁前の早期に選考を行うものです。早期選考型の場合はインターンの詳細情報のところに本選考に関する情報が記載されていることがあるのでよくチェックしましょう。
早期選考型のインターンは他の学生よりもひと足早く選考に進めるため、早期での内定獲得につながりやすいです。

ジョブ内定型

ジョブ内定型インターンは、特に外資系のコンサルティングファームで実施されていることが多いです。インターン期間中に与えられた「ジョブ(職種)」での仕事を通して行い、成果を出すことで内定につながるパターンです。多くの場合、決められたテーマや課題に対して調査や分析を行い、全体にプレゼンテーションをするというような内容です。

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本選考優先型

本選考優先型インターンは、インターン中に特に優秀だった学生に対して通常の選考ルートではない方法で選考が行われるタイプです。例えば書類選考が免除されたり、面接回数が少なくなったりなどの優遇が受けられます。

リクルーター型

リクルーター型インターンでは、インターンに参加した学生ごとにリクルーターやメンターがついてその後の選考のフォローを行います。リクルーターは学生の志望動機や自己分析のサポート、面接対策などを行う場合もあり、本選考がスムーズに進みやすいです。
リクルーターとはカジュアルな面談が多いため、気が抜けてしまう学生も多いです。あくまでも就職活動の一環なのでビジネスマナーをしっかりと意識して臨むようにしましょう。

長期インターン型

長期インターンは数ヶ月から1年程度の期間で行われ、アルバイトのように給料をもらって実際の業務を経験していくものになります。1つの企業に深く関わることになるので、企業文化や業務内容を理解する良い機会になります。学生はより実務的な経験がつめるのが魅力です。また、企業は学生の能力や適性、ポテンシャルを長期間にわたって見ることができるのでミスマッチがおこりにくい採用手段となっています。

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3.内定に直結しやすいインターンシップの選び方

インターンへの参加によって内定に繋がりやすくなるというものの、企業や業種によってその直結しやすさは異なります。ここでは内定に直結しやすいインターンシップの選び方を紹介します。

金融・外資系コンサル・広告・IT系の業界を選ぶ

金融業界やコンサルティング業界、広告業界やIT業界などは、比較的内定に直結しやすいといえるでしょう。これらの業種は企業規模の大小を問わず、選考に繋がるインターンシップを実施しているケースがよくあります。また、エンジニアは需要が高くさまざまな企業で獲得競争が激化しているため、特に選考に直結しやすい職種のひとつです。

また外資系企業によくあるのが、インターンが本選考を兼ねているケースです。そもそもインターンに参加できないと内定を獲得できないケースもあるということを踏まえて、希望する企業のリサーチはあらかじめ十分に行っておきましょう。

秋冬のインターンを選ぶ

内定に直結しやすいインターンは春夏よりも秋冬に実施されるケースが多いです。春夏のインターンでは会社説明や業界理解を促進するようなものが多い一方で、秋冬は実践的なインターンが多いです。選考が本格的に始まる3〜4月に向けて企業の採用活動も活発化していくので、秋冬のインターンには積極的に参加するようにしましょう。

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4.インターンシップで内定をもらえる人の特徴

続いてはインターンシップに参加して内定をもらえる人の特徴について紹介します。ただインターンに参加するのではなく、「この学生を採用したい!」と企業側に思わせられるような行動をするのが重要です。

①基本的な挨拶やビジネスマナーが身についている

インターンシップで内定を獲得する人の中には、基本的な挨拶やビジネスマナーがしっかりと身についている人が多いです。これらのマナーは職場での最初の印象を決定づける重要な要素です。挨拶は相手に敬意を表し、ポジティブな関係を築くための基本的なコミュニケーション手段です。明るく、はっきりとした挨拶は周囲に良い印象を与え、信頼感を構築します。
また、ビジネスマナーには適切な服装、時間厳守、礼儀正しい言葉遣い、会議やメールでの適切な振る舞いが含まれます。企業側に良い印象を残せるように挨拶とビジネスマナーはしっかりと守りましょう。

②目的を持ってインターンに参加している

明確な目的を持って参加している学生はインターンへの意欲や行動力が高く、内定をもらいやすいです。目的意識が高い学生はインターンシップを単なる経験や就職活動の一環としてではなく、自己成長やキャリア形成のための重要なステップと捉えています。そのような学生は、「自分が何を学びたいのか」「将来を考えてどのようなスキルを獲得したいのか」「その経験が将来のキャリアにどのように役立つのか」を考えて、明確に定義しています。このような目的意識を持つことで、インターンシップ中の行動に変化が生まれ、積極的に業務に取り組み、積極的に学び、成果を出すことができます。また、このような学生は自分のキャリアに対して真剣であることが企業側にも伝わるので、企業もそのような学生を高く評価します。
インターンシップでは単に与えられた業務をこなすだけではなく、自分自身の目標と企業の期待を結びつけることが重要であり、そのためには明確な目的意識が必要となります。

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③インターン参加前に企業分析をしている

インターンシップで内定を獲得する学生の多くは、インターン参加前に徹底した企業分析を行っています。企業の事業内容、業界内での位置づけ、経営理念、最近の業績やニュースなどをしっかりチェックしています。企業分析を行うことで、インターンシップ中に企業の文化や価値観を理解し、自分のスキルや経験がどのように企業に貢献できるかを具体的にイメージすることができます。

また、企業分析は、インターンシップ中のディスカッションやプレゼンテーションでの議論で自分の意見や提案に説得力を持たせることができます。企業の現状や課題に対する深い理解は、実務における問題解決能力を上げるとともに、企業に対する真剣な関心をアピールすることにもつながります。

④積極的にコミュニケーションをとる

インターン中は積極的に周囲とコミュニケーションをとることが重要です。
社会人になるとさまざまな人とコミュニケーションを取り、業務を円滑に進められる能力が求められます。そのため、インターン中でも積極的なコミュニケーションを心がけ、自分を理解してもらうように努めましょう。
社員とスケジュールや業務について積極的にコミュニケーションを取れば、その姿勢を評価してもらえるほか、一緒に働くときのイメージを抱いてもらいやすくなります。ただし、積極的にコミュニケーションを取った結果として社員と仲良くなったとしても、言葉遣いやマナーには十分気を付けるようにしましょう

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⑤間違いは素直に認め、吸収して次に活かす

インターンの中で間違いを素直に認め、吸収して次に活かす姿勢が評価されます。
インターンに参加するのは学生ですから、社員が従事する業務と同じ、あるいはそれに準ずることを行ってミスがひとつもないということは稀でしょう。したがってインターンでのミスは、基本的にはそれ単体で強く咎められるものではありません。
重要なのはミスをした時に社員や他のインターン生から指摘を受けた後、その指摘をもとにどのように考え、動くかという点です。しっかりとその指摘の内容を踏まえて自分で改善行動をとれるかという点を企業は見ています。

もちろん同じミスをしないということも大切です。また、他の事象にもその指摘が応用できないかを考えて実践できるとさらに良い印象を与えられます。教えられたことを素早く自身の中に取り込み、それをすぐ行動に移すというインプットとアウトプットのスピードや質を意識することが大切です。

⑥インターン終了後にお礼状を送る

インターン終了後には社員にお礼をするようにしましょう。お礼を送ることは義務ではなく、お礼の有無で内定獲得率が変わるわけではありませんが、社会人のマナーのひとつとしてお世話になった相手へお礼をする方が好印象を与えられます
形態は手紙でもメールでも構いませんが、インターネットで調べた定型文を流用するよりも、自身の言葉でインターンの感想やそこで得た学びについて素直に表現すれば、より好印象を与えられるでしょう。

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5.インターンシップに参加する3つのメリット

①企業・業界を知ることができる

インターンに参加すれば、実際の体験を通して本やインターネットで調べる以上に企業や業界への理解を深められます。それによって自分の志望動機をより良いものに仕上げることができるようになります。企業や業界の選定で悩んでいるという学生にとっては、この点でのインターン参加のメリットは大きいでしょう。

②ミスマッチを防げる

実際の体験を通じて企業や業界について理解をより深めることで、その企業や業界が自分にあっているかどうかを判断できることから、ミスマッチを防ぐことができます。

何も実情を知らないまま入社した後にミスマッチに気づくよりも、インターンであらかじめミスマッチに気がつき、方針を転換するほうが学生にとっても企業にとっても良いことです。インターンの段階であれば、時期的に志望企業や志望業界を変更することも、難しくないでしょう。さまざまな業界のインターンに積極的に参加して、自分に合う企業を見つけるのがおすすめです。

③社会人として働く具体的なイメージを掴める

社員がどのような業務に従事しているのかを間近で見ることにより、就職後の仕事内容を理解することができます。さらに、自身で手を動かして実際の業務を行えるので、仕事をこなす力も獲得できます。それに加えてインターンで社会人としての基本やマナー、仕事の進め方なども身に着けられます。知識や経験と併せて、自分が社会人として働くイメージがより具体的に掴めるでしょう。
アルバイトとは異なり、大きな責任を感じながら業務に従事する経験を学生時代に積むことができるのは、インターンならではのメリットです。

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6.まとめ

インターンへの参加によって内定に繋がりやすくなったり、インターンそのものが選考の一部になっていたりと、採用とインターンは密接な関係にあります。そのほかのメリットも多くあるため、インターンにはぜひ参加して内定獲得に繋がるように行動してみましょう。

就活を進めるにあたって、どのようなプランで内定獲得を目指していけばよいのか不安な方も多いかと思います。就活は一人で進めるよりも頼れる相談相手を見つけて進める方が不安を払拭でき、内定獲得に向けて着実に歩んでいけるでしょう。

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