新卒エンジニアに求められるポートフォリオのレベルは?【IT就活の悩み一問一答】

新卒エンジニアに求められるポートフォリオのレベルは?【IT就活の悩み一問一答】
「こうした方がいいと見た」「これは良くないと聞いた」けど、「実際どうなの?」ともやもやしていることはありませんか?
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Q.自社開発企業では新卒にどのレベルのポートフォリオが求められるのでしょうか?

自社開発企業への就職を目指し、主にRuby on Railsを使ってSNS風のWebアプリを個人開発しています。

就活を有利に進めるためにポートフォリオの完成度を高めたいのですが、新卒エンジニアに求められる「レベル感」が分からず悩んでいます。

現在は「CRUD機能」や「ログイン認証」などの基本機能は実装できたのですが、これだけでは他の学生に埋もれてしまう気がしています。自社開発企業の内定を勝ち取るためには、AWSなどのインフラ構築や、テストコードの作成、あるいはモダンなフロントエンドの技術まで盛り込む必要があるのでしょうか?

実際に内定をもらった方のポートフォリオのレベルや、企業が「これなら合格!」と判断するポイントを教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。

A.基本機能に加え、ユーザー目線にたった工夫と実装の論理的背景が必要です。

自社開発企業を目指してRuby on Railsでの開発、素晴らしいですね。基本機能であるCRUDやログイン認証ができているのであれば、土台は完成しています。

結論から言うと、評価されるレベル感とは「技術スタックの多さ」ではなく、「特定の課題を解決するために、技術をどう使いこなし、ユーザーのためにどれだけ思考を巡らせたか」というプロダクトの完成度で決まります。

実際の評価事例とチェック項目をもとに、目指すべき「内定レベル」のイメージを解説します。

実際に企業から高く評価されたポートフォリオの例

具体的なイメージがわくよう、プログラミングスクールのレバテックカレッジ*で成果物を作成し、自社開発企業の内定を得た方の例を紹介します。

*現在、レバテックカレッジの新規受付は停止しています。
【アプリ概要:訪日外国人と日本人のマッチングプラットフォーム】
訪日外国人と日本人のマッチングプラットフォーム例
 
訪日外国人と日本人のマッチングプラットフォーム例


使用技術: PHP/Laravel, Vue.js, MySQL, Tailwind CSS, Cloudinaryなど

評価されたポイント:技術の難易度以上に、「実際の利用シーン」を想定した作り込みが大きく評価されたました
・ターゲットへの配慮: 外国人向けに英語表記の画面を用意
・実用的な検索: 趣味や住んでいる場所などで条件を絞り込める検索画面
・UXの工夫: マッチング後のリアルタイムチャットに加え、申請・承認・マッチングの状況を可視化する管理ページを実装
・UIの細部: ログイン画面の導線改善、チャットの色分け、ボタン配置の最適化など、ユーザーが迷わない工夫

この方が評価されたのは、「技術は課題解決の手段である」という自社開発企業のエンジニアと同じ視点を持っていたからです。

技術的なレベルのチェックリスト

技術は課題解決の手段ではありますが、基本機能だけでなくある程度のレベル感も求められます。志望する企業にもよりますが、参考としてチェックリストを用意しました。
今のポートフォリオがどのレベルにあてはまるか、確認してみてください。
1. 開発の基本と公開(必須レベル)
デプロイ: インターネット上に公開されており、面接官が実際に触れる状態か
GitHubの活用: 定期的なコミット履歴があり、READMEにアプリ概要や技術選定理由、工夫点が整理されているか
コードの質: 他人が読みやすい「リーダブルコード」を意識し、MVCモデルに則った設計ができているか
2. 機能とユーザー視点(差別化レベル)
ユーザー視点: 「なぜその機能が必要か」という根拠に基づいた独自の機能があるか
動的なフロントエンド: JavaScriptのフレームワーク等を使用し、非同期通信などの動的な体験を提供しているか
外部API連携: 既存のサービス(SNS認証や地図、決済など)と連携できているか
3. 応用的な設計力(高評価レベル)
DB設計、チューニング: リレーショナルDBの適切な設計(正規化)に加え、インデックスを貼るなどの速度改善(チューニング)を意識できているか
認証、認可の強化: SSO(シングルサインオン)や二段階認証など、セキュリティを意識した実装ができているか
堅牢なバックエンド: 例外処理が適切に行われ、エラー時にユーザーを迷わせない設計か

選考を突破するためのアドバイス

AWSやテストコードは、もちろんあればプラス評価です。しかし、それ以上に「レベル」を引き上げるのは、「なぜその技術を選び、どう考えて実装したか」という思考のプロセスです。

今のRailsアプリに、「誰かの悩みを解決するための独自機能」を一つ追加し、それをユーザーが使いやすいようにUI/UXを磨き上げてください。そして、その過程をREADMEに言語化して残しましょう。

「自分がユーザーならここが不便だ」という気づきを、自分の手で解決した実績こそが、自社開発企業が最も欲しがる「エンジニアとしての素養」です。応援しています!

この質問の回答者

二宮プロフィール

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