
- 1. Reactとは?
- 2. 押さえておきたいReactの3つの特徴
- 3. 多様性に優れるReactの活用事例
- 4. 学生が知っておきたいReactを活かせる職種
- 5. Reactのメリットと将来性
- 6. まとめ
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1. Reactとは?
Reactの概要について解説します。
UI作成に特化したJavaScript用ライブラリ
Reactとは、Facebook社が開発した、UIのパーツを作るためのJavaScriptライブラリです。一般的には「React.js」と呼ばれています。「Facebook」や「Instagram」をはじめ、「Yahoo!」「Netflix」「Airbnb」などの世界中のサービスで採用されている旬なライブラリです。大規模なアプリケーション開発やWeb開発、VR開発などでも使用されています。Reactはオープンソースのライブラリとして公開されているので、日々改良が行われており、品質に優れ高い信頼性があります。
そして、Reactは処理のスピードも高速です。JavaScriptの代表的なフレームワークの一つにjQueryが挙げられますが、DOM(ドキュメントオブジェクトモデル)を作成する手間がかかります。一方でReactでは、仮想DOMという技術が使用されているので、処理の速度が他のフレームワーク・ライブラリよりも格段に速くなります。
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2. 押さえておきたいReactの3つの特徴
Reactが多くのサービスで採用されているのには理由があります。その理由となるReactの3つの特徴について解説します。
要素をパーツ分けして管理しやすい「コンポーネントベース」
コンポーネントとは、構成要素や部品といった意味を持ちます。Reactでは全ての要素を部分ごとにコンポーネントを分けて管理します。それぞれを個別で管理することで、複雑なUIの管理を簡単にし、自由に開発することが可能です。
このように、それぞれの機能を小さいカプセルに分割して保持させているので、管理がしやすく拡張性があるのが特徴です。また、再利用もしやすく設計されています。
見通しが良くなりデバッグがしやすい「宣言的なView」
宣言的であることで、誰が見てもわかりやすい仕組みが実現します。従来のJavaScriptとは大きく異なる特徴です。UIの要素に対して明示的に宣言するように実装ができます。
見通しが良いことで、アプリケーションの問題点を洗い出しやすくなるので、デバッグ時に役立ちます。
jQueryでは、イベントに対して手続きに処理を書く必要があるため、デバッグが行いにくく可読性も低くなってしまいます。
一度学習すればどこでも使える
Reactの新しい機能を追加する際に、既存のソースコードを書き換える必要がありません。これは、Reactの設計段階で、開発の途中から利用されることを念頭において設計されているためです。
どんなアプリケーションにもすぐに導入できるという点が魅力的です。React Nativeを使用することで、モバイルアプリケーション上でも動作します。
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3. 多様性に優れるReactの活用事例
Reactの活用事例を紹介します。
InstagramはReact Nativeで開発されたアプリです。SNSに必要な機能であれば、React Nativeで大規模なアプリ開発をすることも可能です。
※引用元:Instagram公式サイト
Skype
オンライン通話アプリで有名なSkypeもReact Nativeを使用して開発されています。SNS機能だけではなく、通話機能もReact Nativeで開発できることがわかります。
※引用元:Skype
Airbnb
Airbnbは宿泊施設を貸し出すプラットフォームです。こちらもReact Nativeを使用して開発されています。さまざまなライブラリが存在するReact Nativeのナビゲータライブラリやreact-native-navigetionで、たくさんのライブラリの開発も行なっています。
※引用元:Airbnb
WIX
Webサイトが簡単に作成できることで有名なWIXも、React Nativeを使用して開発されています。WIXもAirbnbと同様に、react-native-navigationなどのライブラリを公開しています。
※引用元:WIX
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4. 学生が知っておきたいReactを活かせる業務
Reactを活かせる業務は、フロントエンド側の開発とモバイルアプリの開発です。それぞれの業務内容について解説します。
フロントエンドの開発
フロントエンドの開発は、Webサービスやアプリケーションのユーザーが目に見える部分の開発のことです。画面デザイン、UI・UX設計を担当します。Reactのスキルを持っておくことで、より現代的なデザインのサービスを構築することが可能になります。
Webサービスの基本的な仕組みと構造を理解していることが大前提で、その上でユーザーの目に見える部分をデザイン・設計します。
モバイルアプリの開発
システムやWebサービスのモバイルアプリケーションを作ることです。アプリ開発では、一つのプロジェクトにおいて、設計からプログラム開発、動作確認を行うテストまでのアプリ開発に必要な一連の業務を担当します。React Nativeを使用することで、同じ文法でモバイルアプリの環境に対応することが可能です。
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5. Reactのメリットと将来性
Reactのメリットと将来性について解説します。
学習コストが低く、学生におすすめ
ReactはJavaScriptの知識さえあれば容易に習得できます。
JavaScript自体、プログラムの構文はとてもシンプルでコンパイルが不要なスクリプト言語のため、初心者でも比較的簡単に習得できます。
高パフォーマンスで動作が速い
Reactは仮想DOMという技術を使用しているため、Reactを使用して作られたWebサイトは描画が高速になります。Webページを更新する際に、Webページ全体を更新するわけではなく、差分を検知して、更新される一部のみを更新するという仕組みになっています。
この仕組みにより、Webページの高速描画が実現できます。
トレンドのUI制作が可能
Reactは世界中のWebサービスのUI設計に使用されているライブラリです。そして、Reactのライブラリを使用して、UIをカプセル化して管理するようになっています。事前にUIパーツをコンポーネントとして扱えるようにしておくことで、現代風のモダンな開発が可能になります。
React Nativeでスマホアプリを作れる
React Nativeとは、AndroidやiPhoneのどちらでも動作できるように設計されたフレームワークです。一般的なモバイルアプリ開発といえば、iOSアプリではSwift・Objective-C、AndroidアプリではJava・Kotlinなど、それぞれで異なる言語を使用します。
React Nativeを扱えるようになると、既存のコードを大きく変更することなく、iOSとAndroidのどちらでも動作するモバイルアプリの開発が可能になります。
Vue.jsと比較した際のReactのメリット
新しいWebサービスを開発する際、大体がReactとVue、この2つのどちらかを選択することになります。Webサービスのフロントエンドを開発する際には、JavaScriptを拡張して作られたTypeScriptというプログラミング言語(JavaScriptに静的型付けをサポートした言語)を使うことが多いです。
ReactはVueと比較して、TypeScriptとの親和性が抜群に良いというメリットがあります。
モダンな設計で将来性が高い
Reactは日々改良が行われている、モダンなライブラリです。この品質の良さと開発の速さによって、今後ますます需要が高まることが予想されます。どのフレームワーク・ライブラリを習得するか迷っている人は、まずはReactの習得を目指してみるのもよいでしょう。
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6. まとめ
ReactはJavaScriptライブラリの中でもUI制作に特化したライブラリで、非常に人気の高いライブラリでとして知られています。将来的にWeb開発やアプリ開発に携わりたいと考えている方は、Reactを学ぶメリットは非常に大きいといえます。実践できるレベルまでReactを習得できた方は、Reactを使用したポートフォリオを作成することで、就職活動において企業に効果的にスキルをアピールできるでしょう。
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